« 2021年4月 | トップページ | 2021年8月 »

2021年5月

2021年5月23日 (日)

はやぶさ2 ありがとう、CAM-H リュウグウへの第1,2回タッチダウン映像

 はやぶさ2の映像の中で一番インパクトがあったのはリュウグウへのタッチダウンの映像でしたが、
それを映していた小型モニタカメラ(CAM-H)が地球帰還後に故障で使えなくなったそうです。
10年後の新たなる目的地は微小小惑星「1998 KY26」ですが、CAM-Hの接近画像を見られなくて
残念ですが広角の光学航法カメラ(ONC-W1とONC-W2)があるので探査には問題はないそうです。

今回は、小型モニタカメラ(CAM-H)の残してくれた第1,2回のタッチダウン映像を
 1)地形(岩、小石)の鮮明化。 2)HDサイズ化  でリメークしています。 


第1回タッチダウン映像 (00:00 ~ 00:39)

 CAM-Hで撮影された画像を動画にしたもの。(10倍速 (オリジナルの5倍速を10倍速に変換)
最終降下開始時刻(2019年2月22日、7:27、機上、日本時間)の59秒前から、5分40秒間撮影。
タッチダウンの前後は約1秒間隔で撮影されている。最後の画像の高度は約117m。


第2回タッチダウン映像 (00:39 ~ 01:19)

 CAM-Hで撮影された画像を動画にしたもの。(10倍速)
2019年7月11日、10:03:54(機上、日本時間)から、10:11:44まで。
画像の最初は高度約8.5mで、最後は高度約150m。撮影間隔は0.5秒〜5秒。

 

 

画像のクレジット:JAXA
協力:東京理科大学 木村研究室  
(CAM-Hには、過去にJAXAと理科大が実施した共同研究の成果、技術が応用されています。)


映像、説明文、BGM、の出典:下記をもとにR1が作成。

映像、説明文:
「はやぶさ2」プロジェクト ギャラリー 天体写真(動画)
https://www.hayabusa2.jaxa.jp/galleries/movie/
td1-l08e1_cam-h_movie_190222_speedx5.mp4
CAMH_PPTD_Timelapse_full_x10.mp4

BGM:
NHKクリエイティブ・ライブラリー
http://www1.nhk.or.jp/archives/creative/material/
タロットカードD0002070018_00000_A_001.m4a

 

にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科学へ

 

にほんブログ村 写真ブログ 立体写真へ

| | コメント (0)

2021年5月21日 (金)

今年は花粉症の症状が軽い、なぜだろう? ノイロトロピン錠が効いていた?

 毎年、北海道住の私は雪解けの3月下旬頃からハンノキ・シラカバによる花粉症で、鼻水や目のかゆみ、喉荒れなどの症状が出るのだが今年はいつもの鼻水がほとんど出ない?
今年は花粉症の症状が出ていないが遅いだけだと思い、例年通りに4月初旬に耳鼻科で花粉症の薬のタリオンとナゾネックスをもらって使っていました。
薬の使用後は例年通りに薬が効いていて症状が出ていないと思っていたが、薬を飲み忘れても花粉症の症状が出ないことに気付き試しに使用を中止してみたところ目の痒みはあるが鼻水がほとんど出ない?
薬の中止を継続して1週間しても鼻水がほとんど出ません?
目の痒みと喉の荒れは弱いが症状が出ているので、花粉症が治ったわけではないと思うのだが???

もしかして今花粉症以外で飲んでいるてんこ盛りの薬(血圧、コレステロール、肝臓、尿酸、帯状疱疹後神経痛)の中に花粉症にも効果があるものがあるのか?と調べたら、去年の年末から帯状疱疹後神経痛の薬で追加されて飲んでいるノイロトロピン錠にアレルギー性鼻炎を押さえる効果があることがわかりました。(下の文献です)
(ノイロトロピン錠は皮膚感覚の麻痺(触っても感じが鈍い)改善に効いています)

