西之島シリーズ目次 No.101~
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この「西之島カテゴリー」の目次は、No.101 以降の目次です。(記事数が増えたので分割)
No.1~No.100の記事の目次は下記リンクで参照ください。
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「西之島カテゴリー」No.101 からの目次です。
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をクリックしてください。
101、西之島 2015/12/22 3D立体地形図 Ver.2
今年初の西之島記事は、前回作った「西之島 2015/12/22 3D立体地形図」は左右の
画像の撮影角度が非対称で少し見づらかったのと、少しでも大きく見たいということで
作り直しました。
102、西之島 2016/01/02 夜間 Landsat8
熱画像から、噴火の停止している西之島の中心部にまだ高温部が残っているのが確認で
きます。
温度はBAND7の微弱な輝度を高感度現像処理をしているため、高温部でも約50℃以下と
思われます。(※1)
高温部の下にはまだ冷えていないマグマ溜りか、高温の噴気の出口でもあるのでしょうか?
この日の西之島付近の海表面温度は約24℃なので温度カラーL=約24℃(推定)。
(放射率は難しいので無視しています)
103、西之島 2016/01/05 だいち2号のCIRCの熱赤外画像
産総研の「だいち2号(ALOS-2)のCIRCの熱赤外画像(※1)」で、西之島の熱赤外画像を
見ることが出来ます。
104、西之島 Landsat8と、だいち2号の熱赤外線画像の比較
ランドサット8とだいち2号の現像レベルを揃えて見ると、やはり噴火の停止している
③2015/12/22,④2016/01/05の西之島は低温でした。
105、西之島 2016/01/07 T23:21:40 だいち2号CIRC
だいち2号CIRCで撮影した夜の西之島です。
2015/01/03の海保による観測では、「第7火口から噴火・噴煙等は認められなかった」と
報告されています。
CIRC画像でも西之島に高温部はありません。
106、西之島 2015/12/09 3D立体地形図(交差法)
国土地理院から、2015/12/09に計測された2.5mDEMが公開されました。
そのデータから、「西之島 2015/12/09 3D立体地形図(交差法)」を作りました。
国土地理院が2015/12/09に撮影した西之島の写真組から3D立体写真を作成しました。
噴火が停止してこれ以上大きくなることのない西之島、これから波風で浸食されて小さく
なっていく前の貴重な写真です
108、西之島 2015/12/09 スクロール・3D立体ビデオ
国土地理院が2015/12/09に撮影した西之島の写真組から作成した3D立体写真。
3D画像でブログにUPする際は横が1600px最大なので、オリジナル画像の高解像度で見ることが出来ません。
今回は高解像度で見られるように1920x1080pHDビデオで見られるように、スクロール・3D立体ビデオにしました。
西之島の3D写真(交差法)が左から右にスクロールしながら移動します。
1920x1080pHDフルサイズで見る西之島、細かな部分が見えて感動ものです。
2016/01/19海上保安庁撮影写真から作成した
1、西之島中央部の3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)
2、旧島部の3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)
110、西之島 2016/01/25 23:07:58 だいち2号CIRC 赤外画像
だいち2号CIRCで撮影した夜の西之島です。
西之島の中央部の温度が周囲より少し高いのが解ります。
画像から温度値は読み取れませんが、海上保安庁の2016/01/19の観測(図2)では
