志津川

2018年2月 8日 (木)

仙台うみの杜水族館(番外) 2018/01/28-29(4) GruntSculpin南三陸店でダイビング

 志津川からの帰りのフェリー(仙台-苫小牧)に時間があったので、仙台うみの杜水族館
に寄ってきました。
閉館約1時間前だったので急ぎ足で見てきましたが、半日ぐらいかけてゆっくり見たい内容
でした。
ただ、3Dカメラのバッテリーが途中で切れて、イルカショー、ぺんぎん、カメ、ダンゴウ・・・
が写せなかった(涙・・・
次回志津川に行くことがあれば帰りの昼食を少し早めにして、仙台うみの杜水族館で最低
2時間は浸りたい(^_^;)

 

 

(1)いのちきらめく うみ 立体ビデオ(交差法)

  この巨大水槽は見とれてしまいます。
 水槽から離れた後ろの壁にぴったり張り付いて、ぼーっとして見ていたい。

 

 

 

 

(2)いのちきらめく うみ 立体ビデオ(平行法)

 

 

 

 

(3)タカアシガニ 立体ビデオ(交差法)

  水中で遭遇したら、ちょっと引いてしまいそうです(^_^;)

 

 

 

 

(3)タカアシガニ 立体ビデオ(交差法)

 

 

 

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2018年2月 6日 (火)

オコゼカジカの不思議な目 2018/01/28-29(3) GruntSculpin南三陸店でダイビング

 志津川で2個体のオコゼカジカを見ましたが、オコゼカジカの眼は
 「キラキラとオレンジ色に光る不思議な目」で、どうなっているのか知りたかった。
ので、今日の撮影テーマは「オコゼカジカの眼はどうなっているか?」です(^_^;)

 今回初めてオコゼカジカの眼をマクロ立体写真で撮ることができたので、
オレンジ色に見える目の構造が解りました。

 

 

(1)オコゼカジカ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  オコゼカジカは何故か黄色いカイメン(ナミイソカイメン)の上にじっとしています。
 眼の下から角膜を通って眼の上の眼上皮弁まで、1本のオレンジのラインが入って
 いるように見えます。

P1280010_okozekajika

 

 

(2)オコゼカジカ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1280042_okozekajika_2

 

 

(3)オコゼカジカの眼 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  立体視で見るとオコゼカジカの眼は、
 透明なドーム状の角膜の角膜実質層(厚み1mm以下)の中に、不透明なオレンジ色の
 「色素胞」 (色を持った小さな塊の意で使っています)が高密度で点在しています。
 色素胞は角膜より内側の組織(房水、水晶体など)にはありません。

P1280021_okozekajika_401_org

 

 上の写真を拡大しないで平行法で見てみると擬似的に目の内側から覗いたように見え、
外側に張り出したドーム状の角膜内に色素胞が点在しているのが解ります。

 

 

(4)オコゼカジカの眼の角膜にある色素胞の位置

   角膜の断面を図式化したものです。
  眼のレンズとなる角膜は透明ではなく、角膜内に不透明な色素胞が点在しています。
  もしあなたがメガネをかけていたら、レンズ面にオレンジ色のペンキで点々を書いた
  状態で見ているようなものです。

P1280021_okozekajika_201a

 

 

   眼の角膜はレンズの役目を持つ(水中では目の保護が優位か?)ので透明である
 のが条件(最良)と思っていましたが、オコゼカジカの眼は角膜の中心部で10~20%、
 周辺で50%ぐらいの面積が不透明なオレンジ色の色素胞で占められています。
 こんな変わった眼は、陸上・水中の他の生物では聞いたことがありません。
  オコゼカジカの眼は、何かの目的があってこのような変わった眼をしているはずです。
 どんな目的でしょう? 思い付くものとしては

  1,カラーフィルターの機能
   オコゼカジカは黄色いカイメンの上で擬態(保護色)しています。
   オレンジ色のフィルター効果で、黄色いカイメンが際立って見えて探し易い効果でも
   あるのでしょうか?
   でも、解像度が落ちでぼやけた見え方になるような気もします。
   どんな風に見えているかはオコゼカジカに聞かないと解りません(^_^;)
   (※魚は色盲ではなく色が判別できるようです)

  2,目の下から眼上皮弁までオレンジ色の1本のラインに見えることで、目の位置が
   解らないようにして、眼を持った魚に見えないように擬態している。

  3,単なる突然変異で、視力が落ちても暗い水中で困らないから、この形で生き残った。

 

 

 又、角膜にある色素胞のでき方を考えてみると

    角膜自体に色素胞を作る機能があるのかどうかは検索で調べても見つかりません
   でした。
   又、角膜には血管も無いので血の塊なども違うでしょう。
   
    写真を見ると、角膜の中心部と眼の上下に入るラインの直角方向は色素胞の密度
   が低いように見えます。
   もしかしたら角膜内の色素胞は、目の周りの皮膚のオレンジ色の色素が皮膚と角膜
   の接合部から透明な角膜実質層に押し出されて溜まったものでしょうか?
   そう考えると、上下の濃いオレンジ色のライン部近傍の角膜は押し出される色素胞の
   数が多いので密度が高く、角膜の中心部は押し出されるのに距離があるので密度が
   低いと考えるとつじつまが合います。

 と妄想してみましたが、本当のところはワカリマセン。

    オコゼカジカの孵化まじかの卵や稚魚、幼魚を見る機会があれば、角膜の色素胞
   が孵化する前からあるのか、又は成長とともに増えていくのかが解るはずです。
   次にGruntSculpinさんの臼尻や志津川にダイビングに行く機会があったら、
   オコゼカジカの稚魚か幼魚をリクエストしてみたいと思います。
   自分で探すのは無理なので(^_^;)

 

