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2015年1月

2015年1月27日 (火)

ゴッコベイビー 2015/01/25 積丹・幌武意でダイビング

 2週間ぶりの海でーす。

もうそろそろ見られるかな?と思っていたら居ました~
ゴッコベイビー(ホテイウオの赤ちゃん)です。
孵化後、浮遊生活を経て着底したばかりの子たちで、まだ尻尾を含まない体の大きさが
2mm少しですが、これから10mmぐらいまでの成長を5月初めまで見ることが出来ます。

 今日はダンゴウオの当たりで3個体出ました。(私は2個体見ました)
お腹が大きいのは卵を持っているメス?なのでもしかしたら抱卵が見られるかもしれません。
アクアキャットの社長が張り切って探してくれる(かなー?)

 

 

ゴッコベイビー (図1) (左クリックで拡大)

  まだ2mm少しの大きさですが、すでに体に模様が出ています。
  (左下に2mmのスケールを入れてあります)
  小っちゃいの、探すの楽しい~

P1250019_hoteiuo_tigyo_2mm

 

 

ゴッコベイビー (図2) (左クリックで拡大)

  上の子を、先日作った3枚重ねのマクロレンズで写しました(トリミングあり)

P1250023_hoteiuo_tigyo

 

 

ゴッコベイビー (図3) (左クリックで拡大)

  ゴッコベイビーを探していると時間の経つのも忘れてあっという間に1本終了です

P1250035_hoteiuo_tigyo

 

 

ゴッコベイビー (図4) (左クリックで拡大)

P1250040_hoteiuo_tigyo

 

 

ゴッコベイビー (図5) (左クリックで拡大)

P1250048_hoteiuo_tigyo

 

 

ゴッコベイビー (図6) (左クリックで拡大)

  まだ尻尾がスケルトン 

P1250095_hoteiuo_tigyo

 

 

ゴッコベイビー (図7) (左クリックで拡大)

  小さいときは、頭に「天使の輪」があるんですよ!
  成長すると消えるので、天使の輪を見たい方は寒くても今来ないとダメ

P1250098_hoteiuo_tigyo

 

 

ゴッコベイビー (図8)

  目がクリクリ動くと、色が変わります。

 

 

 

 

 

 

ダンゴウオ (図9) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  ピントが合っていたのはこの1個体だけでした。
  もう1匹はじっとしてくれないんだもの

P1250051_dangouo

 

 

ダンゴウオ (図10) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  上の写真と色味が違います。
  水中写真で色をそろえるのは難しい

P1250057_dangouo

 

 

オニカジカの卵 (図11) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  2週間前は卵隗が3つあったのに、今日は窪みに僅かに残っているだけでした。
  食べられたのではなく無事に孵化していたらいいのですが・・・

P1250011_onikajika_tamago

 

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2015年1月26日 (月)

西之島シリーズ 目次

西之島カテゴリーの写真や図表は非商用なら無料(フリー)で利用できます。
利用規約を一読ください。
http://r1rawd.cocolog-nifty.com/blog/2018/01/post-ffd5.html

---------------------------------------------------------------------
※ この「西之島シリーズ 目次」は、No.1~No.100 までです。
  記事数が増えたので、No.101からは別ページに目次を作りました。

  「西之島シリーズ目次 No.101~」
--------------------------------------------- 2016/01/01 追記 ----

 

「西之島カテゴリー」 No.1~No.100 の目次です。

  ※各タイトルをクリックすると、そのブログ記事にジャンプできます。
   このページに戻るときは、ブログの最上段右の(西之島シリーズ目次)
   をクリックしてください。

 

    この目次は、古い順から並んでいます。
   もう90タイトルを超えているので、新しいものは最後の方になっています。
   最新から見たい場合は、右の「
西之島カテゴリー」 から入った方が便利です。

 

1、3D地形図で見る、西之島付近の噴火活動による地形の変化。

  シリーズ1作目

  観測日が、
    ① 2013/12/04、② 2013/12/17、③ 2014/02/16、④ 2014/03/22、⑤ 2014/07/04

  の標高データによる、3D地形図を作成

         ※①~④:2.5mDEM、⑤:1mDEM

  ・交差法、平行法による、西之島の3D立体地形図
  ・西之島付近の噴火活動による地形の変化 2013/11/21~2014/10/16、をアニメーション化
  ・西之島 新島生成の様子(1973/9/14 ~1990/7/23)、をアニメーション化

 

2、3D地形図で見る、西之島の地形 2014/12/04

  西之島(2014/12/04)の、2.5mDEM標高データによる3D立体地形図。

  ・高解像度の3D立体地形図
  ・360度回転するCG地形図

 

3、西之島 2014/12/25 の3D写真と、ビデオ(海上保安庁撮影)

  西之島(2014/12/25)のビデオから、3D立体写真を作成。

  ・海上保安庁撮影のビデオをクリアーに加工。
  ・溶岩流の流れが解る3D立体写真。
  ・旧西之島が溶岩流に覆われて見えなくなる過程の3D立体写真。
  ・熱赤外線によるビデオ

 

4、3Dで見る、西之島(2014/12/04)と周囲の海底地形図(1992)

  西之島周囲の海底地形を3Dで可視化。

  ・西之島海底火山の山頂と西之島の大きさが解ります。

   ※西之島が今後どの方向に拡大して行ける余地があるのか?

 

5、西之島・東側溶岩流の熱赤外画像(2015/01/21)

  海上保安庁撮影の熱赤外線ビデオを赤色カラー処理して3D立体写真にしてみました。

  ・熱赤外線動画を赤色で加工し、高温部の輪郭をシャープにして解像度をUP
  ・熱赤外線で見た溶岩流の3D立体写真

 

6、西之島海底火山 500mメッシュ水深データによる3D海底地形図

  西之島を中心に、30Kmx30Kmの範囲の海底地形図を作りました。

  ・西之島の海底下の、大きさと形が解かります。

 

7、西之島 宇宙から見えるんですね!

