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2014年12月 3日 (水)

アツモリウオ 2014/11/30(2/4) 積丹・幌武意

 2週間前に見たアツモリウオが2mぐらい離れた場所に居ました。
アクアキャットの鍵谷社長に「同じ場所でペアリングの相手を待っているのかな?」と聞い
たら、「アツモリウオはここに来る前に交尾をしていて受精しており、ここにいるのは産卵
するために来たメスだけかも?」と教えてもらい調べてみると、

 『アツモリウオは「卵を産み出す時に受精させるタイプ」の体内受精魚だと思われます。』
  出典※1

とわかりました。
アツモリウオのメスは産卵するために浅瀬に来る前にオスと交尾を済ませているので、
ダイビングで見られるアツモリウオはすべてメスなのかもしれません。
産卵は何度かに分けて行うようなので、同じ場所に留まっているんでしょうか?
来週同じポイントに潜れたら卵を探してみようっと(^_^;)
ちなみに、オスは深海にいてダイビングでは見ることが出来ないんでしょうか?

 

 産卵後は何時孵化するのかな~
例年だと、4月末~5月末に孵化した稚魚を見ることが出来ます。
産卵までの日数を調べてみると、アツモリウオの卵の積算温度は

 638 (℃・日)(at 水槽飼育下、11℃で58日)(出典※1)

このアツモリウオが今日卵を産んだとしたら、今日の水温は11℃ですがこの先5℃まで
下がっていくので平均水温7℃とすると、638/7=91 日 で孵化は約3か月先の3月初め
ぐらいの計算になります。
積算温度の考え方はかなりアバウトで水温が下がると日数が少し伸びるようなので、
+1ヶ月して約3~4カ月後の範囲でしょうか。
今までで一番早くアツモリウオの稚魚を見たのは4/20ですが、その時の稚魚は7mm
ぐらいで姿はもう成魚と同じ形になっていたので生まれたのは4月初めぐらいと考えると
つじつまが合います。 

出典※1:のと海洋ふれあいセンターHP http://notomarine.jp/
    「能登の海中林」41号(平成26年10月発行)Mar. 2014

 

 

アツモリウオ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

Pb300095_atumoriuo_2

 

 

アツモリウオ

 

 ※日付間違ってました(^_^;) 誤 2014/12/30 → 正 2014/11/30

 

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