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2014年1月

2014年1月28日 (火)

野生のゴマフアザラシ 2014/01/26 積丹でダイビング

 2週間ぶりのダイビングです。(先週は波が高くて中止でした)
今日の波の予報は、初め1.5mのち4mで「午後から荒れる」とのことなので、早いうちに
2本入れたら良いな~と期待していたのですが・・・
幌武意に着いたときは何とか入れそうかな?と期待もあったのですが、急に波が高くなり
ボートダイビングは中止になってしまいました 

 

お昼の幌武意漁港
  波が堤防を越波しています。

P1260023_nami

 

 

 で、ビーチエントリーで潜れる場所は無いか?
もしかしたら某所なら入れるかも? 
また、アザラシが来ているとの情報をアクアキャットさんから聞いて、ROBINSONのNさんが
下見に行ってくれて、OKのサイン。 

 吹雪の中でダイビングの準備をして、久しぶりのジャイアントストライドにビビりながら
エントリー。
水温は、6.3℃でしたが、参加者全員このまま流氷ダイビングに行ける冬装備なので
へっちゃらです。   
冬の北海道は、陸より海の中の方が温かいので早く入ろうよ! が当たり前です 

前半は、小型のカレイ1匹しか見つけられなかったが、後半は大当たり!
ゴマフアザラシが3頭泳いでいるのがぼんやり見えました
少しづつ寄りながら、野生のゴマフアザラシが水中で泳いでいる姿の撮影に成功。
終わり良ければすべて良し、の日でした。
でも、吹雪の中、無事に家に着くまでは油断するなー

 

泳ぐ、ゴマちゃん  (左クリックで拡大)  ビデオよりキャプチャー
  上陸している姿か水中から頭だけ出している姿しか見たことがありませんでした。

Gomahuazarasi

 

 

野生のゴマフアザラシ

  トドと違って、手ビレで羽ばたいて?進むのではなく、足ビレで泳いでいるんですね!

 

 

 透明度は悪く、枯葉などの大きなゴミが舞う状態で霞がかかった状態でした。

 

    

 

オニカジカの卵は2週間見ることが出来ません、もう発眼しているだろうなー。
ホテイウオの卵も早いものは孵化も始まっているはず、ゴッコの赤ちゃんやーい。
トドは見られただろうか?
冬の北海道のダイビングは見たいものが沢山あって、ダイビングシーズン真っ盛りです。

 

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2014年1月24日 (金)

不思議! オニカジカの産卵場所が、4年間連続で同じ場所だった!

 毎年、冬は積丹・幌武意でダイビングをしています。
ここのダイビングの楽しみの一つに、オニカジカの卵の成長を観察出来ることがあります。
毎年、同じエリアにオニカジカの卵(保護卵)が見られるので観察ポイントにしていたので
すが、あれ?
去年と同じ場所に産卵している?
今までは、「毎年同じエリアでも、少し離れた場所に産卵する」と思っていました。

帰宅して去年の写真と比べてみると、ピンポイントで全く同じ場所です。
もしやと思い、記録に残っている4年前の写真まで調べてみると、なんと4年間とも連続で
全く同じ場所です。

 

 

オニカジカの卵の産卵場所が比較できる写真を4年分並べてみます。

①2010~2011 年度 (写真01:2011/01/23 撮影) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

01_p1234495_onikajika_tamago

 

 

②2011~2012 年度 (写真02:2012/01/19 撮影) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

02_p1195663_onikajika_tamago

 

 

③2012~2013 年度 (写真03:2013/01/13 撮影) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

03_p1130011_onikajika_tamago

 

 

④2013~2014 年度 (写真04:2014/01/04 撮影) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

04_p1040069_onikajika_tamago

 

 

※1、①~③は、同じ場所に複数の(色の異なる)卵隗が見られますが、④の今年の写真
        はまだ卵隗が1個です。
    まだ早いのでしょうか?