  ランドサット8 が、2015/02/13 に撮影した西之島です。

 

8、西之島 2015/02/23

  2015/02/23 撮影の、西之島全景と東部溶岩流の、3D立体写真

 

9、3D地形図で見る、西之島 2015/03/01

  西之島(2015/03/01)の、2.5mDEM標高データによる3D立体地形図。 

 

10、西之島 西側に拡大か? 2015/03/25

 溶岩流の流れが、北と西側に変わりました。
 旧西之島の「スヌーピーの鼻」がもうすぐ見えなくなるかもしれません。 

 

11、西之島 2015/04/27

 2015/04/27に撮影された、西之島の活動と、熱赤外線画像の動画

 

12、西之島 2015/05/12 の輪郭想像図

 西之島 2015/05/12 の輪郭想像図です。

 

13、西之島 2015年05月21日「西之島南西、変色水あり」

 航行警報 「西之島南西、変色水あり」の位置を3D海底地形図で確認。

 

14、西之島 2015/05/20 の陸地輪郭の想像図

 西之島 2015/05/20 の陸地輪郭の想像図です。

 

15、西之島 2015/05/26 の陸地輪郭の想像図

 西之島 2015/05/26 の陸地輪郭の想像図です。

 

16、西之島 2015/06/01 熱画像

 ランドサット8で撮影された、西之島 2015/06/01 熱画像です。

 

17、西之島 2015/06/05 Landsat-8 による画像

 ランドサット8 により、2015/06/05 に撮影された画像による

  1、陸地輪郭  2、高温検知画像  3、サーモグラフィー画像 5、面積

 

18、西之島の海底地形 1992年と2015年3月の比較

 2015/2/20~3/1に測量された西之島の海底地形が、1992年の海底地形(海上保安庁)
 から変化しているかどうか比較してみました。

 

19、西之島 1947年 (昭和22年)

 米軍によって写された、西之島の一番古い写真?

 

20、西之島 2015/06/07 陸地輪郭の想像図

 西之島 2015/06/07 陸地輪郭の想像図です。

 

21、夜の西之島 2015/06/17 Landsat-8

 ランドサット8の熱赤外線画像で夜の西之島を見てみました。

 

22、西之島 表面温度で見る地形

 Landsat-8 の表面温度(熱近赤外線BAND10,11)画像から、3D地形図を作成

 

23、西之島 2015/06/21 ランドサット8

 Landsat-8 が上空 705Km から見た西之島です。

 

24、西之島 熱赤外線で見る3D地形 2015/06/21

  西之島を熱赤外線で見た、3D地形図です。

  使用した画像は、ランドサット8 が 2015/06/21 に撮影した熱赤外線画像 BAND10,11。

 

25、西之島 地下密度と噴火口の移動位置の関係(1973-1974)

  「西之島の噴火口の位置が地下構造の高密度部分(重力異常部)に沿って形成されている」
 とのことで、噴火口は大きく位置を移動できないようです。

 

26,ランドサット8の「高温検知システム」とは

  ランドサット8の各BANDで観測することのできる地表温度範囲

  B5:約600-950℃
  B6:約290-430℃
  B7:約130-310℃
  B10:常温-約85℃
  B11:常温-約100℃

 

27、西之島 2015/06/21 の地表温度分布を見てみる

  ランドサット8の画像から西之島の地表温度分布を視覚化

 

28,西之島 2015/06/21 の地表温度分布を見てみる Part2

   西之島の地表温度分布をもう少し細かく見てみたくなったので、Part2です。
  今回は単独バンド内でグレースケールの諧調を温度の代用値として等温線を
  書いてみました。

 

29、西之島をランドサット8で綺麗に見たい(1)

   現像の基本を覚えるために産総研HPの画像を手本に、現像条件を見直して
  みました。 

 

30、 西之島 2015/07/03 夜間の高温部検知

   西之島 2015/07/03 夜間にランドサット8が撮影した熱画像で作成した高温検知部。
  中央噴火口の東側に新しい溶岩噴出孔?が出来て、露出した溶岩流の広い部分が
  見られます。
  そこから南東方向に海岸部まで溶岩流が流れ出しているようです。

 

31,西之島 2015/07/07 Landsat-8 

   西之島が大きくなっています。
  新しい噴出孔から流れ出た溶岩流が、南東方向に海岸まで達して大きくなっています。
  溶岩流の流れは熱画像で見ると解ります。

 

32、西之島 2015/07/10 夜間・熱赤外線で見る3D地形

   西之島をランドサット8が、2015/07/10 夜間に撮影した画像で作成した、
   熱赤外線3D地形図です。

 

33、ひまわり8号で見る西之島

   ひまわり8号とランドサット8で見た西之島。こんなに違います。

 

34,西之島 2015/07/19 夜間・熱赤外線画像 Landsat-8

  西之島をランドサット8が、2015/07/19 夜間に撮影した熱赤外線画像です。
 火口から見て東側に溶岩流が流れており、2015/07/07 には海域であった所まで
 溶岩流が達して、また少し大きくなっています。

 

35、西之島 2015/07/23 昼間の写真と熱赤外線画像 Landsat-8

  西之島をランドサット8が、2015/07/23 昼間に撮影した写真と熱赤外線画像です。
  東部から南部にかけて溶岩流により海域が埋められて面積が拡大しています。

 

36、3Dで見る、西之島 2015/07/23 Landsat-8

   ランドサット8が 2015/07/23 に撮影した画像から、3D立体写真を作成してみました。
  視差が小さいのと解像度が(西之島の大きさに対して)低いので立体感は小さい
  のですが雰囲気は伝わると思います(^_^;)

 

37、西之島 2015/07/26 夜間・熱赤外線画像 Landsat-8

   西之島をランドサット8が、2015/07/26 夜間に撮影した熱赤外線画像です。

   中央噴火口には高温部が見られません。
  溶岩は中央噴火口の東側に新しくできた流出口から東に流れ出しているようで、
  流れ出した溶岩は東側海岸の2015/07/23には海域であった所まで達している。

