西之島 3D立体海底地形図(マンボウⅡ 2015年6-7月)改訂版
前回作成した「西之島 3D海底地形図(マンボウⅡ 2015年6-7月)」は、等深線図を
積み木のように重ねたステップ状の3D海底地形図だったため、水深が不連続で見づらい
ものでした。
今回は、水深データの補間を行って連続した水深データから滑らかな面の3D海底地形図
を作成しました。
但し補間により等深線の細かい輪郭が失われていますが、地形を把握するには支障ない
と判断しています。
地上部分は、国土地理院DEM(2018/07/25 技術資料C1-No.463)を使用しています。
図1、西之島 3D立体海底地形図(マンボウⅡ 2015年6-7月)改訂版
3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)
水深は強調されて見えます。実際の水深は等深線カラーを参照ください。
図の範囲は、東西=約4.46Km、南北=約4.46Km です。
R1メモ
カラーバンドのオレンジの部分は、目の錯覚なのか?浮き上がって見えます。
カラーバンドの配色は派手で見難いかもしれませんが、エクセルのデフォルトなので
ご勘弁を(^_^;) (手動で変更できますが、なんせ数が多いもので・・・)
下の図2は、西之島を横から見た図で、水平垂直比=約1:1 で書いています。
海底斜面の傾斜の度合いが把握できます。
図2、横から見た西之島 (左クリックで拡大)
西之島の3D海底地形図(鳥瞰図、鯨観図)です。
北から南視で始まって、3秒ごとに時計回りに10度ずつ回転します。
図3、西之島 3D立体海底地形図(マンボウⅡ 2015年6-7月)改訂版
水平垂直比=約1:1で作成しているので、海底斜面の傾斜度合いが把握できます。
R1メモ
図4の左側は、海図からトレースで得たオリジナルの等深線図(1600x1530px)で、
0~-150mは10m間隔で、-150~-200mは判別不能なため、-150m以降は50m間隔。
右側は、等深線図の間を補間して得た地形を10m間隔の等深線で描写したものです。
補間により、等深線図の細かな形状が丸まって喪失している度合いが解ります。
精度UPは今後の課題ですね(^_^;)
出典:下記をもとにR1が作成
海底部分の地形図データ
海上保安庁 西之島周辺の海底調査データの解析結果について
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KIKAKU/press/2015/H271020_nisinosima.pdf
陸上部分の地形図データ
国土地理院HP 西之島 技術資料 C1-No.463 2018/07/25
http://www.gsi.go.jp/gyoumu/gyoumu41000.html
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