« 2016年2月 | トップページ | 2016年4月 »

2016年3月

2016年3月29日 (火)

ひまわり8号で瀬戸内海の潮流が見えるのか

 ひまわり8号のカラー画像で瀬戸内海を見ていると、海域に「モヤモヤ」が見えます。
この「モヤモヤ」は何だろうと画像を加工してみると、潮流の流れのようなパターンが抽出
できました。
本当に潮流の流れが見えているのか確認するため、当日の海上保安庁の潮流図と重ね
て流れの向きや大きさが一致しているかどうか調べてみました。

 

Setonaikai_tyouryuu

 

 

①使用したひまわり8号の画像

 確認に使用したひまわり8号の画像は、瀬戸内海上空に雲がほとんど無い日(2016/03/03 07:00~17:00)。
雲がほとんど見えない日なので、雲を潮流と見間違えてはいないはずです。
画像は、「NICTサイエンスクラウド ひまわり8号リアルタイムWeb」のカラー画像を使用して
います。

 

図1、ひまわり8号のカラー動画(2016/03/03 07:00~17:00)(オリジナル)

   瀬戸内海の「海域のモヤモヤ」が解るでしょうか? 
  トリミング、リサイズ以外の加工は行っていません。
  この動画から画像処理で、図2の「海域のモヤモヤ」を抽出します。

 

 

 

 

②図1の「海域のモヤモヤ」を画像処理で、潮流?として見えるように加工した動画

 潮流の流れ?と思われる「海域のモヤモヤ」を強調してカラー化した動画です。
当日の潮流の向きと速さが確認できるように、海上保安庁の潮流図(2016/03/03 7:00-16:00)
の矢印を重ねています。

 

図2、ひまわり8号で瀬戸内海の潮流が見えるのか?
 
   動画を早送りしないと「モヤモヤ」の流れが認識できません。(変化が解らない)
  早送りした動画は24秒と短いので何回も見て確認できるように10回繰り返しています。

 

 

 

 

 動画からは、潮流表の流れ方向と「海域のモヤモヤ」とした流れの向きがなんとなく
一致しているように見えます。

本当に、ひまわり8号で潮流が見えたのか?

 もし見えているとしたら、何がどんな理由で見えているのか?
使用した画像は可視光によるカラー画像(RGB=バンド3,2,1)なので、可視光の範囲で見え
ている現象です。

潮流の流れのように見えている「海域のモヤモヤ」の移動速度はかなり早いです。
速吸瀬戸の流れを左下の時計を見ながら大まかな速度を測ると約50Km/hにもなります。

潮流の速度は早い所の鳴門、速吸瀬戸などの狭水道でも、5~10ノット(約9~18.5km/h)
で、「海域のモヤモヤ」の速度より遅いため、潮流の流れが直接見えているとは考えにくい。

過去の記事(瀬戸内海の、3D海底地形図(シリーズ11) )で、潮流の潮位変動の波の速さ
を求めたことがありますが、その時の速度は約43Km/hと今回の「モヤモヤ」の速度と近い
ので、潮位変動の波が見えている可能性が思い浮かびました。
潮位変動で上下に振動して伝わる波面の凹凸によって生じる反射光の明るさの変動が
進行波として見えているなら、移動速度が速い説明にもなります。

ひまわり8号で瀬戸内海の潮流のように見えた「モヤモヤ」は、
「潮位変動が伝わっていくときの海面の上下で水面の明るさが変動(凸凹の向きで反射の
強度が変わる)する進行波が見えていた」
と推論しました、がどうでしょうか?

 

 「モヤモヤ」が潮流と関係ないことも有りえます。その場合の見間違いとして考えられる
要因は

 1、ひまわり8号のオリジナル画像では見えない薄い雲が増感処理で見えるようになり、
   偶然に潮流のように見えている。
 2、画像を増感しているので、ひまわり8号のノイズが見えている。

などが考えられますが、私的には「潮流が見えた」と信じたい(^_^;)

 

※この記事の「ひまわり8号で瀬戸内海の潮流が見えるのか?」は私の仮説です。
 本当に見えているかどうかの理論的な裏付、検証がありません。
 ひまわり8号の画像からこんなことも想像できるんだ。ぐらいに読んでください(^_^;)

 

画像の出典:下記の画像をもとに作成しています。

1,NICTサイエンスクラウド ひまわり8号リアルタイムWeb
http://himawari8.nict.go.jp/

2,瀬戸内海の潮流推算:海上保安庁
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KANKYO/TIDE/curr_pred/Setonaikai.htm

3,時計:時計動画素材 mowsvideo さん 

 

にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科学へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年3月27日 (日)

ひまわり8号で見る今週の流氷 2016/03/21~2016/03/27

 気象衛星ひまわり8号で見たオホーツク海の流氷です。

 図1,2,3-③は、ひまわり8号の画像から雲を除去して雲の下の流氷を見ています。
   1)流氷の観測時間は、09:00から14:00  (図1~2.5分間隔)(図2~10分間隔)
   2)雲が多い画像は雲の除去効果が薄いため、流氷部がハッキリ見えない場合が
    あります。
   3)流氷の動きが速い場合は流氷が雲と分離できないため、流氷部が縮小して見える
    ことがあります。
   4)図の流氷の位置・量は、確度が不明なため参考図として見て下さい。
    ひまわり8号の画像から得た流氷は、流氷密度の1~6が不鮮明で見えない場合が
    あります。
   ※流氷の公式資料は、海上保安庁の海氷速報で確認してください。

 

 

図1、ひまわり8号で見る北海道沿岸の流氷 2016/03/21~2016/03/27

_2016032120160327n_all

 

 

図2、ひまわり8号で見るオホーツク海の流氷 2016/03/21~2016/03/27

  オホーツク海(広域)の画像は10分間隔なので雲の除去率が低く雲が多く残ります。
赤枠内の画像は、雲に覆われていない流氷の全体像を見るために、7日間の全画像から
得た雲の除去率の高い画像です。
しかし、流氷本体の動きの速い部分も雲と区別できなくなるため消えてしまっています。

_2016032120160327w_all

 

 

図3、宇宙から見る流氷

 海氷情報センターで公開している「流氷図①」に、だいち2号による「流氷図②」
のデータが一部使われています。
だいち2号はレーダー画像で雲の下の流氷を見ることが出来るので観測精度が上がっ
ています。
気象庁のデータも使われていますが詳細は不明。  ひまわり8号のデータも使われて
いると思われるので、ひまわり8号から作成した「流氷図③」と同時比較してみます。

_20160314

 

 綺麗な、グルグルですね (^_^;)
ひまわり8号から得た流氷図は、雲を完全に除去できないので見えない部分が残ります。
一方、だいち2号は雲の影響がありませんが、撮影が14日間隔なので毎日の観測は出来
ません。

 

 

画像の出典

図1、図2、図3-③
NICTサイエンスクラウド ひまわり8号リアルタイムWeb http://himawari8.nict.go.jp/
画像をもとに作成。

図3-①
最新の海氷速報(第一管区海上保安本部海氷情報センター) 2016/03/14 をもとに作成。
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN1/drift_ice/ice_chart/ice_calendar.html

図3-②
「だいち2号」Lバンド合成開口レーダー(提供:宇宙航空研究開発機構(C)JAXA)
  http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN1/drift_ice/alos/2016/alos2_160314.jpg
をもとに作成。

 

にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科学へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

春一番

 春一番 

 

P3271044_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年3月26日 (土)

西之島 2016/03/03 3D立体地形図・交差法

                                   (西之島シリーズ目次 No.101~)

 国土地理院から、2016/03/03に計測された2.5mDEMが公開されました。
そのデータから作成した、「西之島 2016/03/03 3D地形図・交差法」です。

 

 

図1、西之島 2016/03/03 3D地形図・交差法 (高さ倍率=約等倍)

  高さ(垂直)倍率は、約等倍(x1)

Nisinosima_20160303_3d_x1_001

 

 

図2、西之島 2016/03/03 3D地形図・交差法 (高さ倍率=約4倍)

  高さ(垂直)倍率は、約4倍(x4)

Nisinosima_20160303_3d_x4_001

 

※高さ(垂直)倍率はおおよその値です。実際の高さは標高カラーを参照してください。

 

*** R1メモ ***

西之島の2.5mDEMデータ(Excel用 1/4間引きデータ)を下記からダウンロードできます。
サンプル画像を入れてあるので、これをベースに楽しんでみてください。

「nishinoshima_20160303_2.5m_Excel_2.zip」をダウンロード

 

標高データの出典:
国土地理院 西之島HP 平成28年3月3日 技術資料C1-No.462 をもとに作成。
http://www.gsi.go.jp/gyoumu/gyoumu41000.html

 

にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科

学へ にほんブログ村 写真ブログ 立体写真へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年3月22日 (火)

ランドサット8で見る西之島 2016/03/19

                                   (西之島シリーズ目次 No.101~)

