西之島 ランドサット8・熱画像 2017-04-19~2017-05-25
Landbrowser(AIST)で再びランドサット8の画像を見ることが出来るようになりました。
いつも当たり前に見ていた画像が見られなくなって、産総研さんが無償公開していることの
ありがたさを改めて感じました。
これからもありがたくデータを利用させて頂きます。
で、見られなかった間に溜まっていたデータ。
量が多いので今回は、一覧表にまとめた形式にしてみました。
図1、西之島 ランドサット8・熱画像 2017/04/19~2017/05/25 の比較(左クリックで拡大)
2017/05/01 10:23 のASTER衛星画像で、溶岩流が西側に流れているのが確認されて
いますが、Landsat8の 2017/05/05 21:27 以降の熱画像では西側の溶岩流の流れを示す
高温部が確認できません。
現在の溶岩流の流出は南側のみになってしまったようですが、勢いの衰えはないようです。
注:各画像の温度レベルは各バンドの最大輝度が諧調255になるように現像しています。
各画像のカラースケール温度は同一ではありません。
(雲などの気象条件や噴煙で熱源が遮蔽されていても補正できないので最大感度で
現像しています)
西之島の輪郭は、2017/05/25 を使用しています。
図2、西之島 2015/05/09 パンシャープン画像 (左クリックで拡大)
図3、西之島 2015/05/25 パンシャープン画像 (左クリックで拡大)
図4、西之島・周囲の海水温の上昇(Landsat8 2017/05/25 10:05)
溶岩流の流れ込む南側海岸の周囲の海水温が上昇しています。(温度値は不明です)
上昇している海水温の分布から、水面下に流れ込んでいる溶岩流の広がりを推測する
方法は無いものか?
「南側に流れ込んでいる溶岩流の直上の海水温が顕著に上昇すると思われるので、海水
の高温部の境界を海底に流れ込んでいる溶岩流の分布として考えられないか?(赤点)
その境界の外側のさらに温度の低い部分は、温度の上がった海水塊が海流で西に流され
て拡散している状態なので、海流が穏やかな時に温度計測できれば、海底の溶岩分布を
精度よく判別できないか?」なんて考えたりするのだが、冷える方が早いか? (^_^;)
※図4は、バンド10を高感度現像後、66諧調にダウンして海水温分布図を得ています。
画像の出典:下記よりダウンロードした画像をもとにR1が作成。
"The source data were downloaded from AIST's LandBrowser,
(http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/index.html). Landsat8 data courtesy of the U.S. Geological Survey."
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