西之島 高温部が無くなった? 2015/12/10 夜間 Landsat8
夜のランドサット8からは、高温部を示すBAND7の高輝度部がほとんど見えません。
もしかしたら雲に覆われて高温部が隠されている可能性もありますが、画像を増感して
見ると温度分布が過去の高温部とほぼ一致するので、今回は「雲に隠れたのではなく
高温部が無くなり、地表の残熱の低温が見えている」と判断しましたがどうでしょうか?
※(R1の推測です。夜間画像では、B10,11の不調で雲を見ることが出来ないので、
雲に隠されたかの判別が難しくなっています)
次回の昼間観測が待たれます。(晴れになってほしいです(^_^;)
西之島 2015/12/10 夜間 Landsat8 ~ BAND7 近赤外線画像
2015/12/10夜間は、BAND7に高温部(約130℃以上)を示す高輝度部がほとんど
見られません。
今回は、溶岩流の噴出が盛んな2015/09/12夜間の画像と比較してみます。
2015/12/10に高温部が見られないのは、火山活動が低下して溶岩流の噴出(露出部)
が止まったのか、雲に隠れて高温部が見えないだけなのか、判別法無いかな?
溶岩流の噴出が多いときは、②のように高温部が明るく見えていましたが、今回12/10の
①では高温部の明るい所が見えません。
※①、②ともオリジナル画像のままの明るさです。
西之島 2015/12/10 夜間 Landsat8 ~ BAND7(増感)、擬似BAND10
BAND7の温度分布を見るために増感処理した①と、擬似BAND10②です。
※擬似BAND10の低温部のムラ(海面の青と紫のマダラ)は増感によるノイズか、
もしかしたら薄い雲の分布かもしれません。
※擬似BAND10は、BAND7から(低温部の増感、ぼかし、レベル調整)で作っています。
疑似B10は、もしB10が見えたなら地面の温度分布はこんな風かな?ぐらいの意味
しかありません。
画像の出典:下記よりダウンロードした画像をもとに作成しています
"The source data were downloaded from AIST's LandBrowser,(http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/index.html). Landsat8 data courtesy of the U.S. Geological Survey."
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