西之島 宇宙から見えるんですね!
今週は(も?)海の状態がよくないのでダイビングはお休みです。
西之島の新しい資料が無いか探していたら、高度705Kmの宇宙から西之島を見ていた!
気象・地球観測衛星 Landsat 8 がこっそりと見ていたんですね(^_^;)
で、どんな写真が見られるのか Landsat-8 日本受信・即時公開サービス に行ってみると
2015/02/13 に写された写真があったので、今回はこれを使わせていただきました。
最近、西之島の形が解る真上からの写真公開がないので、今回の衛星写真で成長中?
の西之島の輪郭が解りました。(解像度30mなので輪郭しか見えません)
東側に流れ出ている溶岩の張り出しが上の方に少し大きくなっています。
比較に、2015/01/21 の写真(海上保安庁撮影の空中写真を加工)と並べてみました。
ランドサットの写真の赤い部分は、表面温度が高い部分を赤で合成しているようです。
何度ぐらいあるんでしょう?
溶岩流の流れは海上保安庁の、熱赤外線ビデオの方が解り易いですね。
ランドサットの生データはいろんな波長で撮影されていてリモートセンシングに興味のある
方には宝の山のようですね。
次は、輪郭が分かったので海底地形図の上に乗せてみます。
東側に張り出した部分の先端は、水深-40~-60m付近まで達しています。
(図1)の、2015/1/21と2015/02/13の写真を比べても、東側の溶岩流の先端位置が
ほとんど変わっていないのは、もう流れ出る溶岩流は全部-60mより下の斜面に流れ出ているためでしょう。
水面下の傾斜が溶岩の堆積で埋まり、さらに大きくなる可能性はあるのでしょうか?
※西之島の大きさと位置は正確な尺度が不明なのでこんなもんかな? ぐらいです(^_^;)
4方向からの3D(鳥瞰図)です。
(図3) (左クリックで拡大)
今一番見てみたいのは、海上保安庁さんの熱赤外線画像による溶岩流のビデオです。
これが一番迫力があって、The 溶岩 と言う感じで好きだなー
R1 メモ
さらなる疑問が?
現在、噴火警報で西之島に6Km以内の範囲に近づけないのですが、撮影している
飛行機はどのくらいの距離と高さで飛んでいるのか?
上の斜め写真から、こんな考えで計算できるのではと思って見たのですが・・・
たぶん中学くらいの数学で解けるような気がするのですが、錆びついた私の頭では
できませんでした(^_^;)
作成に使用した、西之島の写真の出典
1、衛星写真:Landsat-8 日本受信・即時公開サービス http://landsat8.geogrid.org/l8/index.php/ja/
2、空中写真:海上保安庁 http://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm
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