「アレルギー性鼻炎に対するノイロトロピン錠の効果」の記述がある文献
通年性アレルギー性鼻炎に対する星状神経節ブロックとノイロトロピン錠”の効果
https://www.jstage.jst.go.jp/article/pain/9/2/9_7/_pdf/-char/en

文献によるとノイロトロピン錠の効果は有る人と無い人がはっきり分かれるそうです。
帯状疱疹後神経痛への効果も同様なので、私は「当たり体質」だったようです。
ただ、ノイロトロピン錠はアレルギー性鼻炎には効能・効果が認められていないので保険対象外であり、私の場合は帯状疱疹後神経痛の薬で使っていてたまたまアレルギー性鼻炎にも効いたようです。
今年はアレルギー性鼻炎の症状がほとんど出ていないのでタリオンとナゾネックスの使用中止を継続してみようと思います。

ノイロトロピン錠4単位
効能・効果
肩関節周囲炎、頚肩腕症候群、変形性関節症、腰痛症、帯状疱疹後神経痛

ノイロトロピン注射液3.6単位
効能・効果
アレルギー性鼻炎、スモン<SMON>後遺症状の痛み、スモン<SMON>後遺症状の異常知覚、スモン<SMON>後遺症状の冷感、頚肩腕症候群、湿疹・皮膚炎のそう痒、症候性神経痛、蕁麻疹のそう痒、皮膚疾患のそう痒、腰痛症

※耳鼻科の先生の大学では花粉症の治療にノイロトロピン注射液3.6単位を使用していない(知らなかった)のでまだ一般的なアレルギー性鼻炎の治療法ではないようです。
ネットで調べると個人クリニックで行っている例が多数あります。

 

にほんブログ村 写真ブログ 立体写真へ

 

にほんブログ村 写真ブログ 水中写真へ

| | コメント (0)

2021年5月10日 (月)

西之島 平成噴火(平成25年11月)(NHKクリエイティブ・ライブラリーより、No.0022)

西之島の平成噴火初期の映像で、フリーで公開されている映像の中で一番画質の良い映像です。


東京・小笠原諸島 西之島と噴煙をあげる新しい島
小笠原諸島の西之島(にしのしま)の隣で噴煙をあげる新しい島。
西之島(にしのしま)と一体化する前の映像。
東京都小笠原村にて2013年11月撮影。
番組名:NHKニュース

 

 

 

 

映像、説明文の出典:下記をもとにR1が作成。
NHKクリエイティブ・ライブラリー
http://www1.nhk.or.jp/archives/creative/material/
D0002160588_00000_V_000.mp4

 

にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科学へ

 

にほんブログ村 写真ブログ 立体写真へ

| | コメント (0)

2021年5月 4日 (火)

天体映像からコンポジットで高画質静止画を作る。

 「NHKクリエイティブ・ライブラリー」のフリー素材の「すばる望遠鏡天体映像」からコンポジットによる高画質静止画を作ってみました。
この天体映像はNHK が開発した超高感度ハイビジョンビデオカメラ(Ultra-high-sensitivity HDTV I.I. color camera)で撮影されていて、
国立天文台HPで国立天文台が加工処理した高画質静止画像も公開されています。
今回のテーマはフリー素材の低画質天体映像から、国立天文台公開の高画質画像にどこまで迫れるのか?です。
(私は天体写真をやったことが無いので、コンポジット合成も今回初めてやってみました)

1)もとになる天体映像
   有名な?「ウルトラマンの故郷 M78星雲(NGC2068) の映像」を選んでみました。

  ダウンロードした映像の仕様は
    MP4,フレームサイズ=1280x720、29.97フレーム/秒、2795kbps

  下の画像は、1フレーム目をキャプチャーしたものでかなりノイズがあります。

  図1、M78星雲 映像の1フレーム目をキャプチャ
D0002050541_org

 

