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2017年5月

2017年5月30日 (火)

Memory of thermal images of Nishinoshima

                                   (西之島シリーズ目次 No.101~)

 やっぱり、西之島の熱赤外線動画、最高です(^_^;)

最近、海上保安庁から一般向けの動画の公開が有りません。
過去の動画で一番のお気に入りをリメークしてみました。

是非、部屋を暗くして見て下さい。

 

西之島の熱赤外線動画

 

 

 

※ ブログ内ではフルスクリーンHD(1920x1080)で見ることが出来ません。
  YouTubeで直に見るとフルスクリーンHDで見ることが出来ます。

 

1、撮影日は、①2014/12/25、②2015/01/21、③2015/02/23、④2015/03/25、⑤2015/04/27
2、オリジナルのモノクロ動画を、溶岩らしく見えるように赤色に加工しています。
3、オリジナル動画の諧調は白とび補正の加工をしているため維持していません。

出典:
海上保安庁HP 西之島よりダウンロードした
141225movie_IR.mp4
20150121movie_IR1.mp4
20150121movie_IR2.mp4
v20150223_movei_IR1.mp4
v20150325_movie02.mp4
v20150427_movie02.mp4
v20150427_movie03.mp4
をR1が加工しています。

海上保安庁HP 西之島
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm

BGM:自動作曲を使用

 

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2017年5月28日 (日)

リュウグウハゼの卵 2017/05/27(2) 積丹・美国でダイビング

 超超レアものの、リュウグウハゼの卵です。
まだ発眼していないステージですが、卵黄の下に胚体(魚の胎児)の頭が見えています。
目はまだ黒くなっていませんが形が確認できます。

 リュウグウハゼの卵は一般的な魚類のように球形ではなく、細長い涙滴型をしています。
その卵は天井の岩から釣り下がっていて岩の下に平面状に産み付けられています。
(球形で産み付けられた後、垂れ下がって細長い形になるのでしょうか?)
写真の卵は、卵黄の下側に胚体の頭が出来ており、背骨(尻尾)が一般的な球体の魚卵
のように卵黄に巻き付かず、上方に延びて体が一直線の状態で育ちます。

 去年見た、リュウグウハゼのハッチアウトは、1本目と2本目の間で始まっていて翌日には
すべてハッチアウトが終わっていました。
約半日で終わってしまうリュウグウハゼのハッチアウトですが、来週立ち会うことが出来る
でしょうか?

R1メモ
  北海道積丹では、どこにでもいるリュウグウハゼなので、めったに写さない魚です。
 ブログタイトルの下でピコピコ動いているのがリュウグウハゼですよ!

 

 

リュウグウハゼの卵(1) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 岩の下から細長い涙滴型の卵が釣り下がっているのが見えます。

P5270055_ryuuguuhazetamago

 

 

リュウグウハゼの卵(2) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 卵の中の卵黄、胚体とまだ黒くなっていない目、背骨(尻尾)になる部分が見えます。

P5270062_ryuuguuhazetamago_2

 

 

リュウグウハゼの卵(3) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 (2)の拡大です。

P5270062_ryuuguuhazetamago_3

 

撮影協力:西村浩司(ロビンソン ダイビングサービス) 
http://www.robinson.co.jp/

 

R1メモ
 去年見た
リュウグウハゼの孵化(ハッチアウト) 2016/05/29 積丹・美国でダイビング」
http://r1rawd.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-b1e6.html
リュウグウハゼのハッチアウトの瞬間が見られるビデオがあります。

リュウグウハゼの孵化(ハッチアウト) (2016/05/29)

 

 

 

 

ハッチアウト寸前のリュウグウハゼの卵 (2016/05/29)

P5290023_24_ryuuguuhaze_tamago_703

 

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イソバテング 2017/05/27(1) 積丹・美国でダイビング

 2年ぶりにイソバテングを見ました。
見たのはイソバテングの成魚でゆっくりと泳いでくれたので、ビデオで録り易かったです(^_^;)
アユカワウミコチョウ(ウミウシ)は約3mmと小さいですが湧いたようにたくさんいます。
アツモリウオは先週から見つかっていないので今シーズンは終わりのようです。

 

 

イソバテング 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  立派なあごひげです(^_^;)

P5270043_isobatengu

 

 

イソバテング ビデオ ゆったりと泳いでくれました。

 

 

 

イソバテング 3D立体ビデオ・交差法

  映していると向かってきて、足の下を通り抜けていきました。

 

 

 

アユカワウミコチョウ(ウミウシ) 3D立体ビデオ・交差法

  尻尾をピンと立てて歩く?姿は、可愛いですね!

