東海徳場付近の変色水の湧出 2022/11/25,27
海上保安庁による2022/11/25の観測で、東海徳場付近の変色水の湧出の規模が大きくなっているのが観測されました。
LandBrowserのSENTINEL2の2022/11/27の画像でも同様の変色水の湧出が観測されています。
図1、東海徳場付近の変色水の湧出 2022/11/25,27
図2、東海徳場付近の変色水の湧出 SENTINEL2 2022/11/27 zoom12
図3、東海徳場付近の変色水の湧出 SENTINEL2 2022/11/27 zoom15
図4、東海徳場付近の変色水の湧出位置
「海徳海山」活動記録 2022/11/25 13:51-14:04
海徳海山の東海徳場付近に、直径約300mの円型の濃厚な黄白色の変色水の
湧出を認めた。
そこから南西方向に幅約1km、長さ約10kmにわたって青白色の変色水の分布を
認めた。
浮遊物は認めなかった。
海上保安庁
(出所:海上保安庁HP海域火山データベース > 海徳海山)
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海徳海山の火山活動について(11月25日観測)
1.観測結果
海徳海山の東海徳場付近に、直径約300mの円形の濃厚な黄白色の変色水を認め
ました。また、そこから南西方向に幅約1km、長さ約10kmにわたって青白色の
変色水を認めました(図1・図2)。海徳海山では、本年8月から変色水が確認されて
おり、変色水の規模が大きくなっています。
2.東京工業大学理学院火山流体研究センター 野上健治教授(航空機同乗)のコメント
は以下のとおりです。
・前回(10月12日)の観測に比べて湧出域の面積が2倍以上に拡大し、変色域が
10kmまで延びており、海徳海山からの熱水湧出量はこの1ヶ月間で格段に増
加していることが認められる。
・規模としては38年前(1984年)の活動に近づいていると言える。このこと
は、海徳海山での海底火山活動がさらに活発化していることを示唆している。
・今後の火山活動の推移に注意が必要と考えられる。
3.海徳海山では、1984年に噴火が発生し、変色水、噴煙等の噴出がありました。
また、1986年に海底での火山活動を示す変色水が、2001年には気泡の湧出が
それぞれ確認されました。その後、特異事象は認められていませんでしたが、本年8
月、36年ぶりに変色水が確認されました。
(出所:海上保安庁海洋情報部HP
海徳海山の火山活動について(11月25日観測)
https://www1.kaiho.mlit.go.jp/KIKAKU/press/2022/20221128.pdf)
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画像、説明文の出典:下記をもとにR1が作成。
海洋情報部トップ > 海の情報 > 海域火山データベース > 海徳海山
https://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo20-2.htm
図1、kaitoku_20221125.mp4
図2、20.png
LandBrowserのSENTINEL2画像
The source data were downloaded from AIST’s LandBrowser,
(https://landbrowser.airc.aist.go.jp/landbrowser/)produced from ESA remote sensing data
Sensor:SENTINEL2
ID:S2B54RWP202211270
Path:0 Row:0 Num:656
Cloud:11.97
Date:2022-11-27T01:20:01Z
BGM:NHKクリエイティブ・ライブラリー
http://www1.nhk.or.jp/archives/creative/material/
サンセットD0002070010_00000_A_001.m4a
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