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2015年3月

2015年3月30日 (月)

西之島 西側に拡大か?  2015/03/25

                                          (西之島シリーズ目次)

 

①海上保安庁撮影(2015/03/25)西之島噴火の熱赤外線画像(※1)を基に作成しています。

 

 

※1:出典「海上保安庁撮影 火山活動の熱赤外画像 v20150325_movie02.mp4」を基に作成。
   BGM:フリーBGM・音楽素材MusMus http://musmus.main.jp/ 刻星 tw063.mp3

 

今まで西側はあまり溶岩流が流れずに拡大していなかったのですが、2015/03/25の
熱赤外線画像では北と西側に流れているのを確認することが出来ます。

面積拡大が停滞している西之島。
大きくなるにはまだ浅瀬が残っている北と西に溶岩流が流れることが必要です。
がんばれー 西之島ー

後半の3D動画部分は、画像の傾きがあるので少し見づらいです。
一時停止して、静止画で見ると緩和されます。

 

 

②溶岩流の流れ

このまま溶岩流の流れが北と西側に拡大すると、旧西之島が覆われて見えなくなってしまいます。

Desc03_800w

※2:出典「海上保安庁撮影 旧西之島と溶岩流 desc03.jpg 」

 

 

③旧西之島部分(写真)

下の写真(※3)は、旧西之島がスヌーピーに見えるといわれていた時の、ちょうど鼻の部分の岩盤?です。
「スヌーピーの鼻」がもうすぐ見えなくなるかもしれません。

V20150325_movie03_12131313_002

 

※3:出典「海上保安庁撮影 旧西之島 v20150325_movie03.mp4」を基に作成。

ビデオ、写真の出典:海上保安庁HP
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm

 

 

④旧西之島の部分 (2.5m DEM より作成)

 上の③の写真と同じ範囲を、2015/03/01の2.5mDEM(※4)より作成してみました。
 さてDEMのデータは、どのくらいの再現性があるのでしょうか?

1, 等高線=1m で描写     3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

Nishinoshima_20150301_25m_h1m

 

2、 等高線=0.1m(DEMの分解能) で描写   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

Nishinoshima_20150301_25m_h01m

 

※4、3D地形図作成に使用した標高データの出典 : 国土地理院HP
  http://www.gsi.go.jp/gyoumu/gyoumu41000.html   標高データ・技術資料C1-No.448

 

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2015年3月25日 (水)

今日は盛りだくさんです 2015/03/21 積丹・幌武意でダイビング

 今日は波が穏やかなので1本目は、ちょっと遠出です。
でも・・・ 透明度が極端に悪く2~3mです。
4m離れるとバディーさんも見えません(^_^;)
2本目は近場で透明度が少しUP、でも5mぐらいです。
まあ、この時期潜れるだけでもありがたいので不満なんてありません。

 

 

ゴマフアザラシ(1) (左クリックで拡大)

  この時期、岩場に上がっているゴマフアザラシを見ることが出来ますが、
  船で近づくと海中に逃げてしまうので全身の姿はなかなか見られません。
  水面から出ている頭だけですが・・・ 見たという記念写真です。

P3210001_gomahuazarasi

 

去年、水中で写したゴマフアザラシのビデオのページです。

 

 

ホテイウオの稚魚(2) (左クリックで拡大)

  このポイントも極端に数か少ない! 今年はどうしちゃったんだろう?

P3210063_hoteiuo_tigyo

 

 

ホテイウオの稚魚(3) (左クリックで拡大)

P3210094_hoteiuo_tigyo

 

 

ホテイウオの稚魚(4) (左クリックで拡大)

P3210087_hoteiuo_tigyo

 

 

ホテイウオの稚魚(5)

 

 

 

 

名前の解らない、ギンポ(6) (左クリックで拡大)

  マッチ棒サイズです。

P3210032_humeiginpo

 

 

フサギンポ(7) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  Sさんと潜るといろんなものを探してくれます。

P3210142_husaginpo

 

 

アツモリウオ(8) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  アツモリウオもSさんが見つけてくれました。

P3210156_atumoriuo

 

 

アツモリウオ(9) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P3210163_atumoriuo

 

 

アツモリウオ(10)

 

 

 

 

アキギンポ(11) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P3210153_akiginpo

 

