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2014年8月

2014年8月25日 (月)

オウゴンムラソイ 2014/08/23 積丹・美国でダイビング

 今日は着底ポイントの2m横にオウゴンムラソイみーつけた!
移動しながらすぐに、もう一匹みーつけた!
今日のテーマは、オウゴンムラソイ・アカブチムラソイを何匹見つけられるか? に決定。
結果は大漁、オウゴンムラソイとアカブチムラソイを計8匹カメラに納めることが出来たの
ですが、ここからがいつも悩むところ。
この子は、オウゴンムラソイ? アカブチムラソイ? 黄色と赤の中間に見える個体はどっ
ちだろう?
そこで明確な見分け方が無いかと探してみると、なんと・なんと!!

 

積丹にいるのは、「 オウゴンムラソイ  」 だけだった?  

 

この驚きのソースは下記の報告書です。(※1,2はR1が付記)

 『7.アカブチムラソイSebastes pachycephaluschalcogrammus はオウゴンムラソイ
Sebastesnudus の新参異名(※1)
これまでムラソイ種群に関して, ムラソイSebastes pachycephalus に4 亜種,すなわち
ムラソイSebastes pachycephalus pachycephalus,ホシナシムラソイSebastes
pachycephalus nigricans,オウゴンムラソイSebastes pachycephalusnudus および
アカブチムラソイSebastes pachycephaluschalcogrammus を認める分類体系や,これら
4 亜種の差異をそれぞれ種内の変異とみなしムラソイSebastes pachycephalus の1 種
のみを認める分類体系が提示され,これらの妥当性が議論されてきた.
Kai and Nakabo (2013) (※2)はこれらムラソイ種群を分類学的に再検討し,ムラソイ
Sebastespachycephalus とオウゴンムラソイSebastesnudus の2 種の有効性を
認め,ホシナシムラソイSebastes nigricans はムラソイSebastes pachycephalusの,
アカブチムラソイSebastes chalcogrammusはオウゴンムラソイSebastes nudus の
新参異名であるとした.』

(青森県産業技術センター水産総合研究所研究報告 第8 号 2014 年6 月)より引用
http://www.aomori-itc.or.jp/assets/files/rif/jigyouhoukoku-gaiyou-kenkyu/kenkyuhoukoku8.pdf

 

(※1) 新参異名
      学名で別の種として名が付けられていたが見直しで同じ種とされた場合、後から
     つけられた方の名が無効となる。
     先に付けられていた名を「古参異名」と呼び、後からつけられた名を「新参異名」と
     呼ぶ。
     この場合、オウゴンムラソイが「古参異名」で残り、アカブチムラソイは「新参異名」
     となり学名としては無効となります。

(※2) この報告書の元になっている論文の要旨は下記で見ることが出来ます。

     ムラソイ複合種群(カサゴ目:フサカサゴ科)における遺伝的・形態的変異
                                甲斐嘉晃・中山耕至・中坊徹次

    (Vol. 58, No. 4 - 日本魚類学会)
    http://www.fish-isj.jp/publication/research_j/IR58-4.pdf

 

 今までオウゴンムラソイ、アカブチムラソイと別種として呼んでいたのが遺伝子の解析で
同じグループと解かり、オウゴンムラソイ1種に見直されていました。
今までは魚の色(や背びれの鱗~初めて知りました)の違いで、オウゴンムラソイ・アカブ
チムラソイと見分けて別種として呼んでいたのが、種としては同じものだったんです。
でも、ダイバーさん的には、今まで通りアカブチムラソイと呼ぶんでしょうね 。

私的には、これから赤・黄色を全部「オウゴンムラソイ」と呼んでも間違いではないので
見分ける必要がなくなって楽ちんです 

  ※これから魚図鑑などはどのように修正されていくのでしょう???

 

貴方なら下の写真の8個体、オウゴンムラソイ・アカブチムラソイ どちらに分けますか?