 

 

 

ゴジラ  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  ゴジラではなく、ケムシカジカでした(^_^;)

P5270005_kemusikajika

 

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2017年5月26日 (金)

西之島 2017/05/25 Landsat8 どこまで大きくなった?

                                   (西之島シリーズ目次 No.101~)

 今日、Landsat8により撮影された西之島の画像を海底地形図の上に重ねて、溶岩流の
続いている南側の大きさの変化を見てみました。

南側の海上に突き出た溶岩は、水深約-50mラインまで達しており、海底では-100mぐらい
まで広がったかな?

 

図1、西之島(2017/05/25 Landsat8) と海底地形 3D・交差法 (左クリックで拡大)

Nishinosima_20170525

※西之島のサイズはスケール1:1で合わせましたが座標はおおよその位置合わせです。

 

 Landsat8の画像は、火砕丘の真上から反時計回りに南側海岸まで達する溶岩トンネル
が見えています。

図2、Landsat8 2017/05/25 (左クリックで拡大)

Landsat__20170525_2

 

出典:下記をもとにR1が作成

図1,2:国土地理院HP 西之島 Landsat8 2017年5月25日 000188189.png
http://www.gsi.go.jp/kankyochiri/eodas_nishinoshima_IR_PS_2017-.html

図1:海上保安庁 西之島周辺の海底調査データの解析結果について
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KIKAKU/press/2015/H271020_nisinosima.pdf

 

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2017年5月24日 (水)

西之島 3D海底地形図 (マンボウⅡ 2015年6-7月)

                                   (西之島シリーズ目次 No.101~)

 海上保安庁により2016年10月22日~11月10日に行われた西之島の水深調査による
海図がそろそろ出る頃かなと思っていた矢先に西之島の再噴火です。
西と南の海底まで流れ出した溶岩流は今も続いており、陸上及び海底地形も変わってしま
いました。
新しい海図(もう変わってしまいましたが)は発表されるのでしょうか?

 

 溶岩流の海底への流出状況を見るために現段階で最新の水深図である
「2015年6-7月にマンボウⅡにより行われた海底地形データ」
をもとに3D海底地形図を作成してみました。

 

 R1メモ
    マンボウⅡの複雑な海底地形図を目視でX-Y-Z座標に変換するには10m以下の
  サンプリングが必要で手作業では無理と諦めていたのですが、今回は海図から
  0~-150mは10m間隔、-150~-600mは50m間隔で トレースした等深線をX,Y=約3m
  間隔でサンプリングして得たコンター図を積み木のように重ねる方式で3Dデータ化
  しています。(4x4Kmを 1317x1317px でサンプリングしています)
  ただ、サンプリング処理はPhotoshopとExcelを使っているので、等深線間の補間は
  専用ソフトのようにできません。(専用ソフトは数十万円で手が出ない!)
  そのため繋ぎ目は段差がある見苦しいものになっていますが、水深 0から-150mまで
  は10m間隔なので何とか滑らかに見えるでしょうか?

 

図1、西之島 3D海底地形(交差法) 2015年6-7月   (左クリックで拡大)

   等深線図を積み木のように重ねたタイプの3D海底地形図です。
   等深線間の補間が今のところ出来ないためちょっと見にくいですが・・・

3d_003a100p_2

  西之島の輪郭は、観測当時の 2015/07/28 のものです。

 

 下の、図2~図5は 水平:垂直比を 約1:1にしています。
そのため、海底斜面の傾斜が把握できます。

 

図2、西之島 3D海底地形(鯨観図) 2015年6-7月  (左クリックで拡大)  
   ①南から北 ビュー

11_001_sn

 

 

図3、西之島 3D海底地形(鯨観図) 2015年6-7月  (左クリックで拡大) 
   ②西から東 ビュー

11_001_we

 

 

図4、西之島 3D海底地形(鯨観図) 2015年6-7月  (左クリックで拡大) 
   ③北から南 ビュー

11_001_ns

 東側の張り出たところの傾斜が一番急です。 
前回の噴火で一番溶岩流が海底へ供給された部分と思われ、溶岩流が海底に十分供給
されたときに斜面に溜まる溶岩の最大傾斜(限界角度)かな?