※2、ほかの場所で見るオニカジカの卵は、こんな事例があるとは思わないので定点で
       写した毎年の比較資料がありません。
      もしかすると今回の例は特異であって、他のオニカジカが同様とは断定出来ません。

さらに写真を比較していて新たなことが分かりました。
それは、「毎年卵を保護しているオスが違う」ということです。

卵を保護しているオスは1匹で、卵が全部孵化するまで産卵場所の近傍を縄張りとして
移動しません。
そのため、卵が孵化し終わるまで同じオスの個体を卵の近くで観察することが出来ます。

 

 

卵を守っているオスの写真です。

①2010~2011 年度 (写真05:2011/01/23 撮影) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

     交尾中の上が雄です。

05_p1234493_onikajika_koubi_2

 

 

②2011~2012 年度 (写真06:2012/01/19 撮影) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

06_p1195675_onikajika

 

 

③2012~2013 年度 (写真07:2013/01/13 撮影) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

07_pc290025_onikajika_hogoran

 

 

④2013~2014 年度 (写真08:2014/01/04 撮影) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

08_p1120025_onikajika_hogo_osu

 

※3、ここでは、「成魚になったオニカジカの体色や模様は大きく変わらない」と考えてい
        ますが、この前提が違うとオスの同定は難しいことになります。

※4、いずれの雄も2週以上に渡って観察されているので、産卵するためにやってきた
    複数のメスと見間違ってはいないと思います。

※5、オスの生殖可能な期間が複数年あると仮定しています。
    もし1年限りなら、毎年同じオスと考える必要はないですもんね。

**********************************************************

4年間の写真を見て分かったことは、

  1、オニカジカの卵は、毎年同じ場所に産卵している。 → 事実
  2、産卵した卵を守るオスは、毎年異なる。 → 事実
  3、複数の(ステージが異なる/色が異なる)卵隗が見られるため、
    異なる複数のメスが同じ場所に産卵している。
          → 状況より推定

ここからは、なぜ、どうして ? と考えていくのですが・・・

仮説①:この場所で孵化、又は以前にペアリングしたことのあるオニカジカが帰巣本能
     (帰巣性)で帰ってきて、ペアリングして産卵する。
       広い海の中を、どうやってこの場所に帰ってくるのか?
            1)「鮭のように川の臭いを辿って帰ってくる」
                         → 付近に川は無い。他にマーカーとなるものは?
            2)「鳥のように太陽、星座、地磁気を利用して帰ってくる」
                         →海の中では不可能ですよね。
            3)「地形を記憶している」
                        →そんなに頭いいかな?

        もし帰巣本能でこの産卵場所の近くまで帰ってこられたとしても、そこからさらに
           ピンポイントで同じ産卵場所をどうやって特定するのか?

        仮説①はちょっと無理があります。

仮説②:オニカジカの産卵場所が特定の場所(特定の生物(カイメン等?)、鉱物等)の
           上に限られ、たまたまその場所にしかなかったから。
       でも、周りを見ても(人間の目では)特定の場所とは思えないのですが?

       仮説②も無理かな?

仮説③:オニカジカは嗅覚が優れていて、前年の産卵場所に残っていた卵の臭いを嗅ぎ
           付けたオニカジカが寄ってきてペアリングし、卵の臭いの残っている場所に産卵
          する。
     最初のペアのオスがその場所を縄張りとして卵を保護しながら残り、次にやってくる
          新しいメスとペアリングして、新しいメスが同じ場所に産卵していく。
     これなら、卵を守るオスが毎年異なるのも、複数の卵隗があるのも説明出来ます。
         (かな?)

    もし残っている臭いが卵自体の臭いではなく、孵化時のみに出る特定の臭いだと
         したら、前年の卵が無事に孵化したことの証拠なので、オニカジカは安全な産卵
         場所と認識して、再びその場所に産卵するのではないか?
    それなら、数年に渡って同じ場所で産卵が続くのも説明出来ます。
    臭いが1年も残る事については?
    これは、産卵場所の下にあるカイメンの微細な孔に臭いのもとが吸着して保存され
        るからでしょうか?
         (臭いが残る為にはカイメンなどの上に産卵することが必要で岩肌では不可?)

     思いついた仮説の中で、③は証明出来る裏付けが一切ありませんが、
    ストーリーとしては説得力があるように思います。

なので、勝手に仮説③に決定 

※6、 今回は「毎年同じ場所に産卵する?」についての理由を考えてみたのですが、
    「前年の産卵例がない初めての場所の場合はどうやって選定するのか?」 と
    考えると、仮説②も重複している可能性もあります。

    
****************************************************************

4年間の写真記録から勝手に思いついたことを書きました。

本当のところはどうなんでしょうか?

※7、 今週のダイビング(1/19)は時化のため中止になりました。
    なので、こんなこと考えてました 

 

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2014年1月17日 (金)

オニカジカの保護卵 2014/01/12(3) 積丹・幌武意でダイビング

 オニカジカの卵の定点観察・2回目 です。

前回は、2014/01/04で、卵黄の上で、胚盤が2細胞に割球していました。
(白く見える半円状の細胞が2個見えます~でいいのかな?)

