いつもは、3Dアダプターで立体写真を写しているのですが、マクロ系などで左右の2枚の写真が写せないものなどは、立体写真風の変換を行うことで、疑似立体写真を作っています。
今回は1枚の写真から、3Dアニメーションgif と なんちゃって3D を作る手順です。
ウミクワガタ
1枚の写真からこのような、3Dアニメーションgif (ふりふり3D)を作ることが出来ます。
作り方は
(手順1)
これがオリジナルの写真です
(手順2)
振る中心(この場合は左右の目の中間が最適)が、カンバスの中心になるように、カンバスサイズを広げます。
赤い線は説明のためのもので実際は有りません)
(手順3)
2枚コピーしてレイヤーで重ねます。
(手順4)
「背景のコピー」をフィルターで変形します(フォトショップCS3の例です)
フィルタ→変形→レンズ補正→変形→水平方向の遠近法→+30
変形の大きさは写真によって違うので、増減して試してみてください
(手順5)
同じように「背景のコピー2」をフィルターで変形します
フィルタ→変形→レンズ補正→変形→水平方向の遠近法→-30
(手順6)
3枚の元になる写真が出来ました
(手順7)
カンバスの白い部分が見えないようにトリミングします。
この例は赤線の大きさでトリミングします。
(手順8)
3枚の写真が重なった、アニメーションgifを作る元になる画像が出来ました
(手順9)
3枚の写真を、左図の様な順序で表示する、ループのアニメーションgifに変換して完成です。
各写真の表示時間は、0.2秒前後で調整してください。
なんちゃって3D(疑似立体写真)
なんちゃって3D(疑似立体写真)を同時に作ることも出来ます。
背景のコピーの2枚を左図の様に並べて交差法で見ると、何となく立体写真風に見えませんか?
(平行法にしたい場合は左右を入れ替えます)
余白部分をトリミングしてできあがりです。
※立体感をさらに出したい場合は、3/16「なんちゃって3Dの作り方 ~ ナメダンゴ」の方法でさらに加工してみてください。