 

図5、西之島 3D海底地形(鯨観図) 2015年6-7月  (左クリックで拡大) 
   ④東から西 ビュー

11_001_ew

 

 

 今、LandBrowserからのLandsat8データが使えない状態なので再噴火後のデータが
ありません。
今回は、国土地理院のHPから2017/05/19のパンシャープン図をお借りしてどこまで
海側に広がっているのか確認してみました。

 

図6、西之島 2017/05/19 再噴火による溶岩流の海底への広がり  (左クリックで拡大)

   南側の溶岩流は、-50mラインまで広がっています。
  前回の噴火では、東側で-250mラインまで溶岩流が達しているのですが、
  南側は等深線の間隔が東側の約2倍傾斜が緩いので深場までは行っていない?

_002

 

 

出典:下記をもとにR1が作成

図1-図6
海上保安庁 西之島周辺の海底調査データの解析結果について
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KIKAKU/press/2015/H271020_nisinosima.pdf

図6
国土地理院HP 西之島 Landsat8 2017年5月9日
http://www.gsi.go.jp/kankyochiri/eodas_nishinoshima_IR_PS_2017-.html
GSI,Source of Landsat8 date: U.S.Geological Survey.

 

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2017年5月22日 (月)

アユカワウミコチョウ 2017/05/20(2) 積丹・美国でダイビング

 今年もアユカワウミコチョウ(ウミウシ)の季節がやって来ました。
マクロ用3DアダプターⅡで、初めて体長約2~3mmのアユカワウミコチョウの3D立体写
真を写すことが出来るようになりました。
でも、ワーキングディスタンスが約50mmと短くなっているため今のライトの位置ではWDの
ところまで光が上手く落ちないため、ピントが合いにくくなっています。
次回までにもう少し手前に光を落とせるようにライトのステーを改良予定です。

 

 

アユカワウミコチョウ(1) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 初めて見るアユカワウミコチョウの3D写真です。
 右側が頭、左側が尻尾ですよ・・・

P5200060_ayukawaumikotyou

 

 

アユカワウミコチョウ(2) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  アユカワウミコチョウの下は砂利ではなく砂粒です。

P5200074_ayukawaumikotyou

 

 

アユカワウミコチョウ(3) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  今の大きさは約2~3mmですが、4mmぐらいまで大きくなります。

P5200078_ayukawaumikotyou

 

 

アユカワウミコチョウ(4) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 これから砂に潜っていくアユカワウミコチョウです。
 砂に潜り終わるまでビデオを撮りたかったのですが、付き合っているとデコが出るので
 断念。 浅場でアユカワウミコチョウを見つけたら、潜り終えるまで録りたいですね!

P5200018_ayukawaumikotyo

 

 

アユカワウミコチョウ(5) GIFアニメーション

 裸眼立体視が苦手な方は、ふりふり3Dはどうでしょうか?

P5200060_ayukawaumikotyou_gif256

 

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フサコとフサオ 2017/05/20(1) 積丹・美国でダイビング

 今年の、フサコとフサオです。
同じポイントの少し離れたところに2匹のフサギンポがいます。
去年も同じポイントで2匹いたので、唇?が赤い方をフサコ、白い方をフサオと呼んでました。
今年の個体は去年と違うようですが、2代目フサコ、フサオを襲名しました。
ちなみに雄雌の区別は不明です(^_^;)

 

 

フサコ(フサギンポ) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 唇が赤いフサコです。

P5200035_husaginpo

 

 

フサオ(フサギンポ) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 唇が白いフサオです。

P5200003_husaginpo

 

 

カノコキセワタ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 砂まみれですが、尻尾?は燕尾服の後ろのように割れています。

P5200028_kanokokisewata

 

 

エゾカスリウミウシ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 Yさん、今度は前から写しましょう。

P5200066_ezokasuriumiusi

 

 

ヒメイカ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 じっとしてくれないのでピンボケの山でした(^_^;)

P5200083_himeika

 

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2017年5月21日 (日)

西之島の地下はどうなっている?

