ひまわり8号で見る今週の流氷 2016/03/07~2016/03/13
気象衛星ひまわり8号で見たオホーツク海の流氷です。
図1,2,5は、ひまわり8号の画像から雲を除去して雲の下の流氷を見ています。
1)流氷の観測時間は、09:00から14:00 2.5分間隔です。
2)雲が多い画像は雲の除去効果が薄いため、流氷部がハッキリ見えない場合が
あります。
3)流氷の動きが速い場合は流氷が雲と分離できないため、流氷部が縮小して見える
ことがあります。
4)図の流氷の位置・量は、確度が不明なため参考図として見て下さい。
ひまわり8号の画像から得た流氷は、流氷密度の1~6が不鮮明で見えない場合が
あります。
※流氷の公式資料は、海上保安庁の海氷速報で確認してください。
図1、ひまわり8号で見る北海道沿岸の流氷 2016/03/07~2016/03/13
3/12,13の流氷の文様は墨絵を見ているようで、綺麗な暴れです(^_^;)
図2、ひまわり8号で見た流氷と海上保安庁海氷速報の比較 2016/03/08
雲の多い3/8の画像で比較してみました。
雲の除去が不完全なので画像全体に靄がかかったようになっています。
※ひまわり8号の画像では、密度1~6 は見えない部分があります。
図3、「だいち2号 バンド合成開口レーダー」と「ひまわり8号 カラー画像」による流氷画像
今回は、だいち2号により観測された、2016/03/10の画像が公開されていたので、
レーダーによる流氷画像とひまわり8号のカラー流氷画像を比較することが出来ました。
レーダー画像は雲の影響も受けず、流氷密度の低い部分もはっきりと写っています。
残念なのは観測が14日周期なので毎日使えないことですね。
図4、ひまわり8号で見る北海道沿岸の流氷 2016/03/07~2016/03/13 (動画)
※流氷は海面と同じ平面上に見える、動かない白い部分です。
図5、ひまわり8号で見るオホーツク海の流氷 2016/03/07~2016/03/13
網走、ウトロの流氷は沖に流れてしまいましたが、サハリンの東側にはまだ広範囲に
流氷があり、強い北風が続くと一晩で戻ってくることがあります。
図6、ひまわり8号で見るオホーツク海の流氷 2016/03/07~2016/03/13 (動画)
※流氷は海面と同じ平面上に見える、動かない白い部分です。
画像の出典
図1、図2-①、図3-②、図4、図5、図6
NICTサイエンスクラウド ひまわり8号リアルタイムWeb http://himawari8.nict.go.jp/ の
画像をもとに作成。
図2-②
最新の海氷速報(第一管区海上保安本部海氷情報センター) 2016/03/08
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN1/drift_ice/ice_chart/ice_calendar.html
図3-①
「だいち2号」Lバンド合成開口レーダー(提供:宇宙航空研究開発機構(C)JAXA)
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN1/drift_ice/alos/2016/alos2_160310.jpg
をもとに作成。
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