« 2022年11月 | トップページ | 2023年1月 »

2022年12月

2022年12月26日 (月)

海徳海山 東海徳場付近の変色水域の変化(2022-07-20 ~ 2022-12-17)

 2022-07-20 から 2022-12-17 の期間の変色水域の変化を
気象・地球観測衛星 Sentinel-2A の衛星画像で見ています。

 

 

Video

 

 水深約97mから噴き出している変色水の海面湧出部の円の大きさが直径約1200mと急に大きくなっています。
(日本に被害が出ないならば)新島の誕生を期待したいですね。

 海徳海山は東京の南方約1,050kmにあり,基部の直径40km,比高約2,500m で3つの峰から成る.
南にある2つの峰はその位置により,それぞれ東海徳場(水深97m),西海徳場(水深100m)と呼ばれている.


画像、説明文の出典:下記をもとにR1が作成

Sentinel-2A衛星画像
LandBrowser(AIST) https://gsrt.digiarc.aist.go.jp/landbrowser/index.html
The source data were downloaded from AIST’s LandBrowser,
(https://landbrowser.airc.aist.go.jp/landbrowser/)produced from ESA remote sensing data

海徳海山の、位置・海底地形図、説明文
海上保安庁 海洋情報部HP
海域火山データベース 海徳海山
https://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo20-2.htm

BGM:NHKクリエイティブ・ライブラリー
http://www1.nhk.or.jp/archives/creative/material/
サンセットD0002070010_00000_A_001.m4a

 

にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科学へ

| | コメント (0)

2022年12月16日 (金)

西之島 2022年10月23日 フォトビデオ

西之島 2022年10月23日 フォトビデオ

 海上保安庁により2022年10月23日 13:47 に撮影された西之島です。

 

 

 


「西之島」活動記録 2022/10/23 13:47-13:48
噴気の風上側である西之島の西方からのみ観測を実施した。
観測中、噴火は認めなかった。
火砕丘中央火口から灰色及び白色噴気の放出を認めた。
南東部の火砕丘中腹及び麓において白色噴気の放出を認めた。
島のほぼ全周に赤褐色~茶褐色及び黄緑色の変色水の分布を認めた。
特に、南西岸~西岸において濃厚な変色水が分布しており、南西岸の
一部で薄い茶褐色の変色水が湧出しているのを確認した。
硫黄昇華物は、火砕丘中央火口内は噴気で確認できず、火口縁の
南部~南東部に分布していた。
海上保安庁
(出所:海上保安庁HP)


画像、説明文の出典:下記をもとにR1が作成。
海域火山データベース 西之島
https://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm
photo1_20221023L.jpg

BGM:NHKクリエイティブ・ライブラリー
http://www1.nhk.or.jp/archives/creative/material/
SnowflakeD0002070017_00000_A_001.m4a

 

にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科学へ

| | コメント (0)

2022年12月 8日 (木)

西之島 2022年11月25日

 海上保安庁により2022/11/25 14:21-14:46 に西之島の観測が行われました。

 

西之島 2022年11月25日(フォトビデオ 4K)

 

 

写真1 東南東方から撮影 2022年11月25日 14:44

P1


写真2 火砕丘南部~東部 2022年11月25日 14:25

P2


写真3 火砕丘南部~東部 2022年11月25日 14:25 (説明図)

P3

 

「西之島」活動記録 2022/11/25 14:21-14:46
観測中、噴火は認めなかった。
火砕丘中央火口から白色噴気が火口縁から高さ約200mまで上がっていた。
火砕丘の東南東部火口縁~斜面において形状が削れたように変化しているのを認めた。
また、形状が変化している箇所から白色噴気の放出を認めた。
一部で硫黄の昇華物も確認した。
火砕丘の南東部~南部中腹においても複数の筋状の白色噴気の放出を認めた。
火砕丘中央火口の湯だまりについて、火口内は噴気で確認できなかった。
火口南縁のものは、1箇所認めた。
島のほぼ全周にわたり赤褐色~茶褐色及び黄緑色の変色水の分布を認めた。
10/23観測より全体的にやや狭くなっている。
西之島南海丘に特異事象を認めず。
海上保安庁
(出所:海上保安庁HP)