 今回は快晴で、雲に覆われていない西之島の全景を見ることが出来ました。
西之島のサイズでも、起伏と地面が太陽に暖められた上昇気流で雲が出来るんですね。

西之島の噴火は休止したようですが、海上保安庁の観測では火口周囲の溶岩原ではまだ
約100℃の高温部が点在しており、島の周囲海域には変色水域が見えています。
西之島の地下ではまだ弱いながら火山活動が続いているようです。
2015/03/05の海上保安庁の観測写真では、旧島台地で海鳥が確認できます。

 

 

図1、西之島(1) 2016/03/19

Nisinosima_20160319_01

 

 

図2、西之島(2) 2016/03/19

Nisinosima_20160319_02

 

 

図3、西之島の海鳥 2016/03/05

   旧島台地に海鳥が見えます。

Nisinosima_20160305

 

 

図4、西之島 高温部の変化

   Landsat8による西之島の夜間温度観測画像です。
  温度(諧調)は、①2015/09/12の 海面=0, 最高温部=255 に割り付けています。
  明るいほど高温を示します(実温度は不明です(計算できません(^_^;)
  2016/03/15は高感度現像でやっと高温部の点在が確認できます。
  温度は海上保安庁の3/5の観測では、まだ約100℃の高温域が点在しているようです。

Nisinosima_landsat8_b7

 

 

画像の出典:下記の画像をもとに作成しています。

1、Landsat-8 日本受信・即時公開サービス http://landsat8.geogrid.org/l8/index.php/ja/
”The source data was downloaded from AIST's Landsat-8 Data Immediate Release Site,
Japan(http://landsat8.geogrid.org/).  Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.

2、海上保安庁HP 西之島 photo5_20160305l.jpg をもとに作成。
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm

 

にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科

学へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年3月21日 (月)

ひまわり8号で紀伊水道に出入りする潮流を見る。

 ランドサット8の画像で太平洋から紀伊水道を通り、紀淡海峡~大阪湾、鳴門海峡~
播磨灘、明石海峡を流れる潮流を可視化して見ることが出来ます。

   Landsat8で見る、瀬戸内海「 大阪湾~紀伊水道~播磨灘 」
 
もしかしたら、ひまわり8号でも同じように潮流の流れを見ることが出来るのではと考えて
試してみました。

テストに選んだひまわり8号の画像は、紀伊水道、大阪湾、播磨灘に雲一つ見えない
2016/03/03 07:00~17:00を選びました。

   ※雲を間違って見る恐れが無いように、晴天日を選んでいます。

下のオリジナル画像の動画からは、潮流らしきものは全く見えません。

 

 

 

※上の動画は、オリジナル画像でトリミング以外の加工は行っていません。
ひまわり8号の画像で確認できる雲は見当たりません。
(バンド1~16画像も確認しました)

 

 

 潮流の流れを可視化するのに、「赤(R)画像のモノクロ画像+RGB画像の色情報を合わせ
た、パンシャープン画像」をベースに加工を行いました。
画像を加工してみると「潮流らしき、もやっとした動き」が見えたので確認できる動画にして
みます。

 

 

 

※上の動画は短くて1回なのでよく分からない(^_^;)
10回繰り返す動画を追加してみました。

 

 

 

 

本当に潮流が見えているのなら同時刻の潮流図と流れ方向が一致するはずです。
確認のため海上保安庁の潮流表を画面左側に置き、右側のひまわり8号画像の、
紀淡海峡・鳴門海峡・明石海峡に流れ方向を示す矢印を加筆しています。

動画からは潮流表の流れと、もやっとした流れの向きが一致しているように見えます。

 

 

 本当に、ひまわり8号で潮流が見えたのか?
もし見えているとしたら、何がどんな理由で見えているのか? 解りません・・・
※「もやっとした流れ」が抽出できたのは、RGB画像のR(バンド3)です。

見間違いと考えられる要因として考えなくてはいけないのは

 1、ひまわり8号のオリジナル画像では見えない薄い雲が増感処理で見えるようになり、
   北風・南風で流されて偶然に潮流のように見えているだけ?
 2、画像を増感しているので、ひまわり8号のノイズが見えているだけ?

などが考えられますが、私的には「潮流が見えた」と信じたい(^_^;)

*** 2016/04/02 追加 ***

 瀬戸内海全体の潮流が見える範囲で、新バージョンを作りました。

 ひまわり8号で瀬戸内海の潮流が見えるのか?

