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2015年10月

2015年10月28日 (水)

クジメの卵、胚胎の尾はどちら回り?

 間もなく孵化するクジメの卵を見ていて、ふと疑問に思ったのは?
胚胎(卵から出ると仔魚)の尾はどちら回りでしょうか?

狭い卵の中ではクルクル回ることは出来ても尾の向きまでは変えられない。
一度向きが決まれば孵化するまで尾の向きは変わらないと思うのです。
尾の右回り、左回りは、確率50%なのか?、それとも何かの要因でどちらかが多いのか?

 

下の写真で尾の向きが判別できる卵を数えてみました。

  ※卵の3D立体写真は、2前のブログで見ることが出来ます。

Pa240071kujime_tamago_o_muki

 

 結果は、

    右回り=9匹
      左回り=15匹

    9:15の比率は、偶然なのか理由があるのか・・・解りません(^_^;)

 

 これから、アイナメ、ホッケ、オニカジカなどの卵を見られるシーズンに入るので
魚の種類とサンプル数を集めて、右回り?左回り? の結果を出してみたいと思います。

 

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西之島 雲海で見えません 2015/10/27 昼間 Landsat8

                                          (西之島シリーズ目次)

 雲海で、可視光・赤外線とも全く西之島が見えません。お手上げです(^_^;)
晴れていたら、溶岩流の新展開が確認できたかもしれないチャンスだったので残念。

 

 

図1、Landsat-8 2015/10/27 昼間

   西之島の輪郭を入れてあります。  (左クリックで拡大)

Naturalcolor_001

 

 

図2、雲海で見えない西之島を、熱赤外線B10,11の画像を通してみることが出来たら?
       (仮想画像)  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

    もし、厚い雲海を通して見ることが出来たら、こんな風に見えるかも? 
   と作った画像です。
   立体感はB10/B11の視差を利用している、何の意味もないアート画像です(^_^;)
   ※視差の定数が解かれば雲の高さを計測することは可能です。

Band10_11_rinkaku_202

 

  初めは噴火口の西側に少し明るい部分があったので、もしや溶岩流の高温部?と
 思ったのですが温度が低すぎました。位置も雲海の頂上(西之島から浮いて見えている)
 で陸上部ではないことが解かりました。
 3Dで可視化すると熱源の高さが見えるので、地表か上空の雲かを判別できるようです。

 

画像の出典:下記よりダウンロードした画像をもとに作成しています

1,Landsat8画像:Landsat-8 日本受信・即時公開サービス http://landsat8.geogrid.org/l8/index.php/ja/
”The source data was downloaded from AIST's Landsat-8 Data Immediate Release Site,
Japan(http://landsat8.geogrid.org/).  Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.

 

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2015年10月27日 (火)

アイナメ父ちゃん、タコを撃退! 2015/10/24 積丹・美国でダイビング

 昼から海が時化るとの予報で、穏やかな午前中に2本潜ることになりました。
今日は、先週見たアイナメ・クジメの卵の撮影で同じポイントに潜りましたが、アイナメの
保護卵は箇所が増えています。 
水温は、15.5℃、まだフード無で潜る方もいます(^_^;)

 

 

アイナメ父ちゃん、タコを撃退!

  アイナメの卵を狙っていた?大きなミズダコ。
 卵まであと3mというところで、警戒中のアイナメの父ちゃんに見つかってしまいました。
 アイナメ父ちゃん、強いです(^_^;) タコを突っつきながら撃退、深場に逃げていくまで
 追い払います。
 アイナメの大きさが40~50cmなので、タコは足を広げると1.5m以上の大物でした(^_^;)

 

 

 

 

アイナメの保護卵  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

   違う個体ですが、アイナメ父ちゃんは卵を守っています。
  ダイバーさんとは仲良しですよ(^_^;)
  アイナメの卵の孵化は、15.2℃で約23日、13℃で約31日で孵化します。
  今日見つけた卵は今の水温が15.5℃でこれから更に下がるので、約3~4週間後に
  孵化する予定です。

Pa240064_ainame_hogoran

 

 

アイナメの卵-1  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  今日は薄紫の綺麗な卵、みいつけた!

