倶多楽湖の3D湖底地形図 (No.11)
3D湖底地形図・第11回は「倶多楽湖」です。
倶多楽湖もカルデラ湖の特徴?である、岸から-130m付近まで急に下りその先は
-148mまでほぼ平らな湖底です。
図1、倶多楽湖の3D湖底地形図 (裸眼立体視・交差法) (左クリックで拡大)
(注意:水深倍率は約1倍で描写していますが、立体視すると少し誇張して見えます。)
図2、倶多楽湖と周囲の3D地形図 (裸眼立体視・交差法) (左クリックで拡大)
水深倍率=約1倍の3D湖底図と地理院地図3Dの標高倍率=1倍の図をもとに作成・
合成しています。
※3D立体加工をすると、水深・標高倍率は誇張されて見えます(立体視時に感じる
倍率は不明です)
そのため水深倍率と標高倍率が同じか不明で、接続部の斜面の傾斜率は不連続
かもしれません。
図3、倶多楽湖の単色立体地図
立体視できない方にも立体感を感じてもらえないかと作った単色立体地図です。
この「単色立体地図」は図の左下の「グラデーションマップ(イメージです)」で色付け
しています。
赤色立体地図の斜度のパラメーターの代わりに、
「斜度の急な所は3Dグラフの影も濃い」
と考えて「影の濃淡」を使いました。
トーンやコントラストなどを調整しているので、水深・影の濃淡はノンリニアです。
色は単色なので何でもよかったのですが、やっぱり赤が見易かったのでまねさせて
もらいました(^_^;)
図4、倶多楽湖 トレース等深線から膨張法補間により作成した水深DEMの変換精度
「3D湖底地形図について」
1,ここで使用している湖のDEM水深データは、電子国土Webの簡易等深線をトレース
して得た等深線から、R1(ブログの作成者)が補間により生成したDEMデータで公式
なものではありません。
湖の公式で詳細な等深線を知りたい方は下の国土地理院HPを参照ください。
調査実施湖沼一覧
http://www.gsi.go.jp/kankyochiri/koshouchousa-list.html
2,水深の浅い湖は立体感を得るために水深倍率を、数倍~数十倍で描写している
ものがあります。
水深の倍率はエクセルで作る3Dグラフの垂直断面の比率で合わせていますが、
図を回転させたり、3Dの交差法で見ると水深方向が誇張されて見えます。
そのため急に見える湖底の斜面は実際にはもっとなだらかな傾斜角です。
実際の水深は、等深線カラーを参照ください。
出典:下記のデータをもとにR1が作成。
図1,2,3,4:等深線データ・地理院地図(電子国土Web)
http://maps.gsi.go.jp/#15/42.498839/141.181397/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
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