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2013年8月

2013年8月30日 (金)

積丹町大字美国町字軍艦根 「マンション美国」 2013/08/24 積丹・美国でダイビング

  水温 25℃  先週から1℃上がっています。

 

 

サンゴタツ
  7週目、今日は2匹でした。
  4匹のうちどの子? (ガイドさんは区別できています さすが~)

 

 

 

コケギンポの捕食
   小さな小エビ? を食べる所が偶然写っていました。
   後半は、1/16倍スローにしています。

 

 

 

ウミタナゴの群れ
   黒いのがリーダーのオス、他はメスです。

 

 

 

 

 

積丹町大字美国町字軍艦根 「マンション美国」 の住人です。

 

101号  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8240047_kokeginpo

 

 

102号  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8240050_kokeginpo

 

 

103号  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8240054_kokeginpo

 

 

105号  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8240056_kokeginpo

 

 

106号  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8240061_kokeginpo

 

 

107号  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8240070_kokeginpo

 

 

201号  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8240071_kokeginpo

 

 

202号  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8240073_kokeginpo

 

 

203号  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8240076_kokeginpo

 

 

205号  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8240088_kokeginpo

 

 

206号  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8240091_kokeginpo

 

 

207号  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8240093_kokeginpo

 

 

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2013年8月29日 (木)

津軽海峡 3D・海底地形図 (シリーズ18)

                                          (海底地形図の一覧)

 初めは、ダイビングが中止の時のブログネタとして作り始めた「3D・海底地形図」。
でも、今ではダイビングの有無に関係なく書くようになり、すっかりはまってしまいました 

 

 今回は、津軽海峡です。    津軽海峡~ 冬景色~  

ダイビング関係で見てみたかった地域の海底地形図が一段落したので、今回からは
津軽海峡から始めて日本列島沿岸を順に、海底地形図を作っていく予定です。
(海底地形図が何枚になるんだろう? これから地域割りを考えます 

 

1、津軽海峡の、3D・海底地形図

   津軽海峡 3D・海底地形図(広域)(図1)
      3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

01_tugarukaikyou_3d


   津軽海峡 西部 3D・海底地形図 (図2)
     3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

02_tugarukaikyou_nisi_3d


   津軽海峡 頭部 3D・海底地形図 (図3)
     3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

03_tugarukaikyou_higasi_3d


   ※ 津軽海峡をもっと知りたい方はこちらが参考になります

      海峡形成史(1) 大嶋和雄
      https://www.gsj.jp/data/chishitsunews/76_10_02.pdf

 

 

 

2、青函トンネルのルート

   青函トンネルは、津軽海峡の一番浅い鞍状になっている部分の下を通っています。
  よく掘ったもんですね!
  掘った土はどうしたんでしょうか?

 

 

   青函トンネルのルート 3D・海底地形図 (図4)
     3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

04_seikantonneru


    ※ 海峡形成史(1)に載っていた海底地形の名前を入れてみました。

 

    青函トンネルのルート・断面図  (図4a)  (左クリックで拡大)

      津軽海峡を南から見た断面図です。
     鞍部地形で高くなった所の真下(赤丸部分 海抜 -240m)を通っています。

04a2_seikantonneru

 

 

 

 

3、津軽海峡の海面低下シミュレーション

    津軽海峡は、動植物の分布境界線の一つであるブラキストン線になっています。
   津軽海峡は、「最終氷期(約7万年~1万年前)の海面低下(最大で約130m)時でも、
   中央に大河のような水路部が残ったために、北海道と本州は陸続きにならず、動植
   物が海峡を渡ることが出来なくて両岸の生物相が異った」
   そうなので、シミュレーションしてみました。
   シベリアから渡ってきたマンモスが北海道から本州に渡れなかったのはこのためだ
   そうです。

   津軽海峡の海面低下シミュレーション(図5)  (左クリックで拡大)

05_tugarukaikyou_kaimenteika


    シミュレーションだと、海面低下-130mでほぼ塞がってしまいます?
   「大河のような水路」は残りません?
   もう少し中央部を拡大して見てみます。

 

 

   津軽海峡は海面低下何メートルで、北海道と本州が陸続きになるか?(図6)

      (左クリックで拡大)

06_tugarukaikyou_kaimenteika


    -130mだとギリギリで北海道と本州が繋がってしまいます。
    -125mで、幅約3Kmの水路部が残ります。この辺でしょうか?

