今週のダイビングは、お休みです
そんなわけで、今日のネタは、「ビデオの青かぶりの修正」。 (ネタがなかった )
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最近はカメラ(XZ-1)のホワイトバランスを「水中」に固定しているので、必然的に ビデオ撮影のWBも「水中」になってしまいます。(XZ-1の仕様です) (緑に)青かぶりはしないのですが、(ほんとの)青が強すぎます。 北の海の色ではないですネ。 南国のスカッと抜けた青です これも、今後修正の方法が確立したら手を付けたいところです。 ホワイトバランスを晴天などにすると、従来の青かぶりビデオになるのですが、赤が 消えてしまっているので、修正で復元できません。 ビデオの修正を前提にすると、やはり赤が残る「水中WB」の選択になってしまいます。 と、ここまでは、XZ-1の愚痴
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で、気になるのが前のカメラ(SP-560UZ)で写したビデオの青かぶり。 その時は、ビデオの編集ソフトや高速のハード、知識も無く、青かぶりのままでYoutube に掲載していました。
今のパソコンに付属していたビデオ編集ソフト Adobe Premiere Elements 9 は 重いのでほとんど使ったことが無かったのですが、多画面の制作のニーズがあったので 少しいじってみると、色の修正機能が結構使えるみたいなので、青かぶり修正に チャレンジしてみました。
※ 普段のビデオ編集は、ムービーメーカー2.6を7にインストールして使っています。
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まずは、修正前/修正後の比較ビデオです。(Adobe Premiere Elements 9 使用)
ビデオの青かぶりの修正
VIDEO
左側のビデオはオリジナルで、ホワイトバランスは「晴天」で写しています。 見事に青かぶりしていますね。
右側のビデオは,青かぶりを修正したものです。 カラーバランス調整は、レッド 100%、グリーン 82%、ブルー 110%。 明るさは、 -11.2%、コントラスト 10.6% で調整しました。
やっぱり、修正後の右側の方が綺麗に見えます。
こんなに綺麗に修正できるなら、青かぶりを修正して再UPした方がいいのかな?
※ ビデオのナレーションは、下記で作りました
音声読み上げソフト SofTalk (フリーで超便利なソフトがあるんですね) 声 TOSHIBA Speech Synthesis Female Japanese (パソコン付属)
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青かぶりの修正後に、色のバランスがどう変わったかを見るために、ビデオの先頭部分を キャプチャーしてヒストグラムを見てみます。
青かぶり(オリジナルビデオ)の、ヒストグラム
グリーンが右寄りで、画面全体の緑が強い。
青かぶりの修正後のヒストグラム
グリーンのレベルが下がって、RGBのバランスがそろっています。 上の補正前のキャプチャー画で、Photoshopの自動カラー補正の結果に近いです。
Premiere のエフェクトにある「自動カラー調整」はシーンで補正量が変化して しまうため、ビデオ全体を統一した補正量で修正できませんでした。 そのため、今回は手動のカラーバランス調整を使っています もしかしたら、その機能がPremiereにあるかもしれないが、まだ付け焼刃なので
参考 : キャプチャー画の青かぶり修正を、「Photoshopの自動カラー補正」で行ったもの
この補正が、Premiere で出来たら最高ですね。
ビデオのカラー調整にも、Photoshopのような「トーンカーブ」の調整が有ればもう少し 細かく修正できると思うのですが、演算が増えてもっと重たいソフトになるだろうしなー (プロ用の編集ソフトにはきっと有るんだろうなー)
追記:2013/03/04 Ps CS6 にバージョンアップしたら、おまけ?で付いていた、ビデオ編集機能で、 トーンカーブ、レベル補正、色相など、ビデオにも写真と同じ補正が出来るように なりました。 ばんざーい XZ-1 の真っ青な青かぶりしたビデオを修正した例です→ 2013/03/03ブログ
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普段のビデオ編集には、Windows Movie Maker 2.6 を使っていますが、色の補正機能 が無いため、前処理でPremiereで青かぶりの補正をしてから編集となるので、エンコードが 一回多くなります。 (さらに、youtube にupでまた劣化なんですよネ) でも、その画質低下が私には良くわからないので、問題なしとします (画質低下より、青かぶりの修正の方が優とします)
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約1年前に、今のパソコン環境(7、Core i7-2670QM、メモリー8GB)になって、初めて 青かぶりの修正が可能なハードとソフトになりました。
前のPC環境(XP,CeleronM360、1GB)で、同じことを処理しようとしたら、10倍以上の エンコード時間がかかってしまうので、「青かぶりも修正なしでいいや―」という気分に なってしまいます。 (たまに、「応答なし 」にもなります) ちなみに、5分のビデオ(1280x720)をムービーメーカーの最高画質(1280x720、品質100) で書き出しを行うと、 以前のPC 46分17秒 ~ おまけに再生は数秒ごとに画面が変わる超コマ落ち 今のPC 3分43秒
これだけの性能差で、値段はほぼ同じ。 技術の進歩はすごいです。 おまけに地デジまでついてます(が、まだPCで見たことはないです )
ノートパソコンでこの差だから、ディスクトップPCのハイエンド機はどれだけ早い~ ------------------------------------------------------------------
ビデオの「オオカミウオ」は、2011/05/15に北海道・積丹・幌武意で写したものです
オオカミウオの記事