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2018年2月 5日 (月)

ダンゴウオ 2018/01/28-29(2) GruntSculpin南三陸店でダイビング

 志津川で見られるダンゴウオは、北海道・積丹のダンゴウオと形が違っています。
志津川のダンゴウオは一般的?なダンゴウオで、背びれの先端の突起が小さいか無い
タイプですが、積丹のダンゴウオは背びれの先端が楓の葉のようにとがっています。
だた、ムラサキ色のダンゴウオは背びれの先端が志津川と同じものがいますが数が少な
いです。
積丹の背びれの先がとがったダンゴウオはまだ種の同定が行われておらず近々調査され
るようです。

 

 

(1)ダンゴウオ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1290185_dangouo_2

 

 

(2)ダンゴウオ 立体ビデオ(裸眼立体視・交差法)

  ダンゴウオの大あくびです(^_^;)

 

 

 

 

※ブログの埋め込みではなくYouTubeで見るとHD(1920x1080)で見ることが出来ます。

(3)ダンゴウオ 立体ビデオ(裸眼立体視・平行法)

 

 

 

 

(4)ダンゴウオ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1290094_dangouo

 

 

(5)ダンゴウオ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1290147_dangouo

 

 

(6)ダンゴウオ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1290156_dangouo

 

 

(7)ダンゴウオ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1290161_dangouo

 

 

(8)ダンゴウオ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1290175_dangouo_2

 

 

R1メモ

 積丹のダンゴウオです。
 背びれの形が志津川タイプと違って楓の葉の端のように尖っています。
 又、鼻管も長いです。

P3010280_danngouo

 

P3010286_dangouo

 

Pc300024_dangouo

 

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2018年2月 2日 (金)

クチバシカジカ 2018/01/28-29(1) GruntSculpin南三陸店でダイビング

 クチバシカジカを見に志津川(GruntSculpin南三陸店)まで、ROBINSONさんのツアーで
行ってきました。
志津川(現、南三陸町)でのダイビングは2008年に行ってから10年ぶりの2回目ですが、
東日本大震災(2011年3月11日)の津波被害で街並みはすっかり変わっていて、あちこちに
工事中の盛り土と重機、新築の家。 まだまだ先は長いように見えました。

 海の中はというと、ダイビングポイントの椿島周辺の海底には津波被害の跡が残るもの
は全くありませんでした。
今回のダイビングは2日間で3本と少ないですが、お目当てのものが全部見られて十分
堪能できました(^_^;)
 1,クチバシカジカと保護卵
 2,ダンゴウオ(北海道とは種類が違います)
 3,出たとこ勝負(^_^;)

 

 R1メモ
   志津川にてダイビング
  http://r1rawd.cocolog-nifty.com/blog/2009/01/post-c4f5.html
  2008年11月21,22日 志津川でダイビングをしたときの写真です。

 

 

(1)クチバシカジカと保護卵 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 今回のダイビングツアーの目玉はこれ!!!
運がいいと孵化の瞬間を見られる、はずだったのですが(^_^;)
写真の卵は白いですが、孵化まじかになると卵膜が透明になり中の胚体(稚魚)が
見えるそうです。
卵を保護しているのは、雄の2年生だそうです。   (1),(2),(9)は同じ個体です。

P1290115_kutibasikajika_hogoran

 

 

(2)クチバシカジカと保護卵 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 そのまま写すと卵が陰で暗くなるのでカメラを真横にして撮影しました。

P1290125_kutibasikajika_hogoran2

 

 

(3)クチバシカジカ 立体ビデオ(裸眼立体視・交差法)

  保護卵とは別の個体で、少し小さな1年生のようです。

 

 

 

 

※ブログの埋め込みではなくYouTubeで見るとHD(1920x1080)で見ることが出来ます。

(4)クチバシカジカ 立体ビデオ(裸眼立体視・平行法)

 

 

 

 

(5)クチバシカジカ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  (3)から(8)は同じ1年生の個体です。

P1280023_kutibasikajika

 

 

(6)クチバシカジカ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1280031_kutibasikajika

 

 

(7)クチバシカジカ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1280032_kutibasikajika

 

 

(8)クチバシカジカ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1280035__3209

 

 

(9)クチバシカジカ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  クチバシカジカの頭部で、こんな変わった形をしています。
 うり坊(イノシシの子供)に似ている(ような・・・)

P1290115_kutibasikajika_tokki_org

 

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2009年1月23日 (金)

志津川にてダイビング

2008年11月21,22日 志津川でダイビングをしたときの写真です。

初めての道外でのダイビングで、志津川でしか見られないクチバシカジカとウミクワガタを見たくて行きました。両方とも見られてラッキーでした。

水温は14℃、で同時期の積丹(11℃)より少し暖かくて快適でした。

Pb211522_okozekajika オコゼカジカ

立体写真×交差法
(左クリックで拡大)
















Pb211543_kutibasikajika_yougyo クチバシカジカ(幼魚)

立体写真×交差法
(左クリックで拡大)
















Pb211551_torabaniatottudoi トラバニアトットイ

今年の干支の牛に似ています。
















Pb211560_bikuninビクニン

立体写真×交差法
(左クリックで拡大)
















Pb221600_umikuwagata ウミクワガタ

立体写真×交差法
(左クリックで拡大)

体長5mmです。










Pb221615_tatunootosigo タツノオトシゴ

立体写真×交差法
(左クリックで拡大)
















Pb221678_kutibasikajikaクチバシカジカ(成魚)

立体写真×交差法
(左クリックで拡大)




 

 

 

追記: この時お世話になった「グラントスカルピン」さんは今、北海道・函館・臼尻で
    元気にお店を再開しています。
    2012/12/1.、2に、札幌のROBINSONさん開催で行った、臼尻ツアーの様子です。

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