西之島 火砕丘北側の、変形・陥没 2015/11/17
海上保安庁から、「西之島の火山活動の状況(11月17日観測)」が発表されました。
『火砕丘北側斜面域には陥没による2つの凹地が形成されており(図5)、凹地の形成に
よって、火砕丘北側にあったホルニト状の噴気孔は完全に消滅している(図6)。
(注)ホルニト:高温の溶岩が開口部から地表面に噴出・堆積してできた円錐状の尖塔
(文引用)』
その中に『火砕丘の北側の変形・陥没』の形が解る画像があったので、今回は火砕丘の
北側の形状を3D立体写真にしてみました。
今回は立体感が見やすい高解像度のステレオペア画像が無かったので、解像度優先と
立体感優先の2種作成しました。
解像度優先:図1,2は、解像度優先の画像を使用しましたが、立体感は小さいです。
立体感優先:図3,4は、立体感優先の画像を使用しましたが、Lch画像が低解像度です。
でも、立体視すると解像度は脳内で左図のRch画像で補われて見えます。
図1、西之島 2015/11/17 火砕丘の形状 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)
解像度の高い画像ですが、左右の視差が小さいので立体感は小さいです。
図2、西之島 2015/11/17 火砕丘の形状 3D立体写真・平行法
解像度の高い画像ですが、左右の視差が小さいので立体感は小さいです。
図3、西之島 2015/11/17 火砕丘の形状 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)
右図(Lch画像)は解像度の低い画像を使用していますが、解像度は脳内で左図の
Rch画像で補われて見えます。
図4、西之島 2015/11/17 火砕丘の形状 3D立体写真・平行法
左図(Lch画像)は解像度の低い画像を使用していますが、解像度は脳内で右図の
Rch画像で補われて見えます。
図5、火口とその北側の陥没性凹地(2箇所)
図6、北東からみた火砕丘(11 月17 日撮影)
画像の出典:下記よりダウンロードした画像をもとに作成しています。
1、海上保安庁 西之島 http://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm
photo2_20151117.jpg desc2_20151117.jpg
2、海上保安庁 西之島の火山活動の状況(11月17日観測) 図3、7
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KIKAKU/press/2015/H271117_nisinosima.pdf
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