 

38、西之島 2015/07/24 空中写真

  久しぶりに、西之島の空中写真です。

 

39、西之島 2015/07/31 海上保安庁写真より

   海上保安庁が、2015/07/31に撮影した、斜め空中写真・熱赤外線写真をもとに

    1、西之島の輪郭
    2、溶岩流の流れ

   を作成しています。

 

40、西之島 2015/08/04 夜間・熱赤外線画像 Landsat-8

   西之島をランドサット8が、2015/08/04 夜間に撮影した熱赤外線画像です。

 

41、西之島の大きさ 2015/07/23 Landsat8

  西之島がどのくらい大きくなっているのか公式な発表が暫くないので
  ランドサット8が2015/07/23に撮影したBAND8写真から求めてみました。

  東西 = 1921 m
  南北 = 1972 m
  面積 = 2.72 K㎡

 

42、西之島 見えません! 2015/08/08 Landsat-8

  西之島の最新画像、台風14号の雲で何も見えませんでした(涙

 

43、西之島 2015/08/11 夜間の熱・近赤外画像 Landsat-8

   今回の熱・近赤外画像は西之島シリーズの中で一番明るく(高温部が広範囲)、
  溶岩の噴出が多いことを示していると思われます。

 

44、西之島 海底に流れ出した溶岩はどこまで広がった?

   西之島の輪郭※1(2015/07/23 Landsat8)を噴火前の海底地形図(1992)に重ねて、
  陸地と海底の間の溶岩流の堆積が(分からないので)無いと仮定した、3D海底地形図
  で、溶岩が堆積していると思われる部分の段差を確認してみます。
  陸と海底の段差部分がどのように溶岩流によって埋められているか、公開を前に予想
  してみてください。

 

45、西之島 2015/08/20 夜間の熱・近赤外画像 Landsat-8

  今、新しい噴火口から溶岩が大量に噴出し始めて、これから下流に流れ出すタイミング
  でしょうか?

 

46、西之島の熱計測画像 2015/08/19 海上保安庁

 海上保安庁の西之島HPで、2015/08/19観測データが公開されました。
今回は、海上保安庁撮影の熱計測画像と、1日後のLandsat8の熱・近赤外画像を並べて
見ることで、西之島の溶岩流がよく見えるのではないかと思い画像の加工をしてみました。

 

47、西之島 火山活動活性化か? 2015/08/24 Landsat8

  Landsat8による2015/08/24(昼間)の写真が公開されました。

   それによると、西之島の北側に濃い変色水域が有り、その変色域が海流に流されて
  南下し、約10Km(西之島から延びる中央の変色水域)に渡って見られます。
  西之島の西側に見えるもう一本の変色水域(?)は長さ約20Kmに渡り南側に広がって
  います。
  北側には高温部(溶岩流)が現れていないので、海岸や海底に火山ガスなどの噴気が
  漏れているのでしょうか?

 

48、西之島 ホットです! 2015/08/27 夜間 Landsat8

   溶岩流の存在を示す高温部分の面積が、最近の観測の中では一番広いようです。
  高温部は溶岩流が表面を流れているためで、溶岩トンネルだと暗く見えます。
  期待の面積拡大ですが、溶岩流は東から南方向に流れているので大半の溶岩流が
  海面下に流れ込んでしまうため、面積の拡大は期待薄です。
  今回は、西之島の厚みを増す方向で頑張っているようです(^_^;)

 

49、西之島 2015/07/28 3D立体地形図

  国土地理院から、2015/07/28の空中写真から測量された3Dデータが公開されました。
  早速、3D立体地形図(裸眼立体視、交差法)を作ってみます。

 

50、無人調査艇「マンボウⅡ」で捉えた西之島周囲の海底地形から水深を推測。

   等深線が見たい! ということで、図のグラデーションから何とか等深線をひっぱり
  出せないかといろいろやってみたのですが上手くできません。
  最終的に等深線(らしきもの)を何本か抽出できたので、これで等深線を書いてみまし
  た。
  公式結果は海上保安庁の発表を待つしかないので、3D海底地形図の作成はしばらく
  先になりそうです。

 

51、西之島 今日も熱いぞ! 2015/09/05 夜間 Landsat8

   西之島から北に流れる多量の噴煙が出ています。
  そして第7火口に高温部を示す明るい輝点が見られます。
  もしかして、噴火中?(と推測しましたがどうでしょうか(^_^;)

 

52、西之島 熱赤外線動画

   西之島、熱赤外線動画が大好きです! 

  海上保安庁が撮影した熱赤外線動画を、カラー温度スケール表示にしてみました。

  撮影日:
    ①2014/12/25、②2015/01/21、③2015/02/23、④2015/03/25、⑤2015/04/27

 

53、西之島 見えません! 2015/09/09 昼間 Landsat8

   今回は、「夜間画像で活発な溶岩流出を確認できる待ちに待った昼間画像」。
  のはずでしたが、雲で全く見えません。(涙

  その日の西之島上空の雲の様子を、ひまわり8号の画像で追ってみます。
  西之島 ひまわり8号 2015/09/09 05:00-18:00
  西之島 ひまわり8号 2015/09/10 05:00-18:00

 

54、西之島 溶岩流が、北西と南西に流れています 2015/09/12 夜間 Landsat8

   溶岩流の流れが、北西・南西の2方向になり、噴出量も増しているようです。
  西之島の高温部(B7、10) 2015/09/12 Landsat8 3D立体図・交差法

 

55、ひまわり8号で見る、今週の西之島 2015/09/07-09/13

   海上保安庁やLandsat8、国土地理院による西之島の詳細な情報は不定期だったり
  間隔があきます。
  その点、ひまわり8号は「西之島の火口からの噴煙」に特化した観測になりますが、
  西之島がどのくらい元気か?を毎日噴煙の出方で見ることが出来ます。
  もっとも得られる情報は、噴煙が多いか少ないか? どのくらいの長さでなびいている
  か? ぐらいですけど(^_^;)