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OLYMPUS Oリング PT-054用 POL-054 リコール

 3/15に、私が使っているXZ-2用水中プロテクター「PT-054」が「Oリングの不具合で
水漏れする」リコールが出ているのを教えてもらいました。
実は、去年の秋ころから水深の浅い所で使うと水中プロテクターの外側からは見えない
くらいのわずかな水漏れが2回あったので、念のためにと、2月にOリングを交換したばか
りでした。

家に帰って調べてみると、2/19にオリンパスからリコールが発表になっています。
XZ-2とPT-054をセットで2012/11/20にオリンパスオンラインショップから買っているので、
メールで連絡ぐらいあってもいいはずだとおもうのですが?
早速リコールセンターに連絡すると、今ある新旧2個と交換する条件で対策品2個を送付
するとのことです。

で、リコールの原因はオリンパスHPによると
「原因と対策
Oリング (POL-054) と防水プロテクター (PT-054) との組み合わせでのバラツキによる
もので、Oリングの寸法条件を見直し、安定性を改善いたしました。」オリンパスHPより引用

これは、「Oリングとプロテクターの隙間が設計値より大きいものがあったので、Oリングを
太くしました」と言うことでしょうか?

    ※今日、代わりのOリングが届きました。
     やっぱり、太さUPで 4mm になっていた。
     古いOリング2個は回収されました。

今あるOリングの外形を測ってみると、2個とも3.45~3.50mm でした。
さらに古いOリングをルーペで見てみると、金型の合わせ目部分に大きな段差が出来てい
ます。(図1,2,3)
これなら水漏れしてもおかしくないなーと思いつつ、
①新しいOリング(図4)、予備として残してある②XZ-1用のPT-050,③SP-560用のPT-037、
のOリングを見てみると合わせ目は綺麗なままです。
普通であれば、マニュアルに記載されているように「Oリングは消耗品です。少なくとも1年
以内に新品に交換されることをお勧めします」なので交換を怠ったユーザー側に責がある
のかなーと思ってしまうのですが、PT-054購入より古いOリングには異常がありません?

もしかすると、「POL-054初期のロットに成形不良品があり経年変化で劣化してきた※」
のではないかと思ってしまいます。
※あくまでも私個人の感想で、Oリング成形の知識は有りません。
このOリングの変形は通常のメンテナンスでグリスを塗るときの目視や指先の感覚では
分からなかったもので、爪で横に引っ掻くと辛うじてわかるぐらいの段差です。

   ※もうXZ-2が出てから2年以上たつが後継機+水中ハウジングが出ないようなので、
       Oリングも新しくなった今のシステムを大事に使います。(^_^;)

 

 

1、PT-054 購入時のOリング POL-054 の変形状態   (2年、約160ダイビング使用)
         ※HPには、古いOリングはユーザーで破棄と記されていたのですが、
            電話では回収が交換条件と言われたので写真で残しておきます。

P3200871_o

 

P3200881_o_org

 

P3200893_o

 

2、2014/12月購入の、Oリング POL-054 (6ダイビング使用)

P3240934_o_new_800

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2015年3月19日 (木)

3D地形図で見る、西之島 2015/03/01

                                                  (西之島シリーズ目次)

 国土地理院から、2015/03/01に観測された新しい西之島のデータが発表されたので、
それを基に3D地形図を作成してみました。

 

 

(図1)西之島 2015/03/01 3D立体図・交差法 (左クリックで拡大)

  最高標高 約137メートル、面積 約2.55平方キロメートル、東西 約1975m、南北 約1790m

Nishinoshima_20150301_25m_3d1200w

 

 

(図1a) 西之島 2015/03/01 3D立体図・平行法 (左クリックで拡大)

Nisinosima_20150301_25m_3dp

 

 

(図1b)西之島 2015/03/01 標高分布 (左クリックで拡大)

    スライス幅をもっと細かくして印刷して切り抜けば積み重ね3D模型が出来ますが
   形状が複雑なので無理だろうなー

Nisinosima_20150301hyoukou

 

 

(図2)西之島 2015/03/01 西側 3D立体図・交差法 (左クリックで拡大)

Nishinoshima_20150301_25m_l

 

 

(図2a) 西之島 2015/03/01 西側 3D立体図・平行法 (左クリックで拡大)

