アップサンプリングで、なんちゃってハイレゾ音源
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「疑似ハイレゾ音源」の最新バージョンの紹介記事です。
疑似ハイレゾ音源の最新バージョン
http://r1rawd.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-40adca.html
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カセットテープのアナログ音源を 44.1KHz,16bit PCMで保存していたが、アップサンプリング
(44.1KHz,16bit → 88.2KHz,24bit)で擬似ハイレゾ音源にして良い音で聴くことが出来ないか
テストしていたら意外な事が判明!
アップサンプリングに使う音楽編集ソフトによって出力される波形(音質?)が変わる。
「WAVの編集はソフトによって変わらない」と思っていた私の常識が覆されました。
初めにハイレゾ化のテストを、WAV形式とWMA Lossless形式の2通りで行ったのですが、
音が明らかに違う?
WMAロスレスでアップサンプリングした方はオリジナルよりいい音に聞こえましたが、
WAVは硬い感じで聞いていて耳が痛くなる感じでした。
WMAロスレスは可逆圧縮なので「WMAロスレス はWAVと同じ波形になる」と言われている
のですが、なぜか音が違うのです。
もしかして「アップサンプリングで出力された波形が違っているのか?」と思い、波形解析
のグラフを見ることのできる別の音楽編集ソフトをインストールして波形を見てみると
「やっぱり違う!」
おまけに新たに入れた音楽ソフトでアップサンプリングしてみると、これも波形が違う!!
WAVのアップサンプリングは「音楽編集ソフト」で出力される波形が異なることも解りました。
これって、音楽編集ソフトによってアップサンプリングのアルゴリズムが違うということでしょうか?
今まで、デジタル信号のダウン/アップサンプリングはどの音楽編集ソフトを使っても
同じだと思っていたのに・・・
原因は不明(アップサンプリングのアルゴリズムなんてチンプンカンプンです(^_^;))だが、
音楽編集ソフトで音質に差が出るなら
現象だけでも確認して、自分の好みの音楽編集ソフトを使うことにします。
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ハイレゾ音源を作るの巻 最新バージョン
1、CDからハイレゾ音源を作ります。
なんちゃってハイレゾ音源 Ver.5
http://r1rawd.cocolog-nifty.com/blog/2018/05/ver5-9ba9.html
2、CDフォーマット(44.1KHz,16bit)のままでハイレゾ音源を再現
CDフォーマットでハイレゾ再生Ver.3
http://r1rawd.cocolog-nifty.com/blog/2018/08/cdver3-945e.html
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テスト1、音楽編集ソフトの違いによるアップサンプリング波形の変化 (音楽編)
アナログ音源から作った44.1KHz16bit(WAV)を、88.2KHz24bit(WMA,WAV) に
アップサンプリングしたときの波形変化です。
1)使用した音楽編集ソフト、機器
WMAロスレス変換:Microsoft Expression 4
WAV変換 :3種 ソフトA,ソフトW、ソフトS
ハードウエア :パソコン dynabook T551/T6DB、ヘッドホン audio-technica ATH-W1000
オリジナル、アップサンプリングx4種の波形を90sキャプチャーして並べてあります。
波形の変化は、オリジナルにはに入っていない高域の変化に表れています。
3,4はノイズレベルの変動する成分で、3は細かな変動がある、4は変動の小さな直線に近い。
5は超広域(80-90KHz)に大きなノイズ成分が出ている。
6はオリジナルには無い帯域全部に大きなノイズが出ている。
聞き比べた感じは
①WMAロスレス ○ 音像がシャープでクリア、空間が感じられる? 私には一番いい音に感じました。
②ソフトAのWAV △ オリジナルと①の間ぐらいに聞こえる?
③ソフトWのWAV × きつい音になり聞いていて耳が痛くなる。
④ソフトSのWAV × 音像がぼけた感じ(よく言えばふわっとして柔らかくなった)
※個別の音もYoutubeにUPしようと思ったのですが、Youtubeの仕様(AAC 384Kbps at 1080P)では、
約16KHz以上はカットされて違いが分からないと思うので波形のみとしました。
88KHz,24bit変換後のサイズは
オリジナル(90s) 15,149KB
①WMAロスレス 26,451KB
②ソフトAのWAV 45,447KB
③ソフトWのWAV 45,450KB
④ソフトSのWAV 45,447KB
今回は、WMAロスレスでアップサンプリングが一番いい結果になりましたが、音の感じ方
は個人差があるもの!
「アップサンプリングで、なんちゃってハイレゾ音源」を試してみようという方は、まず好みの
音質に変換してくれる音楽編集ソフトを探すことから始めるときっといい結果が出ます(かも(^_^;))
R1メモ
今回、同時に96KHzのアップサンプリングも行っていますが結果から言うと、すべてNGでした。
オリジナルの整数倍以外(96,192KHz)のアップサンプリングは音像がぼやけて広がった感じになりました。
ふわっとした雰囲気が好みなら、整数倍以外のアップサンプリングも好みでいいかとも思います。
又、同じテストを昔の女性アイドル(^_^;)のCDでも行いましたが、同じ傾向でした。
(著作権があるので今回は割愛)
テスト2、音楽編集ソフトの違いによるアップサンプリング波形の変化(ピンクノイズ編)
音楽波形によるアップサンプリング波形の違いはオリジナル波形に左右される可能性も
あるので、ピンクノイズによる比較テストもしてみました。
-100dB付近はノイズ領域なのですが、「5、ソフトS」 は元の波形には無い高域の大きな
ノイズ成分が付加されています。
これはアップサンプリングではなく、「変形・破壊」 ですネ。
これを、「もとのCDには入っていない高域成分の補間をねらって」とはいえないでしょう(^_^;)
R1メモ
音楽編集ソフトを作った方はプロなのでダウンサンプリング(例192KHz→44.1KHz)は
通常の編集なので変換でノイズが出ないよう考慮していると思うのですが、プロが使わ
ないアップサンプリングによる「なんちゃってハイレゾ」に使われるとは思っていなかった
のでノイズ処理が抜け、こんな結果が出たのでしょうか?
まとめ
音楽は好みです。
音楽編集ソフトによって波形に違いが出ることが分かったので、後は自分の好みの音が
出せるものを選べばいいだけです。
でも、ブラインドテストすると解るかなー?
追記(2016/10/03)
音源をハイレゾ化しなくても、人間を改造してハイレゾで聞くことが出来る(かも)(^_^;)
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コメント
96はボヤけるw
うそこけwww
投稿: | 2020年10月 8日 (木) 08時05分