「熱計測の結果では、火口縁では50℃以上であるが、火口底は20℃前後であった。
火砕丘周辺の溶岩原では依然100℃以上の高温域が点在している(引用)」
と報告されています。
111、西之島 2016/01/27 ランドサット8 近赤外熱画像
Landsat8で 2016/01/27 21:28:36 に撮影された西之島は、中心部にまだ高温部が観測
されています。
今回は、Landsat8の熱画像と最近(2016/01/19)海上保安庁により観測された熱計測画像
を比較してみました。
112、西之島 2016/02/03 T14:01Z だいち2号CIRC 赤外画像
だいち2号CIRCの赤外画像(8-12㎛)で見た夜の西之島です。
今回も、西之島の中央部の温度が周囲より少し高いようです。
国土地理院が2015/12/09に撮影した今回の組写真が噴火停止直後の最後の姿になる
かもしれません。
その姿を記憶に留めるために、西之島の姿を「スクロール3D写真・交差法 4K動画」
で残すことにしました。
今回は快晴で、雲に覆われていない西之島の全景を見ることが出来ました。
西之島のサイズでも、起伏と地面が太陽に暖められた上昇気流で雲が出来るんですね。
西之島の噴火は休止したようですが、海上保安庁の観測では火口周囲の溶岩原ではまだ
約100℃の高温部が点在しており、島の周囲海域には変色水域が見えています。
西之島の地下ではまだ弱いながら火山活動が続いているようです。
2015/03/05の海上保安庁の観測写真では、旧島台地で海鳥が確認できます。
115、西之島 2016/03/03 3D立体地形図・交差法
国土地理院から、2016/03/03に計測された2.5mDEMが公開されました。
そのデータから作成した、「西之島 2016/03/03 3D地形図・交差法」です。
西之島の2.5mDEMデータ(Excel用 1/4間引きデータ)をダウンロードできます。
116、西之島 再び噴煙が上がっている? 2016/04/21
ひまわり8号で今日の西之島を見ると、大きな噴煙が上がっている?
09:05から小さな噴煙が上がり始め、次第に大きな噴煙となり日没まで続いています。
現在、産総研のLandBrowserでは夜間観察の画像が閲覧できなくなっているため、
Landsat8のB5,6,7による高温部の観測で再噴火の確認が出来ません。
また雲の可能性も否定できないので、海上保安庁の発表を待ちましょう(^_^;)
117、西之島 2016/04/26 だいち2号CIRC画像
だいち2号(ALOS-2)のCIRCで撮影した昼の西之島です。
CIRC画像でも中央部の温度が高いですが、溶岩流などの異常な高温部は見られません。
ランドサット8のTIRS熱赤外線バンド(B10,11)が回復したようです。
噴煙などは無いようです。 北西方向の海域に変色域があります。
中央に高温部が見られます。(温度値は不明)
まだ植物の無い西之島と、植物の有る父島の熱赤外線画像による比較
今日の西之島は、火口からの噴煙や島周辺の顕著な変色水域など、火山活動を示す
兆候は見られません。
※火口の南東の裾付近が少し白っぽいのは、薄いガスが被っているのかもしれません。
熱赤外線(B10)による温度も火口部の最高温度で39.1℃でした。
121、西之島海底火山の噴火による隆起-2 (2013/12/04-2016/03/03)
以前に、 「西之島海底火山の噴火による隆起 (2013/12/04-2015/07/28)」を書きました。
今回は、その後(2015/12/07、2016/03/03)に観測された、西之島の2.5mDEMによる標高
データを追加しました。
122、ランドサット8で見る西之島の温度分布(夜間) 2016/05/09~06/10
ランドサット8の夜間画像が再公開されました。
直近で雲の影響が少ないと思われる、2016/05/09、05/18、06/10の夜間画像のBAND7で
高温部の温度分布を見てみました。
123、ランドサット8で見る西之島 2016-07-25 T01-05-51Z
西之島の周囲に薄い変色水域が見られますが、噴煙等は確認できません。