                                   (西之島シリーズ目次 No.101~)

 西之島、最近天からの啓示が下りて来ないので、地から探ってみたの巻です(^_^;)

 西之島の地下がどうなっているのか知りたくて、伊豆・小笠原海溝の地下構造図(断面に
おけるP 波トモグラフィー図)を見てみると、

 

 

図1、伊豆・小笠原海溝の地下構造図(断面におけるP 波トモグラフィー図

Nishinosima_tika_1

 

図の説明
『図 3(右上).2015 年小笠原深発大地震の震央北側の 5 断面における P 波トモグラ
フィー。赤色から青色に遷移するにつれて P 波速度が増す。海溝から沈み込み、マントル
遷移層(深さ 410~670 km の黒線で囲まれた領域)に横たわるスラブが明瞭にみられる。
図 4(右下).伊豆・小笠原海溝南側の 4 断面における P 波トモグラフィー。断面 7(b)が
2015 年小笠原深発大地震の震源(☆)を通る。スラブはマントル遷移層を突き抜けて下部
マントルまで沈み込んでいる。

この結果、以下のことが明らかとなりました。
① 伊豆・小笠原海溝から沈み込んだ太平洋スラブは、地震波速度が顕著に大きい領域と
して明瞭にイメージングされた(高速度域、図 3~図 5 の青色部分)。その先端は北緯 28˚
付近で断裂しており、北側ではマントル遷移層(注3)内に横たわっているのに対し(図3)、
南側ではマントル遷移層を突き抜けてほぼ鉛直に沈み込み、下部マントルにまで達して
いる(図 4)。
② 2015 年小笠原深発大地震は、南側の鉛直に沈み込んだ太平洋スラブ内部の、深さ
667.2±0.5 km で発生した。またこの場所は、スラブと周囲のマントルとの東側の境界
付近である(図 5)。  (出典元よりここまで引用)』」

 

R1メモ
 なぜ、P波トモグラフィーからスラブ(青色部分)が解る?
『一般に固いものや温度の低いものほど地震波速度は速くなります
三次元地震波速度構造からプレートが見える、という話を聞いたことがありませんか?
日本海溝から日本列島の下に沈み込んでいる太平洋プレートは、温度の低い地表から、
高い地球の内部に沈み込んでいます。このため、プレートはまわりより温度が低く、地震波
速度が速い場所としてイメージすることができるのです。(下記より引用)』
地震調査研究推進本部 地震波速度 
http://www.jishin.go.jp/main/herpnews/series/2012/sep/yogo.htm

 

 

断面7を拡大したのが下の図2です。

Nishinosima_tika_2b

 

図1,2から
①伊豆海溝では、太平洋プレートがフィリピン海プレートの下に潜り込んでいて、伊豆諸島
の地下はフィリピン海プレート層である。
②西之島から小笠原海溝付近では、太平洋プレートが地下400Km付近で途切れ、潜り込
め無くなったスラブが西之島直下に屈曲して地表面近くまで盛り上がり西之島直下のフィリ
ピン海プレートは西側に押し出されているように見える※。(断面7)
   ※R1の推測であり、出典元に記載されているものではありません。
そのため西之島で噴出しているマグマが発生するのは伊豆諸島の火山帯のようにフィリピ
ン海プレート内ではなく、
    スラブ層の中で発生→スラブ層を上昇しながら成長→西之島から噴火

「西之島海底火山の噴出物は一般の火山には見られない大陸成分の安山岩が多く含ま
れていると報告されています」がこんな所も関係しているのでしょうか?
ここから先は、地学の知識のないR1にはネットで検索してみてもチンプンカンプンです(^_^;)

 

R1メモ
小笠原舟状海盆はなぜここにあるのか不思議に思っていたのだが、下から押し上げてき
たスラブが表層に表れて平坦な小笠原舟状海盆ができ、そこにあった小笠原諸島を東側
に押しやったのではないか?(なんて考えてみるのだが・・・)

 

 

