立体写真の見方

2012年4月 4日 (水)

どうしても立体視が出来ない人のために~平行法立体写真の見方

どうしても立体視が出来ない人のために ~ 平行法立体写真(3D)の見方

 私のブログの立体写真は交差法で作っているので以前に、「交差法立体写真の見方」
を掲載しました。
         →  交差法立体写真の見方  (ブログ内リンク)
 

静止画では交差法以外は載せていないのですが、動画の一部に平行法で見るものがある
ので、平行法立体写真の見方も今回書きました。
簡単な道具(?)を使って、平行法立体写真を見る練習方法です。
平行法の感覚になれると、道具なしの裸眼で見られるようになると思います。

平行法立体写真を見るための練習方法

準備するもの

1、トイレットペーパーの芯 (紙筒) ・・・ 2本
2、平行法で作られた写真 (最後にあるオニカジカの写真で練習してみて下さい)

方法

  下の図の 「左側」 を見てもらえれば、直感でわかります。

   (左クリックで拡大します)

Heikouhou_mikata

 

1、まず、左目を閉じて右目だけで見て、アとイ が重なるように、筒の位置を合わせます。

    (図の右上)

  ※この時、必ずAの写真が視野に入らないようにしてください。

2、次に、右目を閉じて左眼だけで見て、アとウ が重なるように、筒の位置を合わせます。

  (図の右下)

  ※この時、必ずBの写真が視野に入らないようにしてください

3、筒の位置を動かさないようにして、両目で見ると、立体で見えませんか?

  ※上の方法で見えなかった方は、「2、の後、両目を閉じて2秒ぐらい待ってから、
    両目を同時に開ける」方法でやると見えるかもしれません。

4、見えるようになったら、視野が欠けていると思うので、筒の先端を少し内側に寄せて
  視野を広げてみて下さい。(注1)

 

 この方法で、「左右の目は遠方を見る角度(ほぼ平行)にして、ピントだけは近くの写真の
距離に合わせる」という、自然界には無い生理状態に慣れてもらえれば、筒がなくても見ら
れるようになると思います。
平行法で無理なく見ることの出来る写真の大きさは、左右の瞳の間隔の2倍までです。
(横幅で、約130mmまで。 これ以上は、交差法を使った立体写真になります)
私は練習の成果?で、A4サイズ横の平行法立体写真まで見られるようになりました

 

 注1 : 視野を広げるために、筒を画面サイズの四角にしてもいいのですが、
     練習には向きません。
     集中する部分が狭いほど左右の引き込み(重ね合わせ)が容易です。
     少し慣れてからならいいと思います。  

 

 注意 : 立体視は、平行・交差法とも、目をたいへん酷使します。
      長時間見たり、体調の悪い時、これから車を運転するときなどは、ほどほどに!

 

 

オニカジカ  3D立体写真・平行法 (左クリックで拡大)

   400ピクセルで表示しています。(私のモニターでは横幅100mm)
  問題なく見られるなら、600ピクセル(私のモニターで横幅150mm)に拡大して
  チャレンジしてみて下さい。

  ※黒い点が重なったら、そのまま視線を上に上げてみて下さい。

Pc215485_onikajikapw600

 

 

 

ダンゴウオ  3D立体写真・平行法 (左クリックで拡大)

Pc140334_dangouopw600

 

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2010年12月25日 (土)

どうしても立体視が出来ない人のために~交差法立体写真の見方

潜りに行きた~い。

Tenki どうも、休みと海のコンデションが合いません。

年内にもう一度、潜れるでしょうか。

アクアキャットさんはコンデションが良ければ年末年始無休でOK。 
 
 
 
 
そんなこんなで今日のネタは

「どうしても立体視が出来ない人のために ~ 交差法立体写真(3D)の見方」

「立体視できない」で検索されている方が多いみたいなので、こんなのはどうでしょうか。

※私のブログの立体写真は交差法で作っているので、今回は交差法のみ対応です。
平行法は真ん中を仕切った箱状のビューアーを作れば裸眼でダメな方でもなんとか見てもらえましたが、ビューアーの大きさを、写真のサイズに合わせて作るため、汎用性がありません。この方法は又改めて書きます。

追記: 平行法立体写真の見方   追加しました(2012/04/04) (ブログ内リンク)

やり方は・・・

厚紙に枠を切り抜き、交差法で作られた立体写真(写真でもモニターでも可)と目の間に入れて見る。これだけです。

立体視が苦手な人は、「立体視したとき横に3枚の写真が並んだ様に見え、その真ん中の写真だけを集中してみる」事が難しいようです。それなら左右に見える不要な写真を無くしてしまえ。と言うのが今回の発想です。

Kousahou_3d_mikata_2 やり方は、

①A4サイズぐらいの厚紙に45x70mmの枠を切り抜く。切り抜いた枠の上の方に5mmぐらいの目印になる点を書く

※自分の環境に合わせた、枠の大きさは⑤を参照

②モニターと目の距離を60cmぐらいにする。

③切り抜いた枠を目から20cmぐらいの所に置く。

④まず右目だけで、Bの写真だけが枠内に見えるように、前後・左右に枠の位置を合わせる。

⑤枠をそのままの位置で、次に左目だけで枠を見ると、Aの写真だけが見えているはずです。

もし、ずれていたらモニターと目の距離を前後させて、枠内に見えるように調整してください。
(※今回の枠の大きさは私のモニターサイズに合わせた大きさです。モニターが大きな方は枠を少し大きくしてみてください)

枠の大きさ
 枠の横幅=24cm÷2×(20cm÷60cm)=4cm → 余裕を加えて45mm
 枠の高さ=18cm×(20cm÷60cm)=6cm → 余裕を加えて70mm
 (写真サイズ、各距離20cm、60cmは、自分の環境に合わせて計算してみてください)

⑥次は両目を開けて、枠の上の目印の点を見ます。
そのまま視線を下ろして枠の中を見ると、写真は1枚で立体に見えてきませんか?

⑦おまけ
慣れると、手のひらの小指側で左右の壁を作り、切り抜いた枠と同じ効果で見ることが出来ます。この方法だと、手のひらの間隔を変えることで写真のサイズが変わっても簡単に対応できます。

下の交差法立体写真で試してみてください。

Pa313730_kemusikajika

ケムシカジカ

立体写真×交差法
(左クリックで拡大)

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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