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2015年12月 2日 (水)

西之島 2015/12/01 夜間 Landsat8

                                          (西之島シリーズ目次)

 今日の西之島は雲に覆われているようで、B7に高輝度の高温部が見えません。
もしくは雲は無いが高温部も無い状態で何も見えていないという可能性もありますが、
B10,11のデータが無いのでこの判別もできません。
今回は、B7の高温部の位置が前回までとほぼ一致するので、雲に覆われて薄っすらと
しか見えない状態だと思われます。

そんな状態のランドサット8のBAND7を通常処理で現像しても高温部らしきものがノイズに
埋もれて薄っすらと見えるだけです。
それを高感度現像・ノイズ処理をして何とかB7のパターンらしきものが得られました。
また、B10,11のデータは今回も無いので、B7から擬似B10のパターンを作ってみました。

 

 

図1、2015/12/01夜間 Landsat8 BAND7 で見る温度分布 (左クリックで拡大)

Landsat8_20151201_b7

 

B7の高温部(赤)は雲の下から無理やり抽出したデータなので確度は低いと思いますが
 ①火砕丘北側斜面の新しくできた溶岩噴出孔
 ②火口の東南東約500m地点
の2カ所です。

 

 

図2、2015/12/01夜間 Landsat8 BAND10(擬似) で見る温度分布 (左クリックで拡大)

Landsat8_20151201_b10

 

B10の高温部を示す赤い部分の分布はB7と少し違います。
B7は高温部をスポット的に検知していますが、B10(擬似)は熱ボリュームで見ているので
このような差になったと思われます。

※B10(擬似)はB7の低温部を、増感・ぼかしフィルタで作成しています。
 作られたB10(疑似)画像は、本当のB10との相関がまだ検証中なので参考データです。
 また、B7検出は噴煙や雲に遮られる影響が大きいので見えない部分もあります。

B10は見えているとなぜか安心?できるデータなので、見たいという欲求があります(^_^;)
B10(擬似)は「当たるも八卦、当たらぬも八卦」で自己満足のデータかもしれません。

 

画像の出典:下記よりダウンロードした画像をもとに作成しています
"The source data were downloaded from AIST's LandBrowser,
(http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/index.html). Landsat8 data courtesy of the U.S. Geological Survey."

 

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