カギノテクラゲを食べるセトミノウミウシ 2014/08/02 積丹・美国でダイビング
セトミノウミウシがカギノテクラゲを食べた
セトミノウミウシの横に1cmも無いカギノテクラゲがいたので、逃げられないうちにと先に
カギノテクラゲを写していたら画面左側からセトミノウミウシがフレームイン
セトミノウミウシの頭触手がカギノテクラゲに触れると両者ともびっくり!した後、セトミノウミ
ウシがカギノテクラゲの触手を食べだした!!
図1は、セトミノウミウシがカギノテクラゲの触手を食べ始めた写真です。
セトミノウミウシの頭触手の間に見える「オレンジ色の口」がカギノテクラゲの触手を
飲み込んでいます。
図1a 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)
図1b 3D立体写真・平行法
図2は、ビデオの終盤で、カギノテクラゲの触手が半分くらい(時計盤で6時から12時の
位置)が食べられてなくなっています。
図2a 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)
図2b 3D立体写真・平行法
ウミウシは何を食べているんだろう? 漠然と動かないカイメンやコケムシ、海藻を食べて
いると思っていたのだが、今回の光景を目の当たりにして調べてみたら、ミノウミウシは
「肉食」だと分かりました。
でも食べられているカギノテクラゲの触手は強い毒を持っているはず?
セトミノウミウシは大丈夫なのだろうか?
これもセトミノウミウシの「勝ち」、で逆にクラゲの毒の刺胞細胞をミノウミウシの背中の
背面突起(ミノ)の先端に貯めて自分の防御用にちゃっかり再利用しているらしい。
見た目には可愛いウミウシですが、くれぐれも素手で触らないように気を付けないと危ない
彼らでした
カギノテクラゲがセトミノウミウシに食べられている所を3Dビデオで写しました。
※立体視(交差法、平行法)で見られない方は、交差法(高解像度版)の右側画面
だけを普通のビデオのように見てください。
カギノテクラゲを食べるセトミノウミウシ 2014/08/02 積丹・美国
セトミノウミウシがカギノテクラゲを食べだした後、セトミノウミウシの背中に透けて見える
胃の中に、食べた触手が細かくなって流れているのが見えます。
ミノウミウシは食べたものを胃で消化するのではなく、胃から背中のミノ(中腸線)の中に
入りそこで消化されて残滓が再び胃に戻り肛門から排泄されます。
ビデオは浮上時間が来たので4分弱で終了していますがこの後カギノテクラゲは全部食べ
られたんでしょうか? ナゾー
図3a 3D立体動画・交差法
交差法による3Dなので、大画面(1920x1080)で見ることが出来ます。
図3b 3D立体動画・平行法
平行法による3Dなので、小さな画面サイズで見て下さい。
(画面の横幅が約130mm以上になると見るのが困難)
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