   ※水深データは、JODCの500mメッシュ水深データを使用していますが、データ変換
    の誤差があるかもしれないので、出ている数値は「こんなもんかな?」ぐらいに見て
    下さい )

 

 

 

4、3D海底地形図の、垂直/水平比による凹凸の見え方。

   3D地形図を描写する場合、垂直/水平比を1:1にすると地形の凹凸が見えてきま
  せん。

  下図の例で見ると、東西139Kmに対して水深-250mの場合、等倍で書くと水深が
  0.18%にしかなりません。

  今、私のモニターでは、139Kmの長さが103mmになっています。等比だと-250mは
  -0.185mm にしかならないので、3Dで見ても平面にしか見えないでしょう。

   そのため立体感を出すために、垂直(水深)方向の倍率を上げて誇張する必要が
  あります。
  では、どのくらいの倍率の誇張が必要なのでしょうか?

   私の場合、「地形の特徴が解かる範囲で誇張は最小限に」 と考えるのですが
  見た目の派手さ! に行ってしまうことも・・・

 

   3D写真の場合、海底地形図と違って正確な形状に見えるように、水平/垂直比が
    1:1の必要があります。
    丸いダンゴウオが、細長い金魚になってはいけません。

 

 

   3D海底地形図(交差法)の、垂直/水平比による凹凸の見え方。(図7-1,2)
     3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

07_tugarukaikyou_3d_bairitu


   上段の(図7-1)は、3D作図の最低倍率(5%)の、6.95倍 です。
   立体感がまるでありません。

   下段の(図7-2)は、278倍(高さパラメーターが200%時)は、「見た目にインパクトが
   あってちょうど良いぐらいの凹凸」です。
   田山海釜の西側(最大水深-436m)の窪みがハッキリ分かります。

 

 

    でも、「見た目にインパクトがあってちょうど良いぐらいの凹凸」 が曲者です。
   (図8)は、(図7)を南側から見た断面図です。

     水平/垂直比の倍率による見え方(図8)

08a_3d_bairitu_henka

 

    最大水深が-436m(500mメッシュ水深データ)もある田山海釜(西側)ですが、
   すり鉢状の海釜の斜面の勾配は、6.95倍の図より実際はもっとなだらかなのです。
   「見た目にちょうど良い」と作図者のさじ加減で書いた3D図が、見る人に誤解を与え
   ている可能性があります。
   278倍の図を見た人は、「田山海釜(西側)は垂直に近い勾配で深く掘られている」と
   間違った解釈をしてしまうかもしれません。

    ためしに、「日本海溝 画像」で検索してみてください。
   三陸沖から日本海溝に下る勾配が誇張され過ぎていて垂直に近いものがあります。
   おまけに水平/垂直比の説明や水深の凡例がないので見た方が
      「こんな断崖絶壁の日本海溝にプレートが沈み込んでいくのだから危ない」
   と勘違いしてもおかしくないです。
   「見た目にインパクトのある3D地形図」は誤解のもとですね!

    私のブログでは、「水深の凡例、下にある注意書き」 でなるべく誤解の無いように
   しているのですが・・・

 

**************  海底地形図について  ****************

  1、 作成した海底地形図は、私が趣味で作ったものです。データーの解釈間違い
     や計算ミスなどで、海底地形図のデーターが正しいものとは限りません。
     そのことを理解した上でご覧ください。
      

  2、 作成した図の垂直:水平比(水深)は実際よりかなり誇張されています。
     水深は、カラーチャートを参照ください。

  3、 作成した海底地形図に使用した地形データー。
      「日本海洋データセンター(JODC)」で公開している、「日本周辺海域の
     水深データを500mの間隔でメッシュ化したデータ」を使わせて頂きました。

****************************************************

 

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2013年8月22日 (木)

美国水族館  2013/08/17 積丹・美国でダイビング

  水温24℃。      今年はこの後、上がるのか?下がるのか?