Pa240009_ainame_tamago_3

 

 

アイナメの卵-2  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  少し、アップで

Pa24001918_ainame_tamago_1

 

 

アイナメの卵-3  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  もっと、アップで

Pa24001918_ainame_tamago_2

 

 

  R1メモ: ダイビングを始める前には、「アイナメ」という魚を知らなかった。
        道民は、「アブラコ」と呼んでいたので、違う魚だと思っていた・・・ 

 

 

クジメの保護卵  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

   卵の中に光る点は、仔魚の目です。

Pa240069_kujime_hogoran

 

 

クジメの卵-1 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)  

   先週は確認できませんでしたが、もう仔魚の形がはっきりと見えています。

Pa240003_kujime_tamago

 

 

クジメの卵-2 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)  

  来週には孵化しているかもしれません。

Pa240071_kujime_tamago

 

 

サルパ・大型  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  こんなに大きなサルパは初めてみました、海の中にはいろんな生物がいますネ!
  赤い部分は、心臓?胃?何だ?

Pa240079_sarupa_ookii

 

 

アオウミウシ  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  今年初です。

Pa240043_aoumiusi

 

 

ヒブサミノウミウシ  (左クリックで拡大)

  体長約1cm、5cm隣に1匹、2m隣にもう1匹、広い海でどうやって仲間を探すのだろう?

Pa240136_hibusaminoumiusi

 

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2015年10月26日 (月)

西之島 溶岩流が西海岸へ向かう? 2015/10/23 夜間 Landsat8

                                          (西之島シリーズ目次)

 今回も雲が多い画像で、明確に高温部が判別出来ない状態です。
B10,B11の高温部を示す濃い赤色は、火口南側の濃い赤色以外は雲に覆われているせい
か微妙な赤味(高温部)で、3D地形図に重ねてみると過去に溶岩流で高温であった位置と
一致するので、高温部と判断しました。
どうやら溶岩流は、旧西之島の真上を越えて西側海岸近くまで達していると思われます。
※雲が多い画像なので高温部の位置は推測です。次回の快晴を期待しましょう(^_^;)

 

 

図1、西之島 2015/10/23 夜間の熱・近赤外画像 Landsat8  (左クリックで拡大)

Nisinosima_20151023_th

 

注:1)西之島の昼間写真は、2015/10/11 Landsat8 のものです。
  2)西之島輪郭線は、2015/10/11 Landsat8 を使用
  3)各BANDの温度表示は目安です。
  4)各BANDの温度カラー表示(コントラスト)は、海面=0~1(紫)、最大輝度=255(赤) 
   に割り付けています。
   (B10,11は0-230を0-255に割り付け)

 

 

図2、2015/10/23のB10高温部を2015/10/11の3D画像に重ねて位置の確認

    3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  どうやら溶岩流は、旧西之島の真上を越えて西側海岸近くまで達していると思われます。

Nisinosima_3d_b10_20151023

 

 

画像の出典:下記よりダウンロードした画像をもとに作成しています

1,Landsat8画像:Landsat-8 日本受信・即時公開サービス http://landsat8.geogrid.org/l8/index.php/ja/
”The source data was downloaded from AIST's Landsat-8 Data Immediate Release Site,
Japan(http://landsat8.geogrid.org/).  Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.

 

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ひまわり8号で見る今週の西之島 2015年10月19日~10月25日

                                          (西之島シリーズ目次)

 Landsat8の夜間撮影があった10/23は、元気に噴煙が上がっています。
肝心の夜間撮影は雲が多くて鮮明な熱画像が撮れませんでしたが溶岩流の新展開が
あったようです。
旧西之島の上を越えて西海岸近くまで溶岩流が流れた可能性が見られます。
詳細は、次回のブログで!