2)映像からコンポジット合成で高画質化したもの
  実際に使用するビデオフレームはズームで大きさが変わる前の 0~14秒で、総フレーム数は
  420枚(14sx30f/s)となり、この420枚でコンポジット合成を行います。
  コンポジット合成は、ビデオを「ビデオフレームからレイヤー」で420枚のレイヤーに重ね、
  32bit演算で「覆い焼き(リニア)-加算」で疑似コンポジット合成を行います。
  (※詳細は、4)に記述)
  下の画像は、420枚コンポジット合成、レベル調整、アンシャープマスク処理したものです。

  図2、M78星雲 映像からコンポジット合成で高画質化したもの
D0002050541_14s_007

 

  ノイズがほとんどなくなり綺麗なM78星雲になりましたが、国立天文台の画質と比較してみないと、
どこまでコンポジット合成の効果があったかわからないので下図3と比較してみます。

  
3)国立天文台で加工処理した高画質画像

  図3、国立天文台で加工処理した高画質画像(小さい画像975x650を使用、無加工です)
M78_s
        M78 (散光星雲) すばるギャラリー © 国立天文台


私は天体写真をやったことが無いので細かい評価はできませんが、かなり再現できたと思うのですが?


映像、画像の出典:下記をもとにR1が作成。

図1,2
NHKクリエイティブ・ライブラリー
http://www1.nhk.or.jp/archives/creative/material/
散光星雲 M78星雲
D0002050541_00000_V_000.mp4

図3
国立天文台すばるギャラリー
超高感度ハイビジョンカメラによる天体画像 ページ 1
https://subarutelescope.org/old/Gallery/j_hdtv_1.html
M78 (散光星雲) m78_s.jpg

 

にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科学へ

 

4)Photoshop Cs6 を使った映像フレームからのコンポジット合成。
 使用したソフトはPhotoshop Cs6 でExtendedではないのでコンポジット合成がコマンドでできないため、
「覆い焼き(リニア)-加算」を使用した疑似コンポジット合成を行っています。

 1,元の映像からズームや回転が無く、画像位置の変化がない部分を切り出し、
  QuickTime-未圧縮でビデオ出力(mov形式で無圧縮)
 2,そのビデオを「ビデオフレームからレイヤー」で読み込みレイヤーにスタック。(MAX500)
 3,最下段に空フレーム挿入し黒で塗りつぶし、グループ1に入れ子
 4,レイヤー1~420をグループ2に入れ子
 5,グループ2の下(レイヤー420の上)にレベル補正挿入。出力レベルHを80(仮で要調整)に設定。
 6,レイヤー1-420を選択し、「覆い焼き(リニア)-加算」
  (画面が飽和するが32bit変換時に戻るので気にしない)
 7,レイヤー1-420の不透明度を1%(レイヤー数が少ないときは上げる)
 8,グループ2をコピー(グループ2のコピー)
 9,(グループ2のコピー)のレイヤー順を逆に並べる(1-420→420-1)
 10,(グループ2のコピー)の上にグループ3を挿入しレベル調整を入れ子(まだ調整は不要)
 11,レイヤー、レベル補正の準備ができたら、イメージ-モード-32bit にする。
   この時レイヤー結合しない、を選択。
  (32bit処理の準備に長い時間がかかります、処理の遅い32bit変換は最後に行います)
 12,グループ3のレベル調整をダブルクリックしてヒストグラムを見ながらレベルを調整。
  ビスとグラムが描写されるまで待ち時間が長いです。
  ヒストグラムが飽和しているようなら、グループ2、(グループ2のコピー)のレベルを同値で下げます。(又は上げる)
   ※レイヤー数が多い場合、保存するときにサイズが2GB以上ならビックドキュメント形式で保存します。
 13,レベル調整が終わったら、レイヤー-画像を統合、イメージ-モード-16bit(HDRトーンは露光量0とガンマ1選択)
 14,16bit変換でローレベルが変化するので最終のレベル補正を行う(色かぶりを修正するならRGB個別で調整)。
   そのあと必要ならアンシャープマスクなどを適宜行う。

| | コメント (0)

2021年5月 1日 (土)

すばる望遠鏡で撮影した天体映像(NHKクリエイティブ・ライブラリーより、No.0017)

