西之島 2017-07-12 T01:05:39Z Landsat8
運が悪かった(^_^;)
火口の西側に噴煙が流れていて、肝心の溶岩流の流れ、面積の拡大部が見えません。
1,中央の火口は若干黄色く見えています。硫黄の成分でしょうか?
2,中央火口の西側は、噴煙とその上の雲で遮られて、高温領域は見えていません。
3,西側の面積拡大部分は噴煙で隠れて見えませんが、噴煙の南側に見える拡大部に
高温反応は有るので、溶岩の噴出は続いていると思われます。
噴煙の南側に少し見える拡大部は06/26と大きな差はないように見えますが、噴煙で
隠れている部分は夜間撮影で高温域が確認されている部分なので面積拡大している
と思われますが見えない・・・
4,火口の東側は火口からの噴出物が堆積して、表面がなだらかになっています。
5,火砕丘の南東に高温部があります(B7,6画像)。新しい噴出点でしょうか?
図1、西之島 2017-07-12 T01:05:39Z Landsat8 (左クリックで拡大)
中央火口や西側の拡大部が噴煙や雲に覆われて肝心な所が見えません(^_^;)
噴煙の下に隠れている(と思いたい)、西側拡大部の高温溶岩流は本当に噴煙に隠れて
いるだけでしょうか?
もしかしたら、勢いがおとろえてきているか??? 次回観測は見えてほしいですね!
図2、西之島 2017-07-12 T01:05:39Z
バンド10 (レンジ=常温~約140℃、解像度100m)で見る3D熱分布
B10の熱画像による西之島は、おぼろげながら島の輪郭・地形を想像できる画像です。
プレデターの見ている赤外映像はこんな風でしょうか?
噴煙や雲は地表より温度が低いので、窪んで見えています。
図3、西之島 2017-07-12 T01:05:39Z
バンド7 (レンジ=約170~310℃、解像度30m)で見る3D熱分布
昼間画像で背景ノイズ(太陽光による赤外反射・放射等)が大きいので、
B7-B5演算で高温部分を抽出した画像を使用しています。
火砕丘の南東に高温部があります。新しい噴出点でしょうか?
図4、西之島 2017-07-12 T01:05:39Z
バンド6 (レンジ=約290~480℃、解像度30m)で見る3D熱分布
昼間画像で背景ノイズ(太陽光による赤外反射・放射等)が大きいので、
B6-B5演算で高温部分を抽出した画像を使用しています。
R1メモ
オリジナルのB7画像と、背景ノイズ(太陽光による赤外反射・放射等)を除去した
B7-B5演算画像の比較です。
オリジナルのB7では可視画像に近い赤外画像が見えていますが、溶岩等の高温部
だけを見るには不向きです。
夜間撮影画像では太陽光による背景ノイズが無いので、B5,B6,B7はオリジナルのまま
使っています。
※ 減算処理はPhotoshopによる画像の演算で、リモートセンシングソフトで行って
いる数値処理では無いため差異があるかもしれません(^_^;)
画像の出典:下記よりダウンロードした画像をもとにR1が作成。
"The source data were downloaded from AIST's LandBrowser,
(http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/index.html). Landsat8 data courtesy of the U.S. Geological Survey."
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