 

56、西之島 Landsat8と海上保安庁撮影による熱画像の比較

   海上保安庁・西之島HPが2015/09/16のデータで更新されました。
  熱計測画像も更新されていたので、ほぼ同じ時期(2015/09/12)に撮影された
  ランドサット8の近赤外熱画像(BAND7)と見え方の比較をしてみました。
  人工衛星によるリモートセンシングと、航空機による空中写真の比較ともいえます。

 

57、ひまわり8号で見る今週の西之島 2015/09/14-09/20

   雲をすいすいすいすい追い抜いて~♪ のような西之島
  ひょっこりひょうたん島にも火山がありましたね。
  西之島も流れて来ないかなー(^_^;)

 

58、西之島、溶岩流が北に向かっています 2015/09/21 夜間 Landsat8

   ホルニト付近から流れ出した溶岩流が、北に向かっています。
  西之島の状態を熱分布から推測すると

  1)ホルニト付近から流出した溶岩流が北に向かって火口中央から600m先まで達した。
     → 北に延びるBAND7の高温部先端
  2)火口にも高温部分が見られる。小規模噴火でマグマ溜りが出来ているのか? 
     → BAND7 火口部の高温
  3)地表に噴出している溶岩流の温度が高くなっている可能性がある。
     → 図3の解説を参照。
  4)地熱の高い範囲が広がっている。溶岩が地表付近まで上昇しているのか? 
     → BAND10の青色部

 

59、Landsat8で見る西之島の成長 2013/09/03~2015/08/24

    新島の出現(赤い表示の高温部)は、2013-12-08 (昼間)から観測されています。
   海岸線は、溶岩流による埋め立てと波による浸食で常に変化しています。

 

60、西之島、溶岩流が北に拡大中です 2015/09/25 昼間 Landsat8

   前回(2015/09/21)北に向かっていた溶岩流の先端は(火口中心から)約600mの位置
  でしたが、今回は北北西寄りで,、火口中心から約750m地点まで到達しています。
  この後、溶岩流の流れが続くと地形の低い西側(図2を参照)に寄って行くのでしょうか?

 

61、ひまわり8号で見る今週の西之島 2015/09/21-09/27

  今週も元気に噴煙が上がっています(^_^;)

 

62、西之島 Landsat8で見る高温部の移動推移

   西之島の高温部の熱画像をつなげて、熱源(溶岩)の移動推移が解るビデオに
  してみました。

  西之島、Landsat8の熱画像で見る高温部の移動
     2013/09/03~2015/09/21
  西之島、Landsat8の「高温検知システム」で見る高温部の移動
     2015/01/08~2015/09/25

 

63、西之島、見えません。2015/09/28 夜間 Landsat8

   今回は残念ながら雲に覆われて、西之島の画像を見ることは出来ませんでした。
  いつもは西之島周辺の数キロメートルの範囲の画像しか使わないのですが、今日は
  西之島が見えないので趣向を変えて、いつもは使わないLandsat8の全撮影範囲の
  画像を見てみました。

 

64、ひまわり8号で見る今週の西之島 2015/09/28-10/04

 今週も元気に噴煙が上がっています。

  1)中央の黄色い点が西之島の位置です。
   西之島は、ひまわり8号の解像度0.5Kmでは4x4pxの大きさで点にしか見えません。
  2)タイムは、13hx7dayを、1分54秒に早送りしています。
  今回から、HD(1280x720p)になって広範囲を見ることが出来るようになりました。

 

65、Landsat8で、西之島はどこまで見えるのか?

    解像度15mのLandsat8で、西之島の地形判別がどこまで見えるのか?
   ここまで見えました (か、これしか見えないの? でしょうか(^_^;)

 

66、西之島、北に向かった溶岩流が止まった 2015/10/07 夜間 Landsat8

   北に向かっていた溶岩流は,、北海岸まで到達せずに止まったようです。
  2015/09/25の最北の高温部(溶岩流の先端B10(3,6) ※1)の位置から先に高温部は
  広がっておらず、供給の止まった溶岩が徐々に冷えているようです。(図4と図5比較より)
  今回の高温部は、火口のB7(4,3)とホルニト付近のB7,10(4.2,3.7))のみです。
  北側の溶岩流の地表部分の先端は、B7(3,4.7)付近です。

     ※1:図の250mメッシュに座標を入れました。

 

67、西之島 擬似立体写真

   西之島の擬似立体写真を作ってみました。
  画像の明暗を地形の高低に変換しているので、実際の地形の高低を再現しているもの
  ではありません。
  あくまでもアートとして見て下さい(^_^;)
  でも、なんとなく凸凹の雰囲気は伝わると思います。

 

68、西之島の擬似立体写真 Landsat8 2015/09/25

   Landsat8が撮影した西之島の画像から作った、擬似立体写真です。
  画像の明暗を地形の高低に変換しているもので、実際の地形を再現しているものでは
  ありません。
  あくまでもアートとして見て下さい(^_^;)
  でも溶岩流の流れなど、地形の特徴を読み取ることが出来ると思います。

 

69、西之島 晴れました 2015/10/11 昼間 Landsat8

   西之島 擬似立体地形図 2015/10/11 Landsat8 3D立体写真・交差法
  擬似立体地形図は正確な地形を再現したものではなく、地形の明暗を擬似的な
  高低差に変換して作られています。 左図はオリジナル、右図は視差加工図。
  擬似立体地形図でも、溶岩流の流れなどの地形の特徴を読みとれると思います。

 

70、ひまわり8号で見る今週の西之島 2015年10月5日~10月11日

   今週の西之島の噴煙はコマ送りで見ると弱くてあまり出ていないように見えたので
   すが、早送りで見ると風が強くて長く薄く引き伸ばされているのが解ります。

 

71、西之島 何とか見えました 2015/10/14 夜間 Landsat8

  今回は雲に覆われて何も見えないかな? と思ったら、かろうじてB6,7の
 高温部が雲を通して見えました。
 Landsat8 BAND7 現像レベルと見え方の例

 