 

P8170050_nihonkamuri

             (左クリックで拡大)

 

 

美国水族館

   ダイバーはこんな風景(水景?)を見ています。

 

 

 

サンゴタツ  3D・交差法

    6週目の定点観察になります。
   いつもはあまり動かないのに、今日は活発に動き回ります。
   どうやら、エサを探していたようです。
   交差法なので、慣れれば拡大率に制限はありません。

 

 

 

サンゴタツ  3D・平行法

    上の交差法と同じ内容です。
   横幅を130mm以上に拡大するよ、見づらいですよ!

 

 

 

アイナメ(若魚)の縄張り争い  3D・交差法

    1年目の若魚と思われるアイナメの縄張り争い。
    小さいほうが強いようです。
    交差法なので、慣れれば拡大率に制限はありません。

 

 

 

アイナメ(若魚)の縄張り争い  3D・平行法

    上の交差法と同じ内容です。
   横幅を130mm以上に拡大するよ、見づらいですよ!

 

 

 

 

 

ニホンカムリ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

     写真では背中にしょったカイメンに隠れて見えませんが、第3,4脚の先端が
       フック状(※1)になっていてカイメンが落ちないように掴んでいます。
   歩くには、第1,2脚を使います。

P8170050_nihonkamuri

 

 

ニホンカムリ 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

    カイメンの色違いのニホンカムリです。

P8170033_nihonkamuri

 

 

参考(※1)
   同じように貝殻をしょって歩く、サメハダヘイケガニの第3,4脚の例です。
   (2010/08/09 ブログより

P8170033_nihonkamuri

          (左クリックで拡大)

 

 

ウニ、どけて~   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P8170037_kokeginpo

 

 

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2013年8月16日 (金)

サンゴタツ 5週目です 2013/08/10 積丹・美国でダイビング

 サンゴタツ君 今日で5週連続・同じ場所で目撃されています。
現在、確認されているのは4匹。

ROBINSONさんでは、竜一、竜二、竜三、竜四と名付けています。
りゅういち、りゅうじ、りゅうぞう、次は???
竜四を「たつし」と読む人名がありました。なので、たつし君かな?

 サンゴタツは、積丹では死滅漂流魚とされているのですが、4匹が狭いエリアに
同時にいて、育児嚢まであった。
こっそりと定着していてくれたらうれしいな

 

 

サンゴタツを16分間お楽しみください(^_^;)

    今日の1本目、3人で4匹のサンゴタツを貸切です。
   このビデオを16分間見るのは、楽しいのかな? 苦痛なのかな?

 

 

 

 

サンゴタツ  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

    2週間前に見られた育児嚢がなくなっていました。
   卵は無事に孵化したのでしょうか?    孵化する瞬間を見てみたかった 

P8100004_sangotatu

 

 

ハナサキウミウシの赤ちゃん  (左クリックで拡大)

P8100056_hanasakiumiusi

 

 

宙に浮いたコモンウミウシ?  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

  細い糸状の(イソギンチャクの触手?)に乗っているコモンウミウシです。
  なぜこんな所に乗っているの? ナウシカのまねでしょうか

P8100071_komonumiusi

 

 

コモンウミウシ   (左クリックで拡大)

   八重歯のように見える触覚。こんな所にあるのを初めて見た。
   この写真はノートリミングで、マクロ倍率は2.1倍(35mm換算)です。

P8100066_komonumiusi

 

 

コモンウミウシの触覚  (左クリックで拡大)

    上の写真の右側の触覚を、800x600のピクセル等倍でトリミングしました。
   もう少し解像度がほしいですね! (自作のマクロレンズでは限界でしょうか?)
   (XZ-2、f/8、1/125、ISO-200、内臓ストロボ+LED12)