 1)中央の黄色い点が西之島の位置です。
  西之島は、ひまわり8号の解像度0.5Kmでは4x4pxの大きさで点にしか見えません。
 2)タイムは、12hx7dayを、1分55秒に早送りしています。

 

ひまわり8号で見る今週の西之島 2015年10月19日~10月25日

 

 

 

画像の出典:NICTサイエンスクラウド ひまわり8号リアルタイムWeb http://himawari8.nict.go.jp/ の画像をもとに作成。

 

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2015年10月22日 (木)

西之島 「マンボウⅡ」 海底地形図 2015年6月~7月

                                          (西之島シリーズ目次)

 海上保安庁のHPに、無人測量船「マンボウⅡ」による海底地形図(2015/06~07)が
掲載されました。
今回は、この海底地形図(2015/06-07)と、西之島海底地形図(2015/02/23)を比較して
見ました。

 

 

図1、西之島・海底地形の変化~(2015/02/23)と(2015/06-07)

   2015/02/23から2015/06-07に変わっていく様子をアニメーションGIFにしてみました。

Nisinosima_20150223_201507

 

 

図2、西之島・海底地形図 2015/02/23 と 2015/06-07 の水深変化 (左クリックで拡大)

    水深の変化が大きいと思われる、東・南の2カ所で比較してみました。
   思ったほど、海底に流出した溶岩が遠くまで堆積していないことが分かりました。
      もしかすると、海底に流れ込んだ溶岩は脆くてすぐに浸食されて細かな石~砂に砕け
   て水深変化にほとんど差が無いくらい薄く裾野に拡散しているのかもしれませんね?

Nisinosima_201507_henka

 

 

図3、西之島 海底地形図 2015/02/23 と 2015/06-07 水深-100mラインの変化

   東から南の海底は溶岩流の堆積で浅くなっていますが、北から西にかけて海底の
  斜面の谷部の水深が深くなっている所があります?
  明確に拾えた-100mの等深線で、浅くなった部分を青、深くなった部分を赤で着色
  してあります。
  噴火による地面の揺れ?で谷部の緩い堆積物がふるい落とされたからでしょうか?
  それとも、スキャンの精度が上がった?
  ※図1のアニメーションGIFで変化した部分を見るとよく分かります。

Nisinosima_suisinhenka

 

 

図4、西之島・海底地形(カラー) 2015年6月~7月 (左クリックで、1600x1600pxに拡大)

   細部の等深線が見えるように、拡大・色調してあります。

Nisinosima_201507_manbo_bath_c

 

 

図5、西之島・海底地形(単色) 2015年6月~7月 (左クリックで、1600x1600pxに拡大)

   3D海底地形図を作る前処理として、単色に加工してあります。
   でも細部の地形の複雑さを見て、水深マップの読み取りは手ごわそうなので保留(^_^;)
   次回の海底地形調査が行われるまでは、この海底地形図がブログの基準となります。

Nisinosima_201507_manbo_bath_b

 

 

図6、西之島周囲の海底地形  (左クリックで拡大)

   今回公開された西之島の海底地形図(2015/06-07)の中央の濃い部分の外側の
    省略された空白部分を復元してみました。

Manbo_bath_syuui_tikei

 

 

出典:海上保安庁HPの図をもとに「R1」が作成しました。
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm
西之島海底地形図2015/02/23:nisinosc20150223.jpg
西之島海底地形図2015/06-07:manbo_bath.png

 

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2015年10月20日 (火)

クジメ、アイナメ 産卵してます 2015/10/17 積丹・美国でダイビング

 3週間ぶりのダイビングです。
海の中は季節も変わり、クジメ・アイナメの産卵が始まっていました。
アイナメのオスも金色の婚姻色に変わり、縄張りを作って産卵するメスを待っています。
今日確認できたのは、クジメの保護卵・1カ所、アイナメの保護卵・1カ所です。
水温は3週間で4℃下がって、17℃。

 

 

アイナメの保護卵  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  金色の婚姻色になったオスはたくさん見ましたが卵隗を確認できたのはまだ1カ所でした。
 これから保護卵中のオスがだんだん増えていきます。

P1110019_ainame_hogoran

 

 

アイナメの卵  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  色の異なる卵隗毎に違うメスのアイナメの卵だそうです。

P1110015_ainame_tamago

 

 

アイナメの卵  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  綺麗な水色です。

P1110025_ainame_tamago

 

 

クジメの保護卵  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  クジメはアイナメの様に婚姻色にはなりません。

P1110032_kujime_hogoran

 

 

ケムシカジカ  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  ケムシカジカも産卵のため岸に寄ってきています。
 卵は浅い所に産むらしく、まだ積丹では見たことがありません。

P1110069_kemusikajika

 

 

ケムシカジカ

  スーパー等では「カジカ・鍋用」として切り身の状態で売っているので、
 この姿は想像できないでしょう(^_^;)

 

 

 

フサギンポ  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  3週間前に見たフサギンポが居ついていました。来週も見られるかな~

P1110095_husaginpo

 

 

シロウミウシ  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  もしかしたら交接中?

