ヘッドホンアンプとヘッドホンATH-W1000改
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「疑似ハイレゾ音源」の最新バージョンの紹介記事です。
疑似ハイレゾ音源の最新バージョン
http://r1rawd.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-40adca.html
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高域補間ハイレゾ音源がVer.4になってから、ノートパソコン+ヘッドホンで聞く音が少し
物足りなくなってきたので、使っていなかったエレコムのPC用スピーカーのパーツ
(YD2822アンプ用IC、VRなど)とジャンク基盤の部品でヘッドホン用アンプを作りました。
こんなお手軽アンプでも、ノートパソコンより音に馬力があって結構使えます。
お世辞にもHi-Fi(死語か)アンプとは言えないが、オリジナル192KHz-24bit、ダウンサンプ
リングしたCD音質44.1KHz-16bit、高域補間ハイレゾVer.4の違いもはっきり確認できます。
これがあれば、USB-DACもしばらく必要ないかなー(^_^;)
図1、回路図
ジャンク部品を使ったので、CRの値は適当です。 YD2822はゲインが高いので、
入力の100KΩ、帰還抵抗の3.3KΩ/150Ωを入れています。
図2、外観
最後にEQ+POWERアンプを作ったのは20年以上も前です。
もうこんな小さなアンプを作るのもおっくうになってしまいました(^_^;)。
図3、基盤上
何故かホーマックで穴あき基盤を売っていたのが作るきっかけになりました。
図4、基盤下
下書きも無しで適当に部品を置きながらはんだ付けしたので、汚いですね(^_^;)
*** 追記 2017/02/26 ***
2822ICの上に磁性体フィルム(フロッピーディスクの磁性体)を張り付けて電磁シールド
すると、劇的に音質改善が出来ました。
※ もしかすると、2822アンプが発振していて音質が落ちていたのが、電磁シールドで
発振が止まっただけかもしれませんが(^_^;)
注意:スピーカーを高出力で駆動している場合は、ICの放熱が出来なくなるので
電磁シールドは行わないでください。
今回は、ヘッドホンのみの駆動なのでICが熱を持つことはありませんでした。
愛用のヘッドホン Audio-Technica ATH-W1000 改
図5、ヘッドホン ATH-W1000 改
このタイプのヘッドホンは左右のユニットをステンレス製?のヘッドバンド2本でつないで
いるので、このヘッドバンドを伝わって左右の音のクロストークが結構あります。
右のハウジングを爪で弾くと反対側のハウジングにかなり響きます。
試しにヘッドバンドを手で握って弾くとクロストークの響が小さくなります。
そこでヘッドバンドを伝わるクロストークを無くすためにヘッドバンドを中央で切断し、弾性
体で挟み込んで伝わる振動をカットするように改造しています。
実際には中央から切断したヘッドバンドをシリコンゴムのチューブ(耐熱電線のシリコン
被膜を使いました)で覆い、ズレ止めにPP板で作った溝に入れて、その上からゴム板2x2と
R形状のPP板で挟んでねじ止めしています。
ヘッドバンドを切断して弾性体で挟むと締め付け力が弱くなるので、(黄色い)ゴムひもを
かけて締め付け力を調整しています。
注意:
私はこの前に使っていたチタンハウジングの同型ヘッドホンで試した実績があるので
躊躇わずに改造できましたが、安いヘッドホンではないので自己責任でお願いします。
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