3Dで見る、西之島 2015/07/23 Landsat-8
ランドサット8が 2015/07/23 に撮影した画像から、3D立体写真を作成してみました。
視差が小さいのと解像度が(西之島の大きさに対して)低いので立体感は小さいのですが
雰囲気は伝わると思います(^_^;)
図1、3Dで見る、西之島 2015/07/23 3D立体写真・平行法
平行法で見る方が立体感が出るのでお勧めです。
図2、3Dで見る、西之島 2015/07/23 3D立体写真・交差法
3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)
R1メモ
1枚の画像を、平行法・交差法で交互に見ると立体感の凸凹も交互に逆に見えるので、
立体感の細かな差が解り易くなると思います。
作成条件
1、ステレオ画像の左右(モノクロ)は、Rch=B8、Lch=B3
視差は、OLIラインセンサーの配列が両端で一番離れているB3,B8の僅かな距離に
より発生します。
(B4の方がB8の帯域に近いのですが、B3の内側にあり視差が小さいのでB3を使用し
ました)
視差の発生は同時観測には欠点ですが、この視差を逆手に取り3D画像を得ています。
広域の場合は視差が無視できるほど小さくなるので、3Dは西之島サイズ限定です。
B3は解像度30mでB8の15mより劣りますが、立体視したとき脳内でB8の解像度で
ある程度補正してくれます。
2、カラー情報は、RGB=B4,B3,B2 で合成しています。
B3,B8のモノクロ画像による3D写真の上に、B4,B3,B2のカラー情報を乗せています。
左右のカラー情報は同じ画像でRLの視差のないものですがカラー情報だけの認識
分解能は低いので、視差の小さなB3,B8による3Dの立体感を損ないません。
3、画像はB3,B8の視差が水平方向になるよう、81.8°時計回りに回転(昼間)しています。
回転角は元データの回転処理(※)が不明なため、θ=180-軌道傾斜角 98.2度
としました。
※視差補正の角度は、「季節により傾く地軸と自転する地球を斜めに横切るランド
サット8、その姿勢は?
受信した元データの歪み補正(ダウンロードした画像は正方ピクセルではない!)
など」で難しすぎるので、悩まず81.8度としました。
何パターンかテストしましたが81.8°で大きな破綻が無いのでこの値に決定。
写真の出典:下記よりダウンロードした画像を加工しています。
Landsat-8 日本受信・即時公開サービス http://landsat8.geogrid.org/l8/index.php/ja/
”The source data was downloaded from AIST's Landsat-8 Data Immediate Release Site,
Japan(http://landsat8.geogrid.org/). Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.
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