************************

 

*** R1メモ ***
 今回のひまわり8号の画像は、キャプチャーではなくダウンロードしたものを使いました。
 ダウンロードしたファイルは 07:00~17:00 2.5分間隔で241枚 計2.61GB、
 ダウンロードに要した時間は約8時間
  (ダウンロード自体は早いけれど、サイト側の準備完了まで計7時間ぐらい待ちます)
 選べる画像範囲が日本列島全図しかないので、見たい範囲を分割DLできればもっと
 お手軽に使えるのですが・・・

 

画像の出典:下記の画像をもとに作成しています。

1,NICTサイエンスクラウド ひまわり8号リアルタイムWeb
http://himawari8.nict.go.jp/

2,瀬戸内海の潮流推算:海上保安庁
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KANKYO/TIDE/curr_pred/Setonaikai.htm

 

にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科学へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ひまわり8号で見る今週の流氷 2016/03/14~2016/03/20

 気象衛星ひまわり8号で見たオホーツク海の流氷です。

 図1,2,3は、ひまわり8号の画像から雲を除去して雲の下の流氷を見ています。
   1)流氷の観測時間は、09:00から14:00  (図1,2~2.5分間隔)(図3~10分間隔)
   2)雲が多い画像は雲の除去効果が薄いため、流氷部がハッキリ見えない場合が
    あります。
   3)流氷の動きが速い場合は流氷が雲と分離できないため、流氷部が縮小して見える
    ことがあります。
   4)図の流氷の位置・量は、確度が不明なため参考図として見て下さい。
    ひまわり8号の画像から得た流氷は、流氷密度の1~6が不鮮明で見えない場合が
    あります。
    ※流氷の公式資料は、海上保安庁の海氷速報で確認してください。

 

 

図1、ひまわり8号で見る北海道沿岸の流氷 2016/03/14~2016/03/20

   網走の「海明け」は2月28日でした(網走地方気象台18日発表)

__2016031420160320_all

 

 

図2、ひまわり8号で見た流氷と海上保安庁海氷速報の比較 2016/03/17

   雲の多い日です。

   ※ひまわり8号の画像では、密度1~6 は見えない部分があります。

_0317

 

 

図3、ひまわり8号で見るオホーツク海の流氷 2016/03/14~2016/03/20

__2016031420160320_all_2

 

 

画像の出典

図1、図2-①、図3
NICTサイエンスクラウド ひまわり8号リアルタイムWeb http://himawari8.nict.go.jp/
画像をもとに作成。

図2-②
最新の海氷速報(第一管区海上保安本部海氷情報センター) 2016/03/17
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN1/drift_ice/ice_chart/ice_calendar.html

 

にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科学へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年3月20日 (日)

2015年台風23号の発生から消滅まで

 ダイビングに行きたーい 
風邪をこじらせてもう2週間以上、まだ潜れる状態ではありません。
今週も、ひまわり8号ネタが続きます。

 

 

 NICTサイエンスクラウド ひまわり8号リアルタイムWebの「24時間地球」、
これすごくいいです
ひまわり8号の全観測バンドが見られるって楽しいですね~

バンド7(3.9μm)短波長赤外は、夜でも雲を見ることが出来ます。
これを使って、2015年台風23号の発生から消滅までを24時間連続で追ってみました。

1、観測対象
  2015年 台風23号

2、観測期間
  2015/10/01 00:00  から 2015/10/12 23:40 まで 10分間隔画像

 

2015年 台風23号の発生から消滅まで(動画)

  台風の経路は黄色の点で示し、当日(AM9:00,PM9:00)の位置は赤丸で示しています。

 

 

 

出典:

1)ひまわり8号 バンド7画像
NICTサイエンスクラウド ひまわり8号リアルタイムWeb
http://himawari8.nict.go.jp/ の「24時間地球」画像をもとに作成。

2)気象庁 台風経路図 平成27年(2015年) より位置情報を得ています。
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/route_map/bstv2015.html

3)気象庁 台風位置表 2015年台風第23号 CHOI-WAN (1523) から抜粋し引用
http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/data/typhoon/T1523.pdf

 

にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科学へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年3月18日 (金)

ひまわり8号 全16観測バンド(波長)の画像

 「ひまわり8号リアルタイムWeb」で新しく「24時間地球」が公開されています。
ずーっと見たいと思っていた、全16バンドの画像を見ることが出来ます。
今までオリジナルの16バンドデータを見るのは重くて手が出せなかった領域でしたが、
簡単にアクセスできるようになっています。
画像として提供されているデータは、専門家が使うものではないので解像度、レンジなどは
低いですが、 気象関係者ではない私が趣味で見るには十分なものです。
で、見ているうちに各バンドの画像は何が違うのだろう?
バンド単体で見ていても分からないので、16バンド同時に見て画像比較できるようにして
みました。

 

*******************************************************

追記(2016/10/26)
 16バンドの詳しい説明と、目的別のRGB合成の説明資料です。

第6章 ひまわり8 号RGB 合成画像の基礎
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/yohkens/21/chapter6.pdf

