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2017年6月13日 (火)

再噴火後の西之島の3D立体地形 2017/06/10 Landsat8

                                   (西之島シリーズ目次 No.101~)

 ランドサット8のセンサー間の視差を利用して作った西之島の3D立体写真です。
Landsat8のセンサーモジュールの配列は、Green.Red.NIR.C/A.Blue.PANの並びで配置さ
れていて、バンド2(G)とバンド8(PAN)のセンサーは両端に配置されていてセンサー間の
僅かな距離で視差を生じます。
同時性という点では視差は無い方が良いのですが、逆手に取って3D立体写真の視差に
使います。
但し得られる視差は小さく、西之島の標高程度(約140m)では十分な立体感は得られず、
なんとなく凹凸が感じられる程度です。
視差はランドサット8の進行方向に対してできるので、画像を77.3度回転させています。

 

 

西之島 3D立体写真 2017/06/10 交差法 (左クリックで拡大)

  なんとなく、再噴火で西側と南側に流れ出た溶岩流が浮き出て見える(はずです(^_^;))
 噴煙の高さでも少し浮き出ているレベルなので、溶岩流の数m~数十mの高さは辛うじ
 て判別できるだけです。

Rgb_305c

 

 
   R1メモ
       交差法では、右側(Lch)にB8、左側(Rch)にB2を使用しています。
      B2は解像度30m、B8は解像度15mなので、Rchはボケて見ずらいですが、
      立体視すると脳内補間で解像度が上がって見えます。
      モニターから、50-60cm離して薄眼で見ると見易いかもしれません。
      垂直方向の倍率は不明です。
      解像度が低い写真なので、どこまで本当の地形を表現できているかは・・・

 

 

西之島 3D立体写真 2017/06/10 平行法 (左クリックで拡大)

 W600pixで表示していますが、平行法に慣れている方は拡大でW1000pixで見てください。

Rgb_305p

 

 

画像の出典:下記よりダウンロードした画像をもとにR1が作成。
"The source data were downloaded from AIST's LandBrowser,
(http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/index.html). Landsat8 data courtesy of the U.S. Geological Survey."

 

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