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2017年2月15日 (水)

水中撮影機材 第4回 内臓ストロボ拡散BOX

 第4回は、内臓ストロボ拡散BOX。
カラクリ仕掛け満載のドッキリメカです(^_^;)

 

①まずは使用する前に、反射集光板を開きます。

図1、ストロボの反射集光板の展開  (左クリックで拡大)

01_p2151512_

 拡散BOXの上に折りたたんでいる、反射集光板2枚を開きます。
反射集光板は左右・上方向の光をカメラの画角以上に広がらせないように前面内側に
反射で戻す役目とマクロ撮影時にレンズ前面の直近下方へ光を反射誘導するための
ものです。
上面の2本のねじ部分が回転軸になっていて正面左側・右側の順で開いていきます。
開いたら水中で動かないように右は下のナットの突起を下穴に、左は右のネジ部の突起に
穴を被せて固定します。
畳むときは、右の穴部を浮かせて左から逆に畳んでいきます。
開き角度はワイド端でストロボ光が広がりすぎない角度で調整。

 

②反射集光板を開くと中からストロボ光の照射面(前面プリズム)が出てきます。

図2、展開した反射集光板とストッパー (左クリックで拡大)

02_p2151523_2

 反射集光板は、1mm厚のPP板を加工して作ります。
曲げ部はローソクであぶって直角の曲げ癖をつけています。
内側には、シボ加工されたアルミミラーを両面テープで張っています。
反射集光板の先端の下は、ワイド端で映り込みがあったので切り欠いています。
側面を見ると、反射集光板の先端が下がっているのは、レンズの画角より上に行く光は
無駄なので少しでも下に向かう光量UPのためです。
開いた後に後ろ側のリフター(ステン安全ピン加工)を差し込みます。

 

③反射集光板のチルト機構

図3、反射集光板のチルト機構  (左クリックで拡大)

03_p21515423

 マクロ撮影時などにカメラの手前にストロボ光を反射させて落とすために反射集光板を
下に傾けることが出来ます。
下げるときは、ちょうどターゲットライトも下げるのでライトの先端で、反射集光板を押し下
げます。(第2回参照)
戻すときも、ライトを上げるとゴムで反射集光板の後ろを閉じるようにテンションをかけてい
るので自動で戻ります。
拡散BOXの上の戻りゴムの仕掛け部分と、反射集光板の展開機構は蝶番で固定している
ので図のように傾けることが出来ます。
右下図で、左右の反射集光板の上下関係が解ります。
緑色の部分はゴムの円盤でスペーサー兼回転部に重みをもたせています。
リフターは差し込むのは手ですが、反射集光板をたたむと自動で押し出されます。

 

④ストロボ光の偏光システム

 図4、ストロボ光の偏光システム (左クリックで拡大)

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 ストロボ光の拡散と方向のコントロールに、一般的に使われている乳白色の拡散板は
光量の減衰が大きいので使わないシステムを考案しました。
ただでさえ光量の少ない内臓ストロボしか使っていないので、僅かな光ロスも避けたかっ
たからです。
仕組みは、右下図を見てもらえば分かるように、ハウジング内と拡散BOX前面に設けた
2カ所のプリズムで光路の偏光(曲げ)と前面への指向性パターンを得ています。
左右方向は反射集光板で補っています。
前面のプリズム面から出る光は無指向性ではなく、前面に指向性を持ったパターンで光量
ロス少なくしています。
プリズムには、三角アクリル棒を使用しています。
 ・ハウジング内のプリズムは、3mmの三角アクリル棒の端を透明な両面テープで固定。
 ・拡散BOX前面は、最初は3mm三角アクリル棒x1段で試作したのですが光の曲りが
  水中で約1/3になるので2段追加しようとしたら在庫切れで5mm三角アクリル棒しかな
  かったので、2,3段目は5mm三角アクリル棒になりました。
  これでいい結果が出たので、そのまま使っています。
プリズム板(1段)はアクリル棒を並べて端を残った端材で挟んでアクリル接着剤で固定し
て1枚の板状にしています。
これを3枚重ねて固定は、0.3mmステン針金で挟んでいます。
(金具で押さえると光を遮るので針金にしました)

 

⑤ハウジング内のプリズム

 図5、ハウジング内ストロボ偏光プリズム (左クリックで拡大)

05_p2151505_

 3mmの三角アクリル棒の端を透明な両面テープでストロボの窓に張り付けました。
落ちたりしないので、これでいいかなー・・・

 

⑥ストロボ拡散BOX単体の姿

 図6、ストロボ拡散BOX (左クリックで拡大)

06_p2151567_box1

ストロボ拡散BOX単体の写真です。
L型の上部金具を作り直せばそのまま、XZ-1のPT-050にも使えます。
加工が大変なのは、ストロボ窓部分が隠れないように熱で曲げてR加工する部分です。
熱源はローソクしかないので煤だらけになります。(ヒートガンが欲しい・・・)

 

⑦ストロボ拡散BOXの作り方

 図7、ストロボ拡散BOX本体の作り方 (左クリックで拡大)

07_p2151597_box

 作った時の写真が無いので概略の説明です。
材料はほとんどダイソーで揃えました。100均以外で買ったのは、タップねじ2x4,2x6、
皿ねじ2x6と、3,5mmアクリル棒と接着剤ぐらいでしょうか。(ホーマック)
 ※作った時はまだ円高で、ステンレスのねじやPP板などもダイソーにありました。
   (今は有りません)
0.8mmの硬いステン材はステンレス製の安全ピンを伸ばして使います。
右下のクッキングカップは、PT-054のポートに被せるのにちょうどいい内径なのでレンズ
関係の取り付けに重宝してます。

100均で良い材料を見つけたら次は無い可能性大なので、大人買いしておきます(^_^;)

 

R1メモ
 初めのころは外部ストロボ買って使いましたが、角度を合わせているうちに魚がいなく
なったりしてシャッターチャンスを逃すことの方が多かったのと、マクロや3Dを初めてから
は水中でのシステム切り替えに外部ストロボが邪魔になるので自然と使わなくなりました。
内臓ストロボとターゲットライト、そして強い味方Photoshopがあれば何とかなるもんです。

 

 

水中撮影機材の掲載予定。

掲載済み

第1回、水中撮影機材一式のパーツ紹介
第2回、水中撮影機材の撮影目的による形態変化(パーツ組み換え)。
第3回、水中プロテクターとステー
第4回、内臓ストロボ拡散BOX

予定

第5回、3Dアダプター
第6回、3Dマクロアダプター
第7回、マクロレンズ(クローズアップレンズ)
第8回、ライト関係
第9回、モニター拡大鏡
第10回、その他

 

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