 

量的予報技術資料(予報技術研修テキスト)
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/books/yohkens/yohkens.html

************************************************************

追記 2016-12-12

ひまわり8号のバンド13画像から雲の動きを立体的に可視化したビデオ・画像を作ることが出来ます。

1、ひまわり8号で見る、24時間地球 3Dビデオ
  http://r1rawd.cocolog-nifty.com/blog/2016/12/824d-1dc7.html

  ひまわり8号から見える地球全図の雲の動きを3D立体ビデオ・画像にしています。

2、台風10号の3D立体動画を作ってみた。
  http://r1rawd.cocolog-nifty.com/blog/2016/11/10d-ff93.html

  「台風10号 2016/8/26 00:00~2016/08/28 23:50 10分間隔画像」
  から、3D立体ビデオを作成しています。

 ※3D動画(交差法)を見るのが苦手な方は、一時停止して静止画として見て下さい。

************************************************

 

①観測対象

  珍しいものは?と言うことで、100個に1つの超大型台風と言われている、台風23号。
2015/10/07 00:00~23:40(10分間隔)の画像をビデオ化してみました。
観測範囲は下の(図1)の白枠内です。

図1、「ひまわり8号 全16バンド」の描写範囲

Photo

 

 

 R1メモ 

 「地上から高さ10~16kmまでの大気の層は、対流圏と呼ばれ、雲や降水などの天気
現象は対流圏で起こります。(気象庁HPより)」
描写範囲の動画(図9,10,11,12)を、15.6型モニター(横345mm) フルスクリーンで見ると、
対流圏の高さ(16Km)は約 1mmになります。
台風23号もモニター上では、高さ1mmの中で起きている気象現象です。
嘘だー・・・と言いたくなるほど、もっと厚みのある映像に見えます。
100年に一つの大型台風も地球規模で見ると、薄っぺらい現象なんですね!
                                                 

※「ココログ・ブログ」の仕様で、このページでは動画をフルスクリーンで再生できません。
 動画の右下にある、「www.youtube.comで視聴する」をクリックして直接youtubeで見ると
 フルスクリーンで見ることが出来ます。
 図3,5,7はChromeで見ると、4Kで見ることが出来ます(Win7+IE11は4K不可)
 

 

②ひまわり8号 全16観測バンド(波長)の仕様

図2、ひまわり8号の可視赤外放射計

Ahiband_0021200

 

 

 R1メモ

 ひまわり8号の衛星画像から何が読み取れるのか?

『(以下 資料※1から引用)

①衛星画像(可視画像・赤外画像・水蒸気画像)の見方

1.衛星画像とは

 気象庁は、静止気象衛星を用いて、雲などの観測 を宇宙から行っています。
この衛星は、赤道上空約3万6千㎞の高度で、地球の自転と同じ 周期で地球の周りを回っ
ているため、いつも同じ範囲を宇宙から観測することができます。
これにより台風や低気圧、前線といった気象現象を連続して観測することができます。

2.各画像の特徴

・可視画像
可視画像は、雲や地表面によって反射された太陽光を捉えた画像です。
厚みがある雲ほ ど太陽光を強く反射するためより白く写ります。
よって、発達した雲ほど白く写るという 特徴があり、視覚的にわかりやすい画像です。
夜間は太陽光の反射が無いことから、夜間 の雲は可視画像に写りません。

・赤外画像
赤外画像は、雲から放射される赤外線を捉えた画像です。放射される赤外線の強さは
雲 の温度により変化する特性をもっており、高い高度にあって温度の低い雲を捉えやすく
よ り白く表現しています。ごく低い雲や霧は、赤外画像にはほとんど写りません。
なお、高 い高度の雲には、夏の夕立や集中豪雨をもたらす積乱雲のような厚い雲もあれ
ば、晴れた 日にはるか上空に薄く現れる巻雲のような雲もあります。
このため、白く写っている雲が 雨をもたらすとは限りません。
可視画像と比較しながら見ると、雲の種類の違いが分かる 場合もあります。
可視画像とは異なり、夜間でも雲の様子を捉えることができます。

・水蒸気画像
水蒸気画像は赤外画像の一種で、大気中にある水蒸気と雲からの赤外放射(6.8ミクロ ン
帯)を観測した画像です。この 6.8ミクロン帯の赤外線は、大気中に存在する水蒸気に
よく吸収されると同時に、その水蒸気からの放射が行われる特性を持ちます。
この特性を 利用して、水蒸気画像は、雲がないところでも対流圏上・中層にあるごくわず
かの水蒸気 からの放射を捉えることができ、その対流圏上・中層の水蒸気が多いところを
白く、少な いところを黒く写るように処理が施された画像です。
水蒸気画像からは、上空の大気の湿 り具合が分かるだけでなく、複数の画像を動画とし
て見ることで、水蒸気の流れを介して 上空の大気の流れを見ることができます。
                                             (引用 終わり)』