P1110106_siroumiusi

 

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2015年10月18日 (日)

ひまわり8号で見る今週の西之島 2015年10月12日~10月18日

                                          (西之島シリーズ目次)

 今週の西之島、元気に噴煙が上がっています。
溶岩の噴出は続いているでしょうか?
Landsat8の次回が楽しみです(^_^;)

 1)中央の黄色い点が西之島の位置です。
  西之島は、ひまわり8号の解像度0.5Kmでは4x4pxの大きさで点にしか見えません。
 2)タイムは、12.5hx7dayを、1分42秒に早送りしています。

 

ひまわり8号で見る今週の西之島 2015年10月12日~10月18日

 

 

 

画像の出典:NICTサイエンスクラウド ひまわり8号リアルタイムWeb http://himawari8.nict.go.jp/ の画像をもとに作成。

 

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2015年10月15日 (木)

西之島 何とか見えました 2015/10/14 夜間 Landsat8

                                          (西之島シリーズ目次)

 今回は雲に覆われて何も見えないかな? と思ったら、かろうじてB6,7の
高温部が雲を通して見えました。
高温部の放射光は雲で散乱して広がっていたので、雲が無かったらこれくらいかな?と
範囲を狭めてあります。

最近の西之島は噴火活動による高温部があまり見られなくなっている気がします。
今回は火口の北側付近に高温部が見られたので、まだ溶岩流出は続いていると
一安心です(^_^;)

 

 

図1、西之島 2015/10/14 夜間の熱・近赤外画像 Landsat8  (左クリックで拡大)

 今回は雲に覆われていて、B10,B11の熱画像は見ることが出来ませんでした。
 B6,B7の近赤外画像は雲を通してかろうじて見ることが出来ました。
 ただレベルが極端に低いのは、雲で減衰しているのか、高温部の温度が低いのかは
 判別できません。

Nishinosima_2015_10_14_th

 

注:1)西之島の昼間写真は、2015/10/11 Landsat8 のものです。
  2)西之島輪郭線は、2015/10/11 Landsat8 を使用
  3)各BANDの温度表示は目安です。
  4)各BANDの温度カラー表示(コントラスト)は、海面=0~1(紫)、最大輝度=255(赤) 
   に割り付けています。

 

 

図2、BAND7、雲による散乱で広がった部分の除去 (左クリックで拡大)

   BAND7の高温部の面積が雲による散乱で広がっています。
  雲が無かったらこれくらいの大きさに見える範囲に狭めました。
  (修正前、修正後の比較です)

Nishinosima_2015_10_14_level

 

 

図3、Landsat8 BAND7 現像レベルと見え方の例 (モノクロ画像) (左クリックで拡大)

  いつもは暗い画像も見えるようにと、観測毎に明暗の諧調を0-255に変換しています。
 リモートセンシングなどで放射温度の絶対値を比較する場合などは変換してはいけない
 のですが見た目に綺麗優先のブログなのでこんなことしてます(^_^;)
 今回のB6,7はあまりにも暗すぎたので、もしレベル調整しなかったらこんな風に見える
 という例です。
 下段左は、月明かりならぬB7明かりで照らされて、雲まで見えています!

Nishinosima_b7_level

 

 

図4、Landsat8 BAND7 現像レベルと見え方の例 (カラー温度スケール) (左クリックで拡大)

  図3を、カラー温度スケール化するとこうなります。

Nishinosima_b7_level_color

 

 

画像の出典:下記よりダウンロードした画像をもとに作成しています

1,Landsat8画像:Landsat-8 日本受信・即時公開サービス http://landsat8.geogrid.org/l8/index.php/ja/
”The source data was downloaded from AIST's Landsat-8 Data Immediate Release Site,
Japan(http://landsat8.geogrid.org/).  Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.

