西之島 2015/07/28 3D立体地形図
国土地理院から、2015/07/28の空中写真から測量された3Dデータが公開されました。
早速、3D立体地形図(裸眼立体視、交差法)を作ってみます。
西之島の大きさ(2015/07/28)~国土地理院HPより
•面積は、約2.74平方キロメートル
•最高標高は、約150メートル(参考値)
図1、西之島 2015/07/28 カラー等高線(5m) (左クリックで拡大)
標高測量が行われてから約1ヶ月経っています。
その間、Landsat8の熱画像から第7火口東側の溶岩噴出口から東~南方面への
溶岩流が確認されているので、さらに厚みを増していると考えられます。
現在の大きさ(2015/08/19海上保安庁)は、図9を見てください。
R1メモ
図はエクセルの等高線グラフで書いているので、色分けはエクセル仕様です。
この派手な色にも慣れて、今ではこの色が一番見やすい!ようになりました (^_^;)
図2、西之島 2015/07/28 3D立体図・交差法 (左クリックで拡大)
北側は、枝状に伸びている溶岩流の盛り上がり以外は、スカスカで厚みがありません。
図3、西之島 2015/07/28 東側拡大 3D立体図・交差法 (左クリックで拡大)
図4、西之島 2015/07/28 西側拡大 3D立体図・交差法 (左クリックで拡大)
図5~図8は、30°斜め上から見た鳥瞰図と真横から見た投影図です。
西之島の中央部の厚みが増しているのが解ります。
船から見ると、投影図のように見えるはずです(^_^;)
図5、西之島 2015/07/28 東からの鳥瞰図 (左クリックで拡大)
図6、西之島 2015/07/28 北からの鳥瞰図 (左クリックで拡大)
図7、西之島 2015/07/28 西からの鳥瞰図 (左クリックで拡大)
図8、西之島 2015/07/28 南からの鳥瞰図 (左クリックで拡大)
R1メモ
3D図の水平:垂直比は上の投影図で横の距離約2000mと最大標高149.7mが
正しい比率になるように調整するのですが、図を傾けると微妙にずれます。
また、%調整も整数しか使えないので、いつもおおよその値となります。
図9、西之島 2015/08/19 の輪郭(海上保安庁)との比較
約3週間後の輪郭を重ねてみると、東、南側で拡大しています。
特長のある突起と重ねてみると、海上保安庁(2015/08/19)の輪郭と微妙にずれて
います。 拡大・回転の修正でも一致しませんでした?。
R1メモ
公開された「標高データは1行しか無い?」ので、今回は「VRML」データからX,Y,Zを
抜き出して3D地形図を作っています。
※9/1の夜に確認すると「標高データ」は正規なものに修正されていました。
データの出典:国土地理院 HP http://www.gsi.go.jp/gyoumu/gyoumu41000.html
より、平成27年7月28日の「VRML」データをダウンロードして加工しています。
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