アイナメ(アブラコ)の保護卵 2013/11/02 積丹・美国でダイビング
先週は、台風27,28号のため函館の海に入れず、2週間ぶりの海です。
積丹の海も、台風27,28号の余波から前日まで荒れていて入れる状態では無かった
そうです。
今日は、ちょっとだけ運がいいかな?
今日は今年の美国ラストダイビングで、来週からは幌武意でのダイビングになります。
いつも利用しているROBINSONさんは冬季(~来年の4月まで)船を陸に上げるので、
次回からは幌武意のアクアキャットさんの施設・船を使用してのダイビングになります。
集合は札幌のROBINSONさんで、幌武意までの送迎をしてくれるので楽ちんです。
美国ラストダイビングで、今年初のアイナメ(アブラコ)の保護卵を見ることが出来ました。
1匹のオスが守る保護卵は、5~6匹の異なるメスが産み付けた卵隗の集まりで、成長
ステージが様々です。
成長の速い卵はもう中で胎児の目が動いています。
アイナメの保護卵(1) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)
アイナメのオスはこの時期、婚姻色の黄色をしています。
参考 アイナメの婚姻色の変化
アイナメの卵隗(2) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)
5~6匹の異なるメスが産み付けた卵隗の集まりで、それぞれ色が異なっています。
以前に、アイナメの卵の数を計算したことがあります。
こちらです → アイナメ の雌が産む、卵の数は? 成魚までの生存率は?
アイナメの卵(3) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)
同時にこれだけの数の目で見られたら
アイナメの卵(4) (左クリックで拡大)
小さい胎児の姿が見えます。
目が異様に大きいのはなぜだろう?
下の写真の卵の大きさ(直径)は、2mmです。
アイナメの卵(5-1) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)
上の卵より成長が進んだ卵です。
この段階でもう眼や体が動いている子がいます。探してみましょう!
(時差写しなので、左右の写真で違うところが動いた部分です)
アイナメの卵(5-2) (左クリックで拡大)
立体視できない方のために
アイナメの卵(5-3) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)
卵の中が見えるように拡大してみました
アイナメの卵(6-1) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)
この卵隗の中で一番成長が速い卵隗です
この中にも目が動いている子がいます。探してみましょう!
アイナメの卵(6-2) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)
もうすぐ孵化して出てきそうな卵です。あと何日だろう?
R1メモ
アイナメの卵の孵化時間は?
孵化時間 (北海道)
31 日(水温13℃)
34 日(水温11℃)
45 日(水温9.5℃)
50 日(水温9℃)
54 日(水温7.4℃)
出典:「主要対象生物の発育段階の生態的知見の収集・整理報告
社団法人全国豊かな海づくり推進協会」
今日の水温は、15.3℃なので、(水温に反比例するとして)25日ぐらいかな?
ホッケのオスも、産卵するメスを呼び込むための縄張り争いに忙しそうです。
ケムシカジカも産卵のために浅瀬に上がって来ています。
コケギンポ (左クリックで拡大)
アキギンポ (左クリックで拡大)
瞳が緑に輝いたなら~、撮影成功
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