Landsat8によるB7熱画像(2016/07/21)と、海上保安庁撮影の熱画像(2016/07/19)です。
国土地理院が平成28年7月25日に撮影した西之島の空中写真をもとに、
「西之島 3D立体地形図(交差法)」を作成しました。
国土地理院が平成28年7月25日に撮影した西之島の空中写真と2.5mDEM(※1)をもとに、
西之島の等高線図を作成しました。
127、3D立体写真で見る、11時期の西之島(平成25年12月4日~平成28年7月25日)
国土地理院HPの「平成25年12月4日~平成28年7月25日の間に撮影され西之島
(11時期)」の立体図から作成した、3D立体写真(交差法)全11作です。
128、西之島(2016/07/25)の海岸線付近の水深分布(参考図)
今回は、Landsat8(2016/07/25)の画像から西之島近傍の水深が得られないかとテスト
した結果です。
得られた水深分布図は理論的な裏付け・検証が無いので私的な推定図となります。
1)西側の大きな砂地部と北側の遠浅部は、水深の浅い部分が広くなっています。
2)東側、南側は水深の浅い部分の幅が狭いため大きな砂地の形成は無いと思われます。
129、ランドサット8で見る西之島 2016/10/13 T01-06-10Z
今日は上手いこと雲の間から西之島が顔を覗かせています(^_^;)
継続的に変色水域が見られる状態なので、西之島の地下ではまだ火山活動が収まって
いないようです。
高温部もlandbrowserのTIRSでは 30.4℃ と、中央部の温度がまだ下がっていません。
130、ランドサット8で見る西之島 2016-10-29 T01:06:12Z
西之島の西側に見える細長い白い点は、海上保安庁海洋情報部所属 測量船「昭洋」
(3000トン) 98mx15.2m でしょうか。
冬になると北半球の西之島は日が低くなって地形の凹凸による影が長くなり、地形の陰影
がはっきりしてくるので地形判別が見易く?なってきます。
そんなこんなで古い記事を見返していると、記録に残っている西之島の最古の写真で、
1947/06/30 昭和22年 に米軍により撮影された西之島の写真に不時着したと思われる
零戦の機体(図1)が写っていることを知りました。
132、西之島の温度分布 2016-11-17 T12:35:03Z
ランドサット8の、2016-11-17 T12:35:03Z(BAND10、夜間画像)から
西之島の温度分布を書いてみました。
撮影時はほぼ雲が無い状態で、BAND10(赤外線)による温度分布が明瞭に得られています。
最高温部は 25.9℃で、西之島のほぼ中央部です。
温度分布のパターンは、最近の数か月間ほとんど変化していません。
133、ランドサット8で見る西之島 2016-11-30 T01:06:11Z
雲の影が西之島に落ちて全体がクリアーに見えません。
西側の砂浜の形が少し変わったでしょうか?
134、ランドサット8で見る西之島 2016-12-16 T01:06:07Z
今日の西之島、快晴とはなりませんでした。
135、ランドサット8で見る西之島 2017-02-18 T01:05:46Z
西之島は噴火の兆候が認められなくなったため火口周辺警報を解除されました。
(平成29年2月14日18時00分)
これからは西之島の関心も薄れていき、定期的に出されるパブリックで使える情報は
Landsat8の衛星画像だけになってしまいました。
噴火活動が休止していた西之島ですが、2017/04/19 21:27:57 ランドサット8により
溶岩流の噴出と思われる高温部が観測されました。
137、ひまわり8号の赤外線で見た西之島の再噴火 2017/04/18-2017/04/22
ランドサット8により、2017/04/19 21:27:57 に西之島の再噴火が確認されています
が観測以前でいつ再噴火したのか、ひまわり8号の赤外線画像で調べてみたところ
西之島の再噴火の兆候(高温部検出)は、2017/04/18 20:40 に観測されました。
※(R1調べで、公式なものではありません)
138、西之島の溶岩流 2017/04/25 の分布と、どの方向に拡大する?