  資料※1 出典:秋田地方気象台「各種気象資料の見方」より抜粋・引用
           http://www.jma-net.go.jp/akita/akita_shizensaigai/bousai-info/eisei.pdf

      ↑はリンク切れのようです。 ひまわり8号になってからの資料はこちらです

        衛星観測画像について
        http://www.jma-net.go.jp/sat/data/web/satobs.html

                                            

 

 

③「全16バンド画像」を、3種類作りました。

 16バンドの画像を、オリジナルと加工を施した2種、計3種類作りました。

1、ひまわり8号 全16観測バンド(波長)の画像 「False color」 (図3,4) 

 公開されているオリジナル画像は、本来のモノクロ画像に日本列島(グリーン)や海(青)
の位置が判別できるように彩色(False color) されています。
 (可視光バンドでは夜間真っ暗になっても背景として残ります)

図3、ひまわり8号 全16観測バンド(波長)の画像 「False color」 (動画)

 

 

 

図4、ひまわり8号 全16観測バンド(波長)の画像 「False color」 at 12:00

Ahiband__001a

 

 

2、ひまわり8号 全16観測バンド(波長)の画像 「モノクロ画像」 (図5,6)

 16バンドの彩色された画像(False color) から原画(モノクロ画像)を擬似復元したものです。
   (各バンドの画像から、背景(陸地・海)の画像を減算して得ています。
    図9,10,11,12のカラー合成時に、このモノクロ画像を使用しています)

図5、ひまわり8号 全16観測バンド(波長)の画像 「モノクロ画像」 (動画)

 

 

 

図6、ひまわり8号 全16観測バンド(波長)の画像 「モノクロ画像」 at 12:00

Ahiband__003a

 

 

3、ひまわり8号 全16観測バンド(波長)の画像 「輝度-温度カラー変換」 (図7,8)

 バンド7(自然火災)、14,15(海面水温)とあるので、明るさと温度に関係があります。
モノクロ画像の輝度に温度カラーを割り付けてカラー化してみました。
   ※ バンド7,14,15以外は用途欄に温度とは無いので、明るさをカラーに変換した
     アートとして見て下さい。

図7、ひまわり8号 全16観測バンド(波長)の画像 「輝度-温度カラー変換」 (動画)

 

 

 

図8、 ひまわり8号 全16観測バンド(波長)の画像 「輝度-温度カラー変換」 at 12:00

Ahiband__004a

 

 

④画像の加工をしてみた。

 ひまわり8号の画像データは単独で使われるのではなく、各バンド間の演算(カラー合成
、加算、減算 等)を行って、必要なデータを抽出しています。
演算の目的・内容は、「ひまわり8号の画像を見てみたい、けれど気象知識は理科の時間
だけ」の私には?なので、こうすれば見た目に綺麗の組み合わせでテストしてみました。

  ※演算の目的、方法を探してみたのですが、具体的な解説資料が見つからなかっ
    たので、「こうしたら綺麗に見えた!」と言う自己流で加工してみました。 
    下の動画は、気象観測的に裏付けのない演算なので アートとしてみて下さい(^_^;)。

 

 

図9、カラー合成 RGB=3,2,1 (ナチュラルカラー)

   ひまわり8号の目玉。 カラー化された画像が得られるようになりました。

 

 

 

図10、カラー合成 RGB=4,5,3 (組み合わせに意味なし)

   バンド間の違いがよく解る組み合わせです。(組み合わせに意味はありません)

 

 

 

図11、カラー合成 RGB=8,9,10  (上・中・下層の水蒸気量)

   上・中・下層の水蒸気量を重ねてみました、ふわっとした感じの空気の流れを感じます。

 

 

 

図12、カラー合成 RGB=13,14,15  (雲画像)

   バンド13,14,15は雲画像ですが、何の違いがあるのか? よく解りません(^_^;)

 

 

 

 

画像の出典:

1,ひまわり8号バンド1~16画像  NICTサイエンスクラウド ひまわり8号リアルタイムWeb
http://himawari8.nict.go.jp/  の「24時間地球」画像をもとに作成。

2,ひまわり8号の可視赤外放射計(AHI)「ひまわり高頻度観測について」
http://www.mri-jma.go.jp/Project/cons/data/HimawariRapidscan.pdf より図を引用

