ひまわり8号で見る西之島
ひまわり8号の画像が公開されています。
台風11号の雲が無い、2015/07/13 の画像で西之島を探してみると?
図1、ひまわり8号で見る西之島 (左クリックで拡大)
「あれ? これぐらいにしか見えないの、期待外れ!」、と思ったのですが
調べてみると、ひまわり8号の方がスペックが上です。
ひまわり8号とランドサット8のスペックを比べてみると
解像度(カラー) 高度
ひまわり8号 0.5-1Km 35,800Km
ランドサット8 30m(B8モノクロ=15m) 705Km
解像度が、Landsat-8の1/33倍しかない???
でも、よく見ると高度が違う!!!
なんと、ひまわり8号はLandsat-8より約50倍も高い所から見ているのです。
ひまわり8号をLandsat-8の軌道に置いたとすると、
解像度(ひまわり8号高度705Km換算)=1000mX705Km/35,800Km = 19.7m
で、Landsat-8の解像度(カラー)30mを上回っています。
ひまわり8号の解像度1Kmとすると、今の西之島の大きさは約2Kmx2Kmなので、
約2x2=4pixelの大きさにしか見えません。
父島、母島と西之島の噴煙が見えるから、かろうじてここが西之島?と解かりますが、
噴煙が止まったら探せないでしょうね(^_^;)
更に衛星高度が50倍遠くにあるので、センサーの受光量(同一面積)は1/50^2に減るので
Landsat-8に比べて約2500倍の感度が必要になります。
どんなセンサーを使っているんでしょうか?
・最新の超高感度センサー?
・受光面積を2500倍にしている?
・静止衛星なので、露光時間を長くしている?
(詳しいスペックのサイトが見つかりませんでした。)
R1メモ
陸と海を見分けるには、R(赤)chがハッキリ見えます。
ひまわり8号で、西之島の観測は無理なようです。(用途が違うので当たり前(^_^;))
でも、ダイビングに行けない時のブログネタになりそうです(^_^;)
写真の出典:下記よりダウンロードした画像を加工しています。
ひまわり8号リアルタイム画像Web
http://himawari8.nict.go.jp/
Landsat-8 日本受信・即時公開サービス http://landsat8.geogrid.org/l8/index.php/ja/
”The source data was downloaded from AIST's Landsat-8 Data Immediate Release Site,
Japan(http://landsat8.geogrid.org/). Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.
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