 

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2015年10月12日 (月)

ひまわり8号で見る今週の西之島 2015年10月5日~10月11日

                                          (西之島シリーズ目次)

 今週末は時化でダイビングは中止でした。
2週間潜っていないので禁断症状が・・・(^_^;)

 

 今週の西之島の噴煙はコマ送りで見ると弱くてあまり出ていないように見えたのですが、
早送りで見ると風が強くて長く薄く引き伸ばされているのが解ります。

 1)中央の黄色い点が西之島の位置です。
  西之島は、ひまわり8号の解像度0.5Kmでは4x4pxの大きさで点にしか見えません。
 2)タイムは、12.5hx7dayを、1分40秒に早送りしています。
  
 R1メモ: 毎週ビデオを作成していると、だんだん日の出が遅く・日の入りが
     早くなるのが解ります。
     1日を5:00~18:00としていましたが、今回から5:10~17:40にしました。

 

 

ひまわり8号で見る今週の西之島 2015年10月5日~10月11日

 

 

 

画像の出典:NICTサイエンスクラウド ひまわり8号リアルタイムWeb http://himawari8.nict.go.jp/ の画像をもとに作成。

 

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2015年10月11日 (日)

西之島 晴れました 2015/10/11 昼間 Landsat8

                                          (西之島シリーズ目次)

 ホルニト付近から北西に向かっていた溶岩流は、北海岸線まであと約400mという所で
止まってしまったようです。
ホルニト付近の高温部(溶岩流?)は、前回2015/10/07とほぼ同じで広がりはありません。
今週は、噴煙の出方が弱くなっているので、溶岩の噴出は停滞気味でしょうか?

 

 

図1, 西之島 擬似立体地形図 2015/10/11 Landsat8 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

    擬似立体地形図は正確な地形を再現したものではなく、地形の明暗を擬似的な
  高低差に変換して作られています。 左図はオリジナル、右図は視差加工図。
  擬似立体地形図でも、溶岩流の流れなどの地形の特徴を読みとれると思います。

Nishinosima_3d_20151011

 

   立体感(視差)は、画像の明るい部分が凸に浮き出て見えるように加工しています。
  このルールは、溶岩トンネル部の真上が冷えて陥没して凹んだ溝状になり、その部分
  が暗部になっているのが多くみられるので、暗部を凹んで見えるようにしています。

 

 

*** 2015/10/12 追加 ***

図1が山体として自然に見えるように、中央が盛り上がりって見えるように追加工しました。

   ※立体感は実際の地形とは異なります。 アートとしてみて下さい(^_^;)

 

図1-Ver.2、 西之島 擬似立体地形図 2015/10/11 Landsat8 3D立体写真・交差法

Nishinosima_3d_20151011_2


                               *** 2015/10/12 追加終わり ***

 

*** 2015/10/13 追加 ***

 さっそく疑似3D地形図に、高温部の位置を重ねてみました。

 

図1-3、3D地形図で見る、高温部(B7)の位置 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

B8_3d_003_ver2_b7

 

 

図1-4、3D地形図で見る、高温部(B10)の位置 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

B8_3d_003_ver2_b10

 

                             *** 2015/10/13 追加終わり ***

 

 

図2、西之島 2015/10/11 昼間の熱・近赤外画像 Landsat8  (左クリックで拡大)

Nishinosima_20151011_netugazou

 

 

図3、西之島 2015/10/11 昼間の熱・近赤外画像・等温線処理 Landsat8 (左クリックで拡大)

  BAND10,11の擬似等温線化で温度分布を見やすくしました。

Nishinosima_20151011_netugazou_2

 

注:1)西之島の昼間写真は、2015/10/11 Landsat8 のものです。
  2)西之島輪郭線は、2015/09/16 海上保安庁HP を使用
  3)各BANDの温度表示は目安です。
  4)各BANDの温度カラー表示(コントラスト)は、海面=0~1(紫)、最大輝度=255(赤) 
   に割り付けています。

 

画像の出典:下記よりダウンロードした画像をもとに作成しています

1,Landsat8画像:Landsat-8 日本受信・即時公開サービス http://landsat8.geogrid.org/l8/index.php/ja/
”The source data was downloaded from AIST's Landsat-8 Data Immediate Release Site,
Japan(http://landsat8.geogrid.org/).  Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.

