西之島 2017-08-17 T12:46:25Z ASTER
ASTERによる西之島の夜間赤外線画像です。
バンドが5つ有るのですが、微妙に見えるパターンが違います。
TIR 分解能 90m
band10 熱赤外 8125nm-8475nm
band11 熱赤外 8475nm-8825nm
band12 熱赤外 8925nm-9275nm
band13 熱赤外 10250nm-10950nm
band14 熱赤外 10950nm-11650nm
Landsat8のB10(10.6-11.19㎛)に相当するのは、band14 でしょうか。
しかし当日の西之島は雲に覆われていてband14では、溶岩の熱源なのか雲なのか上手く
判別できません。
bandごとに水分量に対する赤外線の吸収率が異なるらしい?ので、band10-14の組み合
わせで何とか西之島の熱源を分離できないかとバンド間の演算をしたところ、B10-14の
乗算でそれらしい画像が得られました。
R1メモ
今回の画像演算は理論的な裏付けは全くなく「こんな風に見えたらいいなー」の
アート画像です(^_^;)
輝度温度が乗算でノンリニアになっていると思います(かな?)
図1から、高温部の熱パターンは「西之島 2017-08-13 T01:05:53Z Landsat8」のバンド
10に似ています。
高温部の温度は、海水温度(約30℃)より少し高い程度でしょうか?
(※図1の左上図で海水温度部と西之島の高温部の差が小さいです)
やっぱり、溶岩流などが露出している高温部は確認できませんでした。
火口からは(たぶん雲ではなく)噴煙が北東に流れ出ているのが判別できます。
図2は、西之島の高温部を特定するために海水温度(約30℃)をL(ゼロレベル)として描写
して、高温部の中心を抽出しています。
図1、西之島 2017-08-17 T12:46:25Z ASTER 赤外線(解像度90m)で見る3D熱分布
図2、西之島 2017-08-17 T12:46:25Z ASTER 高温部の抽出
出典:下記のデータをもとにR1が作成。
“Citation: ASTER-VA image courtesy
NASA/METI/AIST/Japan Spacesystems, and
U.S./Japan ASTER Science Team.”
http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/index.html
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