 海底地形を見て何か解るかも?と、「伊豆・小笠原海溝周辺の3D海底地形・交差法」も
載せておきます。

図3、150 m グリッドDEM から作成した伊豆・小笠原海溝周辺の3D海底地形
    3D立体図・交差法 (左クリックで拡大)

Izuogasawara3d1

注意:水深(垂直比)は誇張されて見えています。
 1,小笠原海溝の最深部で、-9,780m
 2、緯度27度で、経度1度の長さは、99.26Km

 

 

図4、西之島付近の拡大 3D立体図・交差法 (左クリックで拡大)

Izuogasawara3d2

 

 

R1メモ
 下記の出典元には、もっと詳しい専門的な地形の解説や図があります。
もっと詳しく知りたい方は、是非一読ください。

画像の出典、文の引用:下記をもとにR1が作成。       

図1,2:東北大学大学院理学研究科 2015 年小笠原深発大地震を解剖するhttps://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20170314_02web.pdf
 
図1-4:海上保安庁海洋情報部研究報告第52 号 平成27 年3 月2 日
150 m グリッドDEM から作成した伊豆・小笠原海溝周辺の3D 海底地形http://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/KENKYU/report/article.html#rhr52

 

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2017年5月17日 (水)

水温10℃になりました 2017/05/13 積丹・美国でダイビング

 水温がやっと10℃になりましたが、ダイビング装備はまだ冬仕様です。
水温15℃になったら夏装備にしようかなー(^_^;)
今日は写真の現像をちょっと派手目にしてみました。
が、ワザと色飛びさせて派手さを出すまでは勇気がありませんでした・・
いつもは色の再現を重視しているので見た目がパッとしない写真ばかりですがこんな感じ
もありでしょうか?
オレンジが目に刺さる~

 

 

フサギンポ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 先週も同じ場所にいたそうで、写しやすい場所なので居ついてくれるといですね!

P5130004_husaginpo

 

 

アツモリウオの稚魚 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 もう見られる数が減ってきています。見たい方は5月中に!
 でも代わりに、アユカワウミコチョウが出てきました(今回はピンボケなのでなし(^_^;)

P5130011_atumoriuo_tigyo

 

 

ウミウシの卵 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 3DマクロアダプターⅡでウネリで揺れている被写体も3Dで写せるようになりました。

P5130037_umiusi_tamago

 

 

ギスカジカ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 おっきかった!!

P5130047_gisukajika

 

 

トゲウミウシの仲間? 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 不明種ですが積丹では何回か見ています。

P5130050_togeumiusizoku

 

 

ネコジタウミウシ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 今日は3個体見ました。下の茶色い苔を食い尽くすといなくなってしまいます。

P5130061_nekojitaumiusi

 

 

ムツサンゴ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 オーバーハングの日の当たらない下に居るので真上を写さなければなりません。

P5130069_mutusanngo

 

 

コケギンポの幼魚 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  3cmぐらいでしょうか? 早く大きーくなーれ。

P5130087_kokeginpo_yougyo

 

 

イソウミウシ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 触覚の形がちょっと違うようですが?

P5130092_isoumiusi

 

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2017年5月16日 (火)

西之島、温度パターンで見る溶岩トンネル 2017/05/02

                                   (西之島シリーズ目次 No.101~)

 LandBrowserが4月末から更新されなくなり、ランドサット8による西之島の再噴火の情報
が入手できません。
ASTER画像が定期的に更新されているようなので当面はASTER画像で西之島を見ること
になりそうです。

 今ブログで扱える情報は他に、海上保安庁の観測データとひまわり8号しか有りません。
今回はちょっとティーブレークして、溶岩トンネルを温度パターンで見てみました。

 

 

 海上保安庁の過去の観測データでは、高温の溶岩が内部を流れている溶岩トンネルを
明確に確認できる画像が見当たらなかったのですが、2017/05/02の観測では空中写真で
新しい溶岩トンネルが明確に判別でき、高温の温度パターンと綺麗に一致しています。
下図は、空中写真にサーモカメラによる高温部のパターンを重ねたものです。

 

図1、西之島 2017/05/02 溶岩流の流れた位置と高温部表示 (アニメーションGIF)

Nisinosima_20170510_ondo

 

