« ひまわり8号で見る雲の無い地球全図 | トップページ | 台風10号の3D立体動画を作ってみた。 »

2016年11月25日 (金)

台風10号(2016/08/28 10:50) 擬似3D立体写真

 ひまわり8号の、「バンド13(10.4㎛)長波長赤外線」画像から、擬似3D立体写真を作って
みました。
バンド13は、雲の明るさで雲の高度が判別できる?そうなので、3D立体写真に応用です。

  ・高高度は低温→高高度にある雲も低温→B13は低温は暗く写る →白黒を反転
    →結果、高高度の雲は明るく見える

  ・低高度は高温→低高度にある雲も高温→B13は高温は明るく写る→白黒を反転
    →結果、低高度の雲は暗く見える

  ※高高度の平均的な温度は、高度11kmで-56.4℃ だそうです。

この高度と明暗の関係を使い、明暗の差から高度の違う雲の層を分離し、明るい雲の層
に3Dの視差を大きく割り当てることで高さ情報を持った擬似3D立体写真を作ります。

  ※「明るさと温度、温度と高度」の関係がリニアかどうかは不明なので、正確な高度差
    を表しているわけではありません。

 

 

図1、台風10号(2016/08/28 10:50) (左クリックで拡大)

   3D加工前のオリジナル画像。

10_org_2

 

 

図2、台風10号(2016/08/28 10:50) 擬似3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

    雲や降水などの天気現象は対流圏(~16Km)で起こります。
   台風の雲の高さも16Km以下であり、立体視したときの高さ方向は数十(百?)倍に
   誇張されています。

10_0043x2w1300

 

 

図3、台風10号(2016/08/28 10:50)カラー化 擬似3D立体写真・交差法(左クリックで拡大)

   雲の高さをカラーチャート表示にしました。

10_0043x2w1300_color

 

 

 過去に同じ手法で作った、宇宙の擬似3D立体写真です。

ハッブル宇宙望遠鏡(カテゴリー)
http://r1rawd.cocolog-nifty.com/blog/cat58457958/index.html

 大マゼラン雲の超新星残骸 SNR 0519-69.0
 私たちの銀河はイメージチェンジします(3D・銀河系)
 ハッブル宇宙望遠鏡の疑似ステレオ写真

 

 

R1メモ
 作成手順(備忘録です)
1、NICTサイエンスクラウド ひまわり8号リアルタイムWeb で
  台風10号のバンド13画像をキャプチャー。
2、輝度が0-255になるようにレベル調整。
3、輝度が、org,15,47,79,111,143,175,207,239 の諧調で高度別の雲画像を切り出し。
4、視差を作るために、高度順で画像をADD+1で横にシフト(R/L画像で方向反対)
5、白とび補正、ダスト&スクラッチ、アンシャープマスク。
6、L/R画像の順に並べて、擬似3Dの完成。(図1)
7、擬似3D画像をモノクロにしてカラーチャートのグラディーション化。(図2)

 

画像の出典:
NICTサイエンスクラウド ひまわり8号リアルタイムWeb
http://himawari8.nict.go.jp/ をもとに作成。

 

にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科学へ にほんブログ村 写真ブログ 立体写真へ

|

« ひまわり8号で見る雲の無い地球全図 | トップページ | 台風10号の3D立体動画を作ってみた。 »

ひまわり8号」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 台風10号(2016/08/28 10:50) 擬似3D立体写真:

« ひまわり8号で見る雲の無い地球全図 | トップページ | 台風10号の3D立体動画を作ってみた。 »