西之島 Landsat8と海上保安庁撮影による熱画像の比較
海上保安庁・西之島HPが2015/09/16のデータで更新されました。
熱計測画像も更新されていたので、ほぼ同じ時期(2015/09/12)に撮影されたランドサット8
の近赤外熱画像(BAND7)と見え方の比較をしてみました。
人工衛星によるリモートセンシングと、航空機による空中写真の比較ともいえます。
図1、西之島 Landsat8と海上保安庁撮影による熱画像の比較 (左クリックで拡大)
西之島の溶岩流はどこまで広がり、もっと大きくなるのか? 想像してみてください。
1)Landsat8の近赤外熱画像の分解能は30mなので、ブロック状の粗い表示です。
※Landsat8の計測幅(OLI)は1400Kmもあるので分解能が低いわけではありません。
撮影は、16日間隔で昼間x1、夜間x2の計3回行われていますが品質は天候次第です。
2)海上保安庁の熱計測画像の解像度はデジタル写真と同等と思われます。
※海保HP掲載の写真(縮小あり?)の解像度は、約2.5m/px(東西2000m/800px)
計測波長は、近赤外線/遠赤外線のどちらでしょう(遠赤外線か?)
航空機による撮影なので、費用に値する目的と天気が良ければいつでも撮影可能(^_^;)
下の図2は、Landsat8で見た、熱・近赤外画像の例です。
図2、西之島 2015/09/12 夜間の熱・近赤外画像 Landsat8 (左クリックで拡大)
Landsat8の熱画像の分解能は、
近赤外(BAND5,6,7)は、30m、熱画像(遠赤外線 BAND10,11)は100mです。
画像の出典:下記よりダウンロードした画像を加工しています
1,西之島の熱計測画像:海上保安庁HP 西之島
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm
2,Landsat8画像:Landsat-8 日本受信・即時公開サービス http://landsat8.geogrid.org/l8/index.php/ja/
”The source data was downloaded from AIST's Landsat-8 Data Immediate Release Site,
Japan(http://landsat8.geogrid.org/). Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.
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