 両側面が白っぽく中央が黒で流れた跡に見えるのが溶岩トンネルです。
温度パターンを重ねてみると、溶岩の流れが続いているところは高温、止まりかけていると
ころは残熱の低温になっているのが確認できます。
西側の溶岩流は流出量が落ち、一方南側に流れた溶岩流は強い1本の流れとなって継続
しているようです。
西側と南側に流れた溶岩流の量の明暗を分けたのは、火砕丘を12時から9時の方向に回
る裾野の溝とそこから南の海岸へ続く谷状の一本道が溶岩トンネルの幅が広がらずに高
さ(厚み)を持った溶岩トンネルが形成されて、流出した溶岩が冷えにくくなっているものと
思われます。(図2)
 ※立体視で見ると、地形の凹凸がはっきり確認できます。

 

図2、西之島 2017/04/25 溶岩流の分布(3D・交差法) (左クリックで拡大)

11_20160725_nisinosima3d_102

 

 西側は斜面の傾斜はあるものの深い谷部が無いため溶岩が平たく広がり冷えるのが
速かったのではないでしょうか?
西側に溶岩流が流出し続ければ水深の浅い所なので西之島の面積拡大に期待できたの
ですが、南側はすぐ水深が深くなるため西之島海底火山の裾野に広がるだけで面積拡大
は期待できません。

 海鳥の生息が確認されていた旧島台地は約53℃になっていて、もう海鳥の生息できる
環境ではありません。
海鳥は島内の安全な場所か、東に約130Km離れた小笠原群島に移動できたでしょうか?
海鳥は避難するために東に向かえば約130Km先に小笠原群島がありセーフですがそれ
以外の方向だと・・・
どうやって進路を決めているのでしょうか???

R1メモ
  西之島、「ひょっこりひょうたん島」化計画。
 ひょっこりひょうたん島の大きさは、最長部で8,000m(らしい?)
 西之島の約2x2Kmよりも大きな活火山島が海に浮いて流れているとういことは西之島も
 浮島にできるのではないか?
 でも、どうやって???
 空想科学読本でこのテーマ、やってくれないかな(^_^;)

 

出典:下記の画像をもとにR1が作成。
1,海上保安庁・西之島の噴火について (5月2日観測)図2,3
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KIKAKU/press/2017/20170510.pdf
2、東京大学地震研究所 HP:西之島2017年噴火による溶岩流の分布と推定される噴出率(続報)
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/2017/04/21/2013%e5%b9%b411%e6%9c%8821%e6%97%a5%e8%a5%bf%e4%b9%8b%e5%b3%b6%e3%81%ae

%e5%99%b4%e7%81%ab%e6%b4%bb%e5%8b%95/ 
3、国土地理院HP:西之島立体図 2017/07/25
https://saigai.gsi.go.jp/2/20131120nishinoshima/nishinoshima_3d/20160725/3D/20160725nishinoshima_all.html

 

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2017年5月 7日 (日)

桜 2017年5月7日

 サクラ、サクラ、サクラが咲いた♪

P5070133_2017

 庭のエゾヤマザクラです。
今年も綺麗に咲いてくれました。

 

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2017年5月 6日 (土)

美国ダイビング・スタートです 2017/05/03 積丹・美国でダイビング

 美国初日は沖出しの強風でしたが、海の中は流れやうねりもなく水温9℃。
透明度は5mぐらい有ったのですが細かい浮遊物が多く、マクロ撮影では白い点となって
涙目です(^_^;)
やっぱり初日は、宝島でのんびりとお散歩ダイビングで迎えたいですね。

 

 

オニカジカ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P5030003_onikajika

 

 

ヒラメ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 40cmぐらいでしょうか? 水中での大きさは苦手です(^_^;)

P5030007_hirame

 

 

ネコジタウミウシ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 あとゴロタまで5mの砂地を這っていました。後ろは沖に向かってずーっと砂地です。
どこから来た?