72、ひまわり8号で見る今週の西之島 2015年10月12日~10月18日

   今週の西之島、元気に噴煙が上がっています。
  溶岩の噴出は続いているでしょうか?
  Landsat8の次回が楽しみです(^_^;)

 

73、西之島 「マンボウⅡ」 海底地形図 2015年6月~7月

   海上保安庁のHPに、無人測量船「マンボウⅡ」による海底地形図(2015/06~07)が
  掲載されました。
  今回は、この海底地形図(2015/06-07)と、西之島海底地形図(2015/02/23)を比較して
  見ました。

 

74、ひまわり8号で見る今週の西之島 2015年10月19日~10月25日

   Landsat8の夜間撮影があった10/23は、元気に噴煙が上がっています。
  肝心の夜間撮影は雲が多くて鮮明な熱画像が撮れませんでしたが溶岩流の新展開が
  あったようです。
  旧西之島の上を越えて西海岸近くまで溶岩流が流れた可能性が見られます。
  詳細は、次回のブログで!

 

75、西之島 溶岩流が西海岸へ向かう? 2015/10/23 夜間 Landsat8

   今回も雲が多い画像で、明確に高温部が判別出来ない状態です。
  B10,B11の高温部を示す濃い赤色は、火口南側の濃い赤色以外は雲に覆われている
  せいか微妙な赤味(高温部)で、3D地形図に重ねてみると過去に溶岩流で高温であっ
  た位置と一致するので、高温部と判断しました。
  どうやら溶岩流は、旧西之島の真上を越えて西側海岸近くまで達していると思われます。
  ※雲が多い画像なので高温部の位置は推測です。次回の快晴を期待しましょう(^_^;)

 

76、西之島 雲海で見えません 2015/10/27 昼間 Landsat8

   雲海で、可視光・赤外線とも全く西之島が見えません。お手上げです(^_^;)
  晴れていたら、溶岩流の新展開が確認できたかもしれないチャンスだったので残念。

 

77、西之島 2015/10/30 夜間 Landsat8

  ホルニト(もう埋まってしまってホルニト跡?)付近が高温部の中心です。
  その外側には、高温部を示す赤~黄色の分布が見られなくなりました。

 

78、ひまわり8号で見る今週の西之島 2015年10月26日~11月01日

   False 3Dビデオを作ってみました。(擬似3Dは、False 3D で良いんでしょうか(^_^;) 
  上層と下層の雲が逆に流れているのが解りますよ!
   雲の流れる方向によって、下層と上層の雲の高さが逆転して見える部分があります(笑

 

79、西之島 2015/11/08 夜間 Landsat8

   今回は、B6,B7のデータしかありませんでした。
  火口に高温部が見られるだけで、高感度で現像しても周囲は低温です。
  (B10,11のデータが無いので、B6,B7の高感度現像画像を入れてみました)
  このまま噴火活動が終息に向かうのでしょうか・・・

 

80、ひまわり8号で見る今週の西之島 2015年11月02日~11月08日

   最近は噴火活動が低下したのか、噴煙が弱かったり出ない日も見られます。
  溶岩流などの高温部も、Landsat8 11/08夜間の観測では火口付近に僅かに見られる
  程度です。

 

81、西之島 2015/11/12 昼間 Landsat8

   ひまわり8号で見ると、11月9日から噴煙が増しているように見えていましたが、
  今日の画像で灰色の噴煙が盛んに出ているのが確認できました。

 

82、ひまわり8号で見る今週の西之島 2015年11月9日~11月15日

  今週の西之島、元気に噴煙が上がっています。 

 

83、西之島 2015/11/15 夜間 Landsat8

  今回も、Landsat8のB10,11、のデータがありません。
 調べてみると、TIRSセンサーが不調でした。
 ということで、B7データからB10データを擬似的に作れないか今回はテストしてみました。

 

84、西之島 2015/11/17 海上保安庁撮影ビデオより

   海上保安庁撮影による西之島の最新動画が公開されました。
  今回はその動画をもとに、立体写真を作成してみます。
  視差が微妙にずれているので少し見づらい立体写真ですが立体感は伝わると思います。

 

85、西之島 火砕丘北側の、変形・陥没 2015/11/17

   海上保安庁から、「西之島の火山活動の状況(11月17日観測)」が発表されました。
  その中に『火砕丘の北側の変形・陥没』の形が解る画像があったので、今回は火砕丘
  の北側の形状を3D立体写真にしてみました。

 

86、ひまわり8号で見る今週の西之島 2015年11月16日~11月22日

   今週の西之島、活発な噴煙活動が続いています。
  11月17日には、海上保安庁による観測が行われています。

 

87、ランドサット8で見る、東京ディズニーランド (西之島・番外編)

   西之島の、2015/11/24 夜間 Landsat8 は、台風26号の雲で全く見えませんでした。
  ランドサット8で他の所はどれくらい見えるんだろう?ということでみんなもよく知っている
  「東京ディズニーランド」を見てみることにしました。(行ったことは無いけれど(^_^;)
  東京ディズニーランドの画像は雲の無い、2015/10/16 を使用。

 

88、ひまわり8号で見る今週の西之島 2015年11月23日~11月29日

  今週28日のLandsat8による西之島撮影は雲に覆われて見えませんでした。
 ひまわり8号の観測も台風26号など曇りの日が多く、西之島が見えたのは、23,27,28,29日
 だけでした。
 23日の噴煙は10Km以上の長い噴煙が見えましたが、他の日は不定期で間欠的な噴煙
 が見られています。

 

89、西之島 2015/12/01 夜間 Landsat8

  今日の西之島は雲に覆われているようで、B7に高輝度の高温部が見えません。

 

90、ひまわり8号で見る今週の西之島 2015年11月30日~12月06日

   最近は不定期で間欠的な噴煙に変わりました。
  西之島、噴火から終焉までのプロセスはまだ続くのか?

