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2015年2月 7日 (土)

西之島海底火山 500mメッシュ水深データによる3D海底地形図

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 海面の上に見える部分だけが西之島じゃない!
と言うことで、海面下の姿を知るために3D海底地形図を作ってみました。

今回は、気象庁のHPに掲載されている西之島の海底地形図(※1)をもとに
500mメッシュ水深データを読み取り、3D海底地形図を作成してみました。

噴火で流れ出て海の中に堆積している溶岩は、どのくらいまで広がっているんでしょうね?

 

 

①西之島海底火山 500mメッシュ水深データによる3D海底地形図(交差法)(図1)

 西之島は白い部分で、2015/01/21の想像図を書き込んでいます。

             3D立体図・交差法 (左クリックで拡大)

Nisinosima_3d_500m

 

  海底火山の山頂付近(-200m~西之島の陸上部分)の詳細な3D地形図は、
 3Dで見る、西之島(2014/12/04)と周囲の海底地形図(1992)(西之島シリーズ4)
 で見ることが出来ます。

 

 

②西之島海底火山の3D海底地形図(陸は鳥瞰図? 海面下は鯨観図?)

  西之島海底火山を4方向から見た3D海底地形図です。

  1)上側の図は、水深(Z軸)の倍率を約1倍(等倍)で描写しています。
   火山の斜面は頭で思い描いていたのとは異なり、想像以上になだらかで、
   図の範囲の東西30Km四方に対して、最大水深は約-2700mです。
   1倍だと、地形の起伏がよく分かりません。
  2)下側の図は、水深方向を約3倍で描いています。
   見た目に楽しい3D海底地形図はこっちですね。(^_^;)
  3)倍率はできた図の縦横を測りながらパラメーターを合わせているのでおよその値です。

 

1、北が上の3D(図2)  (左クリックで拡大)

_15__n

 

2、東が上の3D(図3)  (左クリックで拡大)

_15__e

 

3、南が上の3D(図4)  (左クリックで拡大)

_15__s

 

4、西が上の3D(図5)  (左クリックで拡大)

_15__w

図5

 

 

③西之島海底火山の3D海底地形図(動画 図6)

  5秒ごとに10度回転していきます。
  水深方向の倍率は約2倍で描写しています。このくらいが見やすいようです。

 

 

 

 

今回、BGMは「フォトストリー3の自動作曲」を使っています。
たまに音が外れるのも愛嬌ですね(^_^;)

 

 

③西之島500mメッシュ水深データの精度(図7) (左クリックで拡大)

  今回は西之島を中心に、30Km×30Kmの範囲をサンプリングしています。
  500mメッシュでは、やはり細かい部分が欠落していますが、
  サンプリング時間対精度のバランスを考えるとこんなもんでしょうか(^_^;)
  オリジナルの海底地形図を再現するにはどのくらい細かいメッシュが必要なんでしょうね!

500

 

(※1)今回使用させていただいたオリジナルの海底地形図の出典

 気象庁HPの西之島の海底地形図
「70.西之島 Nishinoshima - 気象庁」の図70-1 
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/souran/main/70_Nishinoshima.pdf

 

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