Nisinosima_20150301_25mlp

 

 

(図3)西之島 2015/03/01 東側 3D立体図・交差法 (左クリックで拡大)

Nishinoshima_20150301_25m_r

 

 

(図3a) 西之島 2015/03/01 東側 3D立体図・平行法 (左クリックで拡大)

Nisinosima_20150301_25mrp

 

 

(図4)西之島 2015/03/01 南→北 方向 3D立体図・交差法 (左クリックで拡大)

Nishinoshima_20150301_25m_3d1

 

 

(図5)西之島 2015/03/01 東→西 方向 3D立体図・交差法 (左クリックで拡大)

Nishinoshima_20150301_25m_3d2

 

 

(図6)西之島 2015/03/01 北→南 方向 3D立体図・交差法 (左クリックで拡大)

Nishinoshima_20150301_25m_3d3

 

 

(図7)西之島 2015/03/01 西→東 方向 3D立体図・交差法 (左クリックで拡大)

Nishinoshima_20150301_25m_3d4

 

 

(図8)西之島 2015/03/01 溶岩流の流れ 3D立体図・交差法 (左クリックで拡大)

    溶岩流でできた「溶岩路?」がわかるように、流れ図を重ねました。

Nishinoshima_20150301_25m_youganryu

 

3D地形図作成に使用した標高データの出典:
  国土地理院HP http://www.gsi.go.jp/gyoumu/gyoumu41000.html
  標高データ・技術資料C1-No.448

溶岩流の流れ作成に使用したデータの出典:
  国土地理院HP http://www.gsi.go.jp/gyoumu/gyoumu41000.html
  別紙6-1:西之島地形判読図 000101821.pdf

 

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2015年3月18日 (水)

ホテイウオの稚魚がいない! 2015/03/15 積丹・幌武意でダイビング

 海の中がなんか変です?
例年ならホテイウオの赤ちゃんが沢山いて、10匹ぐらいの集合写真が写せるのですが・・・
今日は探しても3匹しか見つからない。
今年はホテイウオの抱卵も数が少ないなーと思っていたのですが、孵化した稚魚も異常に
少ないようです。
例年より約2℃高い水温が関係しているのでしょうか?
(例年だと3月中は5℃台ですが、今日は7.5℃)
ほかにも、いつもなら4月になってから産卵で岸よりするナガズカも2個体いました。
ガイドさんも船長さんもみんな首を傾げています(^_^;)

 

 

ホテイウオの赤ちゃん (左クリックで拡大)

  見られると幸せな気分になれる~(かな?)

P3150166_hoteiuo_akatyan

 

 

○×△カジカ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  相変わらずカジカの名前がよく分かりません(^_^;)

P3150047_kajika

 

 

タコの赤ちゃん 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  10円玉ぐらいの大きさでしょうか?
  係留アンカーの下に足を広げると2m以上のミズダコがいたのですが、この子も大きくなるのかな?

P3150092_tako_akatyan

 

 

ナガズカ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  長いので全身を写そうと距離を取ったらこんな写真に・・・

P3150133_nagazuka

 

 

エダウミウシ (左クリックで拡大)

   触覚~♪

P3150156_edaumiusi

 

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2015年3月 9日 (月)

なんちゃってハイレゾ音源 ~ 高域補間の巻

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「疑似ハイレゾ音源」の最新バージョンの紹介記事です。

疑似ハイレゾ音源の最新バージョン
http://r1rawd.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-40adca.html
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このページの記事:「なんちゃってハイレゾ音源 高域補間」(以下 Ver.1)は失敗作でした。
高域成分を適当に足せば「音が変わってハイレゾ化?」と大きな間違い(^_^;)。
帯域のバランスを欠いたとんでもない音質になっていました。
ノートパソコン+ヘッドホンで聞いているときには良く聞こえたのですが、DVD Videoに
96KHz/24bitで焼いてオーディオ装置で再生してみるとボーカルの中音域が強調された
不自然な音でした。

 

 

※このページは失敗作の記録として残しておきます。
今見ると、恥ずかしい限りです(^_^;)

 

  追記 終わり 2015/05/16

 

***********************************************************

 

 

 

今週はアクアキャットさんがお休みなのでダイビングもお休みです

 

