ヒメイカの色素細胞 実体顕微鏡風
水温が低い4月(2017/04/01 at5.9℃)には珍しいヒメイカがいたので写していると半透明
だった体色が真っ黒に変化。
黒く変化したヒメイカの写真を3D加工して仕上げてみると、半透明の外套膜の中に褐色の
色素細胞が広がって黒く見えている様子を見ることが出来ました。
3Dで立体視してみると、外套膜内で色素細胞が薄く広がって面積を増している状態が解り
ます。
実体顕微鏡は一度も見たことが無いけれどこんな風に見えるのかなー?と (^_^;)
図1、ヒメイカが興奮状態では無く、半透明に見える状態。
ちょっとピンぼけですが、普段はこんな感じの半透明な体色です。
足を縮めた状態で約1cmの大きさです。
色素細胞は、小さな点で目立ちません。
3D立体写真・交差法 (左クリックで 1000x562 に拡大)
図2、ストロボを浴びて興奮(威嚇色?)し、体色が黒くなった状態。
体色が濃い茶褐色に変化しています。
半透明から褐色に変化する過程を3Dビデオに写せれば最高なんですが、
(ダイバーはやっちゃーいけない)採取して固定する必要があるので無理です(涙
撮影は、被写界深度が広く取れるようにXZ-2(コンデジ)の絞り最大のF8で行っています。
※立体視(裸眼立体視・交差法)で見ないと、何が何だか解からない??? 写真です
3D立体写真・交差法 (左クリックで 800x600 に拡大)
図3、図2の上部を拡大
色素細胞が薄く広がって面積を増している状態が分かるでしょうか?
※頭部だけを見ると、「遮光器土偶」に見えませんか(^_^;)
3D立体写真・交差法 (左クリックで 1200x675 に拡大)
図4、図2の下部を拡大
体の真ん中に赤く見える部分(内臓)はなんでしょう?
イカの血液は青だから心臓でもないし???
3D立体写真・交差法 (左クリックで 1200x675 に拡大)
図5、 図3、4を1枚にしました。 拡大して上下にスクロールで見た方が見易かったです。
3D立体写真・交差法 (左クリックで 1200x1312 に拡大)
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