今回は、もう胚体(卵黄の上に白く見える細長い部分で、膨らんでいる方が頭のようです)の
形にまで成長しています。

 

 

オニカジカの卵(写真1) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1120020_onikajika_tamago

 

 

オニカジカの卵(写真2) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1120012_onikajika_tamago_w

 

 

オニカジカの卵(写真3) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  もう胚体(卵黄の上に白く見える細長い部分で、膨らんでいる方が頭のようです)の
 形にまで成長しています。
 魚の形に見えますネ!  

P1120012_onikajika_tamago_n

 

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ダンゴウオとアツモリウオ 2014/01/12(2) 積丹・幌武意でダイビング

 先週見たアツモリウオの成魚がまだ居ました。
この子はオスかメスか不明ですがペアの相手を探しているのでしょう。
すると! この辺で産卵するするのかな? だとしたら卵を見てみたいですね!
少し離れたところに、1~2年と思われるアツモリウオの若魚もいました。
来週も、この2個体が見られたらいいですね。

今年初のダンゴウオ君も忘れてはいけません。今日はホワイトバージョンです。

 

 

ダンゴウオ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

    目が~ カワユス

P1120084_dangouo

 

 

ダンゴウオ (左クリックで拡大)

P1120097_dangouo

 

 

ダンゴウオ (左クリックで拡大)

P1120098_dangouo

 

 

アツモリウオの成魚 (左クリックで拡大)

P1120034_atumoriuo

 

     アツモリウオなのでアッチャンと呼んだら、こっちの「あっちゃん」も思い出した!
   「ただ今7時35分、次は龍介のヒット情報~」
   毎日見ていたエレクトーンの伊地知温子さんですね。

 

 

アツモリウオ

  砂地をムナビレと尾を使って器用に歩くアツモリウオです。
 実はアツモリウオには浮き袋が無いため、泳ぐよりも歩く方が楽なようです 

 

 

 

 

アツモリウオの若魚 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

   アツモリウオは「100m以浅に生息して、産卵期に浅瀬に上がって来る」と
  聞いていたのだが、約5cmの1~2年ぐらいの若魚も来ています。
  1~2年ぐらいの若魚でも繁殖できるのだろうか?
  上の成魚は倍の10cmぐらいの大きさですが、何年ものなのだろうか?
  

P1120087_atumoriuo_1

 

 

アツモリウオの若魚 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1120090_atumoriuo

 

 

ホテイウオの抱卵 (左クリックで拡大)

  写真の上下は合っています。中には天井に逆さになってるホテイウオもいますよ。

P1120052_hoteiuo_houran

 

 

メンコガニ(表)  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1120061_menkogani

 

 

メンコガニ(裏)  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

   メンコガニと「カニ」がついていますが、ヤドカリの仲間です。足が3本ですね!

P1120064_menkogani

 

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2014年1月14日 (火)

今日のトド 全部見せます 2014/01/12(1) 積丹・幌武意でダイビング

 今日も、トドをタップリ見てきました。(もしかして、トドにタップリ見られている?)

今回は、見られるシーンを全部つなげちゃったので、総時間8:20にもなる大作となりました。
飽きずに最後までご覧ください 

 

 

今日のトド 全部見せます 2014/01/12(1) 積丹・幌武意でダイビング

 

 

 

 

こんな姿が映っています。

ハイポーズ (5:00~)

  私の頭上でトドが「ハイポーズ」の姿勢で止まって人間ウォッチングです

Todo_04_500_3

 

 

甘噛み? (6:50~)

  2匹のオスがじゃれて甘噛み?しています。ダイバーさんにはしないでくださいネ!

Todo_04_650

 

 

照れるUさん (7:20~)

  3匹のオスに見られて、照れる?Uさん

Todo_04_720

 

 

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2014年1月 8日 (水)

ホテイウオの卵 2014/01/04(4/3) 積丹・幌武意でダイビング

 今日私は抱卵しているホテイウオを見ることはできなかったのですが、もう抱卵が
始まっています。
今日は運良く?ペアリング中のホテイウオを見ることが出来ました。
また、抱卵している卵は岩の奥にあってホテイウオの体でブロックされているため、
卵のUP写真を撮ることが出来ないのですが、時化で流されたのかホテイウオの卵の
ブロックが水底に転がっていたので、初めてマクロ撮影が出来ました。

 

 

ペアリング中のホテイウオ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

   写真は横向きに撮ってます(右側が上になります)。
  左側に見えるホテイウオの頭の奥にもう1匹ホテイウオがいます。
  ペアリング中の2匹ですが、どちらがオス・メスなのでしょうか?
  右側にもう1匹ホテイウオがいます。ライバルでしょうか?

