西之島 何とか見えました 2015/10/14 夜間 Landsat8
今回は雲に覆われて何も見えないかな? と思ったら、かろうじてB6,7の
高温部が雲を通して見えました。
高温部の放射光は雲で散乱して広がっていたので、雲が無かったらこれくらいかな?と
範囲を狭めてあります。
最近の西之島は噴火活動による高温部があまり見られなくなっている気がします。
今回は火口の北側付近に高温部が見られたので、まだ溶岩流出は続いていると
一安心です(^_^;)
図1、西之島 2015/10/14 夜間の熱・近赤外画像 Landsat8 (左クリックで拡大)
今回は雲に覆われていて、B10,B11の熱画像は見ることが出来ませんでした。
B6,B7の近赤外画像は雲を通してかろうじて見ることが出来ました。
ただレベルが極端に低いのは、雲で減衰しているのか、高温部の温度が低いのかは
判別できません。
注:1)西之島の昼間写真は、2015/10/11 Landsat8 のものです。
2)西之島輪郭線は、2015/10/11 Landsat8 を使用
3)各BANDの温度表示は目安です。
4)各BANDの温度カラー表示(コントラスト)は、海面=0~1(紫)、最大輝度=255(赤)
に割り付けています。
図2、BAND7、雲による散乱で広がった部分の除去 (左クリックで拡大)
BAND7の高温部の面積が雲による散乱で広がっています。
雲が無かったらこれくらいの大きさに見える範囲に狭めました。
(修正前、修正後の比較です)
図3、Landsat8 BAND7 現像レベルと見え方の例 (モノクロ画像) (左クリックで拡大)
いつもは暗い画像も見えるようにと、観測毎に明暗の諧調を0-255に変換しています。
リモートセンシングなどで放射温度の絶対値を比較する場合などは変換してはいけない
のですが見た目に綺麗優先のブログなのでこんなことしてます(^_^;)
今回のB6,7はあまりにも暗すぎたので、もしレベル調整しなかったらこんな風に見える
という例です。
下段左は、月明かりならぬB7明かりで照らされて、雲まで見えています!
図4、Landsat8 BAND7 現像レベルと見え方の例 (カラー温度スケール) (左クリックで拡大)
図3を、カラー温度スケール化するとこうなります。
画像の出典:下記よりダウンロードした画像をもとに作成しています
1,Landsat8画像:Landsat-8 日本受信・即時公開サービス http://landsat8.geogrid.org/l8/index.php/ja/
”The source data was downloaded from AIST's Landsat-8 Data Immediate Release Site,
Japan(http://landsat8.geogrid.org/). Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.
| 固定リンク
「西之島」カテゴリの記事
- 西之島 2025年3月12日 (4K スクロール・フォトビデオ)(2025.04.08)
- 西之島 2025年2月26日 (船からの撮影 4K スクロール・フォトビデオ)(2025.03.21)
- 西之島 2025年2月13日 (火口の立体写真あり 4K スクロール・フォトビデオ)(2025.03.06)
- 西之島 2025年1月27日 (4K スクロール・フォトビデオ)(2025.02.09)
- 西之島 2024年12月25日 (4K スクロール・フォトビデオ)(2025.01.28)
コメント