西之島 2017-06-26 T010537Z Landsat8
南側に流れていた溶岩流は完全に止まってしまいました(南側に熱反応無)。
西側に流れていた溶岩流で西海岸の面積が増えていますが、噴火口と西側溶岩流の
出口を繋ぐ溶岩トンネルが熱画像で僅かにしか見られなくなっているので、勢いが衰えて
きたのでしょうか?
中央火砕丘全体が高温になっているので、噴火口からの噴火が活発になってきていると
思われ、噴火口から南側にあった亀裂が噴出物で埋まっています。
図1、西之島 2017-06-26 T010537Z Landsat8 パンシャープン画像 (左クリックで拡大)
西側の面積が拡大していますが、溶岩流の勢いは衰えているようです。
※比較のために、2017/06/10の画像を載せておきます。(図2)
下の2枚の図は「温度(放射輝度)を等高線の代用値とした3D」で作成しています。
温度が高いほど、垂直方向が高く見えます。
高温観測のB7画像は、高解像度(30m)で、スポット的な高温部が判別できます。
低温観測のB10画像は低解像度(100m)で、溶岩流のボリュームが判別できます。
図3、西之島 2017-06-26 T010537Z Landsat8 バンド7 熱画像 (左クリックで拡大)
噴火口と西海岸の溶岩出口を結ぶ、高温の溶岩流や溶岩トンネルの熱反応は見られ
ません。 南側にも熱反応は見られないので溶岩供給は止まっているようです。
図4、西之島 2017-06-26 T010537Z Landsat8 バンド10 熱画像 (左クリックで拡大)
噴火口と西海岸の溶岩出口を結ぶ溶岩トンネルは、表層は低温で茶色~緑の部分と
思われます。
画像の出典:下記よりダウンロードした画像をもとにR1が作成。
"The source data were downloaded from AIST's LandBrowser,
(http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/index.html). Landsat8 data courtesy of the U.S. Geological Survey."
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