 

 

 アップサンプリングで作った「なんちゃってハイレゾ音源」は、アップコンバートに使った
ソフトによって付け加えられた歪みとノイズ成分で、音がよくなった?変わった? と
勘違いしていたことに気付きました!
  ※詳しくは、前回のブログで見て下さい。

 

次なる手はと、高域補間機能があるソフト2種を試してみましたが、効果が分からなかった
り不自然に聞こえてしっくりこない。
(実は、パラメーターの使い方が難しすぎてよく分からなかった。 が本当のところです

 

CDフォーマット(22.05KHz)などでカットされた高音、オリジナル音楽の周波数を2倍(倍音?)
にして足りない高域だけ抜き出し、オリジナル音源に足せばいいんじゃないかな?
と言う思い付きでやってみると、はっきりと分かる効果が感じられました!
本当のハイレゾ音源の音は知らないけれど、ハイレゾ音源のように?聞こえた 

 

どんなふうによくなった?
 ・刺々しさがなくなった? ・透明な空気感? ・ボーカルの方の鼻づまりが治った?
 ・奥行き感が出た?  ・アタック感が良くなった? ・抜けが良くなった?
言葉で表すのはディフィカルト(^_^;)

 

簡単にできるので、ぜひ試してみて下さい。(やり方は、下の②にあります)

 

追記 ※1 (2015/04/15)
   (x2)のゲインを、-10db → -70db (オレンジ色部分の数値) に変更しました。
   なを、
Audacityは-36dbまでしかないので、-35dbを2回行ってください。
   また、176KHz変換時に付加する(x4)倍音は、音質を下げることが分かりました。
   なんちゃってハイレゾは、44.1KHz→88.2KHz、又は48KHz→96KHzのみ最適です。
   詳細は、「DVD-Video(音声96KHz)でハイレゾ音源を聞く」に続きます。

 

 

 

 

 

①、なんちゃってハイレゾ音源~高域補間 のテスト

 

  まず、ハイレゾ音源をCD品質にダウンサンプリングした音を、本当に元のハイレゾ音源に
戻せる(近づける)かテストしてみます。
ハイレゾ音源は持っていないので、ピンクノイズをハイレゾ音源に見立ててテストしてみました。

 

結果は、もとのハイレゾ音源に形だけは戻ったように見えますが?

 

Uncorrelated_stereo_noise

 

 

 

この方法で何とかいけそう! 次は、実際の音楽で試してみます。
(比較するハイレゾ音源が無いので、オリジナルより「よく聞こえた」なら成功とします

 

テスト音源には、下記のフリーボーカル素材を使わせていただきました。
※私は女性ボーカルが評価の基準なので、このサイトを見つけられて本当にありがたかっ
たです!

 

   『VMwave FREE 2 -歌フリー素材2-』より
    8,a wandering minstrel -Short Ver.- (minstrel_short.mp3)
    作詞:ふうか まりを 作曲:阪神 総一 ボーカル:ふうか まりを
    Trial & Error (http://www.tandess.com/music/)

 

オリジナル音源の帯域がこんな感じで広がります。

 

 

 

 

 

 

結果は大成功と思うのですが・・・  音楽は好みの世界、自己満足でもいいんです(^_^;)

 

※波形変化を見てもらうためにyoutubeにUPしていますが、高域補間したハイレゾ音源を
  youtubeにアップしても、(AAC 384kbps,44.1KHz(at 720P)に変換されて16-18KHzに
  なってしまうので高域補間の効果が解りません。(逆に落ちています(^_^;)
  テスト音源に15KHz-END のものを使えばこの差は分かったかもしれません。

 

 

 

下に、「なんちゃってハイレゾ音源~高域補間」の作り方があるのでぜひ試してみてください。
慣れると、1曲の変換に10分もかかりません。
大切に残していたカセットテープなどの古い音源(※)などを、ハイレゾ音源の雰囲気で
聞き直すと、きっと感動が・・・

 

※この方法は上限が10KHzぐらいしかない音源でも、それなりの効果が感じられました。

 

 

 

 

 

②、なんちゃってハイレゾ音源~高域補間 の作り方

 

  注意:
     ここからの操作は、約10KHzまでしか聞こえない私が音を確認しながら高域補間
   用のパラメータなどを決めて音の操作をしています。
   モスキート音などの高音が聞こえる方は不快に感じることがあるかもしれません。
   最初は音量を上げずにモニターして、耳に不快感・異常を感じたら中止してください。

 

     素朴な疑問?
      10KHzまでしか聞こえない耳で、15KHz以上の高域補間した音楽の違いが
      なぜわかるのだろう?