今回の再噴火による溶岩流の流れが「どの方向に流れたのか?」を西之島の3D立体図
に重ねて確認してみました。
139、西之島 2017-05-01 T01:23:28Z ASTER画像
ASTERにより、2017-05-01 T01:23:28Z に撮影された西之島です。
西側、南側に流れ出している溶岩流は、再噴火前の西之島の輪郭を越えて海側に広がっ
ているようです。
温度分布は、中央火砕丘の少し北西に高温部の中央があり、西側・南側に広がっており、
南側の方が若干高温状態です。
140、西之島、温度パターンで見る溶岩トンネル 2017/05/02
西側と南側に流れた溶岩流の量の明暗を分けたのは、火砕丘を12時から9時の方向に回
る裾野の溝とそこから南の海岸へ続く谷状の一本道が溶岩トンネルの幅が広がらずに高
さ(厚み)を持った溶岩トンネルが形成されて、流出した溶岩が冷えにくくなっているものと
思われます。(図2)
141、西之島の地下はどうなっている?
西之島の地下がどうなっているのか知りたくて、伊豆・小笠原海溝の地下構造図(断面に
おけるP 波トモグラフィー図)を見てみると
142、西之島 3D海底地形図 (マンボウⅡ 2015年6-7月)
「2015年6-7月にマンボウⅡにより行われた海底地形データ」
をもとに3D海底地形図を作成してみました。
143、西之島 2017/05/25 Landsat8 どこまで大きくなった?
今日、Landsat8により撮影された西之島の画像を海底地形図の上に重ねて、溶岩流の
続いている南側の大きさの変化を見てみました。
南側の海上に突き出た溶岩は、水深約-50mラインまで達しており、海底では-100mぐらい
まで広がったかな?
144、Memory of thermal images of Nishinoshima
やっぱり、西之島の熱赤外線動画、最高です(^_^;)
145、西之島 3D立体海底地形図(マンボウⅡ 2015年6-7月)改訂版
今回は、水深データの補間を行って連続した水深データから滑らかな面の3D海底地形図
を作成しました。
146、西之島 ランドサット8・熱画像 2016-04-19~2017-05-25
Landbrowser(AIST)で再びランドサット8の画像を見ることが出来るようになりました。
いつも当たり前に見ていた画像が見られなくなって、産総研さんが無償公開していることの
ありがたさを改めて感じました。
これからもありがたくデータを利用させて頂きます。
で、見られなかった間に溜まっていたデータ。
量が多いので今回は、一覧表にまとめた形式にしてみました。
ランドサット8の熱画像(バンド7,10)で、西之島の高温な溶岩流の大まかな「分布や厚み
(体積?)」を、3D立体地形図で表現してみました。
再噴火後の溶岩流によって高くなった地形の確認が出来るようです。
148、西之島 2017/06/10 T010531Z Landsat8
火砕丘の北側から反時計回りに南海岸に流れていた溶岩流はどこかで止まってしまった
ようで、行き先を失った溶岩流は徐々に溶岩トンネルの上方西寄りに溜まり、あふれ出し
た溶岩流が西海岸に向きを変えたようです。(前回のB10画像を参照)
そして新たに火砕丘の北側側面にできた噴出孔から真南へと流れ出した溶岩流があり、
このまま南海岸に達するのでしょうか?
149、再噴火後の西之島の3D立体地形 2017/06/10 Landsat8
ランドサット8のセンサー間の視差を利用して作った西之島の3D立体写真です。
なんとなく、再噴火で西側と南側に流れ出た溶岩流が浮き出て見える(はずです(^_^;))
150、西之島の海底地形 2017 と年代別による海底地形の変化
西之島の最新版海底地形図「海底地形図 第6 5 5 6号8 西之島」が公開されました。
去年の測量データで西之島の海底地形図が更新される前に再噴火してしまいましたが、
頑張って測量・データ処理された、海上保安庁・国土地理院の方は・・
151、西之島 2017-06-26 T010537Z Landsat8
南側に流れていた溶岩流は完全に止まってしまいました(南側に熱反応無)。
西側に流れていた溶岩流で西海岸の面積が増えていますが、噴火口と西側溶岩流の
出口を繋ぐ溶岩トンネルが熱画像で僅かにしか見られなくなっているので、勢いが衰えて
きたのでしょうか?
中央火砕丘全体が高温になっているので、噴火口からの噴火が活発になってきていると
思われ、噴火口から南側にあった亀裂が噴出物で埋まっています。
今の西之島の姿は?