 ハワイ島マウナケア山の国立天文台すばる望遠鏡を使い、NHKが開発した超高感度ハイビジョンビデオカメラ(Ultra-high-sensitivity HDTV I.I. color camera)で撮影した天体映像のフレームをコンポジット合成により低ノイズ化した画像を作成し、スライドショーにしています。
(使用した映像は1280x720低画質)

01 渦巻銀河 NGC4631 
02 衝突している二つの渦巻銀河
03 渦巻銀河 M100
04 触角銀河(衝突銀河)NGC4038-4039 
05 衝突している二つの渦巻銀河 NGC4567-4568
06 接近している二つの渦巻銀河 NGC5426-5427
07 惑星状星雲 NGC2371-2
08 馬頭星雲 IC 434

 

 

01
渦巻銀河 NGC4631
地球からの距離約2200万光年の渦巻銀河、NGC4631の映像。横からから見た姿で暗黒帯が複雑に走っている。

01-ngc4631

02
衝突している二つの渦巻銀河 NGC2207とIC2163
地球からの距離1億6300万光年。大きい渦巻銀河NGC2207と小さい渦巻銀河IC2163が衝突している。IC2163はNGC2207の引力によりガスや星が引っ張られて、尾を形成している。

02-ngc2207_ic2163

03
渦巻銀河 M100 
地球からの距離6690万光年にあるM100の映像。渦巻銀河を上から見た姿で、カメラが次第に中心核に寄って行く。渦巻きの腕の明るい青白い光の粒は若い星が集まっている星団。中心にはオレンジ色をした比較的年老いた星が集まっている。

03-m100

04
触角銀河(衝突銀河)NGC4038-4039 
この二つの銀河、地球からの距離は6300万光年。2億年前、二つの銀河が衝突し、お互いの引力の影響で作りだされたガスと星の腕が、昆虫の触角のような姿を形成したと考えられている。

04-ngc40384039

05
衝突している二つの渦巻銀河 NGC4567-4568
地球から9190万光年の距離にある、二つの渦巻銀河NGC4567-4568の映像。二つの銀河は衝突していて、お互いの引力の影響で形が崩れつつある。

05-ngc45674568

06
接近している二つの渦巻銀河 NGC5426-5427
地球からの距離1億6300万光年にある二つの渦巻銀河、NGC5426-5427の映像。二つの銀河が接近し、相互に影響を与え始め、銀河の腕がすこしゆがんでいる。淡く見える2本の腕がお互いをつないでいる。

06-ngc54265427

07
惑星状星雲 NGC2371-2 
惑星状星雲NGC2371-2の映像。地球からの距離3900光年。星がその一生を終える際に放出したガスが宇宙に淡く漂っている。星雲の中心に生涯を終えた星が白色矮(わい)星となって光っている。

07-ngc23712

08
馬頭星雲 IC 434 
オリオン座にある馬頭星雲の映像。馬頭星雲は巨大な暗黒星雲の一部であり、馬の頭部の形に見える。暗黒星雲は多量のちりを含んでいるため、後方にある星の光をさえぎり、馬の頭のように浮かび上がって見えている。地球からの距離は1500光年。

08-ic434

 


映像、BGM、説明文の出典:下記をもとにR1が作成。
NHKクリエイティブ・ライブラリー
http://www1.nhk.or.jp/archives/creative/material/
番組名:宇宙スペシャル
副題: 世界一の望遠鏡「すばる」でみる大宇宙(2)すばる撮影の天体映像
放送: 1999年
D0002050575_00000_V_000.mp4
D0002050547_00000_V_000.mp4
D0002050587_00000_V_000.mp4
D0002050581_00000_V_000.mp4
D0002050584_00000_V_000.mp4
D0002050583_00000_V_000.mp4
D0002050551_00000_V_000.mp4
D0002050542_00000_V_000.mp4
Blue PlanetD0002070027_00000_A_001.m4a
スターダストD0002070004_00000_A_001.m4a

 

にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科学へ

| | コメント (0)

« 2021年4月 | トップページ | 2021年8月 »