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2017年7月 9日 (日)

西之島 2017-07-08 T12:28:20Z Landsat8

                                   (西之島シリーズ目次 No.101~)

 今回のランドサット8による夜間撮影は、西之島に雲が掛かっていて
   1,低温のバンド10は、微かに高温部とみられる位置がわかる程度。
   2,高温のバンド6,7は、高温部の位置とレベルが判別できますが、レベルは雲の
    影響で下がっています。
   3,画像で高温部の広がりを見ると、大きく面積が増加している様子は有りません。

 

 

図1、西之島 2017-07-08 T12:28:20Z Landsat8 バンド7 熱画像 (左クリックで拡大)

 雲の影響で画像全体の温度レベルが同一かどうか不明なのですが、
中央の火口の温度が西側の溶岩噴出部より下がっています。
中央火口の噴火頻度が減ってきているのでしょうか?
火口の南側にあった新しい溶岩流出点は確認できません。
前回(2017/06/29)は最高温度でクリップしていたのが雲でレベル低下したのかクリップが
無くなりました。

Nishinosima_20170608_b7

 

 

図2、西之島 2017-07-08 T12:28:20Z Landsat8 バンド6 熱画像 (左クリックで拡大)

 B7より高温域観測のB6は温度パターンはB7と同じですが、中央火口と西側の溶岩噴出
点のレベルに差があります。
これは、放射輝度(明るさ)と温度の関係がリニアではないためこのような差が出たのだと
思います。
(放射輝度を温度に換算する式には自然対数が入っているので計算は諦めています(^_^;)

Nishinosima_20170608_b6

 

 

図3、西之島 2017-07-08 T12:28:20Z Landsat8 バンド10 熱画像 (左クリックで拡大)

 バンド10ですが、中央火口と西側噴出点が、なんとなく明るいな? ぐらいにしか
わかりません。

Nishinosima_20170608_b10

 

 

図4、西之島 2017/06/29 海保による画像  (左クリックで拡大)

 今のところ、この画像が最新の西之島です。
火口の西側の裾野に、黄色い部分があります。硫黄の化合物でしょうか?
旧島の温度はサーモグラフィー画像から、約44.5℃でした。
海鳥は避難しているのでしょうが、植生はまだ残っているのでしょうか?

Nishinosima_201707052_w1300

 

R1メモ

 図1、2,3は「放射輝度を等温線の代用値とした3D」で作成しています。
温度が高いほど、垂直方向が高く見えます。
高温観測のB6,7画像は、高解像度(30m)で、スポット的な高温部が判別できます。
低温観測のB10画像は低解像度(100m)で、溶岩流のボリュームが判別できます。

 

画像の出典:下記よりダウンロードした画像をもとにR1が作成。

図1,2,3
"The source data were downloaded from AIST's LandBrowser,
(http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/index.html). Landsat8 data courtesy of the U.S. Geological Survey."

図4
海上保安庁海洋情報部 西之島の噴火について (6月29日観測)
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KIKAKU/press/2017/20170705.pdf
図1 火砕丘での噴火と拡大した溶岩流(6月29日撮影)

 

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