「こんなもんかな?」と、ランドサット8の画像をバーチャル3D立体写真にしてみました。
※ 立体感は、「ちょっと派手目に、こんなもんかなー」と決めているので
実際の地形の凹凸を再現しているものではありません。
153、西之島 2017-06-29 T12:34:29Z Landsat8
西側に流れ続けている溶岩流で、どのくらい6月26日昼間画像より面積が増加している
でしょうか?
中央火口と西側の溶岩流の噴出点を結ぶ地表を流れる溶岩流は確認できないので、
地下を通る溶岩トンネルで結ばれていると考えられるのですが、溶岩トンネルの地表部は
思ったより温度が低く、明確に溶岩トンネルの位置を特定できません。
バンド10の等温線図(図4)で中央火口と西側高温部を結ぶ、オレンジ~青~茶のカラー
バンドの下が溶岩トンネルの位置でしょうか?
154、西之島 2017-06-30 T12:46:04Z ASTER
前日(2017/06/29)のランドサット8の観測に続いて、2017/06/30にASTERによって観測
された西之島の熱画像です。
155、西之島 2017-07-08 T12:28:20Z Landsat8
今回のランドサット8による夜間撮影は、西之島に雲が掛かっていて
1,低温のバンド10は、微かに高温部とみられる位置がわかる程度。
2,高温のバンド6,7は、高温部の位置とレベルが判別できますが、レベルは雲の
影響で下がっています。
3,画像で高温部の広がりを見ると、大きく面積が増加している様子は有りません。
西之島 2017/06/29のLandsat8の熱画像の3D化を行った際、バンド7が最大観測温度
を越えて最高温度部がクリップ(測定レンジを越えて飽和)しているのを知りました。
いったい、B7の最高観測温度値は何度だろうか? ということで調べてみました。
157、西之島 2017-07-12 T01:05:39Z Landsat8
運が悪かった(^_^;)
火口の西側に噴煙が流れていて、肝心の溶岩流の流れ、面積の拡大部が見えません。
1,中央の火口は若干黄色く見えています。硫黄の成分でしょうか?
2,中央火口の西側は、噴煙とその上の雲で遮られて、高温領域は見えていません。
3,西側の面積拡大部分は噴煙で隠れて見えませんが、噴煙の南側に見える拡大部に
高温反応は有るので、溶岩の噴出は続いていると思われます。
噴煙の南側に少し見える拡大部は06/26と大きな差はないように見えますが、噴煙で
隠れている部分は夜間撮影で高温域が確認されている部分なので面積拡大している
と思われますが見えない・・・
4,火口の東側は火口からの噴出物が堆積して、表面がなだらかになっています。
158、拡大が続いている西之島 2017/07/11 の大きさ
海上保安庁が2017/07/11に撮影した西之島の斜め写真から、西側に溶岩流で面積が
拡大している西之島の大きさ(姿)を推定しています。
※ 2017/07/12のランドサット8の撮影で噴煙に隠れていた、拡大している西側の
溶岩原の大きさが確認できます。
159、西之島 2017-07-15 T12:34:32Z Landsat8
今日の夜間撮影は、雲の影響はないようです。
噴煙は東側に流れていたので、西側拡大部の温度情報を得られています。
図1~4を見ると、中央火口の温度が高いです。(B10で、84.7℃ LandBrowserより)
LandBrowserの最近のB10温度でも高い部類に入ります。
160、西之島 2017-07-24 T12:28:26Z Landsat8
B10で見た温度分布では、西側の溶岩流噴出部の高温部が前回(2017/07/15 B10)より
北側に移動しています。
そのため、北側に面積増加が続いていると思われますが、50m以上の海底を埋めるのに
苦労しているようです(^_^;)B7で見ると前回(2017/07/15 B7)は最大輝度でのクリップが、火口・西側で見られたのです
が、今回は火口部で僅かなクリップがあるだけです。全体的に温度が下がっているように
見えます。
161、西之島 2017-07-28 T01:05:47Z Landsat8
162、西之島 2017-07-28 T01:05:47Z Landsat8 3D熱分布
1、 中央火口部は低温のB10では熱量は有るのですが、B7,B6で露出した溶岩流などを
示す、中~高温部のホットスポットが弱くなっています。
西側の拡大部も、前回(2017-07-24 T12:28:26Z)よりも、B7,B6の最大温度が下がって
います。
中央噴火口・西側拡大部とも、噴火の勢いが衰えてきているのでしょうか?