 

 

 

  使った音楽編集ソフトは、前回のアップサンプリング・テストで使ったソフトの中で一番
波形の劣化が少なかった、「Audacity」。
フリーソフトなので、無い方はサイトからダウンロードしてください。
※制限は、WAV,mp3は読み込めますが、WMA,AACはプラグインが古いままなので直接
  込みこめませんでした。

 

 

 

手順

 

全体の流れ ※1 176.4KHz,192KHz部分と、ピッチx4倍(4逓倍)部分を取り消します

 

005


1、音楽を取り込む
  ・サンプル音楽 minstrel_short.mp3

 

2、「プロジェクトのサンプリング周波数(Hz)」(左下)を、アップコンバート する
  オリジナルが、44100Hz → 88200 or 176400 Hz
         48000Hz → 96000 or 192000 Hz
  ・例では、88200 を選択
   4倍アップサンプリングで、40-80KHzの高域補間データを付加するとより
      高音質になります。
   但し、変換作業とファイルサイズの増加、変換時間が長くなります。
  ・後で高域補間用の倍音を作るので、必ずオリジナルの整数倍でアップサンプリング
   してください。
  ・書き出しは、24bitで行ってください。(32bitだと波形変化とノイズがでます。)。

 

3、オーディオの書き出し
  ・例:minstrel_short_88-24.wav  (WAV、88200Hz,24bit で書き出してください)

 

4、minstrel_short_88-24.wav を一度閉じて、再読み込み
  ・この作業をしないと、次の操作が44100で行われてしまうためです

 

5、「解析・スペクトラムの表示」で波形を見て、オリジナル音楽の最高周波数から
   「補間用高域成分」の下限(HPFの周波数)を決定します。

 

Hpf_hz

 

 

 

  ・HPFの周波数の目安
    高圧縮音源で高域が大きくカットされているもの HPF-f = (fc-1KHz)/2
    CD音源は、10KHz
    ※7項でピッチをx2倍にするので、50%とします。
  ・サンプル音源は、HPF=10KHz で作っています。
  ・HPFの周波数が低いとオリジナル帯域とオーバーラップする部分が出来て、波形が
   強め合ったり打ち消し合ったりして、もたつくような感じになります。
    (スペクトラムを見ると、オリジナル帯域の上限が盛り上がったりします)
   その場合、0.5~1KHzぐらい上げて見て下さい。
  ・圧縮のmp3などは高域の変動(低下)が大きいので高域がカットされている部分では
   不連続になりますが、スペクトラムで出る最大周波数を参考にしてください。
  ・今回の方式では、つなぎ目の段差(凹み)は完全に無くすことが出来ません。
   気にしない気にしない(^_^;)

 

6、「エフェクト・High Pass Filter」で、
    Rolloff → 48 db
    Cutoff frequency → 5項で決めた値とします(サンプル音源は10KHz)
   の操作を、10回行う

 

  ・カットオフ周波数は音源により変わります。スペクトラムから決めて下さい(図3参照)
  ・HPFの操作が1~3回ぐらいでは、HPF周波数より下限の音漏れが大きいので10回
   としました。(※10回やっとけばOKかな?)
   これはハイパスフィルターの遮断特性を急にして、オリジナル帯域に被さる部分を
   少なくするためです。
  ・一度書き出します。例:minstrel_short_88-24_HPF10KHz.wav

7、高域補間用の倍音を作るため、「エフェクト・ピッチの変更」で周波数・変更率(%)を、
  88.1KHz,96KHz →  100%(ピッチ2倍) で生成。
   例の場合:20~40KHzの高域補間データになります。

 

  更に、176.4KHz,192KHz にUPの場合、高音質化するなら 300%(ピッチ4倍) も
    生成します。
   例の場合、40~80KHzの高域補間データになります。
 ※1

