サロマ湖の3D湖底地形図 (No.4)
3D湖底地形図・第4回は「サロマ湖」です。
サロマ湖は、東西に約27.6Kmと長いのですが最大水深が-19.6mと浅いため、
10倍程度の水深倍率では立体感が全くないため、水深倍率約100倍で描写しています。
(注意:水深の見え方を誇張しています。実際の湖底斜面の傾斜はもっと緩やかです。)
図1、サロマ湖の3D湖底地形図 (裸眼立体視・交差法) (左クリックで拡大)
サロマ湖の湖底はこんな形をしていたんですね!
ランドサット8の画像では、水深の浅い部分が透けて見えています。
図2、サロマ湖の3D湖底地形図 等深線補間によるDEMへの変換精度
R1メモ
作図に使用したデータサイズは 東西=1901 pix、 南北=239 pix(4間引き)x4倍
1,トレースした等深線サイズ 8138x3815 pix の大きさ。(電子国土Webの原寸大)
2,Excelで扱える 1901x956 pix (1/4 Tr有)に変換後、補間計算(約13.6mDEM)
3,DEMをExcel3Dグラフで扱えるサイズにするために南北を4間引き(1901x239pix)
「3D湖底地形図について」
1,ここで使用している湖のDEM水深データは、電子国土Webの簡易等深線をトレース
して得た等深線から、R1(ブログの作成者)が補間により生成したDEMデータで公式な
ものではありません。
湖の公式で詳細な等深線を知りたい方は下の国土地理院HPを参照ください。
調査実施湖沼一覧
http://www.gsi.go.jp/kankyochiri/koshouchousa-list.html
2,水深の浅い湖は立体感を得るために水深倍率を、数倍~数十倍で描写しているもの
があります。
水深の倍率はエクセルで作る3Dグラフの垂直断面の比率で合わせていますが、
図を回転させたり、3Dの交差法で見ると水深方向が誇張されて見えます。
そのため急に見える湖底の斜面は実際にはもっとなだらかな傾斜角です。
実際の水深は、等深線カラーを参照ください。
出典:下記のデータをもとにR1が作成。
図1(上段)、図2:等深線データの出典:地理院地図(電子国土Web)
http://maps.gsi.go.jp/#12/44.139595/143.824425/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0l0u0t0z0r0f0
図1(下段):ランドサット8 2017-09-05 T01:07:22Z
"The source data were downloaded from AIST's LandBrowser,
(http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/index.html).
Landsat8 data courtesy of the U.S. Geological Survey."
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