画像、説明文の出典:下記をもとにR1が作成。
海域火山データベース 西之島
https://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm
photo1_20221125L.jpg
photo2_20221125L.jpg
desc1_20221125_1.jpg

BGM:NHKクリエイティブ・ライブラリー
http://www1.nhk.or.jp/archives/creative/material/
ブルーバードD0002040324_00000_A_001.m4a

 

にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科学へ

| | コメント (0)

2022年12月 2日 (金)

東海徳場付近の変色水の湧出 2022/11/25,27

 海上保安庁による2022/11/25の観測で、東海徳場付近の変色水の湧出の規模が大きくなっているのが観測されました。
LandBrowserのSENTINEL2の2022/11/27の画像でも同様の変色水の湧出が観測されています。

図1、東海徳場付近の変色水の湧出 2022/11/25,27

 

 

 


図2、東海徳場付近の変色水の湧出 SENTINEL2 2022/11/27 zoom12

S2b54rwp202211270_zoom12_002


図3、東海徳場付近の変色水の湧出 SENTINEL2 2022/11/27 zoom15

S2b54rwp202211270_zoom15_002


図4、東海徳場付近の変色水の湧出位置

20_001

 

「海徳海山」活動記録 2022/11/25 13:51-14:04
 海徳海山の東海徳場付近に、直径約300mの円型の濃厚な黄白色の変色水の
湧出を認めた。
そこから南西方向に幅約1km、長さ約10kmにわたって青白色の変色水の分布を
認めた。
浮遊物は認めなかった。
海上保安庁
(出所:海上保安庁HP海域火山データベース > 海徳海山)

-----------------------------------------------------------

海徳海山の火山活動について(11月25日観測)
1.観測結果
海徳海山の東海徳場付近に、直径約300mの円形の濃厚な黄白色の変色水を認め
ました。また、そこから南西方向に幅約1km、長さ約10kmにわたって青白色の
変色水を認めました(図1・図2)。海徳海山では、本年8月から変色水が確認されて
おり、変色水の規模が大きくなっています。
2.東京工業大学理学院火山流体研究センター 野上健治教授(航空機同乗)のコメント
は以下のとおりです。
・前回(10月12日)の観測に比べて湧出域の面積が2倍以上に拡大し、変色域が
10kmまで延びており、海徳海山からの熱水湧出量はこの1ヶ月間で格段に増
加していることが認められる。
・規模としては38年前(1984年)の活動に近づいていると言える。このこと
は、海徳海山での海底火山活動がさらに活発化していることを示唆している。
・今後の火山活動の推移に注意が必要と考えられる。
3.海徳海山では、1984年に噴火が発生し、変色水、噴煙等の噴出がありました。
また、1986年に海底での火山活動を示す変色水が、2001年には気泡の湧出が
それぞれ確認されました。その後、特異事象は認められていませんでしたが、本年8
月、36年ぶりに変色水が確認されました。
(出所:海上保安庁海洋情報部HP
    海徳海山の火山活動について(11月25日観測)
     https://www1.kaiho.mlit.go.jp/KIKAKU/press/2022/20221128.pdf

------------------------------------------------------------

画像、説明文の出典:下記をもとにR1が作成。

海洋情報部トップ > 海の情報 > 海域火山データベース > 海徳海山
https://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo20-2.htm
図1、kaitoku_20221125.mp4
図2、20.png  


LandBrowserのSENTINEL2画像
The source data were downloaded from AIST’s LandBrowser,
(https://landbrowser.airc.aist.go.jp/landbrowser/)produced from ESA remote sensing data
Sensor:SENTINEL2
ID:S2B54RWP202211270
Path:0 Row:0 Num:656
Cloud:11.97
Date:2022-11-27T01:20:01Z

BGM:NHKクリエイティブ・ライブラリー
http://www1.nhk.or.jp/archives/creative/material/
サンセットD0002070010_00000_A_001.m4a

 

にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科学へ

| | コメント (0)

« 2022年11月 | トップページ | 2023年1月 »