 

91、西之島 高温部が無くなった? 2015/12/10 夜間 Landsat8

   夜のランドサット8からは、高温部を示すBAND7の高輝度部がほとんど見えません。
  もしかしたら雲に覆われて高温部が隠されている可能性もありますが、画像を増感して
  見ると温度分布が過去の高温部とほぼ一致するので、今回は「雲に隠れたのではなく
  高温部が無くなり、地表の残熱の低温が見えている」と判断しましたがどうでしょうか?

 

92、西之島 快晴です 2015/12/14 昼間 Landsat8

   溶岩流などの存在を示す高温部も前回観測(2015/12/10)に続いて見られません。
  しかし、北側に濃い変色水域があります。

 

93、西之島 2015/12/14 Landsat8 擬似立体写真

   2015/12/14ランドサット8の撮影した画像は、西之島が大きくなって以来初めて見る
  ことのできた雲や噴煙で隠されていない全景です。
  海の中の3DがテーマのR1,2Dだけで見るにはもったいないので3Dにしてみました(^_^;)

 ※3Dは視差加工して作った擬似立体写真(False 3D)です。実際の地形とは異なります。

 

94、西之島海底火山の噴火による隆起 (2013/12/04-2015/07/28)

   今回の噴火は大規模で長期間継続しているので、西之島海底火山が隆起している
  可能性があると思い調べてみました。
  西之島海底火山が噴火して旧西之島のほとんどが溶岩に覆われてしまい、現在は
  旧島部の西端の岩盤部分(図1)だけがわずかに残っています。
  この残された岩盤の標高を調べれば、噴火後に西之島海底火山が隆起しているか
  どうか解るはずです。

 

95、西之島 2015/12/14 Landsat8 3D立体写真(Real)

   2015/12/17 夜間のランドサット8撮影は雲で何も見えず、写真はありません(残念
  2つ前の記事で、「西之島 2015/12/14・擬似3D立体写真」を作ったのですが、今回は
  BAND3とBAND8センサーの視差(※1)を利用した本物の3D立体写真を作りました。

 

96、ひまわり8号で見る今週の西之島 2015年12月07日~12月13日

   今週も日単位の不定期で間欠的な噴煙が見られます。
  12/10夜間のランドサット8の観測では、溶岩流などを示す高温部が見られませんでした。
  噴煙は継続していますが、溶岩流などの噴出は止まってるようです。

 

97、ひまわり8号で見る今週の西之島 2015年12月14日~12月20日

   12/14は快晴で噴煙も見られず、絶好のランドサット8の観測日でした。
  この日の「ランドサット8の写真」です。
  この日も溶岩流などを示す高温部は観測されていません。
  翌日は噴煙が確認できましたがその後曇りが続き最終日(12/20)はほとんど噴煙が
  見られませんでした。

 

98、西之島 2015/12/22 3D立体地形図

   海上保安庁からクリスマスプレゼントとして最新(2015/12/22)の写真が公開されました。
  その写真を使って、3D立体地形図を作成してみました。

 

99、西之島 2015/12/26 夜間 Landsat8

 今夜もランドサット8の画像には高温部を示す高輝度部が見えません。
肉眼では高温部の輝点が見えない近赤外画像(BAND7)ですが、高感度現像すると熱画像
(温度分布)と思われるものが得られました。

 

100、ひまわり8号で見る今週の西之島 2015年12月21日~12月27日

   12/22 13:45~14:45 に海上保安庁による西之島の観測が行われているのですが、
  「その1時間に火口からの噴火は観測できなかった」と報告されています(※1)。
  でも、その時間帯のひまわり8号の画像を見ると西之島から間欠的に噴煙が出ている
  ように見えます?
  ひまわり8号からは噴煙のように見えているものが航空機の観測では見えないという
  不思議な現象です。

 

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2015年1月24日 (土)

西之島・東側溶岩流の熱赤外画像(2015/01/21)

                                          (西之島シリーズ目次)

 海上保安庁から、西之島(2015/01/21) の写真とビデオが公開されました。

① 下の写真を見ると、東側(下側)に新しい溶岩流が流れて陸域が広がっています。

A20150121_112145_800


「出典:海上保安庁HP 西之島 a20150121_112145.jpg」

新しい溶岩流の先はすぐに水深が深くなっているので陸地部分はあまり大きくならない
ようですね。
新しい標高データが待ち遠しいです

※真上からの空中写真が発表されていないので想像で作って見ました。(巻末に詳細あり)

Nisinosima_20150121_souzouzu_0

 

 

② 同時に熱赤外線画像によるビデオも公開されたので、
  赤色カラー処理して見やすくしてみました。

 

 

 

 

   下のビデオは、初めの方に③の3D立体写真が40秒(10秒x4枚)が入っています。
   後半は上のビデオと同じ、熱赤外線画像IR1,IR2です。

 

 

 

出典:「海上保安庁HP 西之島・東側溶岩流の熱赤外画像 20150121movie_IR1&IR2.mp4」
を基に作成。

 

 

③ 今回はこれを基に、3D「西之島・東側溶岩流の熱赤外画像(2015/01/21)」を
  作ってみました。

新しい溶岩の流れがよく分かると思います。

 

西之島・東側溶岩流の熱赤外画像(2015/01/21) No.1

   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

20150121movie_ir1_3d_1200_1224

 

 

西之島・東側溶岩流の熱赤外画像(2015/01/21) No.2

   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

20150121movie_ir1_3d_1200_2123

 

 

西之島・東側溶岩流の熱赤外画像(2015/01/21) No.3

   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

20150121movie_ir1_3d_1200_3024

 

 

西之島・東側溶岩流の熱赤外画像(2015/01/21) No.4

   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

20150121movie_ir1_3d_1200_5101

 

 

「写真、ビデオの出典:
海上保安庁HP 海域火山データベース 西之島
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm

 

 