P8100066_komonumiusi_syokkaku

 

 

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2013年8月13日 (火)

速吸瀬戸の、3D海底地形図 (シリーズ17)

                                       (海底地形図の一覧表)

速吸瀬戸の、3D海底地形図 (シリーズ17)

瀬戸内海シリーズの終わりは、速吸瀬戸。

 ここは、瀬戸内海で一番深い所。 最大水深がなんと -465m 
(瀬戸内海の平均水深は-31m)

  ※ 瀬戸内海のプロフィールは、ここです

1、速吸瀬戸の3D海底地形図

こんな海底地形をしています。

速吸瀬戸 3D海底地形図(広域) (図1)
  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

01_hayasuiseto_3d_kaiteitikeizu

 

 

速吸瀬戸 3D海底地形図(狭域) (図2)
  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

02_hayasuiseto_3d_kaiteitikeizu

 

 

   海峡部を挟んで南北に深い海釜があります。
  深い海釜が出来る原因はまだよく分かっていないそうです。

  参考
  「速吸瀬戸の海底地形、地質構造」
   http://cais.gsi.go.jp/KAIHOU/report/kaihou20/05_02.pdf

 

 

速吸瀬戸 3D海底地形図(交差法)(図3)

 

 

   1、3D海底地形図は、交差法で作られています。
     立体視の苦手な方は、右(又は左)側の図だけを見て下さい。

   2、3D海底地形図は、10秒ごとに30°回転します。
     見たい角度で一時停止するとゆっくり見られます。

   3、使用したデータ:
     「日本海洋データセンター(JODC)の500mメッシュ水深データ」を使っています。

   BGM:音楽素材『甘茶の音楽工房』「koisuruichigo」

 

 

2、速吸瀬戸を潮流によって出入りする海水の量?

 速吸瀬戸から出入りする潮流の量(体積)がどのぐらいか疑問に思ったので計算して
みました。

     ※  ここから先の計算で求めた値はR1調べによるものなので、
       「当たらずとも遠からず」ぐらいに見て下さい。

 

①速吸瀬戸の断面積を求める

  断面積は、大分県大分市の関崎と愛媛県伊方町の佐田岬の先端を結ぶ直線下の
 断面とする。
 断面図は、(図4)に示します。

 速吸瀬戸の断面図 (図4) 3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

04_hayasuiseto_danmenzu

  速吸瀬戸の断面積=1.221 Km^2

   速吸瀬戸の断面図は、500mメッシュ水深データより作成した海底地形図から
  求めています(R1調べ)
  断面図は前後の地形を考慮した投影断面等が良いのでしょうが、難しいので岬間を
  結ぶ直線下の地形の断面を使いました。

 

②速吸瀬戸を流れる潮流の速さと時間は、潮流推算(海上保安庁)2013/08/13 を使用。

 潮流の速さと時間は、(図5)に示します。

 速吸瀬戸の潮流の速さと時間 (図5) (左クリックで拡大)

05_hayasuiseto_tyouryuu

出典:海上保安庁 潮流推算
   http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN6/2_kaisyo/tidal-current/tidalc_forecast2013.html

 

③速吸瀬戸に流れ込む(流れ出る)海水の量の計算

   海水の体積=断面積*時間*潮流の速さの実効値(潮流の速さの最大値/sqrt(2)) 
  で求めます。

  速吸瀬戸の断面積=1.221 Km^2 (R1調べ)

  流れ込む海水量=1.221(Km^2)*6.13(h)*3.0*1.852(Km/h)/1.4142=29.40 (Km^3)
  流れ出る海水量=1.221(Km^2)*6.83(h)*2.9*1.852(Km/h)/1.4142=31.67 (Km^3)

   ※ 時間で変化する潮流の大きさを平均値ではなく、電気関係で使う実効値換算で
     扱ったが明確な根拠はなく、なんとなく実効値のほうがよさそうかな?ぐらいです。

 

④瀬戸内海の容積に対する、速吸瀬戸から流れ込む(流れ出る)海水の割合

  瀬戸内海の容積=8,815億m^3

  流れ込む海水量の割合= 29.40/881.5*100=3.336 %
  流れ出る海水量の割合= 31.67/881.5*100=3.592 %

  問題です。瀬戸内海の海水が完全に置換されるのに必要な潮汐の回数は?