オウゴンムラソイ No.1   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8230009_ougonmurasoi_1

 

 

オウゴンムラソイ No.2   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8230012_ougonmurasoi_2

 

 

オウゴンムラソイ No.3   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8230017_ougonmurasoi_3

 

 

オウゴンムラソイ No.4   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8230029_ougonmurasoi_4

 

 

オウゴンムラソイ No.5   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8230036_ougonmurasoi_5

 

 

オウゴンムラソイ No.6   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8230039_ougonmurasoi_6

 

 

オウゴンムラソイ No.7   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8230047_ougonmurasoi_7

 

 

オウゴンムラソイ No.8   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8230058_ougonmurasoi_8

 

 

R1メモ: 過去(2010/09/12)に見た一番黄色いオウゴンムラソイです。
      3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P9122918_ougonmurasoi

 

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キュウセン  2014/08/23 積丹・美国でダイビング

 キュウセン(雌)と遊んできました (^_^;)

 

 

キュウセン  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

   お腹がパンパンです。小魚でも飲み込んだんでしょうか?
  それとも卵?(産卵期は6月下旬から9月頃まで Wikiより)

P8230064_kyuusen

 

 

キュウセン  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8230063_kyuusen

 

 

キュウセン

 キュウセン(雌)と遊んできました。
初めてこんな近くで長時間見ることが出来るなんて、でも近すぎてピントが合いません。
追尾機能が今一なので、流れる背景で酔わないでください(^_^;)

 

 

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2014年8月19日 (火)

ミズクラゲの3Dマクロ写真 2014/08/16 積丹・美国でダイビング

 「ミズクラゲ」の体の構造がどうなっているか、もっと見たい!

  と言うことで、ミズクラゲを写しまくりましたが・・・
 中層をホバリングしながらの3Dマクロ撮影なので、下の2枚の写真以外はピンボケや
 フレーム外れで没 
 ミズクラゲを固定しないとうまく写せません。
 何かいい方法がないかなー

 

 

まず、ミズクラゲの各部の名前です。

ミズクラゲ 体各部の名称   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P7168183_mizukurage_meisyou

大まか過ぎてよく分からない?

 

 

ミズクラゲ 生殖巣周辺  (写真1) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  表側から写した、未加工の写真です。
  体が半透明の寒天質なので、ぼやけて何が何やらよく見えない

P8160078_mizukurage_0

 

 

ミズクラゲ 生殖巣周辺  (写真2) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  中が見えるようにいじってみました。
  見えたからと言って、各部の名前や機能がよく解らないのですが

P8160078_mizukurage

 

 

ミズクラゲ 口腕~放射管 (写真3) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  裏側から写した、未加工の写真です。
  裏側からだと、生殖巣・口腕・放射管 等がよく見えます。

P8160079_mizukurage_1

 

 

ミズクラゲ 口腕~放射管 (写真4) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  もう少しはっきり見えるようにしてみました。

P8160079_mizukurage_2

 

  3Dマクロ写真は、図鑑を見ているようで楽しい 

 

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今日のナベカ君 2014/08/16 積丹・美国でダイビング

 今日は、先週行った「ナベカ団地」には行けませんでしたが別の場所でナベカ君を見る
ことが出来ました。(新ポイント「ナベカ団地」はベタ凪限定なので今日は無理でした)

みんなが何回も潜っている場所なのに、ガイドの西村さん(ロビンソン)が見つけるまでその
ポイントにいるのを知らなかった生き物(ナベカが沢山)がいたなんて!
こんな経験、何回かあります。
やっぱり、生物探しはガイドさん次第ですね! (自分では、sagasenainode 

 

 

ナベカ   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  まだ小さな幼魚のようです。

P8160087_nabeka

 

 

ナベカ   3D立体動画・交差法 

  水面に近いので波で海表面が動くと日光が揺らいで明るさが変わってしまいます。
  ビデオを見ていると目がチカチカしてちょっと見にくいです。

 

 

 

 

小さなギンポ   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  ナベカの近くにいたマッチ棒サイズの小さなギンポ(名前は不明です)

P8160071_tiisana_ginpo

 

 

ウニとカニ   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  ウニの上のゴミが動いた?
  藻でカモフラージュしている小さなカニでした。(写真だと動きが無いのでゴミですよね)

P8160028_uni_to_kani

 

 

アカブチムラソイ   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  去年はこのポイントで良く見られたのですが今年は数が少ないようです。

P8160048_akabutimurasoi

 

 

カレイの幼魚   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  いつ見ても、砂と同じ模様にカモフラージュするのってスゴイ。

P8160057_karei_yougyo

 

 

サルパの仲間   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  刺されるとちょっと痺れます。
  ちなみに積丹で危険な生物は、クラゲ類とウニ。 
  ウニはグローブやドライスーツを簡単に貫通して痛い^2 
  ウニなんて大っ嫌いだ~~~

P8160065_sarupa_16_9

 

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2014年8月13日 (水)

アカブチムラソイ 2014/08/10 積丹・幌武意でダイビング

 ツアー2日目は、幌武意で2本ダイビングです。

 

 

アカブチムラソイ (左クリックで拡大)

  まじかに泳ぐアカブチムラソイを見たのは初めてです。

P8100203_akabutimurasoi

 

 

アカブチムラソイ

  ここの主さんでしょうか(^_^;)

 

 

 

 

ベッコウタマガイ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  初めて見るウミウシと思ったら、巻貝の仲間だそうです。
 「ひょっとこ」のお面に見えませんか?