163、西之島 2017-07-31 T12:34:40Z Landsat8
台風5号の雲で西之島上空は覆われて、綺麗な熱画像は見せてもらえませんでした。
溶岩流の高温部らしき部分が、B7で辛うじて見える程度でした。
ランドサット8の画像は、解像度はうんと低いが、海上保安庁の空中写真の地形濃淡は
再現している。
この画質で(天気が良ければ)16日間隔で西之島が観測できるならオーキードーキー。
おっと、雲があっても見られる熱画像も忘れちゃいけない(^_^;)
165、西之島 2017-08-13 T01:05:53Z Landsat8
久しぶりに雲のない西之島(図1)が撮影できましたが・・・
西之島の再噴火が終了したのか?、最大温度が35℃に下がりました。
B10の温度分布(図2)で見ると、中央火砕丘の周囲と西側に拡大した部分に温度の高い
部分が見られるだけです。
噴火口は高温部分が無くなりました。赤枠の輪郭で求めた面積 = 2.93 K㎡
166、西之島 2017-08-16 T12:34:46Z Landsat8
まだ、高温部観測のバンド7(約 170~310℃)に輝点が見られるので、噴火活動が完全に
は休止してはいないと思いますが、最近のひまわり8号の夜間画像では高温部を示す黒い
輝点があまり見られなくなっているので、やはり火山活動は徐々に低下してきているので
しょうか?
167、西之島 2017-08-17 T12:46:25Z ASTER
図1から、高温部の熱パターンは「西之島 2017-08-13 T01:05:53Z Landsat8」のバンド
10に似ています。
高温部の温度は、海水温度(約30℃)より少し高い程度でしょうか?
(※図1の左上図で海水温度部と西之島の高温部の差が小さいです)
やっぱり、溶岩流などが露出している高温部は確認できませんでした。
火口からは(たぶん雲ではなく)噴煙が北東に流れ出ているのが判別できます。
図2は、西之島の高温部を特定するために海水温度(約30℃)をL(ゼロレベル)として描写
して、高温部の中心を抽出しています。
168、西之島 2017-08-21 T01:23:51 ASTER
西之島の再噴火は終わったのかもしれません・・・
再噴火の終了宣言は、気象庁の「西之島[火口周辺警報(入山危険)及び火山現象に
関する海上警報]」が解除された時でしょうか?
残った旧島台地は、再び海鳥の聖地になれればいいですね(^_^;)
現在、民間人が入手できる新しい西之島の画像は産総研さんの、Landsat8とASTERの
衛星画像だけになりました。
再噴火が終り(かもしれない)、もう地形変化も無いだろうということで、Landsat8とASTER
画像の視差を利用して、擬似的な3D立体写真を作ってみました。
立体感は僅かなので、立体感の増幅は脳内で根性と妄想で! (^_^;)
170、西之島 2017-09-14 T01:05:57Z Landsat8
西之島に高温部は見られなくなってしまいました。
島内の最高温度は火口の周囲で、35.7℃ (landbrowserより)でした。
171、西之島 2017-09-17 T12:34:51Z Landsat8
島内の最高温度は、25.0℃ (landbrowser B10 より)でした。
このまま順調(^_^;)に冷えていけば、温度観測も不要になりますね!