P5030018_nekojitaumiusi

 

 

エダウミウシ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P5030054_edaumiusi

 

 

ハナヤギウミウシ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P5030071_hanayagiumiusi

 

 

ハナヤギウミウシ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  アップです

P5030075_hanayagiumiusi

 

 

アツモリウオ(稚魚) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 今年生まれたアツモリウオの稚魚で15mm前後ですが成魚と同じ形をしています。

P5030034_atumoriuo

 

 

アツモリウオ(成魚) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 2年目以降?の成魚です。頭の上や体側に赤い色が入っています。

P5030087_atumoriuo

 

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2017年5月 3日 (水)

西之島 2017-05-01 T01:23:28Z ASTER画像

                                   (西之島シリーズ目次 No.101~)

 ASTERにより、2017-05-01 T01:23:28Z に撮影された西之島です。

 西側、南側に流れ出している溶岩流は、再噴火前の西之島の輪郭を越えて海側に広がっ
ているようです。
温度分布は、中央火砕丘の少し北西に高温部の中央があり、西側・南側に広がっており、
南側の方が若干高温状態です。

 

 

図1、 西之島 2017-05-01 T01:23:28Z ASTER・熱画像

B1014_tw100p_104

 

 

図2、 西之島 2017-05-01 T01:23:28Z ASTER画像 (左クリックで拡大)

Rgbx3002

 

撮影データ
Satellite:ASTER
ID:ASTB170501012328
Path:105 Row:117 Num:5
Cloud:0
Date:2017-05-01T01:23:28Z

 

出典:下記画像をもとにR1が作成。
AIST LandBrowser http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/index.html
“Citation: ASTER-VA image courtesy NASA/METI/AIST/Japan Spacesystems, and U.S./Japan ASTER Science Team.”

 

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2017年5月 2日 (火)

幌武意ラストダイビング 2017/04/29 積丹・幌武意でダイビング

 今日は冬期間(11月~4月)の幌武意のラストダイビングです。
今年も例年通りに「見たいものはすべて見た」のと、3DマクロアダプターⅡを作り、ホテイ
ウオの稚魚やダンゴウオの稚魚など、5mmぐらいの被写体を3Dで写すことが出来るよう
になり、3D・マクロ図鑑用の写真を写すことが出来たのが成果でした。
次回からは、積丹美国のダイビングが始まります。何が待っているでしょうか?

今日の撮影はパソコンで見たら、3DマクロアダプターⅡでしか写していませんでした(^_^;)

 

 

卵球 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  何の卵でしょう?

P4290038_rankai

 

 

ヤドカリ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 エイリアン?

P4290041_yadokari

 

 

ヒメクロモウミウシ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 まっくろくろすけ・・・

P4290047_himekuromoumiusi

 

 

イソウミウシ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P4290051_isoumiusi

 

 

ホテイウオの稚魚 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 浅場から砂地の際に降りていました。もう深海へ帰るようです。

P4290058_hoteiuo_tigyo

 

 

ミノウミウシ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 あれとこれを足して二で割るとこの子です(^_^;)

P4290063_minoumiusi

 

 

ダンゴウオ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 今年は自分で探せなかった、来年こそは・・・

P4290068_dangouo_tigyo

 

 

アツモリウオ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 もう苦労しなくても見つかるぐらいに増えています。

P4290074_atumoriuo_tigyo

 

 

フラベリーナ・ベルルコサ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P4290096_huraberinaberurukosa

 

 

トゲウミウシ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 まっしろしろすけ カメラ泣かせの白飛びチャンです(^_^;)

P4290112_togeumiusi_1

 

 

コトヒメウミウシ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 この子も、まっしろしろすけ

P4290121_kotohimeumiusi

 

 

オニカジカの稚魚 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 こんなに小っちゃいのに、頭の上の四つの棘がもうあります。
この棘が無かったら、なんの稚魚か分かりませんです(^_^;)

P4290139_onikajika_tigyo

 

 

オニカジカの稚魚(拡大) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 左画像の棘の白い縁に色収差出ちゃってますね。(修正するまでもないかな?)
 1眼望遠のジャンクレンズで作ったクローズアップレンズなので良しとします(^_^;)

P4290139_onikajika_tigyo_2

 

 

ウニの赤ちゃん 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  ウニの赤ちゃんと、手前に見える親ウニの棘を比べてみれば大きさが解りますよね。
 この赤ちゃんウニは、キタムラサキウニ?、エゾバフンウニ? どちらでしょうか?

P4290145_uni_akatyan

 

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