P1040009_hoteiuo

 

 

ホテイウオの卵(ブロック) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

    水底に転がっていました。
   守っていたオスがタコなどに食べられて卵が流れ出たのかもしれません。

P1040040_hoteiuo_tamago

 

 

ホテイウオの卵 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1040045_hoteiuo_tamago_w

 

 

ホテイウオの卵 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  上の写真の拡大3Dです。

P1040045_hoteiuo_tamago_t

 

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岩壁を泳いで登って行くアツモリウオ 2014/01/04(3/3) 積丹・幌武意でダイビング

 今日は、高さ5mぐらいの隠れ根の急な岩壁の斜面の下から1mぐらいの所に
アツモリウオの成魚がいました。
アツモリウオは浮き袋を持たず泳ぎが苦手なので、いつもは水底の平らな砂地やゴロタ石
の上を、胸鰭と尾で這って歩く姿しか見たことがありません。
なので、まさか急な岩壁を上って斜面にいるなんて思わないので、その上をスルーして
オニカジカの卵へ急いで行ってしまったバカな私。
同じ所をあとから来たSさんが見つけて教えてくれました。
「こんな所にはいない」なんて先入観を持ってはいけませんネ。

  写真を数カット写してビデオに切り替えて写していたところ、どんどん上に登って
いくではありませんか!
アツモリウオは泳ぎが苦手というイメージを変えられてしまいました。

 

 

岩壁を泳いで登って行くアツモリウオ

 

 

 

 

  アツモリウオは浮き袋が無いので泳ぐイメージは、
「尾で推力を得ながら胸鰭を飛行機の翼のように開き、水流から得る揚力で浮き上がる」
プロペラ機のような方式です。(普通の魚は浮き袋があるので気球船方式です)
オーバーウエイトのダイバーがフィンキックで沈まないように泳ぐのと同じですネ。
次に見られた後続の方によると、「この後岩壁の上まで登り切って下って行った」とのこと。
アツモリウオ君、もう左に10m針路をとっていれば砂地からゴロタ石になだらかに進んで
行けたのに

 

 

アツモリウオ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1040079_atumoriuo

 

 

アツモリウオ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1040082_atumoriuo

 

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2014年1月 7日 (火)

オニカジカの卵 2014/01/04(2/3) 積丹・幌武意でダイビング

 今シーズン初のオニカジカの卵です。
不思議なことに、去年と全く同じ場所に産み付けられています。

 

 

オニカジカの卵 (1)  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1040073_onikajika_tamago_w

 

 

オニカジカの卵 (2)  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1040073_onikajika_tamago_t

 

 

オニカジカの卵 (3)  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1040069_onikajika_tamago

 

 

下の写真は、去年のオニカジカの卵と守っている雄の写真です。

オニカジカの卵 (4) (2012/12/29)  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

Pc290025_onikajika_hogoran_re

 

 

 卵が産み付けられている場所の写真を、今年と去年で並べてみると
全く同じ場所にあります。

オニカジカの卵が去年と同じ場所に産卵していた (5)

   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P1040069_onikajika_tamago_onaji_bas

 

 

同じ場所に卵を産み付けるには

   ①オスが縄張りを持っていて決まった場所にメスを呼んで産卵させる。
    この場合、卵を保護しているオスは去年と同じ。

   ②メスが決まった場所に卵を産んで、年ごとに異なるオスが卵を守る。
    この場合、卵を守るオスは毎年異なる。

 今回は、卵を守っているオスが見られなかったのでどちらかは不明です。
次回卵を守っているオスが見られたら、去年と同じオスかどうか分かるので
少し周りを探してみたいと思います。

 

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2014年1月 6日 (月)

トドの生まれ故郷 2014/01/04 (1/3) 積丹・幌武意でダイビング

 2014年の初ダイビングの1本目、水中でトド8頭の群れに遭遇!
今年も良いダイビングになりそうな予感が 

 

 

トド 8頭の群れ(ビデオからキャプチャー) (左クリックで拡大)

   未だに、オス・メス・幼獣の区別が出来ません

P1040024_8

 

 

トド 2014/01/04 積丹・幌武意

 

 

 

 

ビデオを見ると、群れの中の1頭の背中に焼印らしきものがあります。(左クリックで拡大)