   「ウナギのたれを継ぎ足しながら使うと、初めのたれが残っているのか?」
  と同じ問題で、計算されている方がいたので式を借りて計算してみます。

   置換される海水の量

   60回の潮汐(30日)~87.8% が入れ替わる
   360回の潮汐(半年)~99.99%が入れ替わる

   ただし、瀬戸内海の海水が潮汐の度に完全に撹拌されるという条件が付きます。
   実際は、瀬戸内海の真ん中まで太平洋の海水が直に流れているとは思えません。
   もし完全に入れ替わるのに100年単位の年数が必要でも、瀬戸内海が今の形に
   なったのは1万年以上も前。
   古瀬戸内海時代の古い海水が残っているなんて無いですよね!

   ※ あと、直接降る雨水や川から流れ込む水もありますね。

 

 

⑤速吸瀬戸から流れ込む(流れ出る)海水による、瀬戸内海の水面上昇
  (均等に満ちた場合を仮定して計算しています)

  瀬戸内海の面積=23,203 Km^2

  流れ込む海水による海面上昇=29.40/23203*1000=1.267 m
  流れ出る海水による海面低下=31.67/23203*1000=1.365 m
 

  注: ④、⑤は、東側の紀伊水道(友ケ島水道及び鳴門海峡)、西側の関門海峡
     から出入りする潮流を含めないで求めた結果です。
     これは、海峡の断面積を求めることができたのが速吸瀬戸だけだったためです。
     ここから先は、精密な地形データが無料で使えるようになったときですね!

 

R1メモ

  ※ひまわり8号の画像で、瀬戸内海を流れる潮流が見えるか?を確認したブログです。

     「ひまわり8号で紀伊水道に出入りする潮流を見る。」 2016年3月21日
     「ひまわり8号で瀬戸内海の潮流が見えるのか」    2016年3月29日

 

 

3、R1が作っている、海底地形図の精度はどのくらい?

   海底地形図を作るのに使っているデータは、JODCさんの「500mメッシュ水深データ」
  です。
  (無料で公開されていて、作った海底地形図をブログ等に使用できる、ありがたい
   データです)

  でも・・・ 
  水深データの間隔が500m間隔の格子状なので、瀬戸内海全域などの広範囲の海底
  地形図を作るには問題が無いのですが、海峡幅が14Kmの速吸瀬戸の場合、海峡長に
  対するデータ数は

     14Km/0.5Km=28 点

  粗いですよね!

  また、実際の最大水深は-465mですが、500mメッシュ水深データでは-404mで、
  変化率の大きい水深部はサンプリングが粗いため水深誤差が大きいです。
  生データで速吸瀬戸のような狭域の海底地形図を作ると、拡大した時にギザギザの
  等深線になってしまいます。
   今回、少しでも見栄えを良くするために、海底地形図(図1,2)を作るのに、
  ちょっとごまかし(補間)をしてデータの水増しをしてみました。

  でも、実際の海底地形図と誤差が大きければ無駄な努力なので、検証してみます。
  参考に挙げた、「速吸瀬戸の海底地形、地質構造」に、速吸瀬戸の正確な等深線図が
  有ります。
  それと、500mメッシュ水深データから作った海底地形図を重ねてみます。

  海底地形図の再現性(図6)  (左クリックで拡大すると重ね合わせが見られます)

06_hayasuiseto_kaiteitikeizu

  どうでしょうか?  趣味として見るには OK だと思うのですが?