④西之島 2015/01/21 の想像図

 2015/01/21の西之島の形状が解る真上からの空中写真が未発表なので、
トップの斜め写真を2014/12/25の形状(赤の輪郭)にフィッテイングさせて、
想像図を作ってみました。

  ※ この空中写真の西之島の形状は実際に観測されたものではありません。
   斜め写真から想像で作成したものであり、あくまでも参考図として見て下さい。

 

Nisinosima_20150121_souzouzu

 

 ・赤枠が、2014/12/25 の形状です。

 

 

Nisinosima_20150121_souzouzu_2

 

 ・東側に新しくできた溶岩流の先は水深が深くなっています。

 

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2015年1月20日 (火)

3Dで見る、西之島(2014/12/04)と周囲の海底地形図(1992)

                                          (西之島シリーズ目次)

 今週(01/18)のダイビングは時化で中止になりました(涙
なので、今回のブログネタは、「西之島シリーズ~4」です。

前々回で最新標高データ(2014/12/04)の西之島3D地形図を作りましたが、西之島の下の
海の中はどんな形? 知りたい!
と言うことで、西之島周囲の3D海底地形図を作ってみました。

まずエクセルで扱える海底地形の無料数値データが無いため、気象庁HP(※1)の海底
地形図から80mメッシュで水深を読み取って水深データを作り、いつものように3D海底
地形図を作ります。
     (いつも海底地形図で使っているJ-EGG500のデータはこの海域が有りません。
       この辺のデータを公開してくれたらうれしいなー♪)
そこに陸上部分の西之島の標高データ(※2)を張り付けて、陸+海の3D地形図を作りました。
ただ、西之島から流れ出て周囲の海底に堆積している溶岩のデータが無いため、この
3D地形図は海抜0mからストンと海底に落ちた形になっています。
海底に堆積している溶岩は、あなたの心眼で補ってください(^_^;)

 

 

①3Dで見る、西之島(2014/12/04)と周囲の海底地形図(1992)

  裸眼立体視・交差法による3D地形図+3D海底地形図です。(図1)(左クリックで拡大)

Nisinosima_kousahou_001

 

西之島がもっと大きくなる余地は北側にしか無いようです。

1, 3D海底地形図は地形の特徴が分かるように標高・水深方向の高さを誇張しています。 
  等高・等深線カラーを参照ください。
  西之島の大きさは東西1712.5m,南北1790m,最大標高109.3m(at 2014/12/04)

2, 陸上部の標高データ(※2):
  「出典:国土地理院HP 標高データ 2014/12/04 技術資料C1-No.444」を基に作成。
  http://www.gsi.go.jp/gyoumu/gyoumu41000.html

3, 海底部の水深データ(※1):
  「出典:気象庁HP 西之島の火山活動解説資料(平成26年12月) 図2 西之島」を基に作成。
  http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/monthly_v-act_doc/tokyo/14m12/326_14m12.pdf

4, 地表面から海底に流れ出た溶岩の堆積はデータが無いため、地表部と海底部の接続
     部分は不連続になっています。

 

R1メモ:なぜ西之島海底火山の頂上はこんなにも平らなのでしょうか?

    富士山などの頂上を見るともっと凸凹していますが、西之島の海底火山は
    図を見ると海底から同じような勾配で高くなってきていますが、-50mぐらいから平坦
        になっています。
    思い付く理由としては
    (1)波や海流などで-50mまで浸食されて削られた(-50mまで影響するか?)
    (2)昔、海底が50m高い時代があり、水面から出ていた部分が浸食で削られた後に
            沈んだ?
    (3)氷河期の海面低下時に(2)と同じように削られた?
    (4)海面下で噴火する火山の山頂は凹んだ火口が出来ずに平らになる(ものである?)
    それとももっと別の原因でしょうか・・・

 

 

②4方向から見た西之島の、3D地形図+3D海底地形図

  (図2)南→北 (左クリックで拡大)

Nisinosima_kaiten_4_houkou_n

 

  (図2a)3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

Nisinosima_kaiten_4_houkou_3d_n

 

 

  (図3)西→東 (左クリックで拡大)

Nisinosima_kaiten_4_houkou_e

 

  (図3a)3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

Nisinosima_kaiten_4_houkou_3d_e

 

 

  (図4)北→南 (左クリックで拡大)

Nisinosima_kaiten_4_houkou_s

 

  (図4a)3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

Nisinosima_kaiten_4_houkou_3d_s

 

 

  (図5)東→西 (左クリックで拡大)

Nisinosima_kaiten_4_houkou_w

 

 (図5a)3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

Nisinosima_kaiten_4_houkou_3d_w

 

 

③西之島の、3D地形図+3D海底地形図 (回転モデル) (図6)

 

 

 

 

BGM:音楽素材『甘茶の音楽工房』「古里の風」

 

 

 

④西之島(2014/12/04)と周囲の海底地形図(1992) (横からの図)

 水平方向から見た図です(図7) (左クリックで拡大)
 断面図より解かりやすいかな?と思って作って見たのですが・・・

Nisinosima_suihei_danmen

 

 

⑤西之島周囲の海底地形(80mDEM)の作成

 初めは40mメッシュでトライしたのですがn数が多くて断念(涙
80mメッシュで十分な気がします(^_^;)
オリジナルの海底地形図は年号が無いのですがたぶん1992年だと思われます。
今現在は、溶岩の堆積と浸食の最中なのでどんな姿でしょうか?

