西之島 2017-06-30 T12:46:04Z ASTER
前日(2017/06/29)のランドサット8の観測に続いて、2017/06/30にASTERによって観測
された西之島の熱画像です。
ASTER 2017/06/30 は前日のLandsat8と比べて微妙に温度パターンが変化していますが
1) 中央火口の温度が前日より下がっているのは、たまたま噴火間隔の休止時に撮影
されたためでしょうか?
2) 中央火口と西側溶岩噴出点以外の低温部のパターン差は薄い雲によるものか、
センサー感度の差によるものかは不明です。
3) 噴煙方向が6/29は北北西、6/30は北西方向で、噴煙で隠れていた中央火口の
熱画像は、お互いに隠れていた部分が補間されて見えています。
注: Landsat8とASTERの放射輝度値の校正が出来ないため等温線(255等分)の
割り付けは、同一温度と思われる海面上をレベル22、最大輝度値を255として、
0-255等分しています。
そのため、Landsat8とASTERの等温線は同じレベル値ではなく、比較用の
参考図となります。
下の図は「放射輝度を等温線の代用値とした3D」で作成しています。
温度が高いほど、垂直方向が高く見えます。
図1のASTERは、低温観測のB14(10950-11650nm)画像で解像度(90m)です。
図2のLandsat8は、低温観測のB10(10.6–11.19µm) 画像で解像度(100m)です。
図1、西之島 2017-06-30 T12:46:04Z ASTER バンド14 熱画像 (左クリックで拡大)
図2、西之島 2017-06-29 T12:34:29Z Landsat8 バンド10 熱画像 (左クリックで拡大)
ASTERとLandsat8の比較用に、前日の観測画像を載せています。
画像の出典:下記よりダウンロードした画像をもとにR1が作成。
図1:“Citation: ASTER-VA image courtesy NASA/METI/AIST/Japan Spacesystems, and
U.S./Japan ASTER Science Team.”
図2:"The source data were downloaded from AIST's LandBrowser,
(http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/index.html). Landsat8 data courtesy of the U.S. Geological Survey."
| 固定リンク
「西之島」カテゴリの記事
- 西之島 2025年2月13日 (火口の立体写真あり 4K スクロール・フォトビデオ)(2025.03.06)
- 西之島 2025年1月27日 (4K スクロール・フォトビデオ)(2025.02.09)
- 西之島 2024年12月25日 (4K スクロール・フォトビデオ)(2025.01.28)
- 西之島 2024年11月27日 (4K スクロール・フォトビデオ)(2024.12.23)
- 西之島 測量船からの撮影 2024年10月23日 (4K スクロール・フォトビデオ)(2024.11.10)
「Landsat8」カテゴリの記事
- ASTER(Terra衛星)の近赤外で見た、夜の東京(2015/02/01 21:48:35)(2022.08.18)
- 西之島 2017-09-17 T12:34:51Z Landsat8(2017.09.19)
- 西之島 2017-09-14 T01:05:57Z Landsat8(2017.09.15)
- 西之島 2017年8月 擬似3D立体写真・交差法(2017.08.28)
- 西之島 2017-08-16 T12:34:46Z Landsat8(2017.08.17)
コメント