 

**************  海底地形図について  ****************

  1、 作成した海底地形図は、私が趣味で作ったものです。データーの解釈間違い
     や計算ミスなどで、海底地形図のデーターが正しいものとは限りません。
     そのことを理解した上でご覧ください。
      

  2、 作成した図の垂直:水平比(水深)は実際よりかなり誇張されています。
     水深は、カラーチャートを参照ください。

  3、 作成した海底地形図に使用した地形データー。
      「日本海洋データセンター(JODC)」で公開している、「日本周辺海域の
     水深データを500mの間隔でメッシュ化したデータ」を使わせて頂きました。

****************************************************

 

 

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瀬戸内海(伊予灘、周防灘、豊後水道)の、3D海底地形図 (シリーズ16)

                                         (海底地形図の一覧表)

瀬戸内海「伊予灘、周防灘、豊後水道 」の、3D海底地形図 (シリーズ16)

 瀬戸内海「分割シリーズ(全四回)」、の第4回目は

  「 伊予灘、周防灘、豊後水道 」 の範囲です。

 
   ※ 瀬戸内海(全域)の3D海底地形図は、こちらです

 

----------  2013/10/15 追加記事 --------

① 「 瀬戸内海の、3D海底地形図  (シリーズ11) 」に、陸域部分の3D地形図を
  追加した、(瀬戸内海の、3D地形図+3D海底地形図)を公開しました。 

-----------------------------------------

 

 

1、瀬戸内海(伊予灘、周防灘、豊後水道) (図1) 

            3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

501_300_5_w1200

「速吸瀬戸(豊予海峡)」は、次のブログ記事に特集してます。

 

 

2、瀬戸内海(伊予灘、周防灘、豊後水道)の、3D海底地形図(鳥瞰図)ビデオ (図2)

 

 

   1、3D海底地形図は、交差法で作られています。
     立体視の苦手な方は、右(又は左)側の図だけを見て下さい。
   2、3D海底地形図は、10秒ごとに30°回転します。
     見たい角度で一時停止するとゆっくり見られます。
   3、使用したデータ:
     「日本海洋データセンター(JODC)の500mメッシュ水深データ」を使っています。

   BGM:音楽素材『甘茶の音楽工房』「hoshifuruyoruni」

 

**************  海底地形図について  ****************

  1、 作成した海底地形図は、私が趣味で作ったものです。データーの解釈間違い
     や計算ミスなどで、海底地形図のデーターが正しいものとは限りません。
     そのことを理解した上でご覧ください。
      

  2、 作成した図の垂直:水平比(水深)は実際よりかなり誇張されています。
     水深は、カラーチャートを参照ください。

  3、 作成した海底地形図に使用した地形データー。
      「日本海洋データセンター(JODC)」で公開している、「日本周辺海域の
     水深データを500mの間隔でメッシュ化したデータ」を使わせて頂きました。

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2013年8月 7日 (水)

小さなヤドカリ  2013/08/03 積丹・幌武意でダイビング

  久しぶりの幌武意ダイビングです。(前回は、4/20)

今日は「マクロ撮影の日」です 

 

 

ヤドカリ (1)  (左クリックで拡大)

     小さな小さなヤドカリさんです。
    貝殻の長さは8mm、入り口部分の直径は2mm。
    そこに入るヤドカリは米粒?

P8030059_yadokari

 

 

ヤドカリ (2) (左クリックで拡大)

P8030062_yadokari

 

 


ヤドカリ (3)

 

 

 

 

ヤドカリ (4)  (左クリックで拡大)

    素敵な、赤い屋根のお家です。

P8030011_yadokari

 

 

スナエビ (1) (左クリックで拡大)

     目が電球のようです。

P8030026_sunaebi

 

 

スナエビ (2) (左クリックで拡大)

P8030029_sunaebi

 

 

コケギンポ (左クリックで拡大)

P8030054_kokeginpo

 

 

サンゴタツ  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

      幌武意のサンゴタツは、岩場に居ました。

P8030065_sangotatu_2

 

 

幌武意水族館  2013/08/03 積丹・幌武意

        ウスメバルの群れを水族館で見たらこんな感じかな?