 

にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科学へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年3月13日 (日)

ひまわり8号で見る今週の流氷 2016/03/07~2016/03/13

 気象衛星ひまわり8号で見たオホーツク海の流氷です。

 図1,2,5は、ひまわり8号の画像から雲を除去して雲の下の流氷を見ています。
   1)流氷の観測時間は、09:00から14:00  2.5分間隔です。
   2)雲が多い画像は雲の除去効果が薄いため、流氷部がハッキリ見えない場合が
    あります。
   3)流氷の動きが速い場合は流氷が雲と分離できないため、流氷部が縮小して見える
    ことがあります。
   4)図の流氷の位置・量は、確度が不明なため参考図として見て下さい。
    ひまわり8号の画像から得た流氷は、流氷密度の1~6が不鮮明で見えない場合が
    あります。
    ※流氷の公式資料は、海上保安庁の海氷速報で確認してください。

 

 

図1、ひまわり8号で見る北海道沿岸の流氷 2016/03/07~2016/03/13

  3/12,13の流氷の文様は墨絵を見ているようで、綺麗な暴れです(^_^;)

Ryuuhyou_20160307_0313_n

 

 

図2、ひまわり8号で見た流氷と海上保安庁海氷速報の比較 2016/03/08

    雲の多い3/8の画像で比較してみました。
   雲の除去が不完全なので画像全体に靄がかかったようになっています。

   ※ひまわり8号の画像では、密度1~6 は見えない部分があります。

Ryuuhyou_2016_03_08

 

 

図3、「だいち2号 バンド合成開口レーダー」と「ひまわり8号 カラー画像」による流氷画像

    今回は、だいち2号により観測された、2016/03/10の画像が公開されていたので、
   レーダーによる流氷画像とひまわり8号のカラー流氷画像を比較することが出来ました。
   レーダー画像は雲の影響も受けず、流氷密度の低い部分もはっきりと写っています。
   残念なのは観測が14日周期なので毎日使えないことですね。

Ryuuhyou_alos2_160310

 

 

図4、ひまわり8号で見る北海道沿岸の流氷 2016/03/07~2016/03/13 (動画)

   ※流氷は海面と同じ平面上に見える、動かない白い部分です。

 

 

 

 

図5、ひまわり8号で見るオホーツク海の流氷 2016/03/07~2016/03/13

  網走、ウトロの流氷は沖に流れてしまいましたが、サハリンの東側にはまだ広範囲に
 流氷があり、強い北風が続くと一晩で戻ってくることがあります。

Ryuuhyou_20160307_0313_w

 

 

図6、ひまわり8号で見るオホーツク海の流氷 2016/03/07~2016/03/13 (動画)

   ※流氷は海面と同じ平面上に見える、動かない白い部分です。

 

 

 

 

画像の出典

図1、図2-①、図3-②、図4、図5、図6
NICTサイエンスクラウド ひまわり8号リアルタイムWeb http://himawari8.nict.go.jp/
画像をもとに作成。

図2-②
最新の海氷速報(第一管区海上保安本部海氷情報センター) 2016/03/08
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN1/drift_ice/ice_chart/ice_calendar.html

図3-①
「だいち2号」Lバンド合成開口レーダー(提供:宇宙航空研究開発機構(C)JAXA)
  http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN1/drift_ice/alos/2016/alos2_160310.jpg
  をもとに作成。

 

にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科学へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年3月10日 (木)

ひまわり8号で見る日食 2016/03/09

 私の住んでいる北海道では部分日食が見られたそうですが、私はひまわり8号の画像で
鑑賞です(^_^;)

 

①左画像
 オリジナルの画像で、大きな影が西(9時の方向)から東(2時の方向)に横切っていくのが
わかります。
影の中央部は月の影の真下(本影)で皆既日食が見られた地域です。
(本影の大きさは約300Km前後でしょうか?)
影の周辺の薄暗くてぼやーっと広がった部分(半影)は月の影の真下から外れた部分で
部分日食が見られた地域です。
部分日食の見られた北海道は陰で暗くなっていないように見えます。
部分日食の見える範囲は、ひまわり8号で見えた影の暗い部分より広範囲のようです。

②右画像
 皆既日食が見られた地域(本影)の移動をシミュレーションで再現してみたものです。
(影の濃い中央部を強調した画像で、皆既日食の見られる本影の大きさは再現できていません。)
陸地で皆既日食が見られたのは東南アジアで、あとはほとんど海の上です。

③観測時間は、09:00~13:30(10分間隔)です。

 

