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2019年3月

2019年3月31日 (日)

はやぶさ2 人工クレーター生成時の衝突目標地点 3D立体写真(交差法)

 衝突装置によってリュウグウ表面に人工的なクレーターを生成する位置の、3D立体写真を作成しました。
人工クレーターの生成目標地点は、(6.00°, 303.00°)で、誤差目標は(半径約200m = 緯度経度で約±30°の範囲)
になるそうです。

人工クレーターの生成運用の日程

 衝突装置(SCI)運用:4月4日〜6日
 クレーター生成日時:4月5日11:36(機上、日本時間)

 

図1、人工クレーター生成時の衝突目標地点
   S1地点の少し上の位置になります。

Fig1_001

 

図2、衝突目標点緯度経度 (6.00°, 303.00°)

Zu2_001

 

図3、人工クレーター生成時の衝突目標地点(広域)3D立体写真(交差法)

06_3041_002003

 

図4、人工クレーター生成時の衝突目標地点(拡大) 3D立体写真(交差法)

06_3041_0021022

 

図5、図1~4のビデオ
   図3,4をHD(1920x1080)で見ることができます。

 

 


画像の出典:はやぶさ2プロジェクトHPの画像をもとにR1が作成しています。


説明会資料:小惑星探査機「はやぶさ2」記者説明会(2019年3月18日版)
http://fanfun.jaxa.jp/jaxatv/files/20190318_hayabusa2.pdf
図1、20190318_hayabusa2-32 画像クレジット:JAXA
図2、3、4、20190318_hayabusa2-63 
画像クレジット:JAXA, 東京大, 高知大, 立教大, 名古屋大, 千葉工大, 明治大, 会津大, 産総研

図3,4、Box-C運用で撮影したリュウグウの画像 画像6
http://www.hayabusa2.jaxa.jp/topics/20180831/img/hyb2_onc_20180720_103041_tvf_l2b.jpg
画像クレジット:JAXA, 東京大, 高知大, 立教大, 名古屋大, 千葉工大, 明治大, 会津大, 産総研


BGM:「uchuyuei.mp3」
甘茶の音楽工房 http://amachamusic.chagasi.com/

2019/02/24 by R1
ブログ・はやぶさ2 カテゴリー
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2019年3月11日 (月)

ダイナミックヘッドホン ATH-W1000 の改造

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「疑似ハイレゾ音源」の最新バージョンの紹介記事です。

疑似ハイレゾ音源の最新バージョン
http://r1rawd.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-40adca.html
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 2003年頃に購入したオーディオテクニカのヘッドホン ATH-W1000。
性能を100%引き出すために最後の砦として残っていたケーブル交換に手を出してしまい
ました。
と言っても、改造内容は前機のアートモニター(型番は忘れたがハウジングがチタンの
タイプ)で採用していた内容なので、決断したらさくっと完了。

 

 

 

000


 

 

 

改造内容は

 

1、ヘッドホンケーブルを片出しの3芯タイプから、両出しのR/L独立ケーブルに交換。
  R/L線の接近、GNDの共通線の抵抗によるR/Lのクロストークがなくなり音がクリアー
 になります。
 ケーブルは前機でも使用した手持ちの
 KVC-36SB FOプレーン 0.5㎟x2芯シールドx1.6mx2本 (一般機器用ケーブル)
 右側のマグネシウムフレームにケーブルの貫通穴で、5.2mmの穴を追加工しています。

 

 線材は、単芯シールド線、平行2線、4芯スターカッドなどいろいろ試してみましたがどれ
 も今一で、2芯シールド線のシールド線開放接続が最良でした。
 最初は、シールド線をGNDに接続していたのですが、2本のケーブル間の距離が変わる
 と音質も変化する妙な現象があり、試行錯誤でシールドの両端を開放すると解決?し、
 このスタイルになりました。
 ケーブル自体の素材は拘りがなく、2芯シールド線で入手できるものがこれだけだった、
 という理由で、ケーブルの長さも1.6m分しかなかっただけです。

 

2、ヘッドバンドの振動によるR/Lのクロストーク排除。
   ヘッドホンを装着して、片側のハウジングをはじくと反対側に聞こえる、という振動に
  よるクロストークを排除するために、ヘッドバンドを中央で切断し、シリコンゴムのイン
  シュレーターでサンドイッッチしてつないでいます。
  これでチャンネルセパレーションが上がり、音の定位がぼけなくなります。
  欠点は、バンドの押しつけテンションがなくなるので、写真のようにゴム紐で押しつけ
  力を確保しています。
  (ゴム紐の防振対策も必要なので、ヘアピンを利用した中間支持体を入れています。)

 