  ・ピッチを100,300%にした音楽は高域成分が大きいので、大きな音量で再生しないこと。
  ・出来上がった補間用の高域を書き出します。
   例:minstrel_short_88-24_HPF10KHz_x2.wav  (WAV、88200Hz,24bit)

 

   ※ x3(ピッチ3倍~200%)は、一見華やかに聞こえるのですが、歪っぽくて少し
     耳が痛いように感じたので、今回は不採用にしました。
     高域の"キンキン感"が好きなら試してみて下さい。

 

8、 更に、176.4KHz,192KHz にアップの場合、高音質化するなら 300%(ピッチ4倍)も
      生成します。

 

 

 

   ・例の場合、40~80KHzの高域補間データになります。
   ・ピッチ4倍の超高域でも音の変化があるので、付加することをお勧めします。
   ・出来上がった補間用の高域を書き出します。
     例:minstrel_short_88-24_HPF10KHz_x4.wav  (WAV、176400Hz,24bit の時) ※1

 

   ※-14±1db のゲイン変化でも音が替わります。聞こえないはずの音でなぜ???

 

9、新規で、minstrel_short_88-24.wav を開く

 

10、「トラック・新しく追加・ステレオトラック」で、空のトラックを作る。
   ・176.4KHz,192KHzで、40-80KHzの高域補間をする場合、空のトラックを2本作ります。

 

11、高域補間用の「minstrel_short_88-24_HPF10KHz_x2.wav」
  (及び、minstrel_short_88-24_HPF10KHz_x4.wav)を読み込む。
   高域補間用の(x2),(x4)データを「編集・コピー」で取り込む。
   ・(x2),(x4)は個別に、コピー・ペーストしてください。

 

12、minstrel_short_88-24.wav の空のトラックに、(x2),(x4)のデータを「編集・ペースト」で
   高域補間データを張り付ける。

 

13、高域側のゲインを調整します。(パネル左のミュート、ソロの下のスライダーです)
   ・最初は、-8db(x2)、 -70db(x2) -14db(x4を付加する場合) でミキシングして確認してみてください。
   ・ゲインは好みで、(x2倍) -65~75db  -5~-10db、(x4倍)-10~-20db ぐらいで調整してみて下さい。
    ※数多くやっている内に最初は、(x2)= -70db  -10db,(x4)=-14db がよさそうです。
       ・CD等の非圧縮音源で高音がきっちり入っている音源は、もう少しゲインを下げた
    方がいいかもしれません。
     モスキート音が聞こえる若い方は、もう少しゲインを下げた方がいいのかな?
   ・波形のつながりがスムーズになっているか、ミキシング後に波形解析ソフトの
        グラフで確認すると、ゲイン調整がやりやすいです。
    (FFT波形を見るのに、Wave Pad を使っていますが、アップサンプリングには
         お勧めしません)

 

     176400Hzにアップ後、ゲイン 0,-8,-14db でミキシングした波形例

 

Hokanngo_hakei

 

音楽によっては波形のスロープがなだらかに繋がりませんが、なんちゃってハイレゾ音源
なので

 

14、完成ファイルの名前を付けて書き出します。
   ・書き出し時のゲインが解るように名前を付けるといいです。
    例:minstrel_short_88-24_HPF10KHz_0-8-14db.wav
   ・出来上がったファイルサイズはものすごく大きくなります。
    オリジナル:minstrel_short.mp3(1:33) → 2,188KB
    なんちゃってハイレゾ(88.2KHz,24bit)→ 48,195KB
    なんちゃってハイレゾ(176KHz,24bit)→ 96,391KB
    お勧めは、4倍アップコンの176KHz、24bit HDDに余裕のある方は試してみてください。

 

15、出来上がった「なんちゃってハイレゾ音源」はサイズが大きいので、今のところ
   パソコンでしか再生できないのが難点です。
   ・CDに焼いたりyoutubeにUPすると、ハイレゾの効果が無くなります。
    試しに、youtubeにハイレゾ音源(720P,WMVロスレス 88.2KHz,24bit)でUPしてみまし
    たが、AAC 384Kbps 44.1KHz(at 720P)に変換されて約16~18KHzでカットされて
    しまいます。
   ・オリジナル音源がカセットテープや、mp3などの低レートの圧縮音源(上限が15KHz
    ぐらい図3の③)ならハイレゾ(88.2KHz,24bit)化した後、CD品質(WAV,44.1KHz,16bit)
    にダウンしてCD化しても効果が有りました。