2,西之島の輪郭:海上保安庁HP 西之島 2015/09/16
 http://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm

 

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2015年10月10日 (土)

西之島の擬似立体写真 Landsat8 2015/09/25

                                          (西之島シリーズ目次)

 Landsat8が撮影した西之島の画像から作った、擬似立体写真です。

 

立体感(視差)のルールは次の2パターンで作成しています。

 パターン1:画像の暗い部分が凸に浮き出て見えるように加工。
              凸凹感が自然に見えます。

 パターン2:画像の明るい部分が凸に浮き出て見えるように加工。
       パターン1と凸凹が逆で、1で不自然に見える部分の補間として使います。

 パターン1,2とも、画像の明暗を地形の高低に変換しているもので、
実際の地形を再現しているものではありません。
あくまでもアートとして見て下さい(^_^;)
でも溶岩流の流れなど、地形の特徴を読み取ることが出来ると思います。

  ※擬似立体写真は、拡大して見られるように交差法で作っています。
   平行法でしか見られない方は、凸凹感が逆になりますが拡大しな
   いでそのまま平行法として見ることが出来ます。

 

 

図1, 西之島 擬似立体写真 Landsat8 2015/09/25 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

   パターン1:画像の暗い部分が凸に浮き出て見えるように加工。

Nishinosima_20150925_3d_an_deko

 

 

図2, 西之島 擬似立体写真 Landsat8 2015/09/25 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

   パターン2:画像の明るい部分が凸に浮き出て見えるように加工。

Nishinosima_20150925_3d_mei_deko

 

 

画像の出典:下記よりダウンロードした画像をもとに作成しています

1,Landsat8画像:Landsat-8 日本受信・即時公開サービス http://landsat8.geogrid.org/l8/index.php/ja/
”The source data was downloaded from AIST's Landsat-8 Data Immediate Release Site,
Japan(http://landsat8.geogrid.org/).  Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.

 

  R1メモ: 同じ手法で作った、「ハッブル宇宙望遠鏡で見た銀河」もあります。
        http://r1rawd.cocolog-nifty.com/blog/cat58457958/index.html

 

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2015年10月 9日 (金)

西之島 擬似立体写真

                                          (西之島シリーズ目次)

 西之島の擬似立体写真を作ってみました。

立体感(視差)のルールは次の2パターンで作成しています。

 パターン1: 画像の暗い部分が凸・浮き出て見えるように加工。
                 凸凹感が自然に見えます。

 パターン2: 画像の明るい部分が凸・浮き出て見えるように加工。
         パターン1と凸凹が逆で、1の不自然に見える部分の補間として使います。

パターン1,2とも、画像の明暗を地形の高低に変換しているので、実際の地形の高低を
再現しているものではありません。
あくまでもアートとして見て下さい(^_^;)
でも、なんとなく凸凹の雰囲気は伝わると思います。

    ※ 平行法でしか見られない方は、凸凹感が逆になりますが拡大しないで
      平行法として見て下さい。

 

 

図1、西之島 擬似立体写真 Landsat8 2015/08/24 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

   パターン1:画像の暗い部分が凸・浮き出て見えるように加工。

Nishinosima_3d_20150824_totuan

 

 

図2、西之島 擬似立体写真 Landsat8 2015/08/24 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

   パターン2:画像の明るい部分が凸・浮き出て見えるように加工。

Nishinosima_3d_20150824_totumei

 

 

図3、西之島 擬似立体写真 海上保安庁 2015/08/19 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

   パターン1:画像の暗い部分が凸・浮き出て見えるように加工。

Nishinosima_3d_20150819_totuan

 

 

図4、西之島 擬似立体写真 海上保安庁 2015/08/19 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

   パターン2:画像の明るい部分が凸・浮き出て見えるように加工。

Nishinosima_3d_20150819_totumei

 

 

  R1メモ: 同じ手法で作った、「ハッブル宇宙望遠鏡で見た銀河」もあります。
        http://r1rawd.cocolog-nifty.com/blog/cat58457958/index.html

 

 

画像の出典:下記よりダウンロードした画像をもとに作成しています

1,Landsat8画像:Landsat-8 日本受信・即時公開サービス http://landsat8.geogrid.org/l8/index.php/ja/
”The source data was downloaded from AIST's Landsat-8 Data Immediate Release Site,
Japan(http://landsat8.geogrid.org/).  Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.