Todonoyakiin_y_62

 

 

ビデオをキャプチャーしてみると、「Y?62」と読めます。(2文字目は読めません)

記号の意味を調べてみると、

  --------------------------------------------------------------------

 
     トドの背中の焼き印は、ロシアの研究者が生態調査のため、
      生まれた幼獣に付けた個体識別の記号で、
  1文字目が生まれ故郷の記号です。(後ろの3ケタの数字は不明です)

  1文字目の記号と生まれ故郷の地名(知床桜さんのブログより一部引用 ※1)

   Б ブラット
   С スレドネバ
   Р ライコケ
   Л ロブシュキ
   У アンチフェローバ
   И イオニ
   Я ヤムスキー
   Г チェレニー
   М メドヌィ

で今回見たトドの「Y」は、
千島列島の北部にある火山島・アンチフェローバ島(アンツィフェロヴァ島)生まれでした。

  ----------------------------------------------------------------------

もし、トドの背中に焼印を見つけたら調べてみてね!

  

  ※ 標識のあるトドを目撃された方は、「トド資源調査」を行っている
    下記の研究機関まで、標識番号を連絡して頂けるとありがたいです。

     道総研 中央水産試験場 資源管理部 資源管理グループ
       central-fish@hro.or.jp

                                     

 

 

で、「アンチフェローバ島」 てどこ?    (左クリックで拡大)

Todonoumarekokyou

 

 

え~ 遠~い   
  
千島列島の北部で、積丹から陸沿いに沿岸を移動すると、約 1.600 Km もあります。
記号識別で、生まれ故郷と冬渡って来る場所は解りましたが、その間の経路や毎年同じコースなのかなど
どうなんでしょうか?
やっぱり、GPSトレーサーでないと解らないんでしょうね!

 

(※1)参考資料
知床桜さんのブログ 「漂着祭り~極東におけるトドの繁殖場(ルッカリー)の分布」より

http://blogs.yahoo.co.jp/oowashidayo/33003940.html

 

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2014年1月 1日 (水)

ハタハタの卵 (ブリコ) 2013/12/29 積丹・幌武意でダイビング

 2013年のラストダイビングは幌武意漁港 

 予想より波が高く防波堤を超えて来ています。
午後から収まることを期待して、午前中は幌武意漁港に入りました。
水温は7.3℃と外海より約1℃低い感じですが、70分越えのロングダイビングです。
透明度は1~2mでうねりが大きく、マクロはピンボケ&ブレ、ワイドは真っ白け
今日はナビゲーションの練習さ! と言い聞かせて、砂地しか見えない中を直進している
つもりがコンパスを見ると左に曲がっていきます。 コンパスだけのナビは諦めよう

午後も海況が回復せず2本目は中止になりました。
来年に期待するぞ~

※漁港の中もいろんな生物を見ることが出来て捨てたもんじゃない!
 過去に幌武意漁港で見られたもの
   オオカミウオ、フサギンポ、ナガズカ、スジハゼとテッポウエビの共生 等

 

 

ハタハタの卵 (ブリコ)  (左クリックで拡大)

  初めてハタハタの卵を見ました。(名前が解らずあとで教えてもらいました)
 ピンポン玉くらいの大きさで持っても変形せず硬い。
 海藻などに産み付けるそうですが、時化で漁港の中まで流されてきたんでしょうね。

Pc290030_hatahata_tamago

 

 

ハタハタの卵 (ブリコ) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

Pc290038_hatahata_tamago

 

 

ハタハタの卵 (ブリコ) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  卵隗の外側は割れたりして損傷していますが中の方は無事のようです。
  よく見ると、胚胎(胎児)が見えます。
  無事に孵化してくれるといいですね!

Pc290019_17_hatahata_tamago

 

 

ハタハタの卵 (ブリコ) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  胚胎が見える部分の拡大です。

Pc290014_hatahata_tamago

 

 

ミノウミウシ (不明種) (左クリックで拡大)

  初めて見たミノウミウシで不明種のようです。

Pc290005_minoumiusi_humei

 

 

ミズダコ  (左クリックで拡大)

  船の係留用アンカーのH形鋼の間に居ました。
  このタコ君、数人に目撃されていますが皆見た場所が違います。

Pc290008_mizudako

 

 

 ブログを書き終えたのは、2014/01/01 AM 3:11

「新年あけましておめでとう」  になってしまいました。

今年も、元気で安全に注意してガンガン潜るぞ~

 

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