 

 

 

③目で見る、ハイレゾ音源とCD音源、アップサンプリング音源

 

 ハイレゾ音源のサンプルが入手できたので、シミュレーションにより

 

  ①ハイレゾ音源 192KHz,24bit
  ②CD音源 44.1KHz,16bit
  ③アップサンプリング音源 192KHz,24bit
  ④アップサンプリング+高域補間 192KHz,24bit

 

を作って、波形の変化(劣化)を見てみました。

 

Hairezoongenhikaku

 

 

 

1)ダウンサンプリングで、ハイレゾ音源にある22KHz以上の高域を失ってしまうと、
 その後にアップサンプリングや高域補間を行っても原音波形の再現は難しい。

 

2)CD品質にすると、こんなにも「カクカク」した波形になるのは初めて知りました!
 そんなCD音源を、アップサンプリングするとハイレゾ音源に似てくるので音質向上の
 効果がある?
 と思いがちですが、CDプレイヤーやハイレゾ対応ポータブルプレイヤーは内部で
 8倍オーバーサンプリングなどの補間を行っているので、結局聞いているのは
 アップサンプリングした③に近いものです。
 そのため、アップサンプリングのノイズ処理やDA変換後のアナログ回路の優劣の違いで
 音質に大きな差が出ます。

 

3)なんちゃってハイレゾ音源は、高域補間として単純に倍音(x2,x4)をレベルを下げて加え
 ているので、 波形に細かな凸凹の変化が出ます。
 高域補間で、スペクトラム的には擬似的な高域成分が付加されていますが、原音波形
 には程遠いです。
 でも、このわずかな差が「なんちゃってハイレゾ」の効果として出るんですね!

 

 

 

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2015年3月 4日 (水)

やっとトド! でも・・・  2015/03/01(2) 積丹・幌武意でダイビング

 今年初のトドです。
1本目ポイントに向かう途中、岩の上に11頭のトド。
水中で会えることを願っていたのですが・・・
残念ながら私は見ることが出来ませんでした(涙
水中で教えてもらった時にはもう去った後。今年はトドに運が無い・・・

でも今日は幌武意の主様を見ることが出来たので、別なことで運がついているかも(^_^;)

 

 

トド(上陸)(1) (左クリックで拡大)

P3010179_todo

 

 

スナエビ(2) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P3010189_sunaebi_2

 

 

ネコジタウミウシ(3) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P3010198_nekojitaumiusi

 

 

オニカジカの幼魚(4) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P3010242_onikajika_yougyo

 

 

ゴッコの赤ちゃん(5) (左クリックで拡大)

  前日時化たためか、フクロノリの上にいる個体が極端に少ない!
  この時期にこんなに少ないのは初めてです。

P3010269_hoteiuo_tigyo

 

 

ゴッコの赤ちゃん(6) (左クリックで拡大)

  天使の輪が2重に有ります。

P3010313_hoteiuo_tigyo

 

 

コトヒメウミウシ(7) (左クリックで拡大)

P3010308_kotohimeumiusi

 

 

ダンゴウオ(8) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P3010280_danngouo

 

 

ダンゴウオ(9) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  この2個体はどうやら居ついてくれたようです。
 でもすぐ移動するのでみんなで探しましょう(^_^;)

P3010286_dangouo

 

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黄金色(きんいろ)のアツモリウオ 2015/03/01(1) 積丹・幌武意でダイビング

 黄金色(きんいろ)に輝くアツモリウオ。
幌武意の主様でしょうか?
思わず、安全ダイビングをお願いしてしまいました。(^_^;)

1年魚と思われるアツモリウオがどうして今頃いるんだろう?
4~5月に孵化した稚魚は6月初めには(深場に巣立って)見られなくなるのに・・・
もしかしたら、孵化した近くの浅場に居付いたへそ曲がりの個体なのかもしれませんね!

 

 

黄金色のアツモリウオ(1)

  根の壁を登って行きます。

 

 

 

 

黄金色のアツモリウオ(2)

P3010224_atumoriuo

 

 

黄金色のアツモリウオ(3)

P3010233_atumoriuo

 

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