西之島、溶岩流が北に拡大中です 2015/09/25 昼間 Landsat8
前回(2015/09/21)北に向かっていた溶岩流の先端は(火口中心から)約600mの位置で
したが、今回は北北西寄りで,、火口中心から約750m地点まで到達しています。
この後、溶岩流の流れが続くと地形の低い西側(図2を参照)に寄って行くのでしょうか?
図1、西之島 2015/09/25 昼間 Landsat8 (左クリックで拡大)
地形・海岸線の変化の比較用に、2015/08/24の画像を左側に置きました。
9/25は、海岸線が少し丸くなったかな?
09/25(右図)の噴煙の左側の少し明るい部分が今回の溶岩流と思われます。
左右で、溶岩流の流れで地形が変わっているのが解かります。
図2、西之島の高温部(B7) 2015/09/25 昼間 Landsat8 3D立体図・交差法(左クリックで拡大)
B7(約130℃以上の温度分布)による溶岩流の流れを、西之島の3D地形図
(2015/07/28)に重ねています。
溶岩流の先端の西側は地形が低くなっています。
溶岩流の流れが続けば低くなっている西側に向きを変えると思われます。
あるいは、北東側も海岸まで低い谷状なのでこちらに向かうかもしれません。
※地形DATEは2015/07/28のもので、その後の溶岩流による拡大や浸食で現在の地形とは異なります。
3D地形図は溶岩流の流れを把握するための参考として使っています。
2015/07/28の詳細な3D地形図は、「西之島 2015/07/28 3D立体地形図」で見ることが出来ます。
図3、西之島の高温部(B10) 2015/09/25 昼間 Landsat8 3D立体図・交差法(左クリックで拡大)
B10(約85℃以下の温度分布)による溶岩流の流れを、西之島の3D地形図
(2015/07/28)に重ねています。
図4、西之島 2015/09/25 夜間の熱・近赤外画像 Landsat8 (左クリックで拡大)
注:1)西之島の昼間写真は、2015/09/25 Landsat8 のものです。
2)西之島輪郭線は、2015/09/16 海上保安庁HP を使用
3)各BANDの温度表示は目安です。
4)各BANDの温度カラー表示(コントラスト)は、海面=0~1(紫)、最大輝度=255(赤)
に割り付けています。
画像の出典:下記よりダウンロードした画像をもとに作成しています
1,Landsat8画像:Landsat-8 日本受信・即時公開サービス http://landsat8.geogrid.org/l8/index.php/ja/
”The source data was downloaded from AIST's Landsat-8 Data Immediate Release Site,
Japan(http://landsat8.geogrid.org/). Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.
2,3D地形図:国土地理院 HP http://www.gsi.go.jp/gyoumu/gyoumu41000.html
平成27年7月28日の「VRML」データをダウンロードして加工しています。
3,西之島の輪郭:海上保安庁HP 西之島 2015/09/16
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm
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