西之島 2017/06/10 T010531Z Landsat8
火砕丘の北側から反時計回りに南海岸に流れていた溶岩流はどこかで止まってしまった
ようで、行き先を失った溶岩流は徐々に溶岩トンネルの上方西寄りに溜まり、あふれ出し
た溶岩流が西海岸に向きを変えたようです。(前回のB10画像を参照)
そして新たに火砕丘の北側側面にできた噴出孔から真南へと流れ出した溶岩流があり、
このまま南海岸に達するのでしょうか?
再噴火後、短期間で大きく形状の変わってしまった西之島。この先はどうなるでしょう?
パンシャープン画像 (左クリックで拡大)
新しく西側にできた溶岩トンネルと、火砕丘の北側面に出来た噴出孔からの
溶岩トンネルが見えています。
下の2枚の図は前回から採用した「温度(放射輝度)を等高線の代用値とした3D」で作成
しています。
・温度が高いほど、垂直方向が高く見えます。
温度(放射輝度)の最大値を255分割して等温線として3Dで描写したもので、実際の
地表の高さを表したものではありません。
(※溶岩が高温時には、溶岩流の厚み(高さ)~熱量と考えて大まかな相関あり)
・高温観測のB7画像は高解像度(30m)でスポット的な高温部が判別できます。
・低温観測のB10画像は低解像度(100m)で高温溶岩流のボリュームが判別できます。
西之島 2017/06/10 T010531Z Landsat8 パンシャープン画像と熱画像(バンド7)
図1(右上):パンシャープン画像
図2(左上):熱画像(B7)3D画像
図3(左右下):熱画像(B7)立体視・交差法
(図2,3は最大温度を255分割した等温線) (左クリックで1150x1170pixに拡大)
西之島 2017/06/10 T010531Z Landsat8 パンシャープン画像と熱画像(バンド10)
図1(右上):パンシャープン画像
図2(左上):熱画像(B10)3D画像
図3(左右下):熱画像(B10)立体視・交差法
(図2,3は最大温度を255分割した等温線) (左クリックで1150x1170pixに拡大)
画像の出典:下記よりダウンロードした画像をもとにR1が作成。
"The source data were downloaded from AIST's LandBrowser,
(http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/index.html). Landsat8 data courtesy of the U.S. Geological Survey."
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