172、西之島 3D立体海底地形図(2015年6-7月)改訂版 Ver.3
前回、2015年6-7月発表の海底地形図からトレースした等深線で海底地形図(Ver.2)を
作成したのですが、等深線の補間を数値的にできなかったので、(内緒で(^_^;))Photoshop
でアナログ的なフィルターを掛けて補間していました。
今回は、エクセルでもできる補間方法を考案したので、改めて西之島の海底地形図を作り
直しました。
173、西之島 2017-11-09 T01:23:36Z ASTER
久しぶりの西之島の姿です。
再噴火の溶岩流で拡大した、西・南西部の張り出した部分は角が丸くなっています。
浸食はどのくらいで落ち着くんでしょうか?
西之島の周囲にはまだ変色水域があるので、地下では火山活動がまだ収束していない
ようですね!
174,西之島 2018-01-20 T01:05:52Z Landsat8
久しぃぶりに~♪ 西之島が姿を見せてくれました(^_^;)
丸くなりましたね~
今度の海底地形調査は何時でしょうか? もうそれしか楽しみがなくなった・・・
国土地理院が2018/01/17に撮影したデータをもとに、立体地形図を作成しました。
西之島の西側約12Kmの地点に浅所(センショ)(-18m、24-14.1N、140-46.0E)有の警報
が出ています。(※1)
この地点の海底地形はどのように変化しているのかシミュレーションして見ました。
シミュレーションを行う前にこの海域の立体海底地形図のDEMデータが無いので、1992年
の海底地形図をもとに作成します。
西之島の「2018/1/17 2.5mDEMデータ」から「彩色陰影立体地図」を作成しました。
いつもは、「裸眼立体視・交差法」で立体地形図を作っているのですが、今回は1枚の
地形図でどこまで立体感が出せるか? で作ってみました。
国土地理院が 2018/01/17 に撮影した西之島の斜め空中写真をもとに、立体写真と
立体ビデオを作りました。
179、DEMデータで見る、西之島の12期(2013/12/04-2018/01-17)における、旧島台地の標高変化
西之島の再噴火も終了(?)したようですが、今回の噴火による新しい火山噴出物の下に
ある西之島海底火山本体の標高が変化(火山本体の隆起など)しているかどうかの情報
がありません。
そこで、奇跡的に溶岩流による埋没を逃れた旧島台地の南下端の西側の標高変化を見
れば、西之島山頂の標高変化も解るのではないかと考えて、標高が観測されている12期
(2013/12/04-2018/01-17)のDEMデータで等高線グラフを作成して比較してみました。
180、西之島 2018-03-09 T01:05:29Z Landsat8
久しぶりに西之島の全景が見えています、と言いたいところですが、
島の中央部が水蒸気の雲?で覆われて霞んでいます。
そして、北北西に流れる間欠状に途切れた噴煙状の雲。
熱画像からは、溶岩などの高温部は検出されません。
又、西之島の11時から5時にかけて少し幅の広い変色水域があります。
181、西之島 2018-03-04 T12:52:14Z ASTER
西之島を夜間撮影したASTERの熱画像(B10)です。
西之島上空は久しぶりの快晴で、西之島が綺麗に見えています。
火口から噴煙は出ていませんが、噴気でしょうか?、小さな白いものが見えています。
西之島の周囲には変色水域が続いています。
183、西之島 2018-04-10 T01:05:13Z Landsat8
西之島、快晴です!
西之島の西方約12Kmの浅所(水深-18m)、続報が無いが?
184、西之島 2018-06-05 T01:24:47Z ASTER
近赤外線バンドで見ると、旧島台地の西側に明るい輝点があります。
近赤外線は植物があると強く反射するため、植生の有無の判別に使われているバンドです。
もしかすると、高度705KmのASTERから見える量の植生が出来ているのかもしれません。
185、西之島 2018-06-29 T01:04:53Z Landsat8
西之島の西側に見える波紋は何でしょう?
周囲の海水と温度差は無いので火山には関係のない、西之島の風下に出来た渦?
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