ひまわり8号で見る日食 2016/03/09(動画)

   地球に映る月の影です。
  この影の中心では皆既日食(本影の部分)、周辺(半影の部分)では部分日食が
  見られます。

 

 

 

 

ひまわり8号で見る半影と本影の軌跡 2016/03/09

  半影(部分日食の見られた地域)と本影(皆既日食の見られた地域)の軌跡です。

_20160309_


 

画像の出典:
NICTサイエンスクラウド ひまわり8号リアルタイムWeb http://himawari8.nict.go.jp/
画像をもとに作成。

 

にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科学へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年3月 7日 (月)

ひまわり8号で見る今週の流氷 2016/02/29~2016/03/06

 気象衛星ひまわり8号で見たオホーツク海の流氷です。

 図1,2,4は、ひまわり8号の画像から雲を除去して流氷が見えるように加工しています。
   1)流氷の観測時間は、09:00から14:00までです。
   2)雲が多い画像は雲の除去効果が薄いため、流氷部がハッキリ見えない場合が
    あります。
   3)流氷の動きが速い場合は流氷が雲と分離できないため、流氷部が縮小して見える
    ことがあります。
   4)図の流氷の位置・量は、確度が不明なため参考図として見て下さい。
    ひまわり8号の画像から得た流氷は、流氷密度の1~6が不鮮明で見えない場合が
    あります。
    ※流氷の公式資料は、海上保安庁の海氷速報で確認してください。

 

 

図1、ひまわり8号で見る北海道沿岸の流氷 2016/02/29~2016/03/06

     2016/03/05は流氷が知床岬を回り込んで南下しています。
  ウトロ側で行われていた「ダイビングサービス、ロビンソン」さんの流氷ダイビングは
  2016/03/05で終わりましたが、このまま流氷が知床岬東側を南下してくれると、
  「知床ダイビング企画」さんのところでも、流氷ダイビングが出来るのですが・・・ 
  これから知床で潜る方、期待したいですね!

Ryuuhyou_20160229_0306_n

 

 

図2、ひまわり8号で見た流氷と海上保安庁海氷速報の比較 2016/03/05

   流氷ダイビングの最終日です。今年は2月下旬から流氷に恵まれたようです。

   ※ひまわり8号の画像では、密度1~6 は見えない部分があります。

Ryuuhyou_20160305

 

 

図3、ひまわり8号で見る北海道沿岸の流氷 2016/02/29~2016/03/06 (動画)

   ※流氷は海面と同じ平面上に見える、動かない白い部分です。

 

 

 

 

図4、ひまわり8号で見るオホーツク海の流氷 2016/02/29~2016/03/06

   ひまわり8号の運用は平成27年 (2015年) 7月7日からなので、一般公開されている
   衛星写真によるそれ以前の広域の流氷データが無いため、今年は多いのか少ない
   のか判別できません。
   来年以降も同じようにデータを取っていければいいんですが・・・

Ryuuhyou_20160229_0306_w

 

 

図5、ひまわり8号で見るオホーツク海の流氷 2016/02/22~2016/02/28 (動画)

   ※流氷は海面と同じ平面上に見える、動かない白い部分です。

 

 

 

 

画像の出典

図1、図2-①、図3、図4、図5
NICTサイエンスクラウド ひまわり8号リアルタイムWeb http://himawari8.nict.go.jp/
画像をもとに作成。

図2-②
最新の海氷速報(第一管区海上保安本部海氷情報センター) 2016/03/05
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN1/drift_ice/ice_chart/ice_calendar.html

 

にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科学へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年3月 4日 (金)

野付半島の流氷

 最大水深が4mの浅い野付湾は、湾奥にある3本の河(茶志骨川、当幌川、飛雁川)から
入る淡水で塩分濃度が下がり湾内の海表面が結氷します。
その結氷した氷が成長し割れることにより湾から流れ出してミニ流氷となります。 (R1調べ)

 

 

野付半島の流氷  ※画像はランドサット8で撮影されたものです。

Ryuuhyou_notukehantou

 

野付湾の流氷は規模は小さいですが、オホーツク海の流氷の発生と理屈は同じです。

オホーツク海の流氷
  アムール川から流れ込んだ淡水で、海水の塩分濃度が下がって海表面が結氷。
 結氷が成長した氷の塊が流氷となり、北風で南下し北海道東北部沿岸にまで達します。

 

画像の出典:
"Image produced and distributed by AIST,Source of Landsat8 data:
U.S. Geological Survey."  をもとに作成。
http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/index.html

 

にほんブログ村 科学ブログ 地学・地球科学へ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2016年2月 | トップページ | 2016年4月 »