西之島の熱計測画像 2015/08/19 海上保安庁写真より
海上保安庁の西之島HPで、2015/08/19観測データが公開されました。
今回は、海上保安庁撮影の熱計測画像と、1日後のLandsat8の熱・近赤外画像を並べて
見ることで、西之島の溶岩流がよく見えるのではないかと思い画像の加工をしてみました。
図1、航空機による熱計測画像とLandsat8による熱・近赤外画像の見え方。
東~南方向に溶岩が溜まって高くなり、北方向に流れが変わってきた?
(ら、北方向に拡大が望めるので良いのになー)
(左クリックで拡大)
航空機による熱計測画像は解像度が高く、溶岩流の流れがはっきりわかります。
Landsat8の画像は解像度100mなので平均化された画像でしょうか?
※Landsat8は上空705Kmから幅185Km(B10,11)観測で分解能100m、スペック的に
劣っているわけではありません。
西之島の輪郭は、2015/08/19(海上保安庁)を使用しました。
図2、溶岩流の流れ(解説図)に、Landsat8の熱・近赤外画像を重ねてみた
今回の観測は偶然か?、海保さんとLandsat8が1日違いで大きな変化が無いようなので、
海保さんの解説図をお借りしてその上にLandsat8の熱・近赤外画像を合成してみます。
これ解り易くていいです(^_^;)
(左クリックで拡大)
図3、西之島 空中写真と衛星写真の比較
今回は、西之島の真上写真が更新されたので、Landsat8のパンシャープン画像と見え方
を比較してみます。
(左クリックで拡大)
Landsat8の解像度は15m(カラー30m)で細部は見えません(西之島東西は約133ピクセル)
やっぱり空中写真は高解像度で綺麗ですね(^_^;)
※Landsat8(B8)のピクセル数(換算)
1,400Km(観測幅)/15m(分解能)=93,333 ピクセル(横) 一眼レフに負けてません(^_^;)
Landsat8画像から抽出した輪郭は、北の部分が噴煙で良く判別できなかったので少し大き
くなっていました。(^_^;)
R1メモ
今回初?、実体視写真が公開されました。
3Dファンとしては、「西之島3Dギャラリー」を設けて頂けるとありがたいですね!
画像の出典:下記よりダウンロードした画像を加工しています
1,西之島の写真、熱計測画像、輪郭:海上保安庁HP 西之島
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm
2,Landsat8画像:Landsat-8 日本受信・即時公開サービス http://landsat8.geogrid.org/l8/index.php/ja/
”The source data was downloaded from AIST's Landsat-8 Data Immediate Release Site,
Japan(http://landsat8.geogrid.org/). Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.
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