Nisinosima_80mdem

 

今回は、海底地形図 80mDEM→20mDEM、陸上地形図 2.5mDEM→20mDEM
で統合しているので、西之島の陸上部分の解像度が落ちています。
高解像度の西之島(2014/12/04)は前々回の記事で見ることが出来ます。

R1メモ:メッシュサイズの違いによる地形の再現性
    以前に「25mメッシュ水深データによる鳴門海峡の3D海底地形図(シリーズ30)」
   を作った時の比較データです。

Narutokaikyou_mesh_hikaku

 

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2015年1月12日 (月)

新マクロレンズのテストになりました 2015/01/11 積丹・幌武意でダイビング

 1/10のダイビングが時化で中止、翌日なら少し海況が回復するとのことで1/11に行って
きたのですが・・・
午前中はギリギリボートが出せる状態で入るがウネリが大きくマクロ系はほぼ全滅。
トドは出たのですが、知らせの鈴を聞いて見渡すがトドは行った後で姿なし。

昼食中に急に波が大きくなり防波堤を越波する状態、2本目は中止になりました。

 

 

新マクロレンズのテスト

   1/10のダイビングが中止で暇を持て余したので、ジャンクレンズをこねくり回して
  急遽作ったマクロレンズのぶっつけ本番のテストです。 
  現在使っている親亀・子亀の上に重ねる3枚目の孫亀レンズ(クローズアップレンズ)は
  少し径が小さいので蹴られるのですが高倍率のf50mmぐらいの手持ちがこれしかな
  かったのでテストだから良いや・と使ってみました。
  予想通りに蹴られが大きいですが色収差もそんなに目立たないのでトリミングして使え
  ばOKと言うことで良しとします。
  被写界深度は卵の径ぐらいですが、これでホテイウオの稚魚を今年は大きく写せそう
  です。

   下の写真はオニカジカの卵で、加工なしのオリジナルです。(左クリックで拡大)

P1110005_onikajika_tamago

 

 

オニカジカの卵(1) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  オニカジカの卵(色調整なし)の写真2枚で、いつもの3D・交差法です。

P1110006_05_onikajika_tamago_org

 

 

オニカジカの卵(2) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  上の写真をトーンカーブで調整したものです。

P1110006_05_onikajika_tamago

 

 

ダンゴウオ(1) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 先週見た茶色のダンゴウオがまだ居てくれました。

P1110011_dangouo

 

 

ダンゴウオ(2) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1110018_dangouo

 

 

アクアキャットさんの癒し系スタッフ

 チビ子、最近「撫でて・撫でて」のポーズを覚えたようです。

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2015年1月 8日 (木)

オニカジカの保護卵 2015/01/04(2/2) 積丹・幌武意でダイビング

 4年連続・同じ場所でオニカジカの保護卵が見られていたのですが、今年はどうやら
ダメなようです(涙
いつもの産卵場所の2m横にまだ孵化していないアイナメの卵塊が有り、婚姻色の抜けた
オスがまだ守っているのでオニカジカが寄りつきません。
定点観察を楽しみにしていたのになー・・・

今日は初めて見る場所でオニカジカの卵と守っているオスを観察です。

 

 

保護卵中のオニカジカ・オス 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 お父さんです(たぶん(^_^;)

P1040035_onikajika

 

 

オニカジカと卵 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  オニカジカの上に、3カ所の卵の塊が有ります。

P1040043_onikajika_hogoran

 

 

オニカジカの卵(1) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1040039_onikajika_tamago

 

 

オニカジカの卵(2-1) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

   WBのみ調整した写真です。
  私は、フォーカスライトと内臓ストロボの中央・真上からの光だけで写しているので、
  マクロ(35mm換算2倍時)撮影ではWDが50mmぐらいになり、真上ほぼ45度の角度で
  光が被写体に当たっています。
  そのためか薄い乳白色の卵の卵膜が白く光ってしまい中にある綺麗な赤色の卵黄が
  白っぽ写って綺麗に見えません。
  照明の角度を調整して白っぽくなるのを改善できるようなのですが、内臓ストロボ使用
  なのでそれも無理です。
  (外部ストロボは1度使ったことがあるのですが性に合わず(^_^;)捨て去りました)
  
  
  1眼の方は、赤い卵黄を綺麗に出すのに多灯式のストロボを左右に使って照明に
  苦労しているようです(^_^;)

P1040057_onikajika_tamago_1a

 

 

オニカジカの卵(2-2) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  卵黄の赤が少しでも綺麗に出ないかと、上の写真をトーンカーブ調整してみました。
  いつもは自然な色の再現を優先していますが、たまには派手な色も綺麗ですね(^_^;)

P1040057_onikajika_tamago_1b

 

 

オニカジカの卵(3-1) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  WB調整のみ

P1040057_onikajika_tamago_2a

 

 

オニカジカの卵(3-2) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  トーンカーブ調整あり
  やっぱり、この方が綺麗ですね 

P1040057_onikajika_tamago_2b

 

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初潜りでダンゴウオ 2015/01/04(1/2) 積丹・幌武意でダイビング

 2015年初潜り、今年もガンガン潜るぞー 
今日はダンゴウオ2匹とオニカジカの保護卵を堪能してきました!
でも、トドにはまたしても会えなかった  次回こそ、初トドに期待だー

 今日は1本目にクリーム色のダンゴウオ、2本目はその横3mに茶色のダンゴウオが
いました。
積丹・幌武意で見られるダンゴウオの色は、赤・黄・ムラサキ・クリーム色・茶色
(私が今までに見たものです)があります。
色が違う個体は、別種なのか・色違いの同種なのかもわかっていません。

   *** R1メモ ***

    ダンゴウオの分類はまだ未確定で今のところは「イボダンゴ族の仲間」だそうですが
   素人ダイバーには「ダンゴウオ」と呼ばせてください 
   色の違うダンゴウオは、別種なのか・色違いの同種なのかもわかっていません。

 あと今日は載せなかったけれど、ホテイウオの抱卵個数も増えています。
2月初旬には孵化したホテイウオの稚魚も出てきますよ、でも3mmの大きさですが 

 

 

ダンゴウオ クリーム色(1) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1040017_dangouo_2

 

 

ダンゴウオ クリーム色(2) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1040110_dangouo

 

 

ダンゴウオ クリーム色

 

 

 

 

ダンゴウオ 茶色(1) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1040066_dangouo

 

 

ダンゴウオ 茶色(2) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1040070_dangouo

 

 

ダンゴウオ 茶色(3) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1040121_dangouo

 

 

ダンゴウオ 茶色(4)

 

 

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