3、標準プラグをミニプラグに交換。
   常用のUSB-DAC(エレコム EHP-AHR192 改造品)がミニプラグで変換プラグを使用
  していたのですが、接点が増加する音質低下をなくすために、ミニプラグに交換。
  これで音がすっきりとしました。(プリメインアンプ接続時に逆に劣化ですが・・・)

 

4、イヤパッドの交換。
   純正のイヤパッドは廃番で入手できなくなったため、互換品の HP-A2000X
  (ATH-A2000X用)に交換。

 

5、ねじの増し締め
   改造のために分解する際、内部のねじで緩んでいるものがあったので、組み立て時
  にしっかりと締め直しています。(音の変化は他の改造もしているのでわかりません)
  イヤパッドを外して見える木製ハウジングの固定ねじだけでも点検してみては?

 

改造する人はいないと思うけれど
 1、改造は自己責任で
 2、マグネシウムフレームの穴あけはケガの無いように(切子は可燃性になるので注意)
 3、内部の部品にはR/Lの表示や組み付け時の位置合わせマークがないので、分解する
   前にR/L記号や合マークを入れること。

 

 

 

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2019年3月 2日 (土)

エレコム EHP-AHR192 の音質向上改造 Ver.2

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「疑似ハイレゾ音源」の最新バージョンの紹介記事です。

疑似ハイレゾ音源の最新バージョン
http://r1rawd.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-40adca.html
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 「エレコムのUSB-DAC EHP-AHR192GD の音質向上改造」 を行いましたが、まだ何か
足りない?
ということで、今回は電源周りの強化対策を行いました。

 

 追加改造のきっかけは、正体の不明なアナログアンプICがMAX9720の互換ICらしいこと
が判明。
このICとDACのAK4430ETのアナログ部も、チャージポンプ回路内蔵で3.3V単一電源で
±2電源のアンプとして作動しています。
そうすると、基板上の電源ラインはUSBの5.5Vを3.3Vに落として使っていると思われますし、
裏付けるように基盤の電源部に3V供給の端子があります。

 

 そこで電源部の強化(大容量コンデンサーの挿入)は5Vラインではなく3.3Vラインのほう
が効果があると考えられるので、3V供給端子とアース間に、100μFx2個1個コンデンサー
を入れました。
  追記:200μFにすると回路が不安定になるようで、ノイズが出たり音像がボケることが
      出たりします。100μF1個にすると現象は収まりました。
(3V端子とICのVCC間で0.02Ωぐらいあったのでパターンの抵抗なのか、ノイズフィルター
のようなものが間に入っているかもしれません)
テストでは1個でも効果がありましたが筐体内に内蔵できる限界の2個並列としました。
効果は、ウッドベースがボンボンと軽い音であったのが唸るような響きが出てきたのと同時
に微小な音の輪郭がくっきりとしてきました。
電源部の供給能力不足を補うと高音、低音ともに音質改善効果がありました。

 

 USB供給部のノイズフィルターの追加は先に行っていたのですが、音がクリアーになった
のとうまく表現できないが音全体が馬力アップ?した感じです。
(チョークコイルやコンデンサーはジャンク品を流用しているので容量はいい加減です)

 

改造のあと3点は、
 1)ヘッドホンのGNDと電源GNDを配線で直結してアース強化。効果はプラセボかな?
 2)信号線のアース見直しで、USB側のシールドアースを解放すると音質向上。
 3)電源ケーブルと信号ケーブルは密着させず、距離を開けたほうが音質向上。

 

 Ver.2改造後のUSB-DAC EHP-AHR192GDと未改造で置いてあったものの音を比較して
みると、もう完全に別物です。
改造を失敗しても購入時1848円ですから懐も痛まないですし・・・
(※改造後のテストは配線ミスや破損でUSBラインがショートなどしているとノートパソコンと
ヘッドホンが故障する恐れがあるので、古いXP機と使っていないイヤホンで先に動作確認
しています)

 

R1メモ
    裏技を一つ。
   余っているUSBケーブル(デジカメ接続、延長ケーブル等)を空いているポートに挿す
   と、USB-DACの音質が変わります。
   (ケーブルの先は解放のままでどこにも接続しないでください)
   ケーブルの種類や長さで音質も変化します。
   空で接続したUSBケーブルがノイズフィルターの役割をしているのかもしれません。
   ただで簡単にできる、簡易USBノイズフィルターとして試してみてください。

 

 

 

 

 

Ehpahr192gd_1

 

 

 

 

 

Ehpahr192gd_2

 

 

 

 

 

Ehpahr192gd_3

 

 

 

 

 

Ehpahr192gd_4

 

追記:GND-3V間の100μF2個接続は回路が不安定になることがあるので、1個に変更。

 

 

 

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