P8100239_bekkoutamagai

 

 

エダウミウシ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8100236_edaumiusi

 

 

アミコケムシの仲間?  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  自然の3D迷路のようです(^_^;) 

P8100216_amikokemusi

 

 

小さなカニさん 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  イトマキヒトデの上に小さなカニさんがいました。

P8100210_kani

 

 

フサトゲニチリンヒトデ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  赤絨毯 (^_^;)

P8100196_husatogenitirinhitode

 

 

テックイ 70cm級のヒラメ

  大きな岩盤の上に70cm級のヒラメ(テックイ)がいました。

 

 

 

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ナイトダイビング 2014/08/09 積丹・幌武意でダイビング

 今日はロビンソンのツアーでお昼に2本美国でダイビングした後、幌武意に移動して1年ぶりのナイトダイビングをしてきました。
やっぱり、ナイトダイビングは面白い(^_^;) 
明日(8/10)は幌武意で2本ダイビングです。

 

 

イワシの群れ

  入った途端、イワシの群れの中。
 ボコッ と音が入っているのはイワシがカメラに当たる音です。
 イワシが高速で顔や頭に当たると、思わず「イテッ」と声が出てしまうぐらい痛い(涙

 

 

 

 

ジュズヒゲアナエビ (左クリックで拡大)

  ジュズヒゲアナエビはいつも穴の奥に引っ込んでいるので写すことが出来ないのですが、
 今日はここまで見せてくれました(^_^;)
 ※ジュズヒゲアナエビの全身はここで見ることが出来ます

P8090155_juzuhigeanaebi

 

 

ミミイカ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8090167_mimiika

 

 

アミメハギ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 アミメハギは寝ている?ときは流されないように何かを口先で噛んで居ます。

P8090174_amimehagi

 

 

エゾメバルの幼魚

  昼間はこんなに寄ってくれないが、ナイトだとライトに寄ってくるのでしょうか?
  最後の方は、群れの中を突っ切ろうとダッシュしたらエゾメバルも同じ方向に一斉に走り出した。
  楽しい~ かった(^_^;)

 

 

 

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ナベカ 2014/08/09 積丹・美国でダイビング

 今日はロビンソンさんのダイビングツアー
「8/9 札幌発~美国で昼2本、夜は幌武意でナイトダイビング~幌武意泊り(AQUA CAT)~
8/10 幌武意で2本ダイビング~札幌着」に行ってきました。
初日は、珍しいナベカが見られるポイントに行くことが出来ました。
そこはベタ凪の時しか行けない場所で、月に1回行けるかどうかというと言うレアなポイントです。
ナベカが見たい方はベタ凪限定ではありますが、ロビンソンの西村さんにリクエストしてみて下さい。

今日は阪神タイガースファンの方がいて、ナベカが「黄色くて黒い縞がある」と聞き、絶対見たいと申しておりました。
阪神タイガースファンの方は、ここで優勝祈願するとご利益がある(かも)

 

 

ナベカ (左クリックで拡大)

  阪神タイガースファンの方、ナベカが見られてよかったですね

P8090087_nabeka_001

 

 

ナベカ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  顔の下に黒い斑点が多いのが成魚だそうです。

P8090091_nabeka

 

 

ナベカ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8090079_nabeka

 

 

ナベカ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 このナベカはまだ顔の下の黒い斑点が少ないので若魚らしい。

P8090111_nabeka

 

 

ナベカ

 

 

 

 

ギスカジカ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

 この時期珍しいギスカジカ君です。

P8090065_gisukajika

 

 

ガーベラミノウミウシの産卵? 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8090030_gaberaminoumiusi

 

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2014年8月 4日 (月)

サンゴタツ 2014/08/02 積丹・美国でダイビング

 今年も去年と同じ場所にサンゴタツ(タツノオトシゴ)がいました。
今日は1匹だけだったけれど、次回には数が増えていると良いなー
(去年は同じ場所で、4匹同時に見ることが出来ました)

