西之島 再噴火後の成長(2019年11月22日~2020年5月22日のSAR強度画像)
だいち2号干渉SARの観測による画像から、溶岩堆積部の拡大を図式化しました。
だいち2号の観測日
基準日(2019/11/22)以降の溶岩堆積部拡大を見ています。
1、2019/11/22 (再噴火前の基準地形)
2、2019/12/06 3、2019/12/20 4、2020/01/03
5、2020/01/17 6、2020/01/31 7、2020/02/14
8、2020/02/28 9、2020/03/13 10、2020/03/27
11、2020/04/24 12、2020/05/08 13、2020/05/22
西之島 再噴火後の成長(2019年11月22日~2020年5月22日のSAR強度画像)
1、左図 :だいち2号干渉SAR強度画像(レーダーで見た画像)。
オリジナル画像に色調加工しています。
2、右図-1:だいち2号干渉SAR強度画像(西之島付近の等深線オーバーレイ)
※西之島の画像と等深線の位置・縮尺率はおおよその位置合わせです。
3、右図-2:再噴火後の累積溶岩堆積部
2019/11/22基準で、SAR強度画像の累積の溶岩/噴石物等の
堆積部を画像の差分として抽出しています。
溶岩堆積の変化のない部分は平面処理しています。
4、右図-3:再噴火後の(観測日-前回観測日)の画像の差分として
溶岩/噴石物等の堆積部を抽出しています。
溶岩堆積の変化のない部分は平面処理しています。
R1メモ
西之島のSAR強度画像 000224898.gif はgif画像で諧調飛びがあるため
そのまま画像間の差分処理を行うと、溶岩の堆積がない部分がうまく打ち消す
ことができずに残像(ノイズ)が多くなります。
画像演算前に諧調飛び補間の処理として
1,オリジナルgif(480x480にトリミング)を拡大(3528x3528pix、32bit)
2,(3528x3528pix、32bit)を拡大(3840x3840pix、32bit)
3,(3840x3840pix、32bit)を(960x960pix,32bit)に縮小
4,(960x960pix,32bit)を(960x960pix,16bit)に変換後、各画像処理に使用
※ 「CDからハイレゾ音源を疑似復元する手法」の応用でした。
データーの出典:下記をもとにR1が作成。
西之島のSAR強度画像:
国土地理院HP 西之島のSARデータ解析結果
だいち2号干渉SARによる変動について
2019年11月22日~2020年5月22日のSAR強度画像の比較アニメーション
000224898.gif 解析:国土地理院 原初データ所有:JAXA
https://www.gsi.go.jp/BOUSAI/R1_nishinoshima.html
西之島付近の等深線:
海上保安庁 西之島周辺の海底調査データの解析結果について http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KIKAKU/press/2015/H271020_nisinosima.pdf
BGM:甘茶の音楽工房
http://amachamusic.chagasi.com/ 「seishishitauchu.mp3」
ブログ: 西之島 カテゴリー
http://r1rawd.cocolog-nifty.com/blog/cat60180080/index.html