 

 

 

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2013年8月 6日 (火)

瀬戸内海(燧灘、安芸灘、広島湾、伊予灘)の、3D海底地形図 (シリーズ15)

                                        (海底地形図の一覧表)

瀬戸内海(燧灘、安芸灘、広島湾、伊予灘)の、3D海底地形図 (シリーズ15)

 瀬戸内海「分割シリーズ(全四回)」、の第3回目は

  「 燧灘、安芸灘、広島湾、伊予灘 」 の範囲です。

 
   ※ 瀬戸内海(全域)の3D海底地形図は、こちらです

 

----------  2013/10/15 追加記事 --------

① 「 瀬戸内海の、3D海底地形図  (シリーズ11) 」に、陸域部分の3D地形図を
  追加した、(瀬戸内海の、3D地形図+3D海底地形図)を公開しました。 

-----------------------------------------

 

 

1、瀬戸内海(燧灘、安芸灘、広島湾、伊予灘) (図1) 

       3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

1_setonaikai_3d_kaiteitikeizu_02

 

 

2、瀬戸内海(燧灘、安芸灘、広島湾、伊予灘)の、3D海底地形図(鳥瞰図)ビデオ(図2)

 

 

   1、3D海底地形図は、交差法で作られています。
     立体視の苦手な方は、右(又は左)側の図だけを見て下さい。

   2、3D海底地形図は、10秒ごとに30°回転します。
     見たい角度で一時停止するとゆっくり見られます。

   3、使用したデータ:
     「日本海洋データセンター(JODC)の500mメッシュ水深データ」を使っています。

   BGM:音楽素材『甘茶の音楽工房』「harunokagayaki」

 

 

3、瀬戸内海で有名な島と言ったら? 

     由利島(DASH島)の、3D立体写真です。 
    1974年に撮影された、由利島の航空写真です。
    当時は無人島ではなく、家や畑があります。

    ※2009年に写された空中写真を使用した、由利島 2009 を作りました。

 

  由利島 1974 3D・立体写真 (図3)  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

3_yurijima_dash_jima

 

 

    出典:「国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省」
        csi-74-11_c71_1.jpg、csi-74-11_c71_2.jpg、csi-74-11_c71_3.jpg  より作成

    (図3)はステレオペア写真の視差が大きいため、高さ方向がかなり誇張されて
    います。 実際の由利島の大きさは下図(図4)を参照ください。

    由利島の大きさ(図4)

4_yurijima01

 

     最近(2009/04/11)の高解像度・航空写真はここで見ることが出来ます。
         http://mapps.gsi.go.jp/maplibSearch.do    
         (写真の閲覧のみ許可なので、ここには掲載できません)
     写真で見る限り、人工物は港しか残っていません。

 

-----------------------------------------------------------------------

      (図3)の交差法・立体写真ではモニターサイズに、写真横2枚分を入れなけれ
    ばならず、画面を大きくして解像度を上げることが出来ません。
    そこで画面を分割してスクロールしながら、オリジナル写真のフル解像度で見ら
    れるように変換したのが、下のビデオです。

    由利島 1974 3D・スクロールパノラマ (図5)

 

 

     出典:「国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省」
        
         csi-74-11_c71_1.jpg、csi-74-11_c71_2.jpg、csi-74-11_c71_3.jpg  より作成

      左右に2分割して作られた、交差法の立体写真がスクロールするので、画面を
     交差法で見て下さい。
     交差法で長時間見られない方は、見たい位置で一時停止して静止画にして見て
     下さい。
     HD(1440x1080)で見るとオリジナルの解像度で見ることが出来ます。

 

 

**************  海底地形図について  ****************

  1、 作成した海底地形図は、私が趣味で作ったものです。データーの解釈間違い
     や計算ミスなどで、海底地形図のデーターが正しいものとは限りません。
     そのことを理解した上でご覧ください。
      