今日の写真を見ると、3Dマクロばっかりで写してます。
今日もアカブチムラソイ以外の写真は、総て3Dマクロです。
最近、普通のクローズアップレンズの出番がありません

 

 

サンゴタツ   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  黒い子は写すのが難しい  今年は茶色の個体が現れないかなー

P8020023_sangotatu

 

 

セトミノウミウシ   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  このセトウミウシが下の写真のカギノテクラゲを・・・
  この後の顛末は、前のブログにアップしているのでそちらで見てください。

P8020049_setominoumiusi

 

 

カギノテクラゲ (の赤ちゃん)   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  どうやら触手が引っかかっていて逃げることが出来なかったようです

P8020064_kaginotekurage

 

 

アカブチムラソイ   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  狭い岩の割れ目の奥に隠れていました。彼が横なので写真も横です

P8020053_akabutimurasoi

 

 

キツネメバルの幼魚   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  成魚と全く体の模様が違います。

P8020093_kitunemebaru_yougyo_2

 

 

クロヘリアメフラシの産卵   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  アメフラシはウミウシの仲間ですが、海藻を食べるベジタリアンです

P8020006_amehurasi_sanran

 

 

夕日に赤く染まるコタタン山   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  なんちゃって   フサトゲニチリンヒトデです。

P8020088_ezonitirinhitode

 

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2014年8月 3日 (日)

カギノテクラゲを食べるセトミノウミウシ 2014/08/02 積丹・美国でダイビング

セトミノウミウシがカギノテクラゲを食べた

 

 セトミノウミウシの横に1cmも無いカギノテクラゲがいたので、逃げられないうちにと先に
カギノテクラゲを写していたら画面左側からセトミノウミウシがフレームイン
セトミノウミウシの頭触手がカギノテクラゲに触れると両者ともびっくり!した後、セトミノウミ
ウシがカギノテクラゲの触手を食べだした!!

 

図1は、セトミノウミウシがカギノテクラゲの触手を食べ始めた写真です。

    セトミノウミウシの頭触手の間に見える「オレンジ色の口」がカギノテクラゲの触手を
   飲み込んでいます。

 

図1a 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8020065_kiridasi_001_w800

 

図1b 3D立体写真・平行法

P8020065_kiridasi_001_w800_p

 

 

図2は、ビデオの終盤で、カギノテクラゲの触手が半分くらい(時計盤で6時から12時の
位置)が食べられてなくなっています。

 

図2a 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8020065_kiridasi_003_w800

 

図2b 3D立体写真・平行法

P8020065_kiridasi_003_w800_p

 

 

ウミウシは何を食べているんだろう? 漠然と動かないカイメンやコケムシ、海藻を食べて
いると思っていたのだが、今回の光景を目の当たりにして調べてみたら、ミノウミウシは
「肉食」だと分かりました。
でも食べられているカギノテクラゲの触手は強い毒を持っているはず?
セトミノウミウシは大丈夫なのだろうか?
これもセトミノウミウシの「勝ち」、で逆にクラゲの毒の刺胞細胞をミノウミウシの背中の
背面突起(ミノ)の先端に貯めて自分の防御用にちゃっかり再利用しているらしい。
見た目には可愛いウミウシですが、くれぐれも素手で触らないように気を付けないと危ない
彼らでした

 

 

 

カギノテクラゲがセトミノウミウシに食べられている所を3Dビデオで写しました。

   ※立体視(交差法、平行法)で見られない方は、交差法(高解像度版)の右側画面
    だけを普通のビデオのように見てください。

 

 

カギノテクラゲを食べるセトミノウミウシ 2014/08/02 積丹・美国

 セトミノウミウシがカギノテクラゲを食べだした後、セトミノウミウシの背中に透けて見える
胃の中に、食べた触手が細かくなって流れているのが見えます。
ミノウミウシは食べたものを胃で消化するのではなく、胃から背中のミノ(中腸線)の中に
入りそこで消化されて残滓が再び胃に戻り肛門から排泄されます。
ビデオは浮上時間が来たので4分弱で終了していますがこの後カギノテクラゲは全部食べ
られたんでしょうか? ナゾー

 

図3a 3D立体動画・交差法

  交差法による3Dなので、大画面(1920x1080)で見ることが出来ます。

 

 

 

図3b 3D立体動画・平行法

  平行法による3Dなので、小さな画面サイズで見て下さい。
  (画面の横幅が約130mm以上になると見るのが困難)

 

 

 

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