2,西之島の空中写真:海上保安庁HP 西之島 2015/08/19
 http://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm

 

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2015年10月 8日 (木)

西之島、北に向かった溶岩流が止まった 2015/10/07 夜間 Landsat8

                                          (西之島シリーズ目次)

 北に向かっていた溶岩流は,、北海岸まで到達せずに止まったようです。
2015/09/25の最北の高温部(溶岩流の先端B10(3,6) ※1)の位置から先に高温部は
広がっておらず、供給の止まった溶岩が徐々に冷えているようです。(図4と図5比較より)
今回の高温部は、火口のB7(4,3)とホルニト付近のB7,10(4.2,3.7))のみです。
北側の溶岩流の地表部分の先端は、B7(3,4.7)付近です。

   ※1:図の250mメッシュに座標を入れました。

 

 

図1、西之島 2015/10/07 夜間 熱画像 Landsat8  (左クリックで拡大)

    何故か海面より陸部の温度が低くなっています。
   もしかしたら、西之島の上に雲がかかっていて、温度が低く見えているのでしょうか?
      今日は、噴煙も見えません。(雲がかかっていて区別できない?)
   ひまわり8号では10/07の午前中はほとんど噴煙が出ていない状態で午後に少し
   多くなってきていました。噴煙も弱くなってきているのでしょうか? 
   噴煙の活動は、次回の週間ひまわり8号で確認です。

Nishinosima_20151007_kouiki

 

   ※西之島の輪郭を加筆しています。

 

 

図2、西之島の高温部(B7) 2015/10/07 夜間 Landsat8 3D立体図・交差法(左クリックで拡大)

   B7(約130℃以上の温度分布)による高温部を、西之島の3D地形図(2015/07/28)に
    重ねています。
  北に向かっていた溶岩流の高温部は、B7(3,4.7)まで後退、溶岩流の供給が止まって
  いるか、溶岩トンネルになって高温部が見えなくなったと思われます。
  座標(5.6,4.3)に高温部が見られます。溶岩トンネルの出口でしょうか?

Nishinosima_20151007_3d_b7

 

※地形DATEは2015/07/28のもので、その後の溶岩流による拡大や浸食で現在の地形と
は異なります。
3D地形図は傾斜で溶岩流の流れる方向を把握するための参考として使っています。
2015/07/28の詳細な3D地形図は、「西之島 2015/07/28 3D立体地形図」で見ることが
出来ます。

 

 

図3、西之島の高温部(B10) 2015/10/07 夜間 Landsat8 3D立体図・交差法(左クリックで拡大)

   B10(約85℃以下の温度分布)による高温部を、西之島の3D地形図(2015/07/28)に
    重ねています。
  北に向かっていた溶岩流の高温部は見えなくなりました。
  北海岸まであと400mぐらいだったので残念(^_^;)
  高温部はホルニト付近(4.2,3.7)で、緑~水色は止まった溶岩の余熱or溶岩トンネル?

Nishinosima_20151007_3d_b10

 

 

図4、西之島 2015/10/07 夜間の熱・近赤外画像 Landsat8  (左クリックで拡大)

   B10,11で見ると、陸地の方が海面より温度が低い?
  晴れていると、下の図5のように海面の温度のほうが低いはずなのですが?
  もしかするとブルーの部分に濃い雲があって、高温部の溶岩流が見えないだけ・・・
  なんてことないですよね(^_^;)

Nishinosima_20151007_netugazou

 

 

図5、前回の、西之島 2015/09/25 昼間の熱・近赤外画像 Landsat8  (左クリックで拡大)