  2、 作成した図の垂直:水平比(水深)は実際よりかなり誇張されています。
     水深は、カラーチャートを参照ください。

  3、 作成した海底地形図に使用した地形データー。
      「日本海洋データセンター(JODC)」で公開している、「日本周辺海域の
     水深データを500mの間隔でメッシュ化したデータ」を使わせて頂きました。

****************************************************

 

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2013年8月 1日 (木)

ミミイカ 2013/07/28(3/3) 積丹・美国でダイビング

 今日は小さな、ミミイカ君と戯れてきました 

 

 

ミミイカ  (左クリックで拡大)

   体長7mm(丸まっている大きさ)
   石ころに見えるのは、砂粒です

P7280024_mimiika

 

 

ミミイカ忍法 砂隠れの術

   ミミイカ君は砂もぐりが得意です。
   器用な足さばきをご覧ください。

 

 

 

 
クロガシラカレイがミミイカを捕食?

     クロガシラカレイが砂の中に隠れているミミイカを見つけてアタック!
    危機一髪のミミイカ君、墨を吐いて分身の術。
    無事逃げ切ることが出来ました。
    いっしょに食べたゴカイ(?)は口に合わなかったのか、鰓から吐き出してしまい
    ました。

 

 

 

    でも、どうやって砂の中のミミイカ(エサ)を探せるのだろう?

 

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サンゴタツ 2013/07/28(2/3) 積丹・美国でダイビング

 このサンゴタツ、同じ場所にずーっと定着しています。
初めて見たのは7/7なので、もう3週間になります。

今日、2週間ぶりに見てみると、
  なんと、なんと
育児嚢があるではありませんか!
現在3匹目撃されているので、雄雌の両方がいたようです。

 サンゴタツは、雌が雄のお腹にある育児嚢に卵を産んで、雄が孵化するまで卵を守りま
す。
孵化するまでの期間は2~3週間なので、もしかしたら次回のダイビングで孵化した
サンゴタツの赤ちゃんが見られるかもしれません。

でも、積丹では「死滅漂流魚」とされているサンゴタツが孵化しても、大人になることは
出来ない運命です。

でも、こっそり定着していたらうれしいな~ 

 

 

サンゴタツ   (左クリックで拡大)

    お腹の下に、袋状に膨らんでいる育児嚢があります。

P7280013_sangotatu_3

 

 

サンゴタツ  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

    3Dで見ると、育児嚢の膨らみがよく分かります。

P7280004_sanngotatu_1

 

 

サンゴタツ  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P7280010_sanngotatu_2

 

 

サンゴタツ    (左クリックで拡大)

       目の周りが赤い

P7280038_sangotatu_1

 

 

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海の中は夏の風景! 2013/07/28(1/3) 積丹・美国でダイビング

 積丹の海も水温が20℃を超え、海の中は夏の風景です。

 

 

ウスメバル

 

 

 

エゾメバル

 

 

 

クロガシラカレイ  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P7280041_kurogasirakarei

 

 

クロガシラカレイ  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

    顔のアップです

P7280042_kurogasirakarei

 

 

サクラミノウミウシと卵  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P7280057_sakuraminoumiusi

 

 

ガーベラミノウミウシ  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

   上のサクラミノウミウシとよく間違えます。
      サクラミノウミウシ   : ミノの先端が尖っています
      ガーベラミノウミウシ : ミノの先端が丸く、穴が開いています。

P7280062_gaberaminoumiusi

 

 

ガーベラミノウミウシの卵   3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

    上のガーベラミノウミウシの横にあったのでガーベラミノウミウシの卵だと思うの
   ですが?
   親ウミウシが横にいないと、サクラミノウミウシと同じに見えるので区別がつきません。

P7280064_gaberaminoumiusi_tamago_2

 

 

コケギンポ  (左クリックで拡大)

    コケギンポ君もいきなり増えたような?
    口を大きく開けるとドナルドダックにそっくりです。

P7280050_kokeginpo

 

 

ウマズラハギ  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P7280068_umazurahagi

 

 

コモンウミウシ  3D立体写真・交差法 (左クリックで拡大)

P7280053_komonumiusi

 

 

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