  直近の観測データ(2015/09/25)と比較できるように載せました。

Nishinosima_20150925_b6_7_10_11_2

 

 

図6、西之島 2015/10/07 夜間の熱・近赤外画像・等温線処理 Landsat8 (左クリックで拡大)

  BAND10,11の擬似等温線化で温度分布を見やすくしました。

Nishinosima_20151007_netugazou_2

 

注:1)西之島の昼間写真は、2015/09/25 Landsat8 のものです。
  2)西之島輪郭線は、2015/09/16 海上保安庁HP を使用
  3)各BANDの温度表示は大まかな目安で、正確なものではありません。
  4)各BANDの温度カラー表示(コントラスト)は、海面=0~1(紫)、最大輝度=255(赤) に割り付けています。
   (B10,11の海面は、陸域より温度が高いので、50前後になっています)

 

 

画像の出典:下記よりダウンロードした画像をもとに作成しています

1,Landsat8画像:Landsat-8 日本受信・即時公開サービス http://landsat8.geogrid.org/l8/index.php/ja/
”The source data was downloaded from AIST's Landsat-8 Data Immediate Release Site,
Japan(http://landsat8.geogrid.org/).  Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.

2,3D地形図:国土地理院 HP http://www.gsi.go.jp/gyoumu/gyoumu41000.html
平成27年7月28日の「VRML」データをダウンロードして加工しています。

3,西之島の輪郭:海上保安庁HP 西之島 2015/09/16
 http://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm

 

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2015年10月 5日 (月)

Landsat8で、西之島はどこまで見えるのか?

                                          (西之島シリーズ目次)

 解像度15mのLandsat8で、西之島の地形判別がどこまで見えるのか?
ここまで見えました (か、これしか見えないの? でしょうか(^_^;)

 

 Landsat8の撮影した8/24は、ホルニト付近から東と南に溶岩流が流れています。
このため海上保安庁の8/19の写真と比較すると、東側に流れた溶岩流の部分が違うよう
に見えますが、南側は噴煙に隠れてよく見えませんが大きな差がないように見えます。

北から西の範囲は、8/19から8/24の間、溶岩流による変化が無いと思われるので見え方
の比較ができます。
似ているような? 似ていないような? 

 

図1、解像度15mのLandsat8で、西之島の地形判別がどこまで見えるか?

  拡大して見てください(拡大すると、1330x780pxになります)

20150819_20150824_hikaku_002

 

 Landsat8の画像は、解像度15mのBAND8モノクロ画像とBAND2,3,4のカラー情報で合成
した後、地形の凸凹感を出すためにフィルター掛けまくりです。(^_^;)

 

画像の出典:下記よりダウンロードした画像をもとに作成しています

1,Landsat8画像:Landsat-8 日本受信・即時公開サービス http://landsat8.geogrid.org/l8/index.php/ja/
”The source data was downloaded from AIST's Landsat-8 Data Immediate Release Site,
Japan(http://landsat8.geogrid.org/).  Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.

2,西之島の空中写真:海上保安庁HP 西之島 2015/08/19
 http://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm

 

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2015年10月 4日 (日)

ひまわり8号で見る今週の西之島 2015/09/28-10/04

                                          (西之島シリーズ目次)

 今週も元気に噴煙が上がっています。

  1)中央の黄色い点が西之島の位置です。
   西之島は、ひまわり8号の解像度0.5Kmでは4x4pxの大きさで点にしか見えません。
  2)タイムは、13hx7dayを、1分54秒に早送りしています。

ひまわり8号で見る、今週の西之島 2015/09/28~10/04

  今回から、HD(1280x720p)になって広範囲を見ることが出来るようになりました。

 

 

 

画像の出典:NICTサイエンスクラウド ひまわり8号リアルタイムWeb http://himawari8.nict.go.jp/ の画像をもとに作成

 

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2015年10月 2日 (金)

ひまわり8号で見る北半球 2015年9月1日~30日

ひまわり8号で見る北半球 2015年9月1日~30日

   24hx30dayを、6分20秒に早送りです。

 

 

 

画像の出典:NICTサイエンスクラウド ひまわり8号リアルタイムWeb